119 / 154
第3章<怪物と少女>編
118話「太陽(あす)を賭けた、戦い」
しおりを挟む
マリーネ達はすっかり大きくなり、皆冒険者となって目覚ましい活躍を立てた。
ソレイユ、ガオレオ、セリエはティアマトの子として生まれた故に元々持っていた才能というものがあり、あっという間に1級冒険者になった……それに私がいない間に特級冒険者になってたみたいだしな。
私はもう皆に教える事は無いと、もう私が皆の前からいなくなっても問題ないだろうと確信し、自分が建て、マリーネと共に過ごした家を後にした。
◇
私は王宮に向かい、自らその首を王家、アストラル家に差し出した。
最も、現国王ケン・アストラルは私の首なんか欲しくなかったらしいが。
「父上は王の座を退いたとは言え、貴方を死刑にする事は頑なに取り消さなかった……私が上手く彼を説得できなかった落ち度です……申し訳ありません……。」
「……気にするな。」
「ですが、刑の形だけは私の提案を通す事ができました。」
「何……?」
ケンは懐から1つの錠剤を取り出し、それを私に見せる。
「刑は「服毒死」です。ですがこれは……飲んだ人間を死なせるのではなく、仮死状態にする薬です。」
「なるほど……要は便宜上の死刑って事だな。」
「そして近い将来、こちらの薬を飲ませる事で貴方を生き返らせてみせます。」
今度は仮死状態を解く薬を取り出して、それによって私を生き返らせる事をケンは約束してくれた。
「貴方は化け物などではない……ディアーガ、ミズノエ、アトラ、アダン……各国での貴方の活躍は聞き及んでいます。貴方は英雄なのです。それを死刑にするなどあってはならない……せめて仮死状態にする事で父上の目ぐらいは欺いてみせる……私にできるのはこれだけです。どうかご容赦を……。」
ケンは形はどうあっても死刑は免れない事を許して欲しいと頭を下げ、私はそれを許した。
そして私は王宮の関係者達の前で仮死状態になる薬を服薬し、私の死に様を見届けに来た先代国王と、口パクで「貴方の幸福を祈る」と言ったケンの姿を見ながら眠りについた。
◇
次に目覚めた時、私は異空間にいた。
頭上と足元、それぞれに2つの大きな青い星が浮かんでいた。
「ここは……?」
「ここは異空間……そして私は異世界においてティアマトと呼ばれている者です。」
私の前に現れた、少女のような外見の人物は自らティアマトと名乗った。
本名は仁美というらしく、夫である蓮共々ティアマトとなったが、狂死郎の魂が持つ狂気に当てられた事によりそいつは闇に堕ちてしまい、狂死郎による世界の支配を手助けするべくモンスターを生み出したそうだ。
「君も私の望みを断つ者……かな?」
「そうだ。今はここから見守る事しかできないが……マリーネ達は必ずお前達の野望を止めてみせる。」
「そうか……面白い。君は最強の冒険者なんだろう?ならゲームバランスを考慮して、君にはしばらくここで大人しくしていてもらおう。」
闇のティアマトはそう言うと私に呪いをかけ、それを解かなければ蘇生できなくした。
「蓮さん……何故そんな事を!」
「これはゲームだ。いずれ現れるであろう勇者が悪と戦うゲーム。だからゲームバランスを調整する事は大事なのさ。」
蓮はしたり顔でそう語っていたが、今思えばあれは多分蓮の意思ではなかったのかもしれない。
それから2年の時が経過し、勇者は……良太郎は現れた__
◇
「私達の目的は4つ。この王都をティアマトモンスターから防衛し、影の一味を打倒し、ルスタ村の村人達を救出し、闇のティアマトを倒す事だ。」
ギルド本部が破壊された事で、冒険者の活動拠点は一時的に避難用地下シェルターを使う事にし、そこに集められた冒険者達、王宮関係者、そして俺は皆でイブさんの立てた作戦の話を聞いていた。
イブさんを中心とした作戦会議は長く続き、それなら4つの目標を達成できるかもしれないと俺は確信した。
「イブ殿。私から1つ、ここにいる皆に言いたい事がある。」
「どうぞ。」
そして会議が終わる間際、護衛をつけてここに来ていたケン国王が皆の前に立ち、ここにいる皆に向けてメッセージを送りたい、と前置きをしてこう続ける。
「影の一味による各国の襲撃から今日まで、この一月足らずの間に世界は……我々の生活は大きく変化した。しかし、イブ殿曰く……奴らは1ヶ月などという短い時間よりもずっと昔から人々を苦しめ続けていた。転生者、リョータロー殿がいた世界がその大きな被害を受けていたそうだ。鬼人族、キョーシローはリョータロー殿の世界を混乱に陥れ、そして人間から報復を受け、リョータロー殿同様、この世界に転生した。リョータロー殿の世界でなし得なかった世界の支配をこの世界でこそは成し遂げてみせる、という事なのかもしれない。
事は既に始まっていたのだ。この王都は皆知っての通り1度壊滅した。その場に居合わせたイブ殿曰く、それを引き起こした者こそ影の一味の首謀者、キョーシローであるとの事だ。そしてその背後には……2人のティアマトの内の1人、闇に堕ち、モンスターを生み出し、世界を混沌に陥れた闇のティアマトがいる……と。
影の一味による世界の支配など……鬼人族の為に人間が食糧となるなど、あってはならないのだ!我々は影の一味、そして闇のティアマトに勝たなければならないのだ!」
「うおおおおおお!!」
「我々人類は明日を掴み取る為に戦う!この戦いに終止符を打つべく、イブ殿の提案した作戦にリョータロー殿の世界における太陽神の名を冠したこの作戦……「アマテラス作戦」を、明日決行する!」
「やるぞお前らぁ!!」
「この世界を守るんだ!!」
「やってやるぜぇぇぇ!!」
「影の一味なんかに負けない!!」
ケン国王の言葉を聞いた冒険者達は皆やる気に満ちている……皆この世界を守る為に一丸になっているんだ……!
そう考えていると、俺の隣にいたマリーネが俺に声をかける。
「リョータロー君!」
「え?」
「絶対、絶対にこの戦いを皆で生き延びて……勝ちましょうね!」
「……うん!絶対勝とう!」
俺とマリーネは互いにそう誓い、冒険者緊急会議は終了した。
アマテラス作戦……昨日イブさんと1部の冒険者で考えた作戦だけど……まさか俺の世界の神様の名前がつけられるとはなぁ……よし!俺も頑張らないとな!
ソレイユ、ガオレオ、セリエはティアマトの子として生まれた故に元々持っていた才能というものがあり、あっという間に1級冒険者になった……それに私がいない間に特級冒険者になってたみたいだしな。
私はもう皆に教える事は無いと、もう私が皆の前からいなくなっても問題ないだろうと確信し、自分が建て、マリーネと共に過ごした家を後にした。
◇
私は王宮に向かい、自らその首を王家、アストラル家に差し出した。
最も、現国王ケン・アストラルは私の首なんか欲しくなかったらしいが。
「父上は王の座を退いたとは言え、貴方を死刑にする事は頑なに取り消さなかった……私が上手く彼を説得できなかった落ち度です……申し訳ありません……。」
「……気にするな。」
「ですが、刑の形だけは私の提案を通す事ができました。」
「何……?」
ケンは懐から1つの錠剤を取り出し、それを私に見せる。
「刑は「服毒死」です。ですがこれは……飲んだ人間を死なせるのではなく、仮死状態にする薬です。」
「なるほど……要は便宜上の死刑って事だな。」
「そして近い将来、こちらの薬を飲ませる事で貴方を生き返らせてみせます。」
今度は仮死状態を解く薬を取り出して、それによって私を生き返らせる事をケンは約束してくれた。
「貴方は化け物などではない……ディアーガ、ミズノエ、アトラ、アダン……各国での貴方の活躍は聞き及んでいます。貴方は英雄なのです。それを死刑にするなどあってはならない……せめて仮死状態にする事で父上の目ぐらいは欺いてみせる……私にできるのはこれだけです。どうかご容赦を……。」
ケンは形はどうあっても死刑は免れない事を許して欲しいと頭を下げ、私はそれを許した。
そして私は王宮の関係者達の前で仮死状態になる薬を服薬し、私の死に様を見届けに来た先代国王と、口パクで「貴方の幸福を祈る」と言ったケンの姿を見ながら眠りについた。
◇
次に目覚めた時、私は異空間にいた。
頭上と足元、それぞれに2つの大きな青い星が浮かんでいた。
「ここは……?」
「ここは異空間……そして私は異世界においてティアマトと呼ばれている者です。」
私の前に現れた、少女のような外見の人物は自らティアマトと名乗った。
本名は仁美というらしく、夫である蓮共々ティアマトとなったが、狂死郎の魂が持つ狂気に当てられた事によりそいつは闇に堕ちてしまい、狂死郎による世界の支配を手助けするべくモンスターを生み出したそうだ。
「君も私の望みを断つ者……かな?」
「そうだ。今はここから見守る事しかできないが……マリーネ達は必ずお前達の野望を止めてみせる。」
「そうか……面白い。君は最強の冒険者なんだろう?ならゲームバランスを考慮して、君にはしばらくここで大人しくしていてもらおう。」
闇のティアマトはそう言うと私に呪いをかけ、それを解かなければ蘇生できなくした。
「蓮さん……何故そんな事を!」
「これはゲームだ。いずれ現れるであろう勇者が悪と戦うゲーム。だからゲームバランスを調整する事は大事なのさ。」
蓮はしたり顔でそう語っていたが、今思えばあれは多分蓮の意思ではなかったのかもしれない。
それから2年の時が経過し、勇者は……良太郎は現れた__
◇
「私達の目的は4つ。この王都をティアマトモンスターから防衛し、影の一味を打倒し、ルスタ村の村人達を救出し、闇のティアマトを倒す事だ。」
ギルド本部が破壊された事で、冒険者の活動拠点は一時的に避難用地下シェルターを使う事にし、そこに集められた冒険者達、王宮関係者、そして俺は皆でイブさんの立てた作戦の話を聞いていた。
イブさんを中心とした作戦会議は長く続き、それなら4つの目標を達成できるかもしれないと俺は確信した。
「イブ殿。私から1つ、ここにいる皆に言いたい事がある。」
「どうぞ。」
そして会議が終わる間際、護衛をつけてここに来ていたケン国王が皆の前に立ち、ここにいる皆に向けてメッセージを送りたい、と前置きをしてこう続ける。
「影の一味による各国の襲撃から今日まで、この一月足らずの間に世界は……我々の生活は大きく変化した。しかし、イブ殿曰く……奴らは1ヶ月などという短い時間よりもずっと昔から人々を苦しめ続けていた。転生者、リョータロー殿がいた世界がその大きな被害を受けていたそうだ。鬼人族、キョーシローはリョータロー殿の世界を混乱に陥れ、そして人間から報復を受け、リョータロー殿同様、この世界に転生した。リョータロー殿の世界でなし得なかった世界の支配をこの世界でこそは成し遂げてみせる、という事なのかもしれない。
事は既に始まっていたのだ。この王都は皆知っての通り1度壊滅した。その場に居合わせたイブ殿曰く、それを引き起こした者こそ影の一味の首謀者、キョーシローであるとの事だ。そしてその背後には……2人のティアマトの内の1人、闇に堕ち、モンスターを生み出し、世界を混沌に陥れた闇のティアマトがいる……と。
影の一味による世界の支配など……鬼人族の為に人間が食糧となるなど、あってはならないのだ!我々は影の一味、そして闇のティアマトに勝たなければならないのだ!」
「うおおおおおお!!」
「我々人類は明日を掴み取る為に戦う!この戦いに終止符を打つべく、イブ殿の提案した作戦にリョータロー殿の世界における太陽神の名を冠したこの作戦……「アマテラス作戦」を、明日決行する!」
「やるぞお前らぁ!!」
「この世界を守るんだ!!」
「やってやるぜぇぇぇ!!」
「影の一味なんかに負けない!!」
ケン国王の言葉を聞いた冒険者達は皆やる気に満ちている……皆この世界を守る為に一丸になっているんだ……!
そう考えていると、俺の隣にいたマリーネが俺に声をかける。
「リョータロー君!」
「え?」
「絶対、絶対にこの戦いを皆で生き延びて……勝ちましょうね!」
「……うん!絶対勝とう!」
俺とマリーネは互いにそう誓い、冒険者緊急会議は終了した。
アマテラス作戦……昨日イブさんと1部の冒険者で考えた作戦だけど……まさか俺の世界の神様の名前がつけられるとはなぁ……よし!俺も頑張らないとな!
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
NineRing~捕らわれし者たち~
吉備津 慶
ファンタジー
岡山県の南、海の側に住んでいる高校二年生の響が、夜遅く家を飛び出し一人浜辺を歩いていると『我をおさめよ、されば導かれん』の声がする。
その声の先には一つのリングが輝いていた。リングを指にはめてみると、目の前にスタイル抜群のサキュバスが現れる。
そのサキュバスが言うには、秘宝を解放するために九つのリングを集め、魔王様と魔族の世界を造るとの事。
そのために、お前を魔族の仲間に引き入れ、秘宝を手に入れる手助けをさせると、連れ去られそうになった時、サキュバスに雷が落ちて難を逃れ、サキュバスが彼の下僕となる。しかしサキュバスの魔封じのクリスタルで、何の力も持たない響は連れ去られてしまう。
しかし、おっちょこちょいなサキュバスのおかげで、現代から未来世界に渡り。未来世界の力を得た響が、その後異世界に渡り、リングを探す事になる。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる