81 / 170
第3章<怪物と少女>編
81話「王、謁見す」
しおりを挟む
西の王国ディアーガの王都へ向けて、馬車で進み続ける事2時間ぐらいで俺達の前に巨大な壁が現れた。
王国アストレアの王都、レガーを覆う壁もかなり大きかったけど、その3倍ぐらいの大きさだと思う。
そして、その壁に設けられた王都への入口は……なんと言うか、中華風?の装飾が施されている。
そういうお国柄なのか……。
「身分証を。」
「マリーネ。王国アストレアの冒険者に所属する2級冒険者です。」
マリーネはそう言いながらポーチから冒険者カードを取り出してそう言うけど、言葉が通じてる……言語は同じなのかな?
俺にはマリーネの言葉も門番さんの言葉も日本語に聞こえるけど……この肉体を作ったであろう闇のティアマトがそう設定したのかな。
「そちらのお2人は?」
「友人です。これが2人の身分証です。」
マリーネは門番さんに俺とイブさんの事を説明して、今度は俺とイブさんの身分証を取り出して……って、イブさんはともかくいつの間に俺の身分証なんて作ってたのだろう。
「ふむふむ……ありがとうございます。マリーネ殿、イブ殿、リョータロー殿。王都インヨウへ入る事を許可します。」
「ありがとうございます!」
そうして俺達は王都インヨウに入る事を許可され、馬車で王都の中へと入っていった。
「マリーネ、俺の身分証なんていつの間に作ったの?」
「昨日の夜、この国に入国するのに必要だと思ってお師匠様のワープゲートで王都まで行って役所で作ってもらったの。」
俺が気になっていた疑問に対して、マリーネはそう答える。
それはそうと……。
「これが王国ディアーガの王都か……。」
俺の目に飛び込んできた王都インヨウの風景はまさに中華といった雰囲気だった。
色も形もとにかく派手さが前面に押し出されている。
街の住人もほとんどの人が民族衣装っぽいものを着ているし……。
そんな事を考えながら馬車に揺られる事数十分で馬車は停車し、馬車の運転手さんに代金を渡して、そこからは俺達の足で動く事になる。
「まず国王様に会いに行くのですよね?」
「あぁ。ここから少し歩いた所に宮殿がある。そこに行くぞ。」
「はい!」
イブさんの言ったように、俺達はこれからこの国の国王に会いにいく事になる。
イブさんの友人らしいこの国の国王は、果たしてどんな人なのだろうか……楽しみなような不安なような……まぁ会ってみない事には何も分からないよな。
そう考えながらイブさんに案内され俺とマリーネは宮殿へと向かった。
宮殿に着いた俺達……正確にはイブさんを見た置いた兵士が驚いたような表情を浮かべたかと思ったら、彼は即座に俺達を国王の元へと案内した。
「お師匠様、どういう事でしょうか……?」
「死んだとでも思ってたんじゃないか?」
「実際死んでたみたいなものじゃないですか……。」
「確かにな。アイツが私を見た時に、驚いて腰を抜かさないといいんだけどな。」
「イ、イブさん……。」
俺達はそんな会話をしながら兵士の後をついて行き、国王のいる玉座へと招き入れられた。
兵士は焦った様子で扉を開け、そこにいる国王様に声をかける。
「ビャッコ様!!イブ殿が!!イブ殿が……!!」
「騒がしいな。なんだ___」
その言葉を聞いた国王様は、書類から手を離してこちらに目を向ける。
そして、イブさんの顔を見た瞬間……。
「ウゲヤァーーーーーーッ!!!!!」
「国王様ァァァッ!!!!」
「……え?」
◇
あれから10分ぐらいの時が経っただろうか、先程突然気絶した国王様は兵士が介抱した事で目覚め、彼は今俺達を長椅子に座らせ、自分は俺達と向かい合う位置の長椅子に座っている。
って言うか、この人国王って言う割に結構見た目が若々しいな……。
「……お、俺も年貢の納め時かなぁ。死者の幻影が見えるとは……!!」
「死んでない、ちょっと寝てただけだ。」
「嘘をつくな!!アストレアに派遣した俺の部下……さっきの老兵士は確かに貴様の死を確認した、と言っていたぞ!」
「相変わらず騒がしい奴だなビャッコ。だが今のお前は普段とは別ベクトルで騒がしい。」
「……あぁ。冷静さを取り戻そう。とりあえず聞かせてくれ。何しにこの国に来た?」
ビャッコと呼ばれたその国王様はイブさんにそう聞き、彼女はこう答える。
「ティアマトがこの現世に現れる。そいつを私達は仲間に迎え入れ、影の一味とそのバックに控えてる闇のティアマトを倒す。」
「……今世間を騒がせている影の一味、か……やはりそいつらは天祖神と繋がっていたのか。」
天祖神……?ティアマトの事はこの国ではそう言われてる、的なことなのかな。
次にビャッコさんはイブさんにこんな質問をする。
「イブ、その2人は弟子か何かか?」
「まぁそんな所だな。男が良太郎、女がマリーネだ。」
「そうか……君達が影の一味、そして闇の天祖神と戦い、その首を討ち取る、と?」
ビャッコさんは俺とマリーネの目を見てそう質問してくる。
威厳を感じる鋭い視線だ……ちょっと怖いけど、こんなのに慄いてるようじゃ敵とは戦えない……!
