22 / 39
一章 変身
21話
しおりを挟む
「スープ量が多くて助かった」
「私も貰っちゃって、悪かったわ。ありがとうね」
「いやいや、気にしなくても良いよ。それより大変だったね」
恐竜を倒した直後、闘衣は解除されて元の亜空間へと戻っていった。
どうやら、今の魔力量だと長時間の維持は難しいようだ。
俺は魔力が枯渇してしまったのか、その場にへたりこんだ。
その後、リコラが麻痺から復活。マメな彼女は復活そうそう散らばっている魔物を解体していった。
しばらくして俺もようやく動けるようになったので、リコラを手伝い、あらかた処理し終えて軽く食事を摂りつつ休憩することにした。
「ねえ、騎乗用ゴーレムの話さっきしたでしょ?」
「ん?あぁ、そうだね。試験用の後でって話だったよね?」
「そうそう、それ。それでね、そのゴーレムにこのライナーラプトルの素材を使ってみない?」
ライナーラプトルっていうのはこの恐竜の事だろうな。
恐竜に騎乗するとかなにそれカッコいい。いやいや、素材を使っても外見が同じになる訳じゃないかもしれないか。
「それはもう是非使おう!いや、使うしかないな!」
俺は食いぎみに返事をした。その勢いにリコラはちょっと引いてる。
「でも、ちょっと問題があるのよ」
「ほう」
「持ち帰る事と、保存しておく場所が無いのよ」
「あぁ、それなら大丈夫」
俺は制御装置を出して操作すると、亜空間に存在する倉庫の扉を開ける。
まぁ、扉と言ってもこの世界と亜空間の接点というだけで、見た目はただの黒い渦みたいな感じだ。
この亜空間倉庫で闘衣を保管したり、メンテナンスしているらしい。
そもそもかなりの広さがあるようで、大きな荷物を入れておいても平気なんだそうだ。
これも制御装置を使えるようになったので、利用出来るようになったんだ。
「ユースケさん、空間魔法も使えるのねぇ。流石はC級だわ」
リコラは亜空間倉庫を見ても、感心はしてるようだけど、驚いたりはしていない。
変身した姿を見ても平然としていた。
この世界は色々な魔法やスキルがあるから、多少の事なら平気なんだろう。
問題がある程度片付いたところで、辺りはすっかり暗くなっていた。
俺達は町に戻るのは諦め、一旦ダンジョン前まで戻って野営する事にした。
「私も貰っちゃって、悪かったわ。ありがとうね」
「いやいや、気にしなくても良いよ。それより大変だったね」
恐竜を倒した直後、闘衣は解除されて元の亜空間へと戻っていった。
どうやら、今の魔力量だと長時間の維持は難しいようだ。
俺は魔力が枯渇してしまったのか、その場にへたりこんだ。
その後、リコラが麻痺から復活。マメな彼女は復活そうそう散らばっている魔物を解体していった。
しばらくして俺もようやく動けるようになったので、リコラを手伝い、あらかた処理し終えて軽く食事を摂りつつ休憩することにした。
「ねえ、騎乗用ゴーレムの話さっきしたでしょ?」
「ん?あぁ、そうだね。試験用の後でって話だったよね?」
「そうそう、それ。それでね、そのゴーレムにこのライナーラプトルの素材を使ってみない?」
ライナーラプトルっていうのはこの恐竜の事だろうな。
恐竜に騎乗するとかなにそれカッコいい。いやいや、素材を使っても外見が同じになる訳じゃないかもしれないか。
「それはもう是非使おう!いや、使うしかないな!」
俺は食いぎみに返事をした。その勢いにリコラはちょっと引いてる。
「でも、ちょっと問題があるのよ」
「ほう」
「持ち帰る事と、保存しておく場所が無いのよ」
「あぁ、それなら大丈夫」
俺は制御装置を出して操作すると、亜空間に存在する倉庫の扉を開ける。
まぁ、扉と言ってもこの世界と亜空間の接点というだけで、見た目はただの黒い渦みたいな感じだ。
この亜空間倉庫で闘衣を保管したり、メンテナンスしているらしい。
そもそもかなりの広さがあるようで、大きな荷物を入れておいても平気なんだそうだ。
これも制御装置を使えるようになったので、利用出来るようになったんだ。
「ユースケさん、空間魔法も使えるのねぇ。流石はC級だわ」
リコラは亜空間倉庫を見ても、感心はしてるようだけど、驚いたりはしていない。
変身した姿を見ても平然としていた。
この世界は色々な魔法やスキルがあるから、多少の事なら平気なんだろう。
問題がある程度片付いたところで、辺りはすっかり暗くなっていた。
俺達は町に戻るのは諦め、一旦ダンジョン前まで戻って野営する事にした。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転移す万国旗
あずき
ファンタジー
202X年、震度3ほどの地震と共に海底ケーブルが寸断された。
日本政府はアメリカ政府と協力し、情報収集を開始した。
ワシントンD.Cから出港した米艦隊が日本海に現れたことで、
アメリカ大陸が日本の西に移動していることが判明。
さらに横須賀から出発した護衛艦隊がグレートブリテン島を発見。
このことから、世界中の国々が位置や向きを変え、
違う惑星、もしくは世界に転移していることが判明した。
ととのい賢者の王国最強戦記
けんゆう
ファンタジー
異世界に転移したサウナ好きの俺は、剣と魔法の王国にサウナ文化が存在しないことに絶望する。疲れ切った人々を見て、「サウナを広めなきゃ!」と決意し、手作りのサウナを完成。しかし、理解されず異端者扱いされて追放される……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる