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第2章<鋼の心>編
48話「始まる激戦」
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その日の夜、王国アストレアのギルドに、俺も含む王国に住む全ての冒険者が集められた。
南の王国アダンで発生した竜嵐を留めるには、とにかく多くの戦力が必要だからだと思う。
なのでギルドマスターは、王国全ての冒険者を持ってして、明日王都に接近すると予測されている竜嵐を、冒険者全員で止める事にしたのかもな。
そして、冒険者達を鼓舞する為に国王のケンさん自らがギルドに足を運び、彼らを応援しに来た。
時刻は19時。ギルドマスターと国王様が冒険者達の前に立ち、話を始める。俺やマリーネ、俺の知ってる冒険者達も当然今ギルドにいる。
「諸君らも知っての通り、今王国アダンにて、竜嵐の発生が確認された。この国の最南端に設置された、モンスターの生態を観測する施設、モンスター観測所の職員によると、竜嵐はアダンの北の村を壊滅させ、さらにこの国に真っ直ぐ進軍しているそうだ。
この国の南方には、以前影の一味の襲撃を受け、無人の村と化したサータニャ村がある。そこでも竜達は村を破壊し暴れるだろう。気性の荒くなった竜は、建物を人の巣と見なし、中の人を襲おうと攻撃してくるのだ。最もサータニャ村に人はいないがね。
そこで時間を稼ぐ事ができれば、竜嵐がこの王都に到着するのは明日の明け方となるだろう。我々はこの街を守る壁の外で竜嵐を迎え撃ち、無力化させる。観測所によると、竜の群れの中には下級の冒険者では戦えない程の強力な竜もいるそうだが、これには我々の最高戦力、特級冒険者をぶつける。
下級~中級の冒険者は、比較的危険度の低い竜の相手をしてくれ。作戦は以上だ。そして、この方が我々を応援する為にギルドにいらっしゃった。」
ギルドマスターは、一通り今回の件の概要話し終えた後、隣に立っているケンに話を振った。
ギルドマスターの話の後、ケンが被っていたフードを取ると、ギルドの中にいた冒険者達は驚いた様子を見せる。国王が王宮の外に出るのは稀な事だからだろうか。
「観測所によると、今回の竜嵐は、約50匹の竜からなる大規模なものだそうだ。これに王都が襲われれば被害は尋常ではないだろう。この国の命運は、諸君らの手に掛かっている。どうか……竜嵐を止めてくれ。」
「はい!!」
「もちろんです!!」
「我々冒険者一同、何としてでと竜嵐を止めてみせます!!」
国王の励ましの言葉を受け取った冒険者達は、国王に様々な返事を返す。皆やる気だ……俺も頑張らなくちゃな。
「そして今回の戦いには、彼らも投入する事になっている。この国を守る王国兵の長になる為に日々鍛錬を積んできた、我が2人の息子だ。シーザ、レクト、前に出よ。」
「「はい。」」
さらに、国王は2人の息子を呼ぶと、その2人が冒険者達の中から国王の元に駆け寄ってきた。1人は黒髪で背の高く、目付きが鋭い男の子で、もう1人は銀髪で背が低く、まだ幼いように見える顔立ちの男の子だ。国王の息子って言ったけど、兄弟……なのか?
「レクト・アストラルだ。実戦は初めてだが……よろしく頼む。」
「シーザ・アストラルです。レクト兄さんの弟です。あ、足を引っ張らないようにするので……よ、よろしくおねがいします!」
黒髪の男の子の方はレクトと、銀髪の男の子の方はシーザと名乗った。俺と同い年ぐらいかな……?
「2人は魔法と剣の訓練を日々続けており、実力は2級冒険者相当と私は見ている。だが実戦は初めてなので、冒険者達で2人をサポートしてやってくれ。では、対竜嵐作戦会議を終える。今から明日の早朝までは、早急な対応をする為にこの街を出ない事。今夜は冒険者達の為に宿を貸し切りにしておる。宿で休むも良し、このギルドには仮眠室があるのでそこで休むも良し、好きにしてくれ。」
そうして、ギルドマスターの言葉で対竜嵐作戦会議は終了した。学校の校長先生の長話を聞くのと同じぐらい疲れた……けど大事な会議だからな。
眠らずちゃんと聞いた俺偉い。ゴーレムだから核を取らないと眠れないけど。
その後、俺とマリーネはギルドの仮眠室に行き、そこで竜嵐と戦うまでの時間を過ごす事にした。
リコとトーゴ姉弟、ソレイユさんとガオレオも仮眠室に入ってきた。あまり見ない組み合わせな気がする……楽しそうに話をしているけど、いつの間にか仲良くなったのかな、あの4人。
「竜嵐……緊張するわね。頑張りましょうね!リョータロー君!」
「う、うん……家は竜に襲われないかな。王都の外にあるけど。」
「大丈夫よ。結界が張ってあるもの。」
マリーネはいつものように話ができてるけど……俺の方は朝のあのマリーネの格好がフラッシュバックして……ダメだ!マリーネの方を上手く見れない!ちゃんとマリーネに謝らないと……!
「ご、ごめんマリーネ!今朝はマリーネのあんな姿見ちゃって……。」
「い、いいのよ……別に気にしてないし。」
「にしても……この世界の人ってちゃんと下着付けてるんだね。良かった~、俺のいた世界の古い時代の人は下着付けてなかったって聞いた事あるし……もしもマリーネが下着を付けてなかったらと考えると……。」
「出でよ魔杖サバーニャ!!」
「ぐえっすみませんでした!!」
……俺は余計な事を言ってしまったが為にマリーネに杖で叩かれてしまった。
「もう……リョータロー君ったら変な事言って……。」
「ご、ごめん……。」
「……竜嵐、絶対に止めましょうね。」
「……うん!」
だけど、マリーネはあまり俺の言った事を引きずること無く、竜嵐を止めるという意志を俺に伝えてくれて、俺もそれに応えた。
「クッソ~!!明日女の子とデートする予定だったのによぉ~!!」
「残念だったなアニキ。」
「また女の子ナンパしたの?全く懲りないわね。」
その時、仮眠室にタウラス、ベル、ドラコの3人組が入ってきた。さっき3人が宿に行くって言ってたのを聞いたけど、宿はいっぱいだったからここに来たのかな。
にしても、今この仮眠室には俺も含めて10人以上の人がいるけど、こんなに沢山の人が休める仮眠室なんて凄く広いな。普段は何に使ってる部屋なんだろう。普段からこんな仮眠室なのか?
俺はそんな事を考えていたが、結局答えにはありつけずに、マリーネに核を取られて明日の早朝まで眠りにつく事になった。
そして、一度は沈んだ太陽が再び昇り、王国の大地は陽の光によって照らされる。
王国の地に竜の鳴き声がこだまする頃、俺達は竜嵐を止める為に、王都の壁の外に集まっていた。
「来るわよリョータロー君……竜嵐が。」
「……行くぞ!!」
相手は計54匹の竜、対するは俺達王国アストレアの全冒険者。今、竜嵐迎撃作戦が始まる。
南の王国アダンで発生した竜嵐を留めるには、とにかく多くの戦力が必要だからだと思う。
なのでギルドマスターは、王国全ての冒険者を持ってして、明日王都に接近すると予測されている竜嵐を、冒険者全員で止める事にしたのかもな。
そして、冒険者達を鼓舞する為に国王のケンさん自らがギルドに足を運び、彼らを応援しに来た。
時刻は19時。ギルドマスターと国王様が冒険者達の前に立ち、話を始める。俺やマリーネ、俺の知ってる冒険者達も当然今ギルドにいる。
「諸君らも知っての通り、今王国アダンにて、竜嵐の発生が確認された。この国の最南端に設置された、モンスターの生態を観測する施設、モンスター観測所の職員によると、竜嵐はアダンの北の村を壊滅させ、さらにこの国に真っ直ぐ進軍しているそうだ。
この国の南方には、以前影の一味の襲撃を受け、無人の村と化したサータニャ村がある。そこでも竜達は村を破壊し暴れるだろう。気性の荒くなった竜は、建物を人の巣と見なし、中の人を襲おうと攻撃してくるのだ。最もサータニャ村に人はいないがね。
そこで時間を稼ぐ事ができれば、竜嵐がこの王都に到着するのは明日の明け方となるだろう。我々はこの街を守る壁の外で竜嵐を迎え撃ち、無力化させる。観測所によると、竜の群れの中には下級の冒険者では戦えない程の強力な竜もいるそうだが、これには我々の最高戦力、特級冒険者をぶつける。
下級~中級の冒険者は、比較的危険度の低い竜の相手をしてくれ。作戦は以上だ。そして、この方が我々を応援する為にギルドにいらっしゃった。」
ギルドマスターは、一通り今回の件の概要話し終えた後、隣に立っているケンに話を振った。
ギルドマスターの話の後、ケンが被っていたフードを取ると、ギルドの中にいた冒険者達は驚いた様子を見せる。国王が王宮の外に出るのは稀な事だからだろうか。
「観測所によると、今回の竜嵐は、約50匹の竜からなる大規模なものだそうだ。これに王都が襲われれば被害は尋常ではないだろう。この国の命運は、諸君らの手に掛かっている。どうか……竜嵐を止めてくれ。」
「はい!!」
「もちろんです!!」
「我々冒険者一同、何としてでと竜嵐を止めてみせます!!」
国王の励ましの言葉を受け取った冒険者達は、国王に様々な返事を返す。皆やる気だ……俺も頑張らなくちゃな。
「そして今回の戦いには、彼らも投入する事になっている。この国を守る王国兵の長になる為に日々鍛錬を積んできた、我が2人の息子だ。シーザ、レクト、前に出よ。」
「「はい。」」
さらに、国王は2人の息子を呼ぶと、その2人が冒険者達の中から国王の元に駆け寄ってきた。1人は黒髪で背の高く、目付きが鋭い男の子で、もう1人は銀髪で背が低く、まだ幼いように見える顔立ちの男の子だ。国王の息子って言ったけど、兄弟……なのか?
「レクト・アストラルだ。実戦は初めてだが……よろしく頼む。」
「シーザ・アストラルです。レクト兄さんの弟です。あ、足を引っ張らないようにするので……よ、よろしくおねがいします!」
黒髪の男の子の方はレクトと、銀髪の男の子の方はシーザと名乗った。俺と同い年ぐらいかな……?
「2人は魔法と剣の訓練を日々続けており、実力は2級冒険者相当と私は見ている。だが実戦は初めてなので、冒険者達で2人をサポートしてやってくれ。では、対竜嵐作戦会議を終える。今から明日の早朝までは、早急な対応をする為にこの街を出ない事。今夜は冒険者達の為に宿を貸し切りにしておる。宿で休むも良し、このギルドには仮眠室があるのでそこで休むも良し、好きにしてくれ。」
そうして、ギルドマスターの言葉で対竜嵐作戦会議は終了した。学校の校長先生の長話を聞くのと同じぐらい疲れた……けど大事な会議だからな。
眠らずちゃんと聞いた俺偉い。ゴーレムだから核を取らないと眠れないけど。
その後、俺とマリーネはギルドの仮眠室に行き、そこで竜嵐と戦うまでの時間を過ごす事にした。
リコとトーゴ姉弟、ソレイユさんとガオレオも仮眠室に入ってきた。あまり見ない組み合わせな気がする……楽しそうに話をしているけど、いつの間にか仲良くなったのかな、あの4人。
「竜嵐……緊張するわね。頑張りましょうね!リョータロー君!」
「う、うん……家は竜に襲われないかな。王都の外にあるけど。」
「大丈夫よ。結界が張ってあるもの。」
マリーネはいつものように話ができてるけど……俺の方は朝のあのマリーネの格好がフラッシュバックして……ダメだ!マリーネの方を上手く見れない!ちゃんとマリーネに謝らないと……!
「ご、ごめんマリーネ!今朝はマリーネのあんな姿見ちゃって……。」
「い、いいのよ……別に気にしてないし。」
「にしても……この世界の人ってちゃんと下着付けてるんだね。良かった~、俺のいた世界の古い時代の人は下着付けてなかったって聞いた事あるし……もしもマリーネが下着を付けてなかったらと考えると……。」
「出でよ魔杖サバーニャ!!」
「ぐえっすみませんでした!!」
……俺は余計な事を言ってしまったが為にマリーネに杖で叩かれてしまった。
「もう……リョータロー君ったら変な事言って……。」
「ご、ごめん……。」
「……竜嵐、絶対に止めましょうね。」
「……うん!」
だけど、マリーネはあまり俺の言った事を引きずること無く、竜嵐を止めるという意志を俺に伝えてくれて、俺もそれに応えた。
「クッソ~!!明日女の子とデートする予定だったのによぉ~!!」
「残念だったなアニキ。」
「また女の子ナンパしたの?全く懲りないわね。」
その時、仮眠室にタウラス、ベル、ドラコの3人組が入ってきた。さっき3人が宿に行くって言ってたのを聞いたけど、宿はいっぱいだったからここに来たのかな。
にしても、今この仮眠室には俺も含めて10人以上の人がいるけど、こんなに沢山の人が休める仮眠室なんて凄く広いな。普段は何に使ってる部屋なんだろう。普段からこんな仮眠室なのか?
俺はそんな事を考えていたが、結局答えにはありつけずに、マリーネに核を取られて明日の早朝まで眠りにつく事になった。
そして、一度は沈んだ太陽が再び昇り、王国の大地は陽の光によって照らされる。
王国の地に竜の鳴き声がこだまする頃、俺達は竜嵐を止める為に、王都の壁の外に集まっていた。
「来るわよリョータロー君……竜嵐が。」
「……行くぞ!!」
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