「はい!俺はなんとしても影の一味と闇のティアマトを止めます!この世界を守る為に……そして、ヒーローになる為に!」
「私もリョータロー君と同じです!皆を守る為、その為に私は冒険者になったんです!」
「いい目をしているな……。」
俺とマリーネの言葉を聞いたビャッコさんはそう呟き、椅子から立ち上がりイブに質問をする。
「お前達の望みはなんだ?」
「この国が保有する秘密兵器が借りたい。それもこの国に来た理由だ。」
「秘密……兵器?」
「そうだ。闇のティアマトは生命を生み出す力によって神獣レベルのモンスターを生み出し人間に牙を剥くだろう。それを払い除ける力が欲しい。」
俺がイブさんの言う「秘密兵器」という言葉に戸惑う一方、彼女はそれが欲しくてここに来た、という旨の要望を答える。
「いいだろう!!先程は予想外の事に醜態を晒してしまったが……このビャッコ・ツインファング!!貴様らの意志に答えてみせよう!!」
「助かる。」
「秘密兵器を動かすのには「コアゴーレム」が必要だ。それはこの王都より南の砦、レイキ城にある!!だがそこが影の一味の一人……センジュによって占拠されて閉まっているのだ。センジュを払い除けてくれると言うなら、我々はこの国に生まれ落ちるという天祖神の保護と、秘密兵器を貴様達に貸してやる事を約束しよう!!」
ビャッコさんは荘厳な声で俺達そう宣言してくれた。
影の一味の魔の手はこの国にまで及んでたのか……多分、イブさんの言う秘密兵器とやらが影の一味の害になると分かった上での行動だろう……だったらこっちだって、やるしかないよな!
「任せてくださいビャッコさん!センジュは俺達が追い払います!」
「私とリョータロー君が影の一味に負けない力を持っているって、証明してみせます!」
俺とマリーネは席を立ち上がり、ビャッコさんにまた自分達の意志をアピールする。
こうして、ディアーガの地でもまた、俺達と影の一味の戦いが始まろうとしていた……。
王国アストレアの王都、レガーを覆う壁もかなり大きかったけど、その3倍ぐらいの大きさだと思う。
そして、その壁に設けられた王都への入口は……なんと言うか、中華風?の装飾が施されている。
そういうお国柄なのか……。
「身分証を。」
「マリーネ。王国アストレアの冒険者に所属する2級冒険者です。」
マリーネはそう言いながらポーチから冒険者カードを取り出してそう言うけど、言葉が通じてる……言語は同じなのかな?
