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第3章<怪物と少女>編
110話「邪悪機神、顕現」
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巨大ゴーレムを起動させようとしたら、何故か俺自身が巨大ゴーレムになっていた……一体何故こんな事に……!?
「リョータロー君!一旦落ち着いて!」
「とりあえず私達が秘密兵器を起動できたとアンドレイ陛下に報告する為に、王都に向かいましょう!その姿で歩けますか?」
「ゆっくりでいいわよ!ゆっくり1歩踏み出してみて!」
「う……うん!やってみる!」
マリーネと仁美さんの言う通り、俺は足をゆっくりと踏み出そうとする。
重い足がゴゴゴ…と音を立てて動き出し、そしてズシンと重たい音を立てて地面を踏み込んだ。
「うーん……」
両腕を動かしてみても動きがぎこちないな……この身体だといつも変身するゴーレムよりも動きが遅いような気がするな……まぁこの大きさだから無理もないか。
「よし……これからどうしますか?ヒトミさん?」
「今のリョータローさんの身体を通せる程のワープゲートは私には作れませんし……リョータローさん!走る事は可能ですか?」
「走る……?」
「私は魔術でソレイユさんとイブさんを探知して合流し、4人で先に王都に戻っています!リョータローさんは悪いですが、走って帰ってください!」
「はい……やってみます!」
俺は仁美さんとそう話し合って、仁美さんとマリーネはイブさんとソレイユさんと合流してから先に王都に戻っている事にし、俺は走って帰れとの事だ。
「ワープゲート!」
「リョータロー君!気をつけて帰ってきてね!」
「お先に失礼します!」
「2人も気をつけてね!」
俺はそう言ってワープゲートの向こうへと消えていく2人を見送り、この巨体で走れるものかと考えつつ、上手く走る為にクラウチングスタートの態勢を取る。
「速く走る為にはこれだよ……なッ!」
そして俺は軽く曲げた右足に力を集中させ、勢いよく地面を蹴る。
すると次の瞬間、この身体が俺の「速く走りたい」という気持ちに呼応したかのように、この大きさと重さが嘘だったのかと思うぐらい身体が軽くなり、俺は王都のある方向へと突き進んでいった。
ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
「うわっ!速い上に歩幅が広いからすごく速く前に進めるぞ!ん?ゴォォォって音が鳴ってる……?」
そのスピードに感動していた俺はふとある音が聞こえた事に意識を向け、首を90度回転させて背中を見てみると……
ゴォォォォォ……!!
「これは……ジェット噴射だ!この推力で速く走れるのか……!」
多分俺のホイールゴローダーみたく魔力を推力に変えて噴射してる的な事なのかな……何にせよこの身体は凄いぞ……!
俺はすぐに前を向いて走り続け、それから1時間もかからない内に王都に到着し、マリーネ達と合流しようとしたのだけど……
「いつもの姿にはどうやって戻るんだろう……?」
そうだ、俺はこの姿からいつもの姿に戻る術を知らないじゃないか……!
この姿で街に入れる訳無いし、きっと街の人たちもこの姿を怖がるだろうし……一体どうすれば……。
「リョータローくーん!」
「ん?この声は……?」
俺が声がした方向、俺の足元に目をやると……そこにはマリーネと仁美さん、イブさん、そしてアンドレイ陛下がいた。
イブさん、無事だったんだ……ソレイユさんはどうしてるのだろうか?
「イブさん、ソレイユさんは?」
「グラン・ベヒーモスとの戦いで手痛いダメージを負ったが……近くの村で簡易的な治療を受けさせてから、仁美達と合流してここに帰ってきて国立病院で治療を受けている。時期に治るだろうな。」
「それなら良かったです……。」
イブさんの言葉を聞いて一安心した俺だったが、それはそうと速くこの姿から戻らないと街に入れないし、もしかしたらずっとこの姿のままなんて事も……。
「イブさん。俺、何故だか巨大ゴーレムに取り込まれた?か何かでこの姿になって……普通の姿に戻りたいんですけど……アンドレイ陛下は何か言ってませんでしたか?」
「それについても問題ないよ!僕なら変身解除の方法を知ってるからね!いきなり巨大ゴーレムに取り込まれて混乱してるだろう……今までそんな前例が無かったから僕も困惑しているさ。だがディアーガの国王ビャッコは、これは人が使う事前提で作られてるから「コックピット」が備え付けられていると言っていた!」
「コックピット……?」
コックピットかぁ……ますますこの巨大ゴーレムの「理解ってる側の人間が作ってる感」が強まった気がする……。
「そのコックピットに君はいて、そこから出てこれるはずだ。今その扉を開けて__」
アンドレイ陛下がそう言おうとした次の瞬間だった……。
ファァァァァァァ……!!
どこからともなく聞こえる、神々しくも嫌な予感を刺激させられるような音……ついさっき、グラン・ベヒーモスと遭遇した時聞いたばかりの、ティアマトの子が生まれる時の音だ……!
「え……!?」
「この音は……ティアマトの子が生まれる時の……!!」
「でも……何か違う気がします!」
俺達が困惑していると、次の瞬間俺達の目の前に、ティアマトの子が生まれる時の魔法陣が現れた……と一瞬思ったのだけど……。
「ティアマトの子出現時の魔法陣……?」
「いえ!違います!あれは……影の一味による改良が施されている……影の魔法陣!」
「どう違うのですかヒトミさん!?」
「ティアマトの命を生み出す力……それに狂死郎の「影の力」を混ぜ合わせる事で……ティアマトの力+狂死郎の力の式が完成するのです!」
「つまり……強力な敵が現れるという事だね……!」
そう話し合う仁美さん達……一体どんな物が召喚されるのだろう……と身構えていると、ついにそれは俺達の前に姿を現す。
「AB-?!!4:E8:!!」
ゴォォォォォ……!!
そこから現れた「それ」は機械音のような声をあげながら、自身を中心に黒い風を吹き鳴らす。
俺が今まで何度か戦ってきた、影の一味の少女シャナ、その彼女が使役ゴーレム……その何倍も……今の俺よりも一回り大きい……巨大なゴーレムだ……!
「あれが……ティアマトの子……なんですか?ゴーレムは人工物……ティアマトの子として生まれるなんて……!」
「……以前マリーネさん達の王都の中にゴーレムの大群が湧いてでてきた時……あのゴーレム達もティアマトの子なのではないか、と言われていたのですよね?」
「は、はい……」
「きっとそのゴーレム達にも、このゴーレムにも……動く為の力の源があると思います。それが魔力ではなく……」
「人の魂って事か……。」
仁美さんが言おうとしていた事を代弁するイブさん。
あの魔法陣から出現したゴーレムは、人の魂を動力源に動くゴーレムだって言うのか……!?
普通のゴーレムならともかく、あの大きさとなるとどれだけの命を……!
「皆!あのゴーレムは俺が倒す!」
「リョータロー君が……!?」
「あのゴーレムは何としても止めなきゃダメだ!こんな王都の近くだっていうのに出てきて……!」
「任せるぞ。私達はいざという時王都を守れるようにスタンバっとく!」
「任されます!」
俺の意思を汲み取ってくれたイブさんはマリーネ達と共に王都の守りに着くと言い、俺に巨大ゴーレムの相手を任せてくれた。
この北の王国アトラでの最大級の戦いが始まろうとしていた……!
「リョータロー君!一旦落ち着いて!」
「とりあえず私達が秘密兵器を起動できたとアンドレイ陛下に報告する為に、王都に向かいましょう!その姿で歩けますか?」
「ゆっくりでいいわよ!ゆっくり1歩踏み出してみて!」
「う……うん!やってみる!」
マリーネと仁美さんの言う通り、俺は足をゆっくりと踏み出そうとする。
重い足がゴゴゴ…と音を立てて動き出し、そしてズシンと重たい音を立てて地面を踏み込んだ。
「うーん……」
両腕を動かしてみても動きがぎこちないな……この身体だといつも変身するゴーレムよりも動きが遅いような気がするな……まぁこの大きさだから無理もないか。
「よし……これからどうしますか?ヒトミさん?」
「今のリョータローさんの身体を通せる程のワープゲートは私には作れませんし……リョータローさん!走る事は可能ですか?」
「走る……?」
「私は魔術でソレイユさんとイブさんを探知して合流し、4人で先に王都に戻っています!リョータローさんは悪いですが、走って帰ってください!」
「はい……やってみます!」
俺は仁美さんとそう話し合って、仁美さんとマリーネはイブさんとソレイユさんと合流してから先に王都に戻っている事にし、俺は走って帰れとの事だ。
「ワープゲート!」
「リョータロー君!気をつけて帰ってきてね!」
「お先に失礼します!」
「2人も気をつけてね!」
俺はそう言ってワープゲートの向こうへと消えていく2人を見送り、この巨体で走れるものかと考えつつ、上手く走る為にクラウチングスタートの態勢を取る。
「速く走る為にはこれだよ……なッ!」
そして俺は軽く曲げた右足に力を集中させ、勢いよく地面を蹴る。
すると次の瞬間、この身体が俺の「速く走りたい」という気持ちに呼応したかのように、この大きさと重さが嘘だったのかと思うぐらい身体が軽くなり、俺は王都のある方向へと突き進んでいった。
ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
「うわっ!速い上に歩幅が広いからすごく速く前に進めるぞ!ん?ゴォォォって音が鳴ってる……?」
そのスピードに感動していた俺はふとある音が聞こえた事に意識を向け、首を90度回転させて背中を見てみると……
ゴォォォォォ……!!
「これは……ジェット噴射だ!この推力で速く走れるのか……!」
多分俺のホイールゴローダーみたく魔力を推力に変えて噴射してる的な事なのかな……何にせよこの身体は凄いぞ……!
俺はすぐに前を向いて走り続け、それから1時間もかからない内に王都に到着し、マリーネ達と合流しようとしたのだけど……
「いつもの姿にはどうやって戻るんだろう……?」
そうだ、俺はこの姿からいつもの姿に戻る術を知らないじゃないか……!
この姿で街に入れる訳無いし、きっと街の人たちもこの姿を怖がるだろうし……一体どうすれば……。
「リョータローくーん!」
「ん?この声は……?」
俺が声がした方向、俺の足元に目をやると……そこにはマリーネと仁美さん、イブさん、そしてアンドレイ陛下がいた。
イブさん、無事だったんだ……ソレイユさんはどうしてるのだろうか?
「イブさん、ソレイユさんは?」
「グラン・ベヒーモスとの戦いで手痛いダメージを負ったが……近くの村で簡易的な治療を受けさせてから、仁美達と合流してここに帰ってきて国立病院で治療を受けている。時期に治るだろうな。」
「それなら良かったです……。」
イブさんの言葉を聞いて一安心した俺だったが、それはそうと速くこの姿から戻らないと街に入れないし、もしかしたらずっとこの姿のままなんて事も……。
「イブさん。俺、何故だか巨大ゴーレムに取り込まれた?か何かでこの姿になって……普通の姿に戻りたいんですけど……アンドレイ陛下は何か言ってませんでしたか?」
「それについても問題ないよ!僕なら変身解除の方法を知ってるからね!いきなり巨大ゴーレムに取り込まれて混乱してるだろう……今までそんな前例が無かったから僕も困惑しているさ。だがディアーガの国王ビャッコは、これは人が使う事前提で作られてるから「コックピット」が備え付けられていると言っていた!」
「コックピット……?」
コックピットかぁ……ますますこの巨大ゴーレムの「理解ってる側の人間が作ってる感」が強まった気がする……。
「そのコックピットに君はいて、そこから出てこれるはずだ。今その扉を開けて__」
アンドレイ陛下がそう言おうとした次の瞬間だった……。
ファァァァァァァ……!!
どこからともなく聞こえる、神々しくも嫌な予感を刺激させられるような音……ついさっき、グラン・ベヒーモスと遭遇した時聞いたばかりの、ティアマトの子が生まれる時の音だ……!
「え……!?」
「この音は……ティアマトの子が生まれる時の……!!」
「でも……何か違う気がします!」
俺達が困惑していると、次の瞬間俺達の目の前に、ティアマトの子が生まれる時の魔法陣が現れた……と一瞬思ったのだけど……。
「ティアマトの子出現時の魔法陣……?」
「いえ!違います!あれは……影の一味による改良が施されている……影の魔法陣!」
「どう違うのですかヒトミさん!?」
「ティアマトの命を生み出す力……それに狂死郎の「影の力」を混ぜ合わせる事で……ティアマトの力+狂死郎の力の式が完成するのです!」
「つまり……強力な敵が現れるという事だね……!」
そう話し合う仁美さん達……一体どんな物が召喚されるのだろう……と身構えていると、ついにそれは俺達の前に姿を現す。
「AB-?!!4:E8:!!」
ゴォォォォォ……!!
そこから現れた「それ」は機械音のような声をあげながら、自身を中心に黒い風を吹き鳴らす。
俺が今まで何度か戦ってきた、影の一味の少女シャナ、その彼女が使役ゴーレム……その何倍も……今の俺よりも一回り大きい……巨大なゴーレムだ……!
「あれが……ティアマトの子……なんですか?ゴーレムは人工物……ティアマトの子として生まれるなんて……!」
「……以前マリーネさん達の王都の中にゴーレムの大群が湧いてでてきた時……あのゴーレム達もティアマトの子なのではないか、と言われていたのですよね?」
「は、はい……」
「きっとそのゴーレム達にも、このゴーレムにも……動く為の力の源があると思います。それが魔力ではなく……」
「人の魂って事か……。」
仁美さんが言おうとしていた事を代弁するイブさん。
あの魔法陣から出現したゴーレムは、人の魂を動力源に動くゴーレムだって言うのか……!?
普通のゴーレムならともかく、あの大きさとなるとどれだけの命を……!
「皆!あのゴーレムは俺が倒す!」
「リョータロー君が……!?」
「あのゴーレムは何としても止めなきゃダメだ!こんな王都の近くだっていうのに出てきて……!」
「任せるぞ。私達はいざという時王都を守れるようにスタンバっとく!」
「任されます!」
俺の意思を汲み取ってくれたイブさんはマリーネ達と共に王都の守りに着くと言い、俺に巨大ゴーレムの相手を任せてくれた。
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