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第1章<鋼の体>編
27話「振るう拳」
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突然俺とマリーネ、リコとトーゴの前に現れた影の一味の1人センジュは、自分達の目的を明かした。
全人類の支配、それが影の一味の目的だそうだ。
「ほら来いよ!!」
「うおぉ!!」
目の前に立ち塞がるトーゴを煽るセンジュ、その挑発に彼は乗り、敵に向かって手刀を喰らわせようとする。
「無駄だァ!!」
しかしトーゴの手刀はセンジュの左手に軽くあしらわれ、相手はカウンター攻撃を仕掛けてきた。
「雷刀!!」
敵は雷刀(らいとう)と叫び、右手の平に雷を纏う刃を形成し、それによってトーゴの肩を掠めた。
「姉貴!!」
「ヒール!!」
「させるかよ!!」
怪我を負ったのでリコに回復魔術ヒールを自分にするよう言ったトーゴ、しかし敵がそれを許さず……と思ったその時。
「アクアバレット!!」
戦いに戻ってきたマリーネが敵にアクアバレットを撃った。
これを食らったセンジュは一瞬動きが止まり、その隙にリコはトーゴにヒールを一瞬だけ使い、怪我を僅かに癒す事ができた。
そして敵に対して、トーゴが攻撃を仕掛ける番が来る。
「獣拳(じゅうけん)!!」
彼は拳に紫色のエネルギーを纏わせそのパワーアップした拳でセンジュの腹部を勢いよく殴る。
「ぐっ……!!」
それを受け怯む敵だが、トーゴは攻撃の手を止めず、立て続けに攻撃を仕掛ける。
「波紋痛撃!!」
トーゴは隙を見せた相手の額に手を当て、相手の身体中に「何か」を送り込んだ。
「いででででっ!!」
その攻撃を受けたセンジュは攻撃を受け続けたらマズイと察したのか、トーゴの腕を振りほどいて後ろに飛び退いた。
「っ……身体中がビリビリしやがる!!お前なかなかやるじゃねぇか!!」
多分トーゴが相手に繰り出した攻撃は、触れているだけでダメージを与える……的なものなのだろう。
しかしそれでもまだ余裕を見せるセンジュ。
そんな彼女を前にしてもマリーネ達は諦めない。
「俺には……何もできないのか?」
その戦いを側で見てた俺はそう口から零した。
殺人鬼とは言え、女性は傷つけたくない……そんな思いからこの戦いから逃げた俺だけど……。
「トーゴ!!下がって!!」
その時、リコがトーゴに自分達の後ろに下がるよう促し、それを聞いて後ろに飛び退くトーゴ。
そしてマリーネとリコは魔術を発動した。
「フレイムバレット!!」
「アイスバレット!!」
センジュは2人の魔術を腕でガードし、そんな彼女にマリーネとリコは続けて攻撃魔術を与える。
「アイスバレット!!」
「グラビドン!!」
リコはアイスバレットを撃ち、マリーネは重力操作魔術、グラビドンを使いセンジュの身体を重くして敵の動きを止める。
「今よ!!」
その間トーゴは何をしていたのかと言うと、両腕でエネルギーを貯めて、強力な攻撃を使う予備動作に入っていたのだ。
そして彼は適切なタイミングを見計らい、高威力の攻撃を放った。
「剛撃弾!!」
赤いエネルギーの塊を放つ魔術、剛撃弾を撃ったトーゴは反動で足底が少し地面にめり込んだ。
そして放たれた剛撃弾はセンジュの腕に命中する。
「ぐっ……!!」
「やった……!」
俺はトーゴの活躍を見てそう呟いた。
そしてマリーネ、リコ、トーゴは相手が怯んだその隙に1箇所に集まり、再び手短に作戦を立てる。
「いい?リコ、トーゴ。相手が攻撃してきたらトーゴがそれを受け止めて反撃の剛撃弾を撃つの。それと同時に私とリコが左右からフレイムバレットを撃つわ。この作戦でいきましょう!」
「良いぜ!」
「頑張るわ~!」
それが3人の立てた作戦だ。
それで倒せれば良いんだけど……と俺が考えていると、センジュは攻撃の体勢に入り、3人を仕留める準備をしている……。
「お前ら……潰す!!」
そう言って力を溜めるセンジュ。
その瞬間、彼女は3人に向かって勢いよく飛びかかってきた。
それを待っていたかのようにマリーネ
は右に、リコは左に跳び、3人のセンジュを仕留める為の攻撃が始まった。
「くひひっ!!」
センジュはトーゴに組み付き、剛撃弾を撃たせない為に両手を塞いだ。
だがそれでもトーゴの顔に焦りの表情は見えなかった。
彼は右手と左手、片腕で2つのエネルギーを溜め、2発の剛撃弾を撃とうとしてたのだ。
「何をするつもりだろうか……。」
俺は決着がつくかもしれない瞬間を、唾を飲み込んだつもりで見てた。
「2連剛撃弾!!」
次の瞬間、トーゴは2連剛撃弾、と叫び、その名の通り先程の剛撃弾を両手から撃つ魔術のようだ。
トーゴの手を掴んでいたセンジュの手はゼロ距離でそれを受け、彼女の手のひらからは煙が出ていた。
そして、その隙を逃すまいと、マリーネとリコは魔術を発動した。
「「フレイムバレット!!」」
2人は構えた杖の先端から炎の弾、フレイムバレットを放つ。
両腕を負傷し、左右からの攻撃には
対応できないだろうと俺は見込んだ。
フレイムバレットがセンジュを両側から襲い、それを受けた彼女の姿は、フレイムバレットが着弾した時に発せられた爆風で姿が隠された。
「やった……!」
マリーネ、リコ、トーゴの連携攻撃、これでセンジュを倒せたハズ……俺はそう思ってた。
しかし、マリーネもリコもトーゴも、俺と違って全く気を緩めてなかった。それどころか……。
「リコ、トーゴ、今の見た……?」
「フレイムバレットが着弾する直前で、一瞬だけ見えたわ……。」
「あの魔術は……。」
各々剣幕な表情でそう呟く。
その直後、マリーネ達の攻撃で起こった土煙の中から、センジュが姿を現した。それを見た俺達は驚きを隠せなかった……。
「く……くひひひ……影で作った鎧だ!不細工なんであまり使いたくなかったがな!」
「あれは……!!」
俺はそれを見て唖然とした。
センジュは、黒い鎧を纏っていたのだ。
これによってマリーネ達の攻撃から身を守っていたみたいだ。
圧倒的な攻撃力だけでなく、防御の方も抜かりが無い……こんな敵どうやって勝てるんだ!?
全人類の支配、それが影の一味の目的だそうだ。
「ほら来いよ!!」
「うおぉ!!」
目の前に立ち塞がるトーゴを煽るセンジュ、その挑発に彼は乗り、敵に向かって手刀を喰らわせようとする。
「無駄だァ!!」
しかしトーゴの手刀はセンジュの左手に軽くあしらわれ、相手はカウンター攻撃を仕掛けてきた。
「雷刀!!」
敵は雷刀(らいとう)と叫び、右手の平に雷を纏う刃を形成し、それによってトーゴの肩を掠めた。
「姉貴!!」
「ヒール!!」
「させるかよ!!」
怪我を負ったのでリコに回復魔術ヒールを自分にするよう言ったトーゴ、しかし敵がそれを許さず……と思ったその時。
「アクアバレット!!」
戦いに戻ってきたマリーネが敵にアクアバレットを撃った。
これを食らったセンジュは一瞬動きが止まり、その隙にリコはトーゴにヒールを一瞬だけ使い、怪我を僅かに癒す事ができた。
そして敵に対して、トーゴが攻撃を仕掛ける番が来る。
「獣拳(じゅうけん)!!」
彼は拳に紫色のエネルギーを纏わせそのパワーアップした拳でセンジュの腹部を勢いよく殴る。
「ぐっ……!!」
それを受け怯む敵だが、トーゴは攻撃の手を止めず、立て続けに攻撃を仕掛ける。
「波紋痛撃!!」
トーゴは隙を見せた相手の額に手を当て、相手の身体中に「何か」を送り込んだ。
「いででででっ!!」
その攻撃を受けたセンジュは攻撃を受け続けたらマズイと察したのか、トーゴの腕を振りほどいて後ろに飛び退いた。
「っ……身体中がビリビリしやがる!!お前なかなかやるじゃねぇか!!」
多分トーゴが相手に繰り出した攻撃は、触れているだけでダメージを与える……的なものなのだろう。
しかしそれでもまだ余裕を見せるセンジュ。
そんな彼女を前にしてもマリーネ達は諦めない。
「俺には……何もできないのか?」
その戦いを側で見てた俺はそう口から零した。
殺人鬼とは言え、女性は傷つけたくない……そんな思いからこの戦いから逃げた俺だけど……。
「トーゴ!!下がって!!」
その時、リコがトーゴに自分達の後ろに下がるよう促し、それを聞いて後ろに飛び退くトーゴ。
そしてマリーネとリコは魔術を発動した。
「フレイムバレット!!」
「アイスバレット!!」
センジュは2人の魔術を腕でガードし、そんな彼女にマリーネとリコは続けて攻撃魔術を与える。
「アイスバレット!!」
「グラビドン!!」
リコはアイスバレットを撃ち、マリーネは重力操作魔術、グラビドンを使いセンジュの身体を重くして敵の動きを止める。
「今よ!!」
その間トーゴは何をしていたのかと言うと、両腕でエネルギーを貯めて、強力な攻撃を使う予備動作に入っていたのだ。
そして彼は適切なタイミングを見計らい、高威力の攻撃を放った。
「剛撃弾!!」
赤いエネルギーの塊を放つ魔術、剛撃弾を撃ったトーゴは反動で足底が少し地面にめり込んだ。
そして放たれた剛撃弾はセンジュの腕に命中する。
「ぐっ……!!」
「やった……!」
俺はトーゴの活躍を見てそう呟いた。
そしてマリーネ、リコ、トーゴは相手が怯んだその隙に1箇所に集まり、再び手短に作戦を立てる。
「いい?リコ、トーゴ。相手が攻撃してきたらトーゴがそれを受け止めて反撃の剛撃弾を撃つの。それと同時に私とリコが左右からフレイムバレットを撃つわ。この作戦でいきましょう!」
「良いぜ!」
「頑張るわ~!」
それが3人の立てた作戦だ。
それで倒せれば良いんだけど……と俺が考えていると、センジュは攻撃の体勢に入り、3人を仕留める準備をしている……。
「お前ら……潰す!!」
そう言って力を溜めるセンジュ。
その瞬間、彼女は3人に向かって勢いよく飛びかかってきた。
それを待っていたかのようにマリーネ
は右に、リコは左に跳び、3人のセンジュを仕留める為の攻撃が始まった。
「くひひっ!!」
センジュはトーゴに組み付き、剛撃弾を撃たせない為に両手を塞いだ。
だがそれでもトーゴの顔に焦りの表情は見えなかった。
彼は右手と左手、片腕で2つのエネルギーを溜め、2発の剛撃弾を撃とうとしてたのだ。
「何をするつもりだろうか……。」
俺は決着がつくかもしれない瞬間を、唾を飲み込んだつもりで見てた。
「2連剛撃弾!!」
次の瞬間、トーゴは2連剛撃弾、と叫び、その名の通り先程の剛撃弾を両手から撃つ魔術のようだ。
トーゴの手を掴んでいたセンジュの手はゼロ距離でそれを受け、彼女の手のひらからは煙が出ていた。
そして、その隙を逃すまいと、マリーネとリコは魔術を発動した。
「「フレイムバレット!!」」
2人は構えた杖の先端から炎の弾、フレイムバレットを放つ。
両腕を負傷し、左右からの攻撃には
対応できないだろうと俺は見込んだ。
フレイムバレットがセンジュを両側から襲い、それを受けた彼女の姿は、フレイムバレットが着弾した時に発せられた爆風で姿が隠された。
「やった……!」
マリーネ、リコ、トーゴの連携攻撃、これでセンジュを倒せたハズ……俺はそう思ってた。
しかし、マリーネもリコもトーゴも、俺と違って全く気を緩めてなかった。それどころか……。
「リコ、トーゴ、今の見た……?」
「フレイムバレットが着弾する直前で、一瞬だけ見えたわ……。」
「あの魔術は……。」
各々剣幕な表情でそう呟く。
その直後、マリーネ達の攻撃で起こった土煙の中から、センジュが姿を現した。それを見た俺達は驚きを隠せなかった……。
「く……くひひひ……影で作った鎧だ!不細工なんであまり使いたくなかったがな!」
「あれは……!!」
俺はそれを見て唖然とした。
センジュは、黒い鎧を纏っていたのだ。
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