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一章 変身
10話
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一夜明けて俺は待ち合わせの西門へと向かった。
携帯もないこの世界で上手く落ち合う事が出切るか不安だったが、それは杞憂に終わった。
西門の前は広場になっていて、中央に謎のオブジェが立っていた。
そして、その妙に目立っているオブジェに座ってリコラは待っていたいた。
「お待たせしました」
「いいえ、私もさっき来たばっかりです」
挨拶を交わしながらも、リコラはモグモグと何やら頬張っていた。
どうやら、広場に出ている屋台で朝食を買って食べているようだ。
俺はギルドの食堂で既に食べていたが、美味しそうな匂いに釣られそうになる。
「じゃあ、早速向かいましょうか」
「あ、はい」
「ユースケさんはこの辺り初めてなんですよね。一応、場所は分かってるので先導しますね」
「よろしくお願いします」
俺が軽く頭を下げるとオブジェがトコトコ歩きだした。
「あ、これですか?これは私が造った馬型ゴーレムのウマコですよ。」
俺が見ていたのを察したのか、リコラは乗っているオブジェ………馬型ゴーレムを紹介してくれた。
なるほど、確かに言われてよく見てみると、前衛的な馬のような形をしているな。
脚の長さが違っているのによく歩けるものだ。
絶妙なバランスを取っており、作製したリコラはある意味天才なのかもしれないな。
俺はリコラが乗るウマコの後を付いていく。
「ゴーレムのいるダンジョンはこの道を進めばあるのよ」
「へえ、そう言えば途中でヤバい魔物が出るんですよね?確かアルケニーとか言ったかな………」
「ええ、この道沿いに一時間ちょっと歩くと森があるんだけど、そこに住み着いてるらしいわ」
ここから2時間ほど歩いた所にある森に、アルケニーは棲息しているらしい。
薬草の採集に来ていた冒険者が、大量の眷属に囲まれているアルケニーらしき魔物を発見し、命からがら逃げ帰ってギルドに報告したそうだ。
ダンジョンへの道はそこから離れており、その森を抜けるのには30分くらいで抜けれるらしい。
アルケニーが出現してからも、道付近は眷属が数匹遭遇しただけらしいが、万が一に備えてD級以下は森への進入を禁止されているそうだ。
あんまり言うとフラグが建ちそうだけど、森を抜けるくらいならなんとかなりそうかな?
携帯もないこの世界で上手く落ち合う事が出切るか不安だったが、それは杞憂に終わった。
西門の前は広場になっていて、中央に謎のオブジェが立っていた。
そして、その妙に目立っているオブジェに座ってリコラは待っていたいた。
「お待たせしました」
「いいえ、私もさっき来たばっかりです」
挨拶を交わしながらも、リコラはモグモグと何やら頬張っていた。
どうやら、広場に出ている屋台で朝食を買って食べているようだ。
俺はギルドの食堂で既に食べていたが、美味しそうな匂いに釣られそうになる。
「じゃあ、早速向かいましょうか」
「あ、はい」
「ユースケさんはこの辺り初めてなんですよね。一応、場所は分かってるので先導しますね」
「よろしくお願いします」
俺が軽く頭を下げるとオブジェがトコトコ歩きだした。
「あ、これですか?これは私が造った馬型ゴーレムのウマコですよ。」
俺が見ていたのを察したのか、リコラは乗っているオブジェ………馬型ゴーレムを紹介してくれた。
なるほど、確かに言われてよく見てみると、前衛的な馬のような形をしているな。
脚の長さが違っているのによく歩けるものだ。
絶妙なバランスを取っており、作製したリコラはある意味天才なのかもしれないな。
俺はリコラが乗るウマコの後を付いていく。
「ゴーレムのいるダンジョンはこの道を進めばあるのよ」
「へえ、そう言えば途中でヤバい魔物が出るんですよね?確かアルケニーとか言ったかな………」
「ええ、この道沿いに一時間ちょっと歩くと森があるんだけど、そこに住み着いてるらしいわ」
ここから2時間ほど歩いた所にある森に、アルケニーは棲息しているらしい。
薬草の採集に来ていた冒険者が、大量の眷属に囲まれているアルケニーらしき魔物を発見し、命からがら逃げ帰ってギルドに報告したそうだ。
ダンジョンへの道はそこから離れており、その森を抜けるのには30分くらいで抜けれるらしい。
アルケニーが出現してからも、道付近は眷属が数匹遭遇しただけらしいが、万が一に備えてD級以下は森への進入を禁止されているそうだ。
あんまり言うとフラグが建ちそうだけど、森を抜けるくらいならなんとかなりそうかな?
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