俺にはマリーネの言葉も門番さんの言葉も日本語に聞こえるけど……この肉体を作ったであろう闇のティアマトがそう設定したのかな。
「そちらのお2人は?」
「友人です。これが2人の身分証です。」
マリーネは門番さんに俺とイブさんの事を説明して、今度は俺とイブさんの身分証を取り出して……って、イブさんはともかくいつの間に俺の身分証なんて作ってたのだろう。
「ふむふむ……ありがとうございます。マリーネ殿、イブ殿、リョータロー殿。王都インヨウへ入る事を許可します。」
「ありがとうございます!」
そうして俺達は王都インヨウに入る事を許可され、馬車で王都の中へと入っていった。
「マリーネ、俺の身分証なんていつの間に作ったの?」
「昨日の夜、この国に入国するのに必要だと思ってお師匠様のワープゲートで王都まで行って役所で作ってもらったの。」
俺が気になっていた疑問に対して、マリーネはそう答える。
それはそうと……。
「これが王国ディアーガの王都か……。」
俺の目に飛び込んできた王都インヨウの風景はまさに中華といった雰囲気だった。
色も形もとにかく派手さが前面に押し出されている。
街の住人もほとんどの人が民族衣装っぽいものを着ているし……。
そんな事を考えながら馬車に揺られる事数十分で馬車は停車し、馬車の運転手さんに代金を渡して、そこからは俺達の足で動く事になる。
「まず国王様に会いに行くのですよね?」
「あぁ。ここから少し歩いた所に宮殿がある。そこに行くぞ。」
「はい!」
イブさんの言ったように、俺達はこれからこの国の国王に会いにいく事になる。
イブさんの友人らしいこの国の国王は、果たしてどんな人なのだろうか……楽しみなような不安なような……まぁ会ってみない事には何も分からないよな。
そう考えながらイブさんに案内され俺とマリーネは宮殿へと向かった。
宮殿に着いた俺達……正確にはイブさんを見た置いた兵士が驚いたような表情を浮かべたかと思ったら、彼は即座に俺達を国王の元へと案内した。
「お師匠様、どういう事でしょうか……?」
「死んだとでも思ってたんじゃないか?」
「実際死んでたみたいなものじゃないですか……。」
「確かにな。アイツが私を見た時に、驚いて腰を抜かさないといいんだけどな。」
「イ、イブさん……。」
俺達はそんな会話をしながら兵士の後をついて行き、国王のいる玉座へと招き入れられた。
兵士は焦った様子で扉を開け、そこにいる国王様に声をかける。
「ビャッコ様!!イブ殿が!!イブ殿が……!!」
「騒がしいな。なんだ___」
その言葉を聞いた国王様は、書類から手を離してこちらに目を向ける。
そして、イブさんの顔を見た瞬間……。
「ウゲヤァーーーーーーッ!!!!!」
「国王様ァァァッ!!!!」
「……え?」
◇
あれから10分ぐらいの時が経っただろうか、先程突然気絶した国王様は兵士が介抱した事で目覚め、彼は今俺達を長椅子に座らせ、自分は俺達と向かい合う位置の長椅子に座っている。
って言うか、この人国王って言う割に結構見た目が若々しいな……。
「……お、俺も年貢の納め時かなぁ。死者の幻影が見えるとは……!!」
「死んでない、ちょっと寝てただけだ。」
「嘘をつくな!!アストレアに派遣した俺の部下……さっきの老兵士は確かに貴様の死を確認した、と言っていたぞ!」
「相変わらず騒がしい奴だなビャッコ。だが今のお前は普段とは別ベクトルで騒がしい。」
「……あぁ。冷静さを取り戻そう。とりあえず聞かせてくれ。何しにこの国に来た?」
ビャッコと呼ばれたその国王様はイブさんにそう聞き、彼女はこう答える。
「ティアマトがこの現世に現れる。そいつを私達は仲間に迎え入れ、影の一味とそのバックに控えてる闇のティアマトを倒す。」
「……今世間を騒がせている影の一味、か……やはりそいつらは天祖神と繋がっていたのか。」
天祖神……?ティアマトの事はこの国ではそう言われてる、的なことなのかな。
次にビャッコさんはイブさんにこんな質問をする。
「イブ、その2人は弟子か何かか?」
「まぁそんな所だな。男が良太郎、女がマリーネだ。」
「そうか……君達が影の一味、そして闇の天祖神と戦い、その首を討ち取る、と?」
ビャッコさんは俺とマリーネの目を見てそう質問してくる。
威厳を感じる鋭い視線だ……ちょっと怖いけど、こんなのに慄いてるようじゃ敵とは戦えない……!
「はい!俺はなんとしても影の一味と闇のティアマトを止めます!この世界を守る為に……そして、ヒーローになる為に!」
「私もリョータロー君と同じです!皆を守る為、その為に私は冒険者になったんです!」
「いい目をしているな……。」
俺とマリーネの言葉を聞いたビャッコさんはそう呟き、椅子から立ち上がりイブに質問をする。
「お前達の望みはなんだ?」
「この国が保有する秘密兵器が借りたい。それもこの国に来た理由だ。」
「秘密……兵器?」
「そうだ。闇のティアマトは生命を生み出す力によって神獣レベルのモンスターを生み出し人間に牙を剥くだろう。それを払い除ける力が欲しい。」
俺がイブさんの言う「秘密兵器」という言葉に戸惑う一方、彼女はそれが欲しくてここに来た、という旨の要望を答える。
「いいだろう!!先程は予想外の事に醜態を晒してしまったが……このビャッコ・ツインファング!!貴様らの意志に答えてみせよう!!」
「助かる。」
「秘密兵器を動かすのには「コアゴーレム」が必要だ。それはこの王都より南の砦、レイキ城にある!!だがそこが影の一味の一人……センジュによって占拠されて閉まっているのだ。センジュを払い除けてくれると言うなら、我々はこの国に生まれ落ちるという天祖神の保護と、秘密兵器を貴様達に貸してやる事を約束しよう!!」
ビャッコさんは荘厳な声で俺達そう宣言してくれた。
影の一味の魔の手はこの国にまで及んでたのか……多分、イブさんの言う秘密兵器とやらが影の一味の害になると分かった上での行動だろう……だったらこっちだって、やるしかないよな!
「任せてくださいビャッコさん!センジュは俺達が追い払います!」
「私とリョータロー君が影の一味に負けない力を持っているって、証明してみせます!」
俺とマリーネは席を立ち上がり、ビャッコさんにまた自分達の意志をアピールする。
こうして、ディアーガの地でもまた、俺達と影の一味の戦いが始まろうとしていた……。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説

望んでいないのに転生してしまいました。
ナギサ コウガ
ファンタジー
長年病院に入院していた僕が気づいたら転生していました。
折角寝たきりから健康な体を貰ったんだから新しい人生を楽しみたい。
・・と、思っていたんだけど。
そう上手くはいかないもんだね。

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛すべき『蟲』と迷宮での日常
熟練紳士
ファンタジー
生まれ落ちた世界は、剣と魔法のファンタジー溢れる世界。だが、現実は非情で夢や希望など存在しないシビアな世界だった。そんな世界で第二の人生を楽しむ転生者レイアは、長い年月をかけて超一流の冒険者にまで上り詰める事に成功した。
冒険者として成功した影には、レイアの扱う魔法が大きく関係している。成功の秘訣は、世界でも4つしか確認されていない特別な属性の1つである『蟲』と冒険者である紳士淑女達との絆。そんな一流の紳士に仲間入りを果たしたレイアが迷宮と呼ばれるモンスターの巣窟で過ごす物語。

闇属性転移者の冒険録
三日月新
ファンタジー
異世界に召喚された影山武(タケル)は、素敵な冒険が始まる予感がしていた。ところが、闇属性だからと草原へ強制転移されてしまう。
頼れる者がいない異世界で、タケルは元冒険者に助けられる。生き方と戦い方を教わると、ついに彼の冒険がスタートした。
強力な魔物や敵国と死闘を繰り広げながら、タケルはSランク冒険者を目指していく。
※週に三話ほど投稿していきます。
(再確認や編集作業で一旦投稿を中断することもあります)
※一話3,000字〜4,000字となっています。

鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
転生して貴族になったけど、与えられたのは瑕疵物件で有名な領地だった件
桜月雪兎
ファンタジー
神様のドジによって人生を終幕してしまった七瀬結希。
神様からお詫びとしていくつかのスキルを貰い、転生したのはなんと貴族の三男坊ユキルディス・フォン・アルフレッドだった。
しかし、家族とはあまり折り合いが良くなく、成人したらさっさと追い出された。
ユキルディスが唯一信頼している従者アルフォンス・グレイルのみを連れて、追い出された先は国内で有名な瑕疵物件であるユンゲート領だった。
ユキルディスはユキルディス・フォン・ユンゲートとして開拓から始まる物語だ。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる