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第2章<鋼の心>編
76話「蘇る記憶・その7」
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林檎の誕生日パーティーをする為に俺は彼女の家に来たんだけど、そこには林檎の母親がいて……。
「林檎に何の用?」
「えっと……た、誕生日パーティーを……」
「は?林檎を殺しかけたアンタが林檎の誕生日を祝う?……ふざけるな!この悪魔が!」
林檎の母親はそう言いながら右手を突き出して俺を突き飛ばし、俺は尻もちをついた。
コンクリートの地面に倒された痛さよりも、その時は過去のトラウマとその時の林檎の母親の威圧感によって俺は追い詰められてた。
「……ご、ごめんなさい……。」
「悪いと思うならもう二度と!林檎に近づくな!この悪___」
「ママやめて!!」
その時、家の中から林檎が現れ俺と母親の間に割って入った。
「良ちゃんに酷い事しないで!」
「林檎……何を言ってるの?そこの悪魔はアンタを殺しかけて……アンタの将来を壊して……なのになんで庇うの!?まさか……悪魔の力で洗脳されて……いや、仲良くしないと殺すって脅されているの!?林檎!!目を覚ましな___」
パン!
鋭い音が響いた。それは林檎が自分の母親の頬を強く叩いた音だった。
地面に座り込む俺から見たら林檎の表情は見えなかったけど、その時彼女が怒っていたのは目に見えていた。
「良ちゃんは悪魔じゃない……訂正して。でないと……ママとは家族じゃいられなくなる。」
「……何言ってるの?子供の貴方が私なくして生きていけるわけ……」
「……」
林檎の発言に対して彼女の母親は反論しようとしたが、林檎の表情を見た母親は何を思ったのか、それから俺や林檎に何かしてくる訳でも無く、後から来た父親と共に車庫に停めてある車に乗ってその場からいなくなった。
「……林檎、俺は……」
その状況で自分はどうするべきかと悩んだ俺は彼女に何かを言わなくてはと思ったが、その口からは何も言葉は出なかった。
そんな俺を林檎は強く抱き締めた。
「ごめんなさい、私のママがあんな事……せっかくこれから楽しい事しようって思ってたのに……。」
「林檎……。」
「……あのー、2人ともどうしたの?」
「あ、一真……花菜。」
その時、そこに大きな荷物を持った一真と花菜が現れ、俺と林檎を見て不思議な物を見たような表情を浮かべる。
「あ、ふ、2人とも……!」
「どうしたの林檎ちゃん?良太郎にハグして……?」
「こ、これはアレだよ!会えたのが嬉しくて、ね!良ちゃん!」
「あ、う、うん!俺も林檎と会えて嬉しいから!」
「……そうか!なら林檎ちゃん!俺ともハグを……」
「ダメに決まってるでしょ。」
そんなこんなで俺と林檎は色々あったけど、これで4人揃ったので俺達は林檎の誕生日パーティーを始める事にした。
「林檎!!16歳の誕生日おめでとう!!」
「皆ありがとう!!私皆よりお姉さんになったって事だね!ね、良太郎ちゃん!」
「うん、林檎はしばらく俺達のお姉さんだね!」
「お姉さん……うふふ~!」
俺が林檎を喜ばせようとして言った冗談まじりの発言を、林檎はとても喜んで受け入れてた。
まぁ林檎が嬉しそうならそれで良いかという訳で、俺達は彼女が作った料理をほおばり、その後デザートのケーキも食べ、そしてゲームをしたりだべったりして4人水入らずの楽しい時間を過ごし、林檎の両親が帰ってくる午後5時前、俺と一真と花菜は帰る間際にあるものを各自バッグから取り出した。
林檎はそれを見て俺達に質問する。
「それは……?」
「俺達から林檎への誕生日プレゼント!」
「え……良いの?嬉しい!」
「うん!林檎、これからもよろしくね!」
「うん!!」
そうして俺は長方形の箱を、一真は大きな袋を、花菜は薄い箱を林檎に渡した。
「全部大事にするね!」
「うん。じゃあまた。」
俺と一真と花菜は林檎に別れの挨拶を告げて、彼女の家を後にする。
「なぁ、良太郎は林檎ちゃんに何渡したんだ?」
「え?ネ、ネックレス……だけど?」
「ネックレスか!良いな!」
「一真は何渡したの?」
「俺は格安のあのお店で買ったうみゃい棒の詰め合わせだぜ!」
「女子高生の誕生日にそれはどうかと思うけど……。」
「そういう花菜は何なんだよ?」
「私は……DVD。林檎が見たいって言ってた映画の。」
「見たい映画って?」
「ミュータントラビッツ2。」
「あーあれか!林檎ちゃん見たいって言ってたもんな!」
俺達はそんな会話をしながら駅へ向かい、電車に乗って自分の街へと帰っていった。
今日はちょっと予想外の事もあったけど、林檎や一真、花菜と楽しい時間を過ごす事ができて良かったと、自宅の自室のベッドに横たわりながら俺は考えた。
それはそうと、1つだけ心残りな事があった。俺が林檎に渡したプレゼントの事だ。
「……ネ、ネックレスは女子高生へのプレゼントとしては正解だったんだろうか……選ぶ前にネットで調べておけば良かった……今更だけど調べてみるか……。」
俺はそう考えて、ネットで「女性へのプレゼントは何がいいのか」と言うものを調べてみる。
その結果分かった事は……。
「残る物は使い方に困る……食べ物などの消えものの方が喜ばれる、か……一真のが最適解だった……って事か。」
やはりネックレスは良くなかったのか、と思いつつも、とても後悔してる訳では無かった。
俺のプレゼントを貰った時の林檎の表情は、とても嬉しそうだったからだ。
独りよがりな考えかもしれないけど、林檎があのプレゼントを喜んでくれてたら……そう俺は思った。
◇
LAIN
仲良し4人組
林檎
8月4日(金)に月与市の山茶花公園で月与夏祭りがあるんだって!
皆で行こうよ!
20:21
既読3
kazuma
いいねぇ!(絵文字)林檎ちゃんと花菜の浴衣見れるの楽しみだぜ!(絵文字)
20:21
既読3
花菜
私は浴衣なんて着ないわよ。めんどくさい。夏祭りは行きたいけど。
20:24
既読3
鬼島良太郎
(メッセージを取り消しました)
皆で行ったら楽しそうだね
俺たこ焼きとかかき氷食べたい
20:25
既読3
林檎
じゃあ8月4日は山茶花公園に集合!(顔文字)
20:59
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kazuma
(少年漫画のキャラのスタンプ)
20:59
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花菜
(グッドマーク)。
20:59
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鬼島良太郎
(仮面ファイターのスタンプ)
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「えっと……た、誕生日パーティーを……」
「は?林檎を殺しかけたアンタが林檎の誕生日を祝う?……ふざけるな!この悪魔が!」
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コンクリートの地面に倒された痛さよりも、その時は過去のトラウマとその時の林檎の母親の威圧感によって俺は追い詰められてた。
「……ご、ごめんなさい……。」
「悪いと思うならもう二度と!林檎に近づくな!この悪___」
「ママやめて!!」
その時、家の中から林檎が現れ俺と母親の間に割って入った。
「良ちゃんに酷い事しないで!」
「林檎……何を言ってるの?そこの悪魔はアンタを殺しかけて……アンタの将来を壊して……なのになんで庇うの!?まさか……悪魔の力で洗脳されて……いや、仲良くしないと殺すって脅されているの!?林檎!!目を覚ましな___」
パン!
鋭い音が響いた。それは林檎が自分の母親の頬を強く叩いた音だった。
地面に座り込む俺から見たら林檎の表情は見えなかったけど、その時彼女が怒っていたのは目に見えていた。
「良ちゃんは悪魔じゃない……訂正して。でないと……ママとは家族じゃいられなくなる。」
「……何言ってるの?子供の貴方が私なくして生きていけるわけ……」
「……」
林檎の発言に対して彼女の母親は反論しようとしたが、林檎の表情を見た母親は何を思ったのか、それから俺や林檎に何かしてくる訳でも無く、後から来た父親と共に車庫に停めてある車に乗ってその場からいなくなった。
「……林檎、俺は……」
その状況で自分はどうするべきかと悩んだ俺は彼女に何かを言わなくてはと思ったが、その口からは何も言葉は出なかった。
そんな俺を林檎は強く抱き締めた。
「ごめんなさい、私のママがあんな事……せっかくこれから楽しい事しようって思ってたのに……。」
「林檎……。」
「……あのー、2人ともどうしたの?」
「あ、一真……花菜。」
その時、そこに大きな荷物を持った一真と花菜が現れ、俺と林檎を見て不思議な物を見たような表情を浮かべる。
「あ、ふ、2人とも……!」
「どうしたの林檎ちゃん?良太郎にハグして……?」
「こ、これはアレだよ!会えたのが嬉しくて、ね!良ちゃん!」
「あ、う、うん!俺も林檎と会えて嬉しいから!」
「……そうか!なら林檎ちゃん!俺ともハグを……」
「ダメに決まってるでしょ。」
そんなこんなで俺と林檎は色々あったけど、これで4人揃ったので俺達は林檎の誕生日パーティーを始める事にした。
「林檎!!16歳の誕生日おめでとう!!」
「皆ありがとう!!私皆よりお姉さんになったって事だね!ね、良太郎ちゃん!」
「うん、林檎はしばらく俺達のお姉さんだね!」
「お姉さん……うふふ~!」
俺が林檎を喜ばせようとして言った冗談まじりの発言を、林檎はとても喜んで受け入れてた。
まぁ林檎が嬉しそうならそれで良いかという訳で、俺達は彼女が作った料理をほおばり、その後デザートのケーキも食べ、そしてゲームをしたりだべったりして4人水入らずの楽しい時間を過ごし、林檎の両親が帰ってくる午後5時前、俺と一真と花菜は帰る間際にあるものを各自バッグから取り出した。
林檎はそれを見て俺達に質問する。
「それは……?」
「俺達から林檎への誕生日プレゼント!」
「え……良いの?嬉しい!」
「うん!林檎、これからもよろしくね!」
「うん!!」
そうして俺は長方形の箱を、一真は大きな袋を、花菜は薄い箱を林檎に渡した。
「全部大事にするね!」
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俺と一真と花菜は林檎に別れの挨拶を告げて、彼女の家を後にする。
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「え?ネ、ネックレス……だけど?」
「ネックレスか!良いな!」
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「女子高生の誕生日にそれはどうかと思うけど……。」
「そういう花菜は何なんだよ?」
「私は……DVD。林檎が見たいって言ってた映画の。」
「見たい映画って?」
「ミュータントラビッツ2。」
「あーあれか!林檎ちゃん見たいって言ってたもんな!」
俺達はそんな会話をしながら駅へ向かい、電車に乗って自分の街へと帰っていった。
今日はちょっと予想外の事もあったけど、林檎や一真、花菜と楽しい時間を過ごす事ができて良かったと、自宅の自室のベッドに横たわりながら俺は考えた。
それはそうと、1つだけ心残りな事があった。俺が林檎に渡したプレゼントの事だ。
「……ネ、ネックレスは女子高生へのプレゼントとしては正解だったんだろうか……選ぶ前にネットで調べておけば良かった……今更だけど調べてみるか……。」
俺はそう考えて、ネットで「女性へのプレゼントは何がいいのか」と言うものを調べてみる。
その結果分かった事は……。
「残る物は使い方に困る……食べ物などの消えものの方が喜ばれる、か……一真のが最適解だった……って事か。」
やはりネックレスは良くなかったのか、と思いつつも、とても後悔してる訳では無かった。
俺のプレゼントを貰った時の林檎の表情は、とても嬉しそうだったからだ。
独りよがりな考えかもしれないけど、林檎があのプレゼントを喜んでくれてたら……そう俺は思った。
◇
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