78 / 207
修道女、夢と現実の狭間に惑う
1
しおりを挟む
少し体調がよくなって来たところで、今後の予定が知らされた。
あの日の誘拐はなかったことにされ、メイラは陛下の名代として、ハーデス初代公爵の慰霊祭に参列する、その公務のために後宮を出たことにされていた。
帝都からハーデス公爵領まで、ゆっくりと馬車で移動したとして十二日。逗留に一週間前後。移動で体調を崩したことにされているので、その分五日を加算。つまり後宮への帰還日は、おおよそ四十日後の予定だ。
救出されるまでに時間がかかっていたとしても、十分に誤魔化しがきく余裕をもった日程だった。
おそらくは、ネメシス憲兵師団長閣下あたりの発案なのだろう。メイラが誘拐されたと判断されて、その日のうちに公務として後宮を出ることが公表されたらしい。
不在を誤魔化すために、早々に身代わりが立てられ、翌日には出立の儀式まで執り行われた。後宮近衛と女官たちで構成されたその一行は、方々の街から歓待を受けつつ、陸路を公爵領にむけてゆっくりと進んでいたようだ。
サッハートとは微妙に方向が違っていたのだが、南方軍の領域内にさしかかったところで、宰相とその息子である総督に狙われ、危ういところを職務中だった異母兄に救われたという設定。
ショックで臥せっている寵妃を見舞うために陛下がわざわざ御出でになり、風光明媚なサッハートで休養するように命じられ……とういう、まるで物語のような筋書きだ。
今のところはメイラにとって都合がいい内容だが、これがたとえば、レイプされて殺害されて遺棄されていたとしても、話のつじつまは合うように作られているところが恐ろしい。最悪、帰郷の途中で襲われ、亡くなったということにされたのだろう。
気づいていなかったのだが、昨夜のうちにメイラの身代わりを務めた女官と後宮近衛の一行がサッハートに到着していた。
ゆっくり馬車で移動をしたとして、帝都からこの街まで約四~五日ほどだろうか。大人数での移動ともなれば、六日後の到着も遅すぎるものではない。
昼食後に、部屋についている騎士が男性から女性に代わり、涙目になった彼女から改めて挨拶を受けた。
あの朝、小神殿まで護衛してくれていた女性騎士だった。
皆に怪我はなかったのか、無事だったのか問うと、涙目のまま「大丈夫でした」と告げられたが、もしかすると殉死したり負傷したりした者もいたのかもしれない。
ひどく胸が痛んだが、聞いておかなければならないと問い詰めようとして、いつの間にかいた長身の女官に止められた。
「それが後宮近衛の職務です。今御方様がここでご無事に生きておられるのは結果論です。彼女たちは失態を犯しました。いまだ騎士の任を解かれないだけでも有難いと思わなければ」
「ルシエラ?!」
「はい、御方様」
気配もなく天蓋布の向こう側から現れたのは、ルシエラ・マイン一等女官だった。相変らずの冷え冷えとした美貌で、きっちりとした女官としての礼を取る。
その隣には、後宮近衛の騎士と同様に、真っ赤な目をした二等女官のマロニアがいた。彼女は何故か見慣れた女官の服装ではなく、彼女の年齢にはそぐわないひらひら成分の多いドレスを着ている。
そこでマロニアがメイラの身代わりを勤めたのだと知らされた。
「……まあ」
私服はそんな感じなのかと思ってしまったのが申し訳ない。
「迷惑をかけるわ」
「迷惑なのはあの狸どもですので、御方様の謝罪は必要ありません」
相変わらずの冷ややかな口調。冷たい美貌。
「御方様に謝罪されてしまうと、我々の不甲斐なさがより身につまされます」
メイラは、普段よりもなお一層冷淡なルシエラの口調に目を丸くした。
あせったようなマロニアがフォローしたそうな顔をしたが、言われるまでもなく、ルシエラがものすごく心配していたのだということに気づいていた。
女王様気質のツンツンに隙は全くないが、握りしめた手が白い。
「……そう」
扱いが難しいなと思いつつ、メイラは小さく笑った。
「では、無事に再会できたことを喜びましょう」
「はい」
ユリたちメイドを含め、室内にいた者たちが一斉に深々と頭を下げる。
メイラは、複雑な思いを顔に出さないようにしながら鷹揚に頷いた。
きちんとした職業人であり、その仕事に邁進している彼女たちに比べて、なんと非力で仕え甲斐のない主人なのだろう。
いまだにベッドから降りられない己が気恥ずかしく、いやそれは陛下に責任があるのだと思いなおし、自分なりにきちんとしなければと背筋を伸ばす。
「ハーデス公爵領への旅はここからだと十五日ほどかかるのかしら。初代様の慰霊祭に間に合うの?」
「サッハートから船での移動になります。風と潮の様子を見ながらという事ですが、ザガンまで五日。公都ディアンまで二日。合計一週間を予定しております」
来月初めに予定されている神事について聞いてみると、当たり前のようにスラスラと返事が返ってきた。
港町ザガン。メイラが育った修道院から五十キロほどのところにある中規模の港町だ。今の季節は貿易船よりも漁船の入港が多く、荒くれの漁師たちであふれかえっているだろう。
久々に聞く馴染みの街の名前に、少し気分が浮上してきた。
もしかすると修道院に顔を出すことが出来るかもしれない。懐かしい子供たちの顔を思い浮かべると、自然と頬が緩んでくる。
「わかりました」
さも納得したように頷いたのだが、そのときのメイラはわかっていなかった。
己の立場が、これまでとは全く違うものになってしまったことを。
陛下に甘やかされているという実感はあれども、着ているものは夜着のみ。豪華な部屋の内装も、陛下とともに滞在中だからという程度にしか関心を持っていなかったのだ。
完全なるベッドの住人と化しているので、顔を合わせる者たちも最小限。外からの情報がほぼ入ってこないせいでもあった。
ほのぼのと顔見知りとの会話を楽しんでいるその部屋の外では、陛下のためと同等の護衛が常時控えるようになり、妾妃程度であれば十分な身の回りの品々を、急遽エルネスト侍従長の御眼鏡にかなう高級品にしつらえ直されていた。
もともと『高価なものとそうではないもの』程度の見る目しかないメイラだが、さすがに装飾品に使われている宝石のサイズが変われば気づく。布地に関しても、同じ絹でも産地による違いでピンからキリまであるのは知っている。
しかし現状、彼女が身にまとっているのは薄い夜着のみであり、陛下と同衾するベッドのシーツが最高級品なのはあたりまえだという認識はあれど、用意された室内履きに縫い付けられた宝石の存在には気づいていなかった。
現状彼女にはもっと気に掛かることがある。
次第に落ちていく夜の帳ばかりに目が行って落ち着かず、陛下のことを考えると食事もろくに喉を通らない。
周囲の皆が、それを微笑まし気に見ているのがまた浮足立つ理由のひとつだ。
なんとか食事を済ませ、数時間かけて風呂で磨かれ。例によって例のごとく、香の焚かれた寝室で、小奇麗にラッピングされた状態で待機している。
体力的にはほぼ回復していたが、気分はとにかく落ちづかず、疲れていた。
愛されることにのみ心が囚われ、己がずっと名前ではなく『御方様』と呼ばれ続けていることにすら、まったく気づいていなかったのだ。
あの日の誘拐はなかったことにされ、メイラは陛下の名代として、ハーデス初代公爵の慰霊祭に参列する、その公務のために後宮を出たことにされていた。
帝都からハーデス公爵領まで、ゆっくりと馬車で移動したとして十二日。逗留に一週間前後。移動で体調を崩したことにされているので、その分五日を加算。つまり後宮への帰還日は、おおよそ四十日後の予定だ。
救出されるまでに時間がかかっていたとしても、十分に誤魔化しがきく余裕をもった日程だった。
おそらくは、ネメシス憲兵師団長閣下あたりの発案なのだろう。メイラが誘拐されたと判断されて、その日のうちに公務として後宮を出ることが公表されたらしい。
不在を誤魔化すために、早々に身代わりが立てられ、翌日には出立の儀式まで執り行われた。後宮近衛と女官たちで構成されたその一行は、方々の街から歓待を受けつつ、陸路を公爵領にむけてゆっくりと進んでいたようだ。
サッハートとは微妙に方向が違っていたのだが、南方軍の領域内にさしかかったところで、宰相とその息子である総督に狙われ、危ういところを職務中だった異母兄に救われたという設定。
ショックで臥せっている寵妃を見舞うために陛下がわざわざ御出でになり、風光明媚なサッハートで休養するように命じられ……とういう、まるで物語のような筋書きだ。
今のところはメイラにとって都合がいい内容だが、これがたとえば、レイプされて殺害されて遺棄されていたとしても、話のつじつまは合うように作られているところが恐ろしい。最悪、帰郷の途中で襲われ、亡くなったということにされたのだろう。
気づいていなかったのだが、昨夜のうちにメイラの身代わりを務めた女官と後宮近衛の一行がサッハートに到着していた。
ゆっくり馬車で移動をしたとして、帝都からこの街まで約四~五日ほどだろうか。大人数での移動ともなれば、六日後の到着も遅すぎるものではない。
昼食後に、部屋についている騎士が男性から女性に代わり、涙目になった彼女から改めて挨拶を受けた。
あの朝、小神殿まで護衛してくれていた女性騎士だった。
皆に怪我はなかったのか、無事だったのか問うと、涙目のまま「大丈夫でした」と告げられたが、もしかすると殉死したり負傷したりした者もいたのかもしれない。
ひどく胸が痛んだが、聞いておかなければならないと問い詰めようとして、いつの間にかいた長身の女官に止められた。
「それが後宮近衛の職務です。今御方様がここでご無事に生きておられるのは結果論です。彼女たちは失態を犯しました。いまだ騎士の任を解かれないだけでも有難いと思わなければ」
「ルシエラ?!」
「はい、御方様」
気配もなく天蓋布の向こう側から現れたのは、ルシエラ・マイン一等女官だった。相変らずの冷え冷えとした美貌で、きっちりとした女官としての礼を取る。
その隣には、後宮近衛の騎士と同様に、真っ赤な目をした二等女官のマロニアがいた。彼女は何故か見慣れた女官の服装ではなく、彼女の年齢にはそぐわないひらひら成分の多いドレスを着ている。
そこでマロニアがメイラの身代わりを勤めたのだと知らされた。
「……まあ」
私服はそんな感じなのかと思ってしまったのが申し訳ない。
「迷惑をかけるわ」
「迷惑なのはあの狸どもですので、御方様の謝罪は必要ありません」
相変わらずの冷ややかな口調。冷たい美貌。
「御方様に謝罪されてしまうと、我々の不甲斐なさがより身につまされます」
メイラは、普段よりもなお一層冷淡なルシエラの口調に目を丸くした。
あせったようなマロニアがフォローしたそうな顔をしたが、言われるまでもなく、ルシエラがものすごく心配していたのだということに気づいていた。
女王様気質のツンツンに隙は全くないが、握りしめた手が白い。
「……そう」
扱いが難しいなと思いつつ、メイラは小さく笑った。
「では、無事に再会できたことを喜びましょう」
「はい」
ユリたちメイドを含め、室内にいた者たちが一斉に深々と頭を下げる。
メイラは、複雑な思いを顔に出さないようにしながら鷹揚に頷いた。
きちんとした職業人であり、その仕事に邁進している彼女たちに比べて、なんと非力で仕え甲斐のない主人なのだろう。
いまだにベッドから降りられない己が気恥ずかしく、いやそれは陛下に責任があるのだと思いなおし、自分なりにきちんとしなければと背筋を伸ばす。
「ハーデス公爵領への旅はここからだと十五日ほどかかるのかしら。初代様の慰霊祭に間に合うの?」
「サッハートから船での移動になります。風と潮の様子を見ながらという事ですが、ザガンまで五日。公都ディアンまで二日。合計一週間を予定しております」
来月初めに予定されている神事について聞いてみると、当たり前のようにスラスラと返事が返ってきた。
港町ザガン。メイラが育った修道院から五十キロほどのところにある中規模の港町だ。今の季節は貿易船よりも漁船の入港が多く、荒くれの漁師たちであふれかえっているだろう。
久々に聞く馴染みの街の名前に、少し気分が浮上してきた。
もしかすると修道院に顔を出すことが出来るかもしれない。懐かしい子供たちの顔を思い浮かべると、自然と頬が緩んでくる。
「わかりました」
さも納得したように頷いたのだが、そのときのメイラはわかっていなかった。
