98 / 427
第6章 雪山の一夜
第91話 スキー研修
しおりを挟む
スキー研修第1日目は快晴に恵まれた。
コバルトブルーの空の下に、ゲレンデはまさに眩しいばかりの白銀で生徒達を待っていた。
ゴンドラで一気に1000m昇った山の上からは、樹氷ごしの真正面に羊蹄山の雄姿を望むはずだった。
しかし。
ほぼ全員がスキー初心者という荒江高校の生徒たちにとって、まずは、そのゴンドラにのるどころの話ではないのだった。
将は、兵藤や松岡ら男子生徒10人ほどのグループで並んで、『スキー板で斜面を登る練習』をさせられていた。
ブスッとした表情は、修学旅行生お仕着せの黄色いウェアにゼッケンがダサいからというのもある。
傾斜が目に見えないのに、勝手に滑り出すゲレンデに辟易していたというのもあるし、
「ほらー、そこ!後ろに滑らないでェ!」
マッチョなのになんだかカマッぽい講師もキモかった。
しかし、一番の原因は聡がいないからだった。
昨夜、別れたあとも将は布団の中から聡にメールを送信していた。
聡からはチャットのように即座に返信が帰って来た。
>聡、明日、オレたちがスキーやってる間、何するの?
>久しぶりにスキーやろうかな、とか。天気次第かな
>じゃ、一緒に滑ろうよ
>将はスキー初めてじゃないの?
>すぐ滑れるようになるさー
>そうかなー?
>とにかく、待ってろよ
>わかった
と言ってたはずなのに、将たちがグループにわかれて、スキー靴の履き方などを指導されている間に、聡ときたら、さっさとどっかに行ってしまったのだ。
斜面を横歩きで登ると、次は緩い斜面を、スキーをハの字にして滑って止まるという講習になった。
このようにして文字で書くと簡単だが、初心者にとっては、なかなか難しいのだ。
一番手の兵藤は難なく出来たので、簡単そうに見えたのが間違いだった。
次の男子が止まらずに前のめりに転んだのを皮切りに、皆止まらないわ、転ぶわで、皆雪まみれになっていた。
将の前の、松岡などは、
「うわあああああ」
と叫んで、止まらないまま、終わった男子の列に突っ込んでいた。
すると突っ込まれた男子が、また後ろに滑り出すわ、止まらないわでパニック。
少し離れたところでは、女子が同じ講習を受けていたが、小柄でぽっちゃりとした真田由紀子が同じく止まらずに、悲鳴をあげていた。
それを女子を担当する若い講師が、なんとか止めようと正面から由紀子の腕を受け止めるも、
由紀子は講師の腕を掴んだまま、恐怖のあまりスキー板の上でしゃがんでしまい、なんと講師の股の下をくぐって滑っていってしまった。
そう、まるで、70年代後半のダンス映画で見られたあのポーズを雪上でやってしまったのである。
見ていた将は、ぶっと吹きだして、腹を抱えて大笑いしてしまった。
と、笑ったはずみに、今度は将のスキー板が動き出した。
――やべ!止まらねえっ!
あせった将は、どうやったらスキー板が止まるかを今習ったことなどすっかり忘れてしまい……板を揃えてしまった。
よけいにスピードをあげるスキー板。その先にはマッチョ+ゲイ(?)講師がいる。
「うわああああああ!」
激突。
将は一瞬わけがわからなくなった。気がつくとマッチョ講師の上に将がのっかっていた。
「スキーは揃えちゃ、ダメって言ったっしょぉ。イケメンくん」
髭を剃った跡が青く見えるほどの色白に、サングラスがはずれた、将を見る目がなんだか甘い。
――まさかマジでゲイじゃ……。
「す、すいませんっ」
将は飛び起きようとしたが、慣れないスキー靴のせいで、なかなか起きれない。
そこへ。
上のほうの急斜面から、ものすごいスピードで滑ってくる女がいた。
女だというのは、2つに結んだ髪が肩で揺れていてようやくわかったぐらいで、ダイナミックな滑りは、しばらく性別がわからなかったほどだ。
急斜面ではきれいに波状のカーブをリズミカルに刻んで、緩斜面では、スムーズに大きなカーブを素早く描く。
その女は、背の高さほどまでに雪しぶきをあげて、将たちのグループの前で止まった。
顔の半分がゴーグルで隠れていたが、ファー付フードの、あのメタリックなジャケットは疑いない。
ゴーグルを顎の下にずらして現れた顔は、まぎれもなく聡だった。
「先生!」
「スゲエ!」
そこにいた、黄色一色の生徒から歓声があがった。
色白のほっぺたをリンゴのように赤くした聡は、笑顔の下で白い息をしきりに吐いた。
将は、講師と抱き合ったまま、呆然と聡を見ていた。
「上から一気に滑ってきたから、さすがにキツイ……あら、鷹枝くん」
聡はマッチョ講師と雪の上でからみあう将に気付いた。
「わーっ、アキラ、違う」
あわてる将を、マッチョ講師は、落ち着いて、えいっと一気に立たせた。
はずれたスキーを将に履かせながら、さっと自分のスキーをたてなおすと
「先生、上手ですねー!何級か持ってるんですかぁ?」
すいっと滑って聡の隣に並んだ。
「いや、特には……。ここんとこ、ずっとボードだったから感覚狂っちゃって」
と聡は答えながら、将を見た。
将はスキー靴の裏の凹凸に雪が入り込んだのをストックでしきりに叩いている。
「いやいや、なかなかですよぉ!もうリミテッドは行きました?」
リミテッドというのは、このスキー場でもっとも難しいといわれる上級者コースである。
「まだまだ、足ならしですから……」
将は、なかなかうまくはまらないスキーにいらいらしながら、聡とマッチョ講師の会話を聞いていた。
聡がそこまでスキーが巧いとは……なんだか悔しかった。
聡は休憩がてら、しばらく講習のようすを見学していた。
ほとんど平らなところなのに、皆、面白いように滑って転ぶのが微笑ましい。
ふと女子のほうを見た。
男子と一緒の黄色いウェアに身を包んで、2年2組の女子はすぐ近くで講習を受けていた。
その中に、長い黒髪をなびかせて、おそるおそる滑る瑞樹の姿があった。
身ごもっている女が、スキー研修など受けるはずがない。
彼女……瑞樹が妊娠しているはずがない、と聡は心で断定し、安心した。
聡はしばらく講習を見ていたが、暇なので、また滑りに行くことにした。
上で接続する他のスキー場にも行ってみたい。
「じゃあ、みんな頑張ってね」
と皆に声をかけた聡は、最後に将を一瞬見つめた。
そして、声にださず『がんばって』と口を動かすと、ストックを後ろに投げ出すように、行ってしまった。
緩斜面なので、ステップを踏むように軽やかに片足ずつ滑っていく。スケートのようだ。
将はそれを、真似して追おうとして、勝手にスキーが滑ってまた転んだ。
スキップするように滑っていったはずなのに……。
「くっそぉ」
大またを開いて雪に尻餅をついた将は、とても悔しかった。
転んで、起き上がって、を繰り返して雪まみれになっているうちに、午前中の講習が終わった。あっという間だった。
マッチョ講師と別れて、ホテルにいったん引き上げようとした将たちは、ゴンドラ乗り場の入り口のところにいる聡を見つけた。
「センセと話してるのガイジンじゃん」
井口がいうとおり聡は、背の高い金髪の外国人の男性と談笑していた。
「やっぱり先生、英語うまいね」
立ち止まる将に、兵藤がすれ違いざまに話しかけていく。
将は、嫉妬にかられて、板をかついで聡のそばにズカズカと歩いていった。
自分でも気付いていないが、将は雪道の歩き方に、いつのまにか慣れていた。
聡は将に気付くと、外国人男性との会話にケリをつけて、最後に
「バイ」
と軽く手を振って別れると将のそばに戻ってきた。
「『バイ』だって」
将は聡の口真似をした。
「何、ガイジンにナンパされてんだよー」
将は、怒ったふうを見せた。本当に怒っているわけじゃないが、さっきから聡には少しムッとしている。
「ナンパなんかじゃないわよ。さっき偶然ゴンドラで乗り合わせた人だったから」
「何人?」
「オージーだって」
最近、北海道のスキー場は、オーストラリア人がとても多いのだ。
「で、何話してたんだよ」
「いや、頂上に行きたいけど、どうやって行くか知ってるかって」
「頂上とか行けんの?」
「うん。一番上のリフトに乗って、隣のスキー場にいったん行かないといけないんだけどね。山の向こうの日本海とか見えてキレイだよ」
やっと止まれるようになった将には遠い話だ。
「ところで、どこまで出来るようになった?」
「やっと止まれるようになった」
将はブスッとした顔のまま答えた。あまりに聡とレベルが違いすぎるのが面白くない。
「面白いでしょ?」
「……まあな」
素直に考えれば面白かった。なにせ雪自体が珍しいのだ、滑っても転んでも突っ込んでも楽しい。
スピードが出すぎてしまうのも、車やバイクに乗る将にしてみればどうということはない。
たぶん、すぐ制御できるようになりそうな気がする。
しかし。このいらだちは。あきらかに聡とのあまりのレベルの違いに落胆しているほかならない。
聡はやはり、9歳年上、スキー経験も豊富な大人なのだ、という事実を将は改めて突きつけられる。
コバルトブルーの空の下に、ゲレンデはまさに眩しいばかりの白銀で生徒達を待っていた。
ゴンドラで一気に1000m昇った山の上からは、樹氷ごしの真正面に羊蹄山の雄姿を望むはずだった。
しかし。
ほぼ全員がスキー初心者という荒江高校の生徒たちにとって、まずは、そのゴンドラにのるどころの話ではないのだった。
将は、兵藤や松岡ら男子生徒10人ほどのグループで並んで、『スキー板で斜面を登る練習』をさせられていた。
ブスッとした表情は、修学旅行生お仕着せの黄色いウェアにゼッケンがダサいからというのもある。
傾斜が目に見えないのに、勝手に滑り出すゲレンデに辟易していたというのもあるし、
「ほらー、そこ!後ろに滑らないでェ!」
マッチョなのになんだかカマッぽい講師もキモかった。
しかし、一番の原因は聡がいないからだった。
昨夜、別れたあとも将は布団の中から聡にメールを送信していた。
聡からはチャットのように即座に返信が帰って来た。
>聡、明日、オレたちがスキーやってる間、何するの?
>久しぶりにスキーやろうかな、とか。天気次第かな
>じゃ、一緒に滑ろうよ
>将はスキー初めてじゃないの?
>すぐ滑れるようになるさー
>そうかなー?
>とにかく、待ってろよ
>わかった
と言ってたはずなのに、将たちがグループにわかれて、スキー靴の履き方などを指導されている間に、聡ときたら、さっさとどっかに行ってしまったのだ。
斜面を横歩きで登ると、次は緩い斜面を、スキーをハの字にして滑って止まるという講習になった。
このようにして文字で書くと簡単だが、初心者にとっては、なかなか難しいのだ。
一番手の兵藤は難なく出来たので、簡単そうに見えたのが間違いだった。
次の男子が止まらずに前のめりに転んだのを皮切りに、皆止まらないわ、転ぶわで、皆雪まみれになっていた。
将の前の、松岡などは、
「うわあああああ」
と叫んで、止まらないまま、終わった男子の列に突っ込んでいた。
すると突っ込まれた男子が、また後ろに滑り出すわ、止まらないわでパニック。
少し離れたところでは、女子が同じ講習を受けていたが、小柄でぽっちゃりとした真田由紀子が同じく止まらずに、悲鳴をあげていた。
それを女子を担当する若い講師が、なんとか止めようと正面から由紀子の腕を受け止めるも、
由紀子は講師の腕を掴んだまま、恐怖のあまりスキー板の上でしゃがんでしまい、なんと講師の股の下をくぐって滑っていってしまった。
そう、まるで、70年代後半のダンス映画で見られたあのポーズを雪上でやってしまったのである。
見ていた将は、ぶっと吹きだして、腹を抱えて大笑いしてしまった。
と、笑ったはずみに、今度は将のスキー板が動き出した。
――やべ!止まらねえっ!
あせった将は、どうやったらスキー板が止まるかを今習ったことなどすっかり忘れてしまい……板を揃えてしまった。
よけいにスピードをあげるスキー板。その先にはマッチョ+ゲイ(?)講師がいる。
「うわああああああ!」
激突。
将は一瞬わけがわからなくなった。気がつくとマッチョ講師の上に将がのっかっていた。
「スキーは揃えちゃ、ダメって言ったっしょぉ。イケメンくん」
髭を剃った跡が青く見えるほどの色白に、サングラスがはずれた、将を見る目がなんだか甘い。
――まさかマジでゲイじゃ……。
「す、すいませんっ」
将は飛び起きようとしたが、慣れないスキー靴のせいで、なかなか起きれない。
そこへ。
上のほうの急斜面から、ものすごいスピードで滑ってくる女がいた。
女だというのは、2つに結んだ髪が肩で揺れていてようやくわかったぐらいで、ダイナミックな滑りは、しばらく性別がわからなかったほどだ。
急斜面ではきれいに波状のカーブをリズミカルに刻んで、緩斜面では、スムーズに大きなカーブを素早く描く。
その女は、背の高さほどまでに雪しぶきをあげて、将たちのグループの前で止まった。
顔の半分がゴーグルで隠れていたが、ファー付フードの、あのメタリックなジャケットは疑いない。
ゴーグルを顎の下にずらして現れた顔は、まぎれもなく聡だった。
「先生!」
「スゲエ!」
そこにいた、黄色一色の生徒から歓声があがった。
色白のほっぺたをリンゴのように赤くした聡は、笑顔の下で白い息をしきりに吐いた。
将は、講師と抱き合ったまま、呆然と聡を見ていた。
「上から一気に滑ってきたから、さすがにキツイ……あら、鷹枝くん」
聡はマッチョ講師と雪の上でからみあう将に気付いた。
「わーっ、アキラ、違う」
あわてる将を、マッチョ講師は、落ち着いて、えいっと一気に立たせた。
はずれたスキーを将に履かせながら、さっと自分のスキーをたてなおすと
「先生、上手ですねー!何級か持ってるんですかぁ?」
すいっと滑って聡の隣に並んだ。
「いや、特には……。ここんとこ、ずっとボードだったから感覚狂っちゃって」
と聡は答えながら、将を見た。
将はスキー靴の裏の凹凸に雪が入り込んだのをストックでしきりに叩いている。
「いやいや、なかなかですよぉ!もうリミテッドは行きました?」
リミテッドというのは、このスキー場でもっとも難しいといわれる上級者コースである。
「まだまだ、足ならしですから……」
将は、なかなかうまくはまらないスキーにいらいらしながら、聡とマッチョ講師の会話を聞いていた。
聡がそこまでスキーが巧いとは……なんだか悔しかった。
聡は休憩がてら、しばらく講習のようすを見学していた。
ほとんど平らなところなのに、皆、面白いように滑って転ぶのが微笑ましい。
ふと女子のほうを見た。
男子と一緒の黄色いウェアに身を包んで、2年2組の女子はすぐ近くで講習を受けていた。
その中に、長い黒髪をなびかせて、おそるおそる滑る瑞樹の姿があった。
身ごもっている女が、スキー研修など受けるはずがない。
彼女……瑞樹が妊娠しているはずがない、と聡は心で断定し、安心した。
聡はしばらく講習を見ていたが、暇なので、また滑りに行くことにした。
上で接続する他のスキー場にも行ってみたい。
「じゃあ、みんな頑張ってね」
と皆に声をかけた聡は、最後に将を一瞬見つめた。
そして、声にださず『がんばって』と口を動かすと、ストックを後ろに投げ出すように、行ってしまった。
緩斜面なので、ステップを踏むように軽やかに片足ずつ滑っていく。スケートのようだ。
将はそれを、真似して追おうとして、勝手にスキーが滑ってまた転んだ。
スキップするように滑っていったはずなのに……。
「くっそぉ」
大またを開いて雪に尻餅をついた将は、とても悔しかった。
転んで、起き上がって、を繰り返して雪まみれになっているうちに、午前中の講習が終わった。あっという間だった。
マッチョ講師と別れて、ホテルにいったん引き上げようとした将たちは、ゴンドラ乗り場の入り口のところにいる聡を見つけた。
「センセと話してるのガイジンじゃん」
井口がいうとおり聡は、背の高い金髪の外国人の男性と談笑していた。
「やっぱり先生、英語うまいね」
立ち止まる将に、兵藤がすれ違いざまに話しかけていく。
将は、嫉妬にかられて、板をかついで聡のそばにズカズカと歩いていった。
自分でも気付いていないが、将は雪道の歩き方に、いつのまにか慣れていた。
聡は将に気付くと、外国人男性との会話にケリをつけて、最後に
「バイ」
と軽く手を振って別れると将のそばに戻ってきた。
「『バイ』だって」
将は聡の口真似をした。
「何、ガイジンにナンパされてんだよー」
将は、怒ったふうを見せた。本当に怒っているわけじゃないが、さっきから聡には少しムッとしている。
「ナンパなんかじゃないわよ。さっき偶然ゴンドラで乗り合わせた人だったから」
「何人?」
「オージーだって」
最近、北海道のスキー場は、オーストラリア人がとても多いのだ。
「で、何話してたんだよ」
「いや、頂上に行きたいけど、どうやって行くか知ってるかって」
「頂上とか行けんの?」
「うん。一番上のリフトに乗って、隣のスキー場にいったん行かないといけないんだけどね。山の向こうの日本海とか見えてキレイだよ」
やっと止まれるようになった将には遠い話だ。
「ところで、どこまで出来るようになった?」
「やっと止まれるようになった」
将はブスッとした顔のまま答えた。あまりに聡とレベルが違いすぎるのが面白くない。
「面白いでしょ?」
「……まあな」
素直に考えれば面白かった。なにせ雪自体が珍しいのだ、滑っても転んでも突っ込んでも楽しい。
スピードが出すぎてしまうのも、車やバイクに乗る将にしてみればどうということはない。
たぶん、すぐ制御できるようになりそうな気がする。
しかし。このいらだちは。あきらかに聡とのあまりのレベルの違いに落胆しているほかならない。
聡はやはり、9歳年上、スキー経験も豊富な大人なのだ、という事実を将は改めて突きつけられる。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
体育館倉庫での秘密の恋
狭山雪菜
恋愛
真城香苗は、23歳の新入の国語教諭。
赴任した高校で、生活指導もやっている体育教師の坂下夏樹先生と、恋仲になって…
こちらの作品は「小説家になろう」にも掲載されてます。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる