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第4章<最終戦線>編
121話「人と神の、戦い」
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決戦前夜……良太郎とマリーネが互いにこの戦いを生き延びようと誓っていたように、冒険者達もまた戦いへの備えを進めていた。
とある酒屋にて、ガオレオ、ソレイユ、セリエは酒を飲み交わしていた。
「っぷは~!うめ~!身に染みる~!」
「はしたないぞガオレオ。そんな大きな声を出して。」
「いいじゃない……今日はお客さんが少ないもの……先日のキョーシローの宣戦布告はあの周辺の人達には聞かれている……それで王宮が街中の人達に話をして……明日は街の人達はみんな地下シェルターに避難するのよ……。」
セリエは客のほとんどいない酒屋を見渡してそう説明する。
「そうだったな。モンスターの総攻撃が始まるってのに、呑気に酒も飲んでられないか。」
「私達は呑気者という訳かガオレオ?」
「誘ったのはお前だろソレイユ?」
「そうだ……こういう時ぐらい呑気でいたい。」
ソレイユはガオレオからのイジりを涼しい表情で受け流し、葡萄酒を1口飲む。
「……作戦では……私達3人とリョータロー、マリーネ、リコ、タウラス、ベル、ドラコでバルベストの塔に攻め込んで……王都周辺の様子を魔道具で確認しつつ……影の一味と戦い……王都次第でその中の誰かを王都に送る……って事になってる……。」
「そうだなー。俺はセンジュのヤローをぶん殴りてぇけど。」
「私が気になるのはリュウカだ。あの後彼女はどうなったのか……もう二度と裏切らないように洗脳されたか、あるいは……」
「2人は……どうしたいの……?」
セリエにそう聞かれたガオレオとソレイユは意を決した表情で
「トーゴの仇は俺が取る。アイツに今までの償いをさせてやるんだ。」
「もしもリュウカが洗脳されていたのなら……私はリュウカを助けたい。弱き者を助けるのが冒険者の使命だからだ。それが訳あって敵に加担してる者なら、助け出し、罪を償わせ、ちゃんとした人間になって欲しい。」
と、戦いにおいての自分達の役割を主張する。
「そうね……そして、キョーシローをどうするかは……リョータローにかかっている……。」
「旦那なら負けねぇよ。」
「なんでそう思うんだ?」
「勘だ。」
ソレイユの質問に堂々とした態度でそう答えるガオレオ。
だが、ガオレオがそう言うならと2人はそれ以上追求しなかった……と言うか、2人も最初から良太郎の事を信頼していたのだ。
「そうだな。」
「私達は……自分のやるべき事に……集中しましょう……。」
◇
リコはタウラス、ベル、ドラコと共に高台から夜の街を見下ろしていた。
この街を……いや、この世界を自分達が守るのだと強く自覚する為に。
「タウラスって、王国アダンの出身なのよね~?」
「あぁ。色々あってベルとドラコに会って……2人の面倒を見つつ冒険者やるならここが良いと思ってアストレアに来た。」
「アストレアはメシが美味いもんな!」
「そういう理由じゃないでしょ……。」
ドラコに反論するベルに対して、タウラスはキョトンとした表情で
「メシが美味いからだが?」
と答える。
「それで良いのかよ……。」
「はっはっは。メシの味は十分判断材料になり得るんだぜ?」
ベルに呆れた表情で反応されるも、タウラスはケラケラと笑って誤魔化す。
「うん……戦いが終わった後も、皆でここ街で笑い合いたいね~。」
「そうだな!」
「うん……私とドラコにとっては、ここが第2の故郷だから。」
ベルとドラコは共にリコの言葉に共感し、まだ見ぬ将来に思いを馳せる。
タウラスよりも立派な冒険者になってタウラスを驚かせる事を2人は決意し、タウラスもまた2人がそうなる事を願った。
「頑張れよお前ら!」
「頭わしゃわしゃすんな。」
「えへへ~。」
リコはそんな3人を見て、トーゴの事を思い出した。
自分達姉弟の絆も、この3人のように途切れはしないのだと実感したリコは、トーゴの分もしっかり生きる為にこの戦いを生き延びようと決意する。
◇
そして、決戦の日……バルベストの塔にて。
「……」
洗脳状態にあるリュウカはロボットのように塔を隅々まで見張っている。
何処からか侵入者が侵入してこないか見張る為だ。
そして階段を降りて下の階に行き、ルスタ村の人々が閉じ込められている牢屋の前に来た。
「あ、あんた……最近様子が違うよ!まるで別人みたいに……何かあったのかい?」
「……」
「お姉さんは酷い事をした敵だけど……私達の事をこんな所に閉じ込めているけど……ちょっと前までのお姉さんは、あの白い髪の人とは違って、私達の事を気遣ってくれてるみたいだったのに……!」
「……」
村人達が何を問いかけても何の反応も見せないリュウカ。
そして何も返事をしないままその階の見回りを続け__
「!?」
だがその一瞬リュウカは、突然現れた「彼女」に対して見張り役として強く反応する。
フォン!
彼女によって村人達は牢の中から全員姿を消し、リュウカは彼女の右腕を影の鞭によって拘束する。
「リュウカ……やはり洗脳状態にあるか……。」
その場に現れたのはイブだった。
そして次の瞬間……
「よく来たね……良太郎君……!」
「キョーシロー……!!」
◇
ドゴゴゴゴォォォォォォォォ!!!!
バルベストの塔は天空から現れた、巨大ゴーレムの姿の良太郎のかかと落としによって轟音を立てて破壊された。
ルスタ村の人々を解放した直後に塔ごと影の一味を攻撃する……それが良太郎達の第1撃だった。
ついさっきまでバルベストの塔があった場所から瓦礫が吹き飛び、土煙が立ち込める……そしてその中から……
「何……しやがるぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「カワイくない攻撃しちゃって!!」
影の鎧で塔の崩壊から身を守ったセンジュとシャナが飛び出し、鎧を解除して敵の攻撃に備える。
「ハリケーン!」
「なっ!?」
「きゃっ……!」
その直後、センジュとシャナ、そして後から瓦礫の下から脱出して現れたリュウカは竜巻によって身体が宙に巻い、それぞれ距離を遠くに離される。
「ッ……リーダー!」
「あぁ……スタンピード……開始だ!やれ闇のティアマト!」
2日前王都レガーでイブの攻撃を防いだように、影の翼によって身を守った狂死郎は声高らかにスワロウ大陸全土へのモンスター総攻撃(スタンピード)を発令する。
そんな彼の前に、2人が現れる……
「狂死郎!!」
「貴方を倒して……皆を守る!!」
狂死郎を倒すべく彼の前に姿を現したのは、狂死郎同様鬼人族の少年良太郎、そしてかつて狂死郎に大切な人を奪われた少女マリーネ。
「来い!最後の戦いだ!」
狂死郎は恍惚な笑みを浮かべて2人を歓迎する。
最終決戦
「人神戦線(ひとがみせんせん)」開幕__
とある酒屋にて、ガオレオ、ソレイユ、セリエは酒を飲み交わしていた。
「っぷは~!うめ~!身に染みる~!」
「はしたないぞガオレオ。そんな大きな声を出して。」
「いいじゃない……今日はお客さんが少ないもの……先日のキョーシローの宣戦布告はあの周辺の人達には聞かれている……それで王宮が街中の人達に話をして……明日は街の人達はみんな地下シェルターに避難するのよ……。」
セリエは客のほとんどいない酒屋を見渡してそう説明する。
「そうだったな。モンスターの総攻撃が始まるってのに、呑気に酒も飲んでられないか。」
「私達は呑気者という訳かガオレオ?」
「誘ったのはお前だろソレイユ?」
「そうだ……こういう時ぐらい呑気でいたい。」
ソレイユはガオレオからのイジりを涼しい表情で受け流し、葡萄酒を1口飲む。
「……作戦では……私達3人とリョータロー、マリーネ、リコ、タウラス、ベル、ドラコでバルベストの塔に攻め込んで……王都周辺の様子を魔道具で確認しつつ……影の一味と戦い……王都次第でその中の誰かを王都に送る……って事になってる……。」
「そうだなー。俺はセンジュのヤローをぶん殴りてぇけど。」
「私が気になるのはリュウカだ。あの後彼女はどうなったのか……もう二度と裏切らないように洗脳されたか、あるいは……」
「2人は……どうしたいの……?」
セリエにそう聞かれたガオレオとソレイユは意を決した表情で
「トーゴの仇は俺が取る。アイツに今までの償いをさせてやるんだ。」
「もしもリュウカが洗脳されていたのなら……私はリュウカを助けたい。弱き者を助けるのが冒険者の使命だからだ。それが訳あって敵に加担してる者なら、助け出し、罪を償わせ、ちゃんとした人間になって欲しい。」
と、戦いにおいての自分達の役割を主張する。
「そうね……そして、キョーシローをどうするかは……リョータローにかかっている……。」
「旦那なら負けねぇよ。」
「なんでそう思うんだ?」
「勘だ。」
ソレイユの質問に堂々とした態度でそう答えるガオレオ。
だが、ガオレオがそう言うならと2人はそれ以上追求しなかった……と言うか、2人も最初から良太郎の事を信頼していたのだ。
「そうだな。」
「私達は……自分のやるべき事に……集中しましょう……。」
◇
リコはタウラス、ベル、ドラコと共に高台から夜の街を見下ろしていた。
この街を……いや、この世界を自分達が守るのだと強く自覚する為に。
「タウラスって、王国アダンの出身なのよね~?」
「あぁ。色々あってベルとドラコに会って……2人の面倒を見つつ冒険者やるならここが良いと思ってアストレアに来た。」
「アストレアはメシが美味いもんな!」
「そういう理由じゃないでしょ……。」
ドラコに反論するベルに対して、タウラスはキョトンとした表情で
「メシが美味いからだが?」
と答える。
「それで良いのかよ……。」
「はっはっは。メシの味は十分判断材料になり得るんだぜ?」
ベルに呆れた表情で反応されるも、タウラスはケラケラと笑って誤魔化す。
「うん……戦いが終わった後も、皆でここ街で笑い合いたいね~。」
「そうだな!」
「うん……私とドラコにとっては、ここが第2の故郷だから。」
ベルとドラコは共にリコの言葉に共感し、まだ見ぬ将来に思いを馳せる。
タウラスよりも立派な冒険者になってタウラスを驚かせる事を2人は決意し、タウラスもまた2人がそうなる事を願った。
「頑張れよお前ら!」
「頭わしゃわしゃすんな。」
「えへへ~。」
リコはそんな3人を見て、トーゴの事を思い出した。
自分達姉弟の絆も、この3人のように途切れはしないのだと実感したリコは、トーゴの分もしっかり生きる為にこの戦いを生き延びようと決意する。
◇
そして、決戦の日……バルベストの塔にて。
「……」
洗脳状態にあるリュウカはロボットのように塔を隅々まで見張っている。
何処からか侵入者が侵入してこないか見張る為だ。
そして階段を降りて下の階に行き、ルスタ村の人々が閉じ込められている牢屋の前に来た。
「あ、あんた……最近様子が違うよ!まるで別人みたいに……何かあったのかい?」
「……」
「お姉さんは酷い事をした敵だけど……私達の事をこんな所に閉じ込めているけど……ちょっと前までのお姉さんは、あの白い髪の人とは違って、私達の事を気遣ってくれてるみたいだったのに……!」
「……」
村人達が何を問いかけても何の反応も見せないリュウカ。
そして何も返事をしないままその階の見回りを続け__
「!?」
だがその一瞬リュウカは、突然現れた「彼女」に対して見張り役として強く反応する。
フォン!
彼女によって村人達は牢の中から全員姿を消し、リュウカは彼女の右腕を影の鞭によって拘束する。
「リュウカ……やはり洗脳状態にあるか……。」
その場に現れたのはイブだった。
そして次の瞬間……
「よく来たね……良太郎君……!」
「キョーシロー……!!」
◇
ドゴゴゴゴォォォォォォォォ!!!!
バルベストの塔は天空から現れた、巨大ゴーレムの姿の良太郎のかかと落としによって轟音を立てて破壊された。
ルスタ村の人々を解放した直後に塔ごと影の一味を攻撃する……それが良太郎達の第1撃だった。
ついさっきまでバルベストの塔があった場所から瓦礫が吹き飛び、土煙が立ち込める……そしてその中から……
「何……しやがるぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「カワイくない攻撃しちゃって!!」
影の鎧で塔の崩壊から身を守ったセンジュとシャナが飛び出し、鎧を解除して敵の攻撃に備える。
「ハリケーン!」
「なっ!?」
「きゃっ……!」
その直後、センジュとシャナ、そして後から瓦礫の下から脱出して現れたリュウカは竜巻によって身体が宙に巻い、それぞれ距離を遠くに離される。
「ッ……リーダー!」
「あぁ……スタンピード……開始だ!やれ闇のティアマト!」
2日前王都レガーでイブの攻撃を防いだように、影の翼によって身を守った狂死郎は声高らかにスワロウ大陸全土へのモンスター総攻撃(スタンピード)を発令する。
そんな彼の前に、2人が現れる……
「狂死郎!!」
「貴方を倒して……皆を守る!!」
狂死郎を倒すべく彼の前に姿を現したのは、狂死郎同様鬼人族の少年良太郎、そしてかつて狂死郎に大切な人を奪われた少女マリーネ。
「来い!最後の戦いだ!」
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