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第1章<鋼の体>編
38話「紅く光る瞳」
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私がこの大地に生まれ落ちた時、私の目の前には大きな海が広がっていた。
砂浜にポツンと産み落とされた私は、偶然近くの村の住人、アリアに拾われそのまま彼女の両親の養子となった。
ティアマトの子に親はいない。
だから彼女達が私の親代わりになってくれた。
その事を私は今でも感謝してる。
アリアお姉ちゃんは当時17歳で、両親と一緒にカノト村に住んでいた。
両親も私の事を新しい家族として受け入れてくれた。
私の名前、セリエという名前はアリアお姉ちゃんが付けてくれたものだ。
それからしばらくして、私が目が見えない事が判明した。
普通の子供なら生後数ヶ月の時に目が見えるようになるはずなのだけど、その頃の私はアリアお姉ちゃんやその両親が呼びかけても、声はあげてもアイコンタクトによる反応をしなかったらしい。
今のカノト村村長であるカイさんの父であり先代の村長、そして医者でもあるセンドさんに診てもらった結果、私が生まれつき盲目である事が分かった。
それからまたしばらく経って、私が4歳の頃、それは突然起こった。
私が家の中で積み木で遊んでいると、突如体の内側が燃え盛るような熱さに襲われた。
「うぅ……熱い……あっあぁ……!!」
その瞬間、私の体内の魔力が暴走し、行き場の無いエネルギーは私の体外へと押し出され、辺り一変を破壊し尽くした。
アリアお姉ちゃんも、その両親も、突然の事できっと私を心配しただろう。
こればかりはセンドさんでも症状を解明する事ができず、私は王国ミズノエの王都、モズイに連れて行かれた。
モズイの医者は、魔術「ドレイン」で私の魔力を吸い上げ、魔力量を減らそうとした。
一時的な処置だけど、それしか魔力の暴走を抑える方法は無かった。
「うっ……ぁあ……!!」
その時、タイミングの悪い事に魔力の暴走が再び起こってしまった。
私の体内から溢れ出す魔力を、医者はドレインで吸収したのだが……魔力が多すぎて、医者の吸収できる魔力量を超えてしまい、ドレインは失敗した。
魔力を暴走させる私の姿を見て、アリアお姉ちゃん達はどうすればいいか分からなかっただろう。
「セリエ……!!」
「お姉ちゃん……!!」
そして、暴走する魔力は辺り一帯に破壊を招き、病院は瓦礫の山と化した。私の手によって……。
私は自分に絶望した……どうして私はこうなってしまったのかと思い自分が嫌になった。
「うぅ……お姉ちゃん……
お父さん……お母さん……!!」
「セリエ!!」
しかし、瓦礫に押し潰されたとおもっていたアリアお姉ちゃんと両親は無事だった。
ある女性が結界魔術によって3人と、そして病院内の人達を瓦礫の雨から守っていたのだ。
その女性は私に話しかけてきた。
その人の姿は見えなくても、彼女から、暴走した時の私よりも膨大な量の魔力を感じた事を覚えている。
「大丈夫か?お嬢さん。」
「私は……どうしてこうなの……?人に迷惑かけたくなんて……ないのに……!!」
ただ涙を流し自分を責める事しかできなかった私に、その人はあるものを渡して
くれた。
「なら、これをやろう。」
「それは……?」
「魔人布。お嬢さんの悩みを解決してくれる力を秘めた魔道具だ。」
その人が私に渡したのは、魔人布という魔道具だった。
それを付けてみると、真っ暗だった私の世界に、小さいけど確かに光が灯った。
その光の方に歩いていくと、そこにはアリアお姉ちゃんがいた。
「セリエ、私が見えるの?」
「うん……そんな気がする……。」
女性の言う通り、私の盲目は魔人布によって緩和された。
そしてその日から魔力の暴走も無くなった。
あの人には感謝してもし足りないと今でも思っている。
そして私は冒険者を志すようになり、魔術の勉強をして、冒険者になった。
その後、私の目の前に再び彼女が現れた。
その人の名前はイブ、私の恩人だ……。
◇
魔力を解放したセリエ。彼女の身体から赤いオーラが溢れ出し、彼女の力は先程よりも遥かに跳ね上がっていた。
「セリエ……あの姿は……?」
「あれがセリエの力を解放した、本気の姿よ。あの状態のセリエは……通常の3倍強いわ。」
初めてセリエの本気を見る良太郎
にマリーネが手短に、彼女が行った「魔力解放」の説明をする。
「あはは!!あの子本気よ!!こっちも本気出さないと!!」
「分かっています。シャドーロード!!全力を出しなさい!!」
「ゴァァァァァァ!!」
本気を出そうとするセリエを前にして笑みを浮かべるシャナ。
シャドーロードを操るリュウカはシャドーロードに本気を出すよう指示を出し、それを聞いたシャドーロードは雄叫びを上げてセリエに襲いかかった。
「……!!」
目の前に迫るシャドーロード。敵は手始めに尻尾を振りかざして攻撃を仕掛ける。
しかし、その尻尾を魔槍コキュートス・スピアの1振りで容易く切り裂くセリエ。
だが相手は怯まずに次の攻撃をセリエしかける。
セリエは敵の前足による引っ掻きを魔槍で弾きつつ、相手の腕に魔槍の突きによって風穴を開けた。
だが敵はそれでも怯まずに、まるで痛覚など物ともしないかのようにセリエに襲いかかった。
敵はリュウカの命令を聞いた事で痛みを感じないように変化したのだ。
シャドーロードはセリエを喰い殺そうとし彼女に喰らいつこうとしたが、セリエはそれを回避し、続けて敵の右目を魔槍で切り裂いた。
「グォォォォォ!!」
「……!!」
そしてシャドーロードは背中の棘を伸ばし、それを鞭のようにしならせセリエを打ち付けようとした。
だが彼女は魔槍によってそれら全ての棘を切り裂き、敵の攻撃を完封した。
今の彼女は魔術と肉体が極限まで強化されており、シャドーロードの怒涛の攻撃を防ぐのもお手の物だった。
「やるわねセリエお姉ちゃん!!」
「シャナ!!貴方も手を貸しなさい!!」
なかなかセリエを倒せない事に怒りを顕にするリュウカは、シャナにゴーレムを動かすよう指示を出した。
それを聞いて仕方ないなと思いつつ5体の新型ゴーレム、レギオンレイザーをセリエとシャドーロードの戦いに加勢させた。
「z-D-N-r!!」
レギオンレイザーは5体同時に目からレーザー光線を放ち、それによってセリエを攻撃しようとした。
しかし、魔槍を振りかざしてそれを全て弾き飛ばす彼女。
そして彼女は魔術、フライトアップで空に飛び上がり、この戦いを終わらせる為に魔術を発動した。
「ヒュドラントクライシス。」
まず魔術、ヒュドラントクライシスを発動し、彼女が魔槍を天に掲げると、その先端から3つの蛇のようなモンスターの首が出現。
その3つの蛇の首から破壊光線を放ち、それによってあっという間に5体のゴーレムを撃破した。
「スカーレットアイズ。 」
続けて、必殺の魔術スカーレットアイズを使いシャドーロードを倒そうとする。
だが負けじとセリエに向かっていくシャドーロード。
それに対してセリエは、顔に巻いた魔人布の紋様から鋭いレーザー光線を射出。
それによって敵の脳天を貫いた。
鋭い光線を喰らって力尽きるシャドーロードを見て、リュウカは冷や汗を垂らす。
「馬鹿な……!」
「セリエ……強い!!」
セリエの戦う姿を見て、思わずそう零す良太郎。
彼らが介入せずとも、この戦いはセリエ1人でなんとかなってしまったのだ。
砂浜にポツンと産み落とされた私は、偶然近くの村の住人、アリアに拾われそのまま彼女の両親の養子となった。
ティアマトの子に親はいない。
だから彼女達が私の親代わりになってくれた。
その事を私は今でも感謝してる。
アリアお姉ちゃんは当時17歳で、両親と一緒にカノト村に住んでいた。
両親も私の事を新しい家族として受け入れてくれた。
私の名前、セリエという名前はアリアお姉ちゃんが付けてくれたものだ。
それからしばらくして、私が目が見えない事が判明した。
普通の子供なら生後数ヶ月の時に目が見えるようになるはずなのだけど、その頃の私はアリアお姉ちゃんやその両親が呼びかけても、声はあげてもアイコンタクトによる反応をしなかったらしい。
今のカノト村村長であるカイさんの父であり先代の村長、そして医者でもあるセンドさんに診てもらった結果、私が生まれつき盲目である事が分かった。
それからまたしばらく経って、私が4歳の頃、それは突然起こった。
私が家の中で積み木で遊んでいると、突如体の内側が燃え盛るような熱さに襲われた。
「うぅ……熱い……あっあぁ……!!」
その瞬間、私の体内の魔力が暴走し、行き場の無いエネルギーは私の体外へと押し出され、辺り一変を破壊し尽くした。
アリアお姉ちゃんも、その両親も、突然の事できっと私を心配しただろう。
こればかりはセンドさんでも症状を解明する事ができず、私は王国ミズノエの王都、モズイに連れて行かれた。
モズイの医者は、魔術「ドレイン」で私の魔力を吸い上げ、魔力量を減らそうとした。
一時的な処置だけど、それしか魔力の暴走を抑える方法は無かった。
「うっ……ぁあ……!!」
その時、タイミングの悪い事に魔力の暴走が再び起こってしまった。
私の体内から溢れ出す魔力を、医者はドレインで吸収したのだが……魔力が多すぎて、医者の吸収できる魔力量を超えてしまい、ドレインは失敗した。
魔力を暴走させる私の姿を見て、アリアお姉ちゃん達はどうすればいいか分からなかっただろう。
「セリエ……!!」
「お姉ちゃん……!!」
そして、暴走する魔力は辺り一帯に破壊を招き、病院は瓦礫の山と化した。私の手によって……。
私は自分に絶望した……どうして私はこうなってしまったのかと思い自分が嫌になった。
「うぅ……お姉ちゃん……
お父さん……お母さん……!!」
「セリエ!!」
しかし、瓦礫に押し潰されたとおもっていたアリアお姉ちゃんと両親は無事だった。
ある女性が結界魔術によって3人と、そして病院内の人達を瓦礫の雨から守っていたのだ。
その女性は私に話しかけてきた。
その人の姿は見えなくても、彼女から、暴走した時の私よりも膨大な量の魔力を感じた事を覚えている。
「大丈夫か?お嬢さん。」
「私は……どうしてこうなの……?人に迷惑かけたくなんて……ないのに……!!」
ただ涙を流し自分を責める事しかできなかった私に、その人はあるものを渡して
くれた。
「なら、これをやろう。」
「それは……?」
「魔人布。お嬢さんの悩みを解決してくれる力を秘めた魔道具だ。」
その人が私に渡したのは、魔人布という魔道具だった。
それを付けてみると、真っ暗だった私の世界に、小さいけど確かに光が灯った。
その光の方に歩いていくと、そこにはアリアお姉ちゃんがいた。
「セリエ、私が見えるの?」
「うん……そんな気がする……。」
女性の言う通り、私の盲目は魔人布によって緩和された。
そしてその日から魔力の暴走も無くなった。
あの人には感謝してもし足りないと今でも思っている。
そして私は冒険者を志すようになり、魔術の勉強をして、冒険者になった。
その後、私の目の前に再び彼女が現れた。
その人の名前はイブ、私の恩人だ……。
◇
魔力を解放したセリエ。彼女の身体から赤いオーラが溢れ出し、彼女の力は先程よりも遥かに跳ね上がっていた。
「セリエ……あの姿は……?」
「あれがセリエの力を解放した、本気の姿よ。あの状態のセリエは……通常の3倍強いわ。」
初めてセリエの本気を見る良太郎
にマリーネが手短に、彼女が行った「魔力解放」の説明をする。
「あはは!!あの子本気よ!!こっちも本気出さないと!!」
「分かっています。シャドーロード!!全力を出しなさい!!」
「ゴァァァァァァ!!」
本気を出そうとするセリエを前にして笑みを浮かべるシャナ。
シャドーロードを操るリュウカはシャドーロードに本気を出すよう指示を出し、それを聞いたシャドーロードは雄叫びを上げてセリエに襲いかかった。
「……!!」
目の前に迫るシャドーロード。敵は手始めに尻尾を振りかざして攻撃を仕掛ける。
しかし、その尻尾を魔槍コキュートス・スピアの1振りで容易く切り裂くセリエ。
だが相手は怯まずに次の攻撃をセリエしかける。
セリエは敵の前足による引っ掻きを魔槍で弾きつつ、相手の腕に魔槍の突きによって風穴を開けた。
だが敵はそれでも怯まずに、まるで痛覚など物ともしないかのようにセリエに襲いかかった。
敵はリュウカの命令を聞いた事で痛みを感じないように変化したのだ。
シャドーロードはセリエを喰い殺そうとし彼女に喰らいつこうとしたが、セリエはそれを回避し、続けて敵の右目を魔槍で切り裂いた。
「グォォォォォ!!」
「……!!」
そしてシャドーロードは背中の棘を伸ばし、それを鞭のようにしならせセリエを打ち付けようとした。
だが彼女は魔槍によってそれら全ての棘を切り裂き、敵の攻撃を完封した。
今の彼女は魔術と肉体が極限まで強化されており、シャドーロードの怒涛の攻撃を防ぐのもお手の物だった。
「やるわねセリエお姉ちゃん!!」
「シャナ!!貴方も手を貸しなさい!!」
なかなかセリエを倒せない事に怒りを顕にするリュウカは、シャナにゴーレムを動かすよう指示を出した。
それを聞いて仕方ないなと思いつつ5体の新型ゴーレム、レギオンレイザーをセリエとシャドーロードの戦いに加勢させた。
「z-D-N-r!!」
レギオンレイザーは5体同時に目からレーザー光線を放ち、それによってセリエを攻撃しようとした。
しかし、魔槍を振りかざしてそれを全て弾き飛ばす彼女。
そして彼女は魔術、フライトアップで空に飛び上がり、この戦いを終わらせる為に魔術を発動した。
「ヒュドラントクライシス。」
まず魔術、ヒュドラントクライシスを発動し、彼女が魔槍を天に掲げると、その先端から3つの蛇のようなモンスターの首が出現。
その3つの蛇の首から破壊光線を放ち、それによってあっという間に5体のゴーレムを撃破した。
「スカーレットアイズ。 」
続けて、必殺の魔術スカーレットアイズを使いシャドーロードを倒そうとする。
だが負けじとセリエに向かっていくシャドーロード。
それに対してセリエは、顔に巻いた魔人布の紋様から鋭いレーザー光線を射出。
それによって敵の脳天を貫いた。
鋭い光線を喰らって力尽きるシャドーロードを見て、リュウカは冷や汗を垂らす。
「馬鹿な……!」
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