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第4章<最終戦線>編
133話「百獣、限界突破」
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「ぐぁっ!」
「きゃっ!」
「まだまだいくか?」
「おう!」
「絶対勝ってやる……!」
カン!カン!カン!カン!
ドラコもベルも、俺との特訓に対して弱音を吐くこと無く真剣に取り組んでくれた。
百獣変化を使う俺VS木剣を持ったドラコとベル2人の対戦式の特訓だ。
2人の剣さばきは俺と出会った頃の時点で既に人並み以上には仕上がっていたが、俺との特訓を経てだいぶ成長したと思う。
「よし、今日はもう休もうぜ。」
「分かった!ベル!今度は俺とやろうぜ!」
「うん!」
「いや休めっておい!」
こんな風に、流石に特訓に熱を入れすぎな事もあったので、その時は俺が休む事も大切であるという事を2人に教えてやったな。
「っつー訳だから、今日は休め!」
「はーい。」
「俺はこれから用事があるしな。」
「用事って何だよアニキ?」
「もうすぐ日が暮れるよ?」
「はいはい!子供は家でねんねしてなさいよ!」
たまに2人をはぐらかして夜の街に遊びに行く事もあったな……2人が子供ながらにちゃんとしてる事を信頼しての事だ。
そんで翌日、俺の頬にキスマークがついてるのをベルに指摘された時は肝が冷えたもんだ……。
◇
「アンタが特級冒険者のタウラスか。」
「お前らは……?」
謎のモンスターの調査を進める途中で冒険者仲間もできた。
この王国アストレアの人間は人柄が良く、すぐに打ち解ける事ができた。
「俺はトーゴ、特級冒険者だ。王国アダンから特級冒険者が越してきたと聞いてな……挨拶をと思って。」
「俺はコイツと同じくガオレオだ!よろしくな!」
「私はセリエ……同じく特級冒険者……よろしく……。」
「私はソレイユ・サジタリウス。以下同文だ。」
「ほぅ……王国アストレアの冒険者は選りすぐりの奴らが揃っているも聞いたが……特級冒険者が4人か!仲間としてはこれ以上頼りになる奴はいねぇかもな!」
「俺はトーゴ。よろしくな。」
トーゴは人付き合いはできるが不器用なタイプの人間だなという印象だった。
なんと16歳で特級冒険者だと……冒険者になれるのは15歳からなのでつまり1年で特級冒険者になったという事だ……それはもう驚いたもんだな。
「おっ!見る目があるなぁ!アンタも中々デキそうな冒険者だってのは一目見て感じ取ったぜ俺は!」
ガオレオは陽気で明るいやつ……多分俺とはだいぶ気が合うだろうな、というのが第1印象だった。
「私は……目が見えないの……でも……この腕に巻いてる……魔道具のお陰で……日常生活は……問題なく行えるから……気にしないで……。」
セリエは確か不思議ちゃん系のキャラっていうのが第一印象だったな。
セリエは王国ミズノエから来たらしい……俺と同じくここじゃ余所者って訳だ。
「私は冒険者として、モンスターから国民を守る事を責務としている。君も冒険者として働くのなら共に頑張ろう。困った時はいつでも私や皆を頼っていいんだぞ。」
ソレイユは堅物……というか真面目な印象だった。
ソレイユもセリエも男の俺からすれば美人系とカワイイ系……中々いいんじゃないか?という感情を一時は抱いていたが……冒険者は冒険者であって、娼館で相手するレディ達とは違うのだ……冒険者は互いの信頼関係が大事であるが故にその辺はちゃんと考える必要がある
そんな風に考えを切り替えて冒険者である彼女らとは接する事にした。
ま、茶に誘うぐらいはしようとしたけどな(全部撃沈に終わったけど)。
◇
「フレイムスラッシュ!」
ゴォォォォ!
「アイススラッシュ!」
キィィィィ!
気がつけば、ドラコもベルも属性魔術を使えるようになっていた。
以前魔術適正を鑑定してもらった結果、2人共全属性に適性がある優れた人種だったらしい。
鑑定士曰く、全属性適性持ちはこの街では既に3人確認されているらしく、「何か」が起こる前兆なのではないかと鑑定士はビビっていて、 その時は適当に聞き流したが、今その「何か」が起こってる訳だしあながち間違ってなかったのかもな。
驚いたのはその魔術適性鑑定をした後の事で、なんとギルドマスターが直々に、ベルとドラコに「今すぐ冒険者にならないか」と提案してきたのだ。
ベルはともかくドラコはまだ12歳だったので年齢制限の事を考えるとちょっと躊躇したが、ドラコにとっては願ってもない話だったらしい。
「で、お前らにもう一度聞いておくが……冒険者になるんだな?」
「もちろんだぜ!」
「当然。当面はタウラスのサポートとしてやっていくけど、いつかは自分一人で頑張れる冒険者になるんだから。」
「そんな将来設計を……よし!じゃあ今から冒険者登録行くぞ!」
「おう!アニキ!ベル!一緒に頑張ろうな!」
「うん。」
「あ、そう言えば俺!冒険者ネーム考えてたんだよ!」
ドラコは突然冒険者ネームなる存在しない概念を持ち出してきた。
まぁ当時は冒険者の事をよく知らなかったんだろうな。
「冒険者ネームぅ?」
「おぅ!その名も「最強剣士ドラゴニクス」!どうだ?カッケーだろ!」
「冒険者ネームなんて概念ねーよ。そういうのやりたきゃまず一番強い冒険者にでもなってそういうルールを自分で作るこったな。」
「そうね。私は恥ずかしくてイヤだけど。」
「ひでぇ!」
その時は適当にはぐらかしたが、いつかは来るのかもな……ドラコみたいなやつがカッコイイ名前名乗って、さながら英雄みたく皆を守る、そんな世界が……
その世界に、俺はいけそうにないがな……だから、お前らだけでも……
◇
ドラコとタウラスに追い詰められた死神は奥の手中の奥の手である「禁術」を発動し、自分の為に戦う眷属を召喚した。
だが、普通に眷属を召喚するだけの魔術は禁術とは言わない……死神はその場にいた冒険者の内の4割の命を生贄とし、尋常ならざる力を持つ眷属「呪縛無限骨霊(じゅばくむげんこつれい)」を召喚したのだ……これが禁術「生贄召喚」である。
「アニキィィィィ!!」
「ぐ……がはっ!!」
死神が召喚した4本腕の大死神の大鎌によって背後から心臓を突き刺されたタウラス。
ドラコはそれに気を取られ、動揺し死神を追う足を止めてしまう。
その隙を死神は好機と捉え、満身創痍の身体でなんとか大鎌を構えドラコを襲おうとする。
「あ……!」
突然の事態に動揺していたドラコは身体を動かせず、回避も防御もできない状態にあった。
「ドラコさん!タウラスさん!」
それを見ていた仁美の声が戦場に響く。
死神を追って自分から離れていったドラコとタウラスの元に駆けつけるには遠すぎると絶望する仁美。
傷が治りかけているベルも僅かに瞳を開けてその状況を見ているだけしかできなかった。
「ケタケタケタケタ!」
勝利を確信した死神はドラコ目掛けて大鎌を振り下ろす。
ビュンッ!
ドラコは頭部から真っ二つに切り裂かれた……かに思われたが……
ガキンッ!!
ドラコが大鎌によって切り裂かれる無惨な音……ではなく、その大鎌を受け止めた鋭い金属音が鳴り響く。
「!?」
「ッ……アニキ……!?」
ドラコを助けたのは……満身創痍のタウラスだった。
「アニキ!」
「百獣超越……獣王無人!!」
そう呟くタウラスは、全身にあらゆるモンスターの特徴的な部位や顔が浮かび上がっている歪な形態に変化していた。
彼もまた奥の手中の奥の手、百獣超越「獣王無人」によって限界を超えていたのだ。
冒険者として……ドラコとベルの兄貴として成すべき事を成す為に。
「きゃっ!」
「まだまだいくか?」
「おう!」
「絶対勝ってやる……!」
カン!カン!カン!カン!
ドラコもベルも、俺との特訓に対して弱音を吐くこと無く真剣に取り組んでくれた。
百獣変化を使う俺VS木剣を持ったドラコとベル2人の対戦式の特訓だ。
2人の剣さばきは俺と出会った頃の時点で既に人並み以上には仕上がっていたが、俺との特訓を経てだいぶ成長したと思う。
「よし、今日はもう休もうぜ。」
「分かった!ベル!今度は俺とやろうぜ!」
「うん!」
「いや休めっておい!」
こんな風に、流石に特訓に熱を入れすぎな事もあったので、その時は俺が休む事も大切であるという事を2人に教えてやったな。
「っつー訳だから、今日は休め!」
「はーい。」
「俺はこれから用事があるしな。」
「用事って何だよアニキ?」
「もうすぐ日が暮れるよ?」
「はいはい!子供は家でねんねしてなさいよ!」
たまに2人をはぐらかして夜の街に遊びに行く事もあったな……2人が子供ながらにちゃんとしてる事を信頼しての事だ。
そんで翌日、俺の頬にキスマークがついてるのをベルに指摘された時は肝が冷えたもんだ……。
◇
「アンタが特級冒険者のタウラスか。」
「お前らは……?」
謎のモンスターの調査を進める途中で冒険者仲間もできた。
この王国アストレアの人間は人柄が良く、すぐに打ち解ける事ができた。
「俺はトーゴ、特級冒険者だ。王国アダンから特級冒険者が越してきたと聞いてな……挨拶をと思って。」
「俺はコイツと同じくガオレオだ!よろしくな!」
「私はセリエ……同じく特級冒険者……よろしく……。」
「私はソレイユ・サジタリウス。以下同文だ。」
「ほぅ……王国アストレアの冒険者は選りすぐりの奴らが揃っているも聞いたが……特級冒険者が4人か!仲間としてはこれ以上頼りになる奴はいねぇかもな!」
「俺はトーゴ。よろしくな。」
トーゴは人付き合いはできるが不器用なタイプの人間だなという印象だった。
なんと16歳で特級冒険者だと……冒険者になれるのは15歳からなのでつまり1年で特級冒険者になったという事だ……それはもう驚いたもんだな。
「おっ!見る目があるなぁ!アンタも中々デキそうな冒険者だってのは一目見て感じ取ったぜ俺は!」
ガオレオは陽気で明るいやつ……多分俺とはだいぶ気が合うだろうな、というのが第1印象だった。
「私は……目が見えないの……でも……この腕に巻いてる……魔道具のお陰で……日常生活は……問題なく行えるから……気にしないで……。」
セリエは確か不思議ちゃん系のキャラっていうのが第一印象だったな。
セリエは王国ミズノエから来たらしい……俺と同じくここじゃ余所者って訳だ。
「私は冒険者として、モンスターから国民を守る事を責務としている。君も冒険者として働くのなら共に頑張ろう。困った時はいつでも私や皆を頼っていいんだぞ。」
ソレイユは堅物……というか真面目な印象だった。
ソレイユもセリエも男の俺からすれば美人系とカワイイ系……中々いいんじゃないか?という感情を一時は抱いていたが……冒険者は冒険者であって、娼館で相手するレディ達とは違うのだ……冒険者は互いの信頼関係が大事であるが故にその辺はちゃんと考える必要がある
そんな風に考えを切り替えて冒険者である彼女らとは接する事にした。
ま、茶に誘うぐらいはしようとしたけどな(全部撃沈に終わったけど)。
◇
「フレイムスラッシュ!」
ゴォォォォ!
「アイススラッシュ!」
キィィィィ!
気がつけば、ドラコもベルも属性魔術を使えるようになっていた。
以前魔術適正を鑑定してもらった結果、2人共全属性に適性がある優れた人種だったらしい。
鑑定士曰く、全属性適性持ちはこの街では既に3人確認されているらしく、「何か」が起こる前兆なのではないかと鑑定士はビビっていて、 その時は適当に聞き流したが、今その「何か」が起こってる訳だしあながち間違ってなかったのかもな。
驚いたのはその魔術適性鑑定をした後の事で、なんとギルドマスターが直々に、ベルとドラコに「今すぐ冒険者にならないか」と提案してきたのだ。
ベルはともかくドラコはまだ12歳だったので年齢制限の事を考えるとちょっと躊躇したが、ドラコにとっては願ってもない話だったらしい。
「で、お前らにもう一度聞いておくが……冒険者になるんだな?」
「もちろんだぜ!」
「当然。当面はタウラスのサポートとしてやっていくけど、いつかは自分一人で頑張れる冒険者になるんだから。」
「そんな将来設計を……よし!じゃあ今から冒険者登録行くぞ!」
「おう!アニキ!ベル!一緒に頑張ろうな!」
「うん。」
「あ、そう言えば俺!冒険者ネーム考えてたんだよ!」
ドラコは突然冒険者ネームなる存在しない概念を持ち出してきた。
まぁ当時は冒険者の事をよく知らなかったんだろうな。
「冒険者ネームぅ?」
「おぅ!その名も「最強剣士ドラゴニクス」!どうだ?カッケーだろ!」
「冒険者ネームなんて概念ねーよ。そういうのやりたきゃまず一番強い冒険者にでもなってそういうルールを自分で作るこったな。」
「そうね。私は恥ずかしくてイヤだけど。」
「ひでぇ!」
その時は適当にはぐらかしたが、いつかは来るのかもな……ドラコみたいなやつがカッコイイ名前名乗って、さながら英雄みたく皆を守る、そんな世界が……
その世界に、俺はいけそうにないがな……だから、お前らだけでも……
◇
ドラコとタウラスに追い詰められた死神は奥の手中の奥の手である「禁術」を発動し、自分の為に戦う眷属を召喚した。
だが、普通に眷属を召喚するだけの魔術は禁術とは言わない……死神はその場にいた冒険者の内の4割の命を生贄とし、尋常ならざる力を持つ眷属「呪縛無限骨霊(じゅばくむげんこつれい)」を召喚したのだ……これが禁術「生贄召喚」である。
「アニキィィィィ!!」
「ぐ……がはっ!!」
死神が召喚した4本腕の大死神の大鎌によって背後から心臓を突き刺されたタウラス。
ドラコはそれに気を取られ、動揺し死神を追う足を止めてしまう。
その隙を死神は好機と捉え、満身創痍の身体でなんとか大鎌を構えドラコを襲おうとする。
「あ……!」
突然の事態に動揺していたドラコは身体を動かせず、回避も防御もできない状態にあった。
「ドラコさん!タウラスさん!」
それを見ていた仁美の声が戦場に響く。
死神を追って自分から離れていったドラコとタウラスの元に駆けつけるには遠すぎると絶望する仁美。
傷が治りかけているベルも僅かに瞳を開けてその状況を見ているだけしかできなかった。
「ケタケタケタケタ!」
勝利を確信した死神はドラコ目掛けて大鎌を振り下ろす。
ビュンッ!
ドラコは頭部から真っ二つに切り裂かれた……かに思われたが……
ガキンッ!!
ドラコが大鎌によって切り裂かれる無惨な音……ではなく、その大鎌を受け止めた鋭い金属音が鳴り響く。
「!?」
「ッ……アニキ……!?」
ドラコを助けたのは……満身創痍のタウラスだった。
「アニキ!」
「百獣超越……獣王無人!!」
そう呟くタウラスは、全身にあらゆるモンスターの特徴的な部位や顔が浮かび上がっている歪な形態に変化していた。
彼もまた奥の手中の奥の手、百獣超越「獣王無人」によって限界を超えていたのだ。
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