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第2話「豚の角煮かつ丼&そばつゆカレーがけとラフテーまん~その2~」
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第2話「豚の角煮かつ丼&そばつゆカレーがけとラフテーまん~その2~」
これらの状況で陽菜が考えたのが、三枚肉で作る豚の角煮《ラフテー》をベースにトンカツを揚げて、出汁たっぷりのかつ丼にすれば、柔らかく食べやすい丼ができるし、角煮《ラフテー》を細切れにして、高いサラダ油を使用せず、トンカツをこんがりと上げるために作るラードの副産物のそぼろを混ぜてホットケーキミックスの生地で包み、蒸すことで「甘いラフテーまん」なら渡嘉敷のおじいちゃんでも食べられるのではないかとのメニューだった。夏子は陽菜の提案を想像してよだれが出た。
「でも、陽菜ちゃん、ラフテーなんか作れるの?泡盛とか黒砂糖とか結構高いで!ここには圧力釜もあれへんし…。」
「せやから、「コーラ」やねん。「手羽先のコーラ煮」とか骨がぽろっと取れるくらい肉がほろほろに炊けるやん!あれとおんなじ方法でラフテーが作れるんよ。コーラとお醤油で三枚肉を弱火で煮詰めるだけ!コーラの「糖分」と「リン」の成分でたんぱく質が分解されてホロホロになるねん。コーラ500CCで角砂糖17個、56.5グラムやから、コーラ4リットルで砂糖が約450グラムや。砂糖買うより安いかもな。
一緒に、玉ねぎと白ネギも煮込んだら簡単やん!5時間ほど煮込んだら、「超高級ラフテー風角煮」の出来上がりやで。今日、今から夕方まで炊いて、冷ましてジップロックに入れて冷蔵庫に入れて二日寝かしたらOKやで!汁たっぷりの丼にはあうよ。」
と自信満々に話し、ふたりで作業に取り掛かった。新たに買うのは、コーラ2本とお勤め品になった玉ねぎとねぎとラフテーマンに入れる椎茸だけ。全部で1000円弱だった。
陽菜が三枚肉を下茹でし、丁寧に「あく」をすくう間に、夏子はパン粉を作り、ホットケーキミックスでラフテーマンの生地を練った。
陽菜は、鍋にコーラを投入し、更に出てくる「あく」をすくい終わると、醤油と若干の料理酒とカットした玉ねぎと白ネギと椎茸を投入した。作りながら、夏子と陽菜は子供や元気な高齢者に向けた次の作戦を相談しながら作業を進めた。夕方5時に直とまりあと稀世が西沢米穀特設リング会場に顔を出しに来た。
出来立ての三枚肉のラフテーを試食すると、直は、「こりゃ旨いわ!コーラと醤油で作ったって信じられへんな!」と驚き、まりあは、作り方を陽菜に教わり、Barまりあのアテで出すからと、角煮2本に2000円払ってくれた。稀世は、「なっちゃん、陽菜ちゃん凄いで!なんでこんなに料理ができるのに彼氏ができへんのか不思議でしゃあないな!」と無遠慮に褒めちぎった。
角煮と玉ねぎと椎茸を細切れにしてラードを作った際の残渣物の脂身のそぼろをあんにして混ぜ合わせ、ホットケーキミックスの生地で包みラップでくるんで電子レンジにかけた「ラフテーまん」も3人に好評だったので、ひとまず安心した。
「どっちも、すごく美味しかったんやけど、ちょっと口の中が「甘ったるく」なってしもたな。そこさえ直せたら「満点」やねんけどなぁ…。」
と言う稀世に、陽菜と夏子はどや顔で言い切った。
「そこも大丈夫です!当日を楽しみにしとってください!」
まりあが2000円払ってくれたので、浮いた1000円で陽菜は「塩昆布」と2種類の辛さの「カレールー」と麺つゆと卵と無塩ピーナツとでんぷん粉を買ってきた。
陽菜は、ピーナツを水を張った手鍋に放り込むと蓋をしてよけた。三枚肉をスライスし、玉ねぎと一緒に麺つゆと水とコーラで煮込んだ。一通り煮立ったところで、火を止め鍋をコンロから下ろした。
「後は、明日の夕方にカレーのルー入れて一日寝かせば完成や。なっちゃんは作業終わった?」
「うん、今、ミキサー終わったところ。容器に移したら終わりやから、まりあさんの店で一杯飲んで、ちょっと歌って帰ろうか!」
ふたりで、食材を冷蔵庫に片付けるとBarまりあにむかった。
翌日、夕方に夏子と陽菜は、手鍋の水に浸かったピーナツを擦りおろし、でんぷん粉を混ぜ裏ごししたものを手鍋に戻しゆっくりと火にかけた。固まりかかったところで、家にあった進物用のゼリーの空き容器に流し込み粗熱をとると、バットに並べて冷蔵庫に入れた。
麺つゆとコーラで煮込んだ三枚肉はひき上げ、鍋を二つに分けて二種類のカレールーを入れた。煮立ったところで、火を止め、一晩寝かせるため、蓋をした。約1時間の作業でその日は終わった。
こども食堂と高齢者配食当日、4時半に配食ボランティアの子供たちが集まると、夏子と陽菜は、水分をしっかりと切った厚さ1センチ、幅2センチ、長さ10センチにカットされた角煮を崩れないように丁寧に小麦粉、卵、パン粉をつけ、フライパンに深さ2センチのラード油で揚げ網を使いながら、じゃんじゃんと角煮カツを揚げていった。三つのガスコンロは丼用の手酌鍋にあらかじめ敷き詰めた甘辛煮の玉ねぎと白ネギの上、角煮の汁と生卵を溶き交ぜたものを入れて、半熟状態で使い捨てのプラ丼盛り付けたご飯とその上に並べられた3本の角煮カツの上にかけては蓋をして、配食係の子に渡していった。稀世が、向日葵寿司で使っている、アナゴやうなぎの握り用の甘だれを持ってきてくれた。
午後5時、車いすの高齢者を送迎する中高生が渡嘉敷を連れてきた。直と看護師の奥村みゆきも付き添っている。テーブルに着くと陽菜が挨拶に顔を出した。
「渡嘉敷のおじいちゃん、いらっしゃい!今日は私となっちゃんで一生懸命作ったからしっかり食べてや!今日は、「なつ&陽菜特製のラフテーカツ丼」と渡嘉敷のおじいちゃんには特別に「ジーマーミ―豆腐」やで!向日葵寿司の三朗兄さん特製の甘だれをかけて食べてな!」
「わし、上の歯あれへんけど、ジーマーミ―豆腐とラフテーのカツ丼やったら食べられそうやな。いろいろ考えてくれて、ありがとうな!陽菜ちゃん、なっちゃん!」
と渡嘉敷は丁寧にお礼を言うと、直とみゆきに付き添われて食べ始めた。
「柔らかく作ってくれてるから、下の歯と舌だけで十分食べられるわ!ラフテーもジーマーミ―豆腐も八重山の味がする。陽菜ちゃん、なっちゃん、ありがとうな。ほんまに、美味しいわ。久しぶりに「しっかりしたもん食べた」いう気がするわ。ほんま、ありがとう。わしがあと50歳若かったら、ふたりと結婚するのにな!」
と言うと会場のみんなが笑った。
5時半に、再び稀世が顔を出した。学校帰りの中学生や高校生が集まり始めた時間で、夏子と陽菜は忙しくカツを揚げ、卵とじを作っている。
「なっちゃん、ひなちゃん、私も一杯ごちそうになりにきたで!」
と稀世が丼を受け取ると、「セルフでどうぞ」と書かれたテーブルに「辛口和風カレー」、「甘口和風カレー」と書かれたふたつの鍋がカセットコンロに載っていた。その横に「八重山ソーキ風」と書かれた麺つゆコーラで炊かれた三枚肉のスライスが並べられていた。更にその横の蒸し器にはホットケーキミックス生地の「ラフテーまん」が置かれている。体育会系の中高生がワイワイ言いながら盛り付けている。
「あー、甘口のラフテーカツ丼に「辛口」カレーとソーキトッピングがたまらんなぁ!富士そばメニューの高級版やな!ラフテーマンも甘くてふかふかでめっちゃ美味しいわ!こりゃ、無限に食べられるで!陽菜ちゃん、もう一杯お替りもろてええかな?」
「ダメです!」と冷たい陽菜の声に、稀世はふてくされて文句を言うと、夏子が横から割って入って笑った。
「稀世姉さん、今、食べたそれだけで1400キロカロリーありますから!今日は炭水化物と砂糖の塊やしね。お替りしたら、姉さん、三朗兄さんが好きな「ぽっちゃり」やなくて、ただの「デブ」になってしまいますよ!女子プロレスには「ヘビー級」はあれへんのですから、やめとかはった方がええと思いますよ!けらけらけら。」
稀世は頭を抱えて呟いた。
「うっ、こんなに美味しいのにお替りできへんって…、まさに「悪魔飯」や…。」
第2話 おしまい
「ジーマーミ―豆腐」
「ラフテーカツ丼」
「カレーラフテーカツ丼
これらの状況で陽菜が考えたのが、三枚肉で作る豚の角煮《ラフテー》をベースにトンカツを揚げて、出汁たっぷりのかつ丼にすれば、柔らかく食べやすい丼ができるし、角煮《ラフテー》を細切れにして、高いサラダ油を使用せず、トンカツをこんがりと上げるために作るラードの副産物のそぼろを混ぜてホットケーキミックスの生地で包み、蒸すことで「甘いラフテーまん」なら渡嘉敷のおじいちゃんでも食べられるのではないかとのメニューだった。夏子は陽菜の提案を想像してよだれが出た。
「でも、陽菜ちゃん、ラフテーなんか作れるの?泡盛とか黒砂糖とか結構高いで!ここには圧力釜もあれへんし…。」
「せやから、「コーラ」やねん。「手羽先のコーラ煮」とか骨がぽろっと取れるくらい肉がほろほろに炊けるやん!あれとおんなじ方法でラフテーが作れるんよ。コーラとお醤油で三枚肉を弱火で煮詰めるだけ!コーラの「糖分」と「リン」の成分でたんぱく質が分解されてホロホロになるねん。コーラ500CCで角砂糖17個、56.5グラムやから、コーラ4リットルで砂糖が約450グラムや。砂糖買うより安いかもな。
一緒に、玉ねぎと白ネギも煮込んだら簡単やん!5時間ほど煮込んだら、「超高級ラフテー風角煮」の出来上がりやで。今日、今から夕方まで炊いて、冷ましてジップロックに入れて冷蔵庫に入れて二日寝かしたらOKやで!汁たっぷりの丼にはあうよ。」
と自信満々に話し、ふたりで作業に取り掛かった。新たに買うのは、コーラ2本とお勤め品になった玉ねぎとねぎとラフテーマンに入れる椎茸だけ。全部で1000円弱だった。
陽菜が三枚肉を下茹でし、丁寧に「あく」をすくう間に、夏子はパン粉を作り、ホットケーキミックスでラフテーマンの生地を練った。
陽菜は、鍋にコーラを投入し、更に出てくる「あく」をすくい終わると、醤油と若干の料理酒とカットした玉ねぎと白ネギと椎茸を投入した。作りながら、夏子と陽菜は子供や元気な高齢者に向けた次の作戦を相談しながら作業を進めた。夕方5時に直とまりあと稀世が西沢米穀特設リング会場に顔を出しに来た。
出来立ての三枚肉のラフテーを試食すると、直は、「こりゃ旨いわ!コーラと醤油で作ったって信じられへんな!」と驚き、まりあは、作り方を陽菜に教わり、Barまりあのアテで出すからと、角煮2本に2000円払ってくれた。稀世は、「なっちゃん、陽菜ちゃん凄いで!なんでこんなに料理ができるのに彼氏ができへんのか不思議でしゃあないな!」と無遠慮に褒めちぎった。
角煮と玉ねぎと椎茸を細切れにしてラードを作った際の残渣物の脂身のそぼろをあんにして混ぜ合わせ、ホットケーキミックスの生地で包みラップでくるんで電子レンジにかけた「ラフテーまん」も3人に好評だったので、ひとまず安心した。
「どっちも、すごく美味しかったんやけど、ちょっと口の中が「甘ったるく」なってしもたな。そこさえ直せたら「満点」やねんけどなぁ…。」
と言う稀世に、陽菜と夏子はどや顔で言い切った。
「そこも大丈夫です!当日を楽しみにしとってください!」
まりあが2000円払ってくれたので、浮いた1000円で陽菜は「塩昆布」と2種類の辛さの「カレールー」と麺つゆと卵と無塩ピーナツとでんぷん粉を買ってきた。
陽菜は、ピーナツを水を張った手鍋に放り込むと蓋をしてよけた。三枚肉をスライスし、玉ねぎと一緒に麺つゆと水とコーラで煮込んだ。一通り煮立ったところで、火を止め鍋をコンロから下ろした。
「後は、明日の夕方にカレーのルー入れて一日寝かせば完成や。なっちゃんは作業終わった?」
「うん、今、ミキサー終わったところ。容器に移したら終わりやから、まりあさんの店で一杯飲んで、ちょっと歌って帰ろうか!」
ふたりで、食材を冷蔵庫に片付けるとBarまりあにむかった。
翌日、夕方に夏子と陽菜は、手鍋の水に浸かったピーナツを擦りおろし、でんぷん粉を混ぜ裏ごししたものを手鍋に戻しゆっくりと火にかけた。固まりかかったところで、家にあった進物用のゼリーの空き容器に流し込み粗熱をとると、バットに並べて冷蔵庫に入れた。
麺つゆとコーラで煮込んだ三枚肉はひき上げ、鍋を二つに分けて二種類のカレールーを入れた。煮立ったところで、火を止め、一晩寝かせるため、蓋をした。約1時間の作業でその日は終わった。
こども食堂と高齢者配食当日、4時半に配食ボランティアの子供たちが集まると、夏子と陽菜は、水分をしっかりと切った厚さ1センチ、幅2センチ、長さ10センチにカットされた角煮を崩れないように丁寧に小麦粉、卵、パン粉をつけ、フライパンに深さ2センチのラード油で揚げ網を使いながら、じゃんじゃんと角煮カツを揚げていった。三つのガスコンロは丼用の手酌鍋にあらかじめ敷き詰めた甘辛煮の玉ねぎと白ネギの上、角煮の汁と生卵を溶き交ぜたものを入れて、半熟状態で使い捨てのプラ丼盛り付けたご飯とその上に並べられた3本の角煮カツの上にかけては蓋をして、配食係の子に渡していった。稀世が、向日葵寿司で使っている、アナゴやうなぎの握り用の甘だれを持ってきてくれた。
午後5時、車いすの高齢者を送迎する中高生が渡嘉敷を連れてきた。直と看護師の奥村みゆきも付き添っている。テーブルに着くと陽菜が挨拶に顔を出した。
「渡嘉敷のおじいちゃん、いらっしゃい!今日は私となっちゃんで一生懸命作ったからしっかり食べてや!今日は、「なつ&陽菜特製のラフテーカツ丼」と渡嘉敷のおじいちゃんには特別に「ジーマーミ―豆腐」やで!向日葵寿司の三朗兄さん特製の甘だれをかけて食べてな!」
「わし、上の歯あれへんけど、ジーマーミ―豆腐とラフテーのカツ丼やったら食べられそうやな。いろいろ考えてくれて、ありがとうな!陽菜ちゃん、なっちゃん!」
と渡嘉敷は丁寧にお礼を言うと、直とみゆきに付き添われて食べ始めた。
「柔らかく作ってくれてるから、下の歯と舌だけで十分食べられるわ!ラフテーもジーマーミ―豆腐も八重山の味がする。陽菜ちゃん、なっちゃん、ありがとうな。ほんまに、美味しいわ。久しぶりに「しっかりしたもん食べた」いう気がするわ。ほんま、ありがとう。わしがあと50歳若かったら、ふたりと結婚するのにな!」
と言うと会場のみんなが笑った。
5時半に、再び稀世が顔を出した。学校帰りの中学生や高校生が集まり始めた時間で、夏子と陽菜は忙しくカツを揚げ、卵とじを作っている。
「なっちゃん、ひなちゃん、私も一杯ごちそうになりにきたで!」
と稀世が丼を受け取ると、「セルフでどうぞ」と書かれたテーブルに「辛口和風カレー」、「甘口和風カレー」と書かれたふたつの鍋がカセットコンロに載っていた。その横に「八重山ソーキ風」と書かれた麺つゆコーラで炊かれた三枚肉のスライスが並べられていた。更にその横の蒸し器にはホットケーキミックス生地の「ラフテーまん」が置かれている。体育会系の中高生がワイワイ言いながら盛り付けている。
「あー、甘口のラフテーカツ丼に「辛口」カレーとソーキトッピングがたまらんなぁ!富士そばメニューの高級版やな!ラフテーマンも甘くてふかふかでめっちゃ美味しいわ!こりゃ、無限に食べられるで!陽菜ちゃん、もう一杯お替りもろてええかな?」
「ダメです!」と冷たい陽菜の声に、稀世はふてくされて文句を言うと、夏子が横から割って入って笑った。
「稀世姉さん、今、食べたそれだけで1400キロカロリーありますから!今日は炭水化物と砂糖の塊やしね。お替りしたら、姉さん、三朗兄さんが好きな「ぽっちゃり」やなくて、ただの「デブ」になってしまいますよ!女子プロレスには「ヘビー級」はあれへんのですから、やめとかはった方がええと思いますよ!けらけらけら。」
稀世は頭を抱えて呟いた。
「うっ、こんなに美味しいのにお替りできへんって…、まさに「悪魔飯」や…。」
第2話 おしまい
「ジーマーミ―豆腐」
「ラフテーカツ丼」
「カレーラフテーカツ丼
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