己の立場が、これまでとは全く違うものになってしまったことを。
陛下に甘やかされているという実感はあれども、着ているものは夜着のみ。豪華な部屋の内装も、陛下とともに滞在中だからという程度にしか関心を持っていなかったのだ。
完全なるベッドの住人と化しているので、顔を合わせる者たちも最小限。外からの情報がほぼ入ってこないせいでもあった。
ほのぼのと顔見知りとの会話を楽しんでいるその部屋の外では、陛下のためと同等の護衛が常時控えるようになり、妾妃程度であれば十分な身の回りの品々を、急遽エルネスト侍従長の御眼鏡にかなう高級品にしつらえ直されていた。
もともと『高価なものとそうではないもの』程度の見る目しかないメイラだが、さすがに装飾品に使われている宝石のサイズが変われば気づく。布地に関しても、同じ絹でも産地による違いでピンからキリまであるのは知っている。
しかし現状、彼女が身にまとっているのは薄い夜着のみであり、陛下と同衾するベッドのシーツが最高級品なのはあたりまえだという認識はあれど、用意された室内履きに縫い付けられた宝石の存在には気づいていなかった。
現状彼女にはもっと気に掛かることがある。
次第に落ちていく夜の帳ばかりに目が行って落ち着かず、陛下のことを考えると食事もろくに喉を通らない。
周囲の皆が、それを微笑まし気に見ているのがまた浮足立つ理由のひとつだ。
なんとか食事を済ませ、数時間かけて風呂で磨かれ。例によって例のごとく、香の焚かれた寝室で、小奇麗にラッピングされた状態で待機している。
体力的にはほぼ回復していたが、気分はとにかく落ちづかず、疲れていた。
愛されることにのみ心が囚われ、己がずっと名前ではなく『御方様』と呼ばれ続けていることにすら、まったく気づいていなかったのだ。
0
お気に入りに追加
656
あなたにおすすめの小説
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
私はただ一度の暴言が許せない
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
厳かな結婚式だった。
花婿が花嫁のベールを上げるまでは。
ベールを上げ、その日初めて花嫁の顔を見た花婿マティアスは暴言を吐いた。
「私の花嫁は花のようなスカーレットだ!お前ではない!」と。
そして花嫁の父に向かって怒鳴った。
「騙したな!スカーレットではなく別人をよこすとは!
この婚姻はなしだ!訴えてやるから覚悟しろ!」と。
そこから始まる物語。
作者独自の世界観です。
短編予定。
のちのち、ちょこちょこ続編を書くかもしれません。
話が進むにつれ、ヒロイン・スカーレットの印象が変わっていくと思いますが。
楽しんでいただけると嬉しいです。
※9/10 13話公開後、ミスに気づいて何度か文を訂正、追加しました。申し訳ありません。
※9/20 最終回予定でしたが、訂正終わりませんでした!すみません!明日最終です!
※9/21 本編完結いたしました。ヒロインの夢がどうなったか、のところまでです。
ヒロインが誰を選んだのか?は読者の皆様に想像していただく終わり方となっております。
今後、番外編として別視点から見た物語など数話ののち、
ヒロインが誰と、どうしているかまでを書いたエピローグを公開する予定です。
よろしくお願いします。
※9/27 番外編を公開させていただきました。
※10/3 お話の一部(暴言部分1話、4話、6話)を訂正させていただきました。
※10/23 お話の一部(14話、番外編11ー1話)を訂正させていただきました。
※10/25 完結しました。
ここまでお読みくださった皆様。導いてくださった皆様にお礼申し上げます。
たくさんの方から感想をいただきました。
ありがとうございます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
今後はいただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる