5 / 170
第1章<鋼の体>編
5話「出会う友達」
しおりを挟む
俺とマリーネは、バーサークウルフとさらに強力なモンスター、タイラントウルフを倒すことに成功した。
「コネクトゲート!」
マリーネがコネクトゲートという魔術を使うと、彼女の側に黒い大穴が現れた。
マリーネはその大穴に手を突っ込んで、あるものを取り出す。
「よいしょっと……!」
何この魔術……便利そう、と思う俺。
マリーネが取り出したのは、小さな荷車だった。
「マリーネ、それは……?」
「これにモンスターの死体を乗せて王都まで運ぶの。悪いけどこの荷車にモンスターの死体を乗せるのを手伝ってくれるかしら?」
「うん、いいよ。」
俺はマリーネと共に荷車にモンスターを乗せる作業に取り掛かった。
まぁ、ゴーレムの馬力のお陰モンスターの死体を軽々と持ち上げ、荷車に乗せる事ができたからあっという間に終わったけど。
「マリーネ、バーサークウルフはクエストで討伐する事を指定されたモンスターだけど、タイラントウルフは……乱入モンスター、的なものだよね?そのモンスターの死体をギルドに持っていくとどうなるの?」
「クエストの指定外のモンスターでも、ティアマトの子なら引き受けてくれるわよ。ティアマトの子であるモンスターはギルドに解析されてティアマトの謎の解明の足がかりにするの。そして、ティアマトの子のモンスターをギルドに提供するとお金が貰えるのよ。」
「お金が貰える?それじゃあ、普通のモンスターをティアマトの子のモンスターと偽ってギルドに持っていく人とかいないの?」
「そんな事しても偽物だってすぐにバレるわ。だって、ティアマトの子のモンスターはね、赤い瞳をしているの。通常のモンスターで赤い瞳のモンスターはほぼいないのよね。だからティアマトの子のモンスターとそうじゃないモンスターの違いは一目瞭然なの。」
「なるほど……。」
それなら悪い人がギルドを騙してお金を取るなんて事はできないな、と俺は納得した。
「さて、モンスターの死体をギルドに持っていくわよ。」
「うん。」
そうして、俺とマリーネはルスタ村周辺の森から王都レガーへと、荷車を引いて帰っていった。荷車はパワーのある俺が引いて歩いた。
「それでは、バーサークウルフ4匹と、タイラントウルフ1匹、確かに受け取りました。バーサークウルフ討伐クエスト達成の報酬金、3300ラルクと、ティアマトの子であるタイラントウルフの提供金、4800
ラルクをお渡しします。」
ギルドで早速受付嬢さんにバーサークウルフとタイラントウルフの死体を渡すと、クエストの報酬金、そしてティアマトの子提供金を貰う事ができた。
モンスターの死体はギルドの職員さんが、モンスター保管庫へと持っていった。
「リョータロー君、これからどうしたい?」
ギルドでの用事を終え、ギルドを出た俺とマリーネだけど、マリーネは俺に「何かしたい事は無いか」と聞いてきた。
したい事、か……。
「ゴーレムの手足を別の物に換装できたら、ロボットみたいでカッコイイと思う……とか?」
と思って言ってみたけど、ロボットって言ってマリーネ、いやこの世界の人に通じるだろうか……?
「ロボ……ット……?っていうのは分からないけど、手足の換装ならできるわよ!」
本当!?
「じ、じゃあ強くてカッコイイ手足が欲しいな!……そういうのってお店で売ってたりしない?」
「売ってるお店ならあるわ。
早速行ってみる?」
ゴーレムの装備を売ってるお店……とても行ってみたい!
「うん、行こう!」
俺がマリーネにそのお店に行きたいと答えると、彼女は俺をそのお店まで案内してくれた。
「この街で武器や防具、ゴーレムの武装を買うならここ!ドワーフの鍛冶屋!」
マリーネはその場所にたどり着くと、手をバッと広げて声高らかにその場所の名を「ドワーフの鍛冶屋」と呼んだ。
ドワーフかぁ……アニメで見たことあるな。
武器とかを作るのが得意な亜人、だよね?そのドワーフが経営するお店って事かな?
そのお店はレンガで作られた建物で、屋根から伸びる煙突からは煙がモクモクと空へ上がっている。
「さ、入りましょう!」
マリーネは俺の手を引いて建物の中へと足を踏み入れた。
そして、鍛冶屋に入った俺達を待っていたのは……。
「こ、これは……!」
建物の中は武器、防具、ゴーレムの装備で埋め尽くされていた。
鉄の剣や木の盾、銅の鎧などが壁に掛けられてたり、棚に置かれてたり、様々な形で部屋の至る所に置かれている。
お客さんも2人程いるな……あ、ゴーレムの手足もある!
「さぁ、好きな装備を選んで!」
「いいの?高くないのかな、こういう装備って……。」
装備はモンスターと戦う為の大事な物だ。
かなり高いに違いない……と思った俺はマリーネにそう聞いた。
「大丈夫!私は15歳の頃から冒険者やってて、いざと言う時の為にずっと貯金してきたの!だから遠慮しなくていいわよ!あ、ちなみに私は今18歳よ。3年間冒険者やってるわ。」
マリーネ18歳なのか……。俺より
3歳年上だな。
「俺は、生きてれば来月16歳になる予定……だった。」
「じゃあ、私の方がお姉さんって事ね!」
そう俺に言ったマリーネはなんだか嬉しそうだった。
「そ、そうだね……。」
「マリ~ネ~?」
その時、店の中のお客さん2人がマリーネの元に近づき、2人のうちの小柄な女の子が彼女に声をかけた。
「リコ!」
「そのゴーレム、完成したのか?」
「そうよトーゴ。リョータロー君、この2人は私の友達のリコ・クロスホーンとトーゴ・クロスホーン。姉弟なの。」
最初に声をかけて来た小柄な女性がリコさんで、その隣の大柄な男性がトーゴさん、2人は兄妹なのか……。
トーゴさんが大きくてリコさんが小さいからきっとトーゴさんがお兄ちゃんなんだろうな。
「一応言っておくけど、私が姉でトーゴが弟よ~。」
リコは俺の考えを見透かしてたかのように、自分が姉でトーゴさんが弟だと言った。
そうか、兄妹(きょうだい)じゃなく姉弟(きょうだい)なのか……。
「宜しくね~、ゴーレムさ~ん。」
「宜しくな、ゴーレム。」
リコさんとトーゴさんは俺に挨拶をし、トーゴさんが俺に右手を出した。
握手をしたい……のかな?
「宜しくお願いします、トーゴさん。俺リョータローって言います。」
俺は右手を差し 出して、トーゴの手を握りしめた。
……トーゴの手を握ったような感覚がしない。
ゴーレムには神経が通ってないからかな。
「そう固くならないで~。リコ、トーゴって気安く呼んで良いわよ~。」
「さん付けも敬語もいらん。ていうか、リョータロー?ゴーレムにしては変わった名前だな。」
リコもトーゴも俺の挨拶に対してそう返した。
あ、敬語とさん付けしなくてもいいのか……トーゴさんは身体が大きいし、その姉のリコさんも年上かと思ったけど、俺とは同世代なのかな。
それと、トーゴは俺の名前を不思議な名前だと言った。
まぁゴーレムにこんな名前付ける人あんまりいないはずだよね。
「俺、異世界から来たんだ。」
「「い、異世界から……来た!?」」
俺の言葉を聞いて、リコもトーゴも驚いている……。
あ、言っちゃいけない事なのかなこれ……言ったら何かされるとか……無いよね?お願いします……何か酷い事されませんように……!
「コネクトゲート!」
マリーネがコネクトゲートという魔術を使うと、彼女の側に黒い大穴が現れた。
マリーネはその大穴に手を突っ込んで、あるものを取り出す。
「よいしょっと……!」
何この魔術……便利そう、と思う俺。
マリーネが取り出したのは、小さな荷車だった。
「マリーネ、それは……?」
「これにモンスターの死体を乗せて王都まで運ぶの。悪いけどこの荷車にモンスターの死体を乗せるのを手伝ってくれるかしら?」
「うん、いいよ。」
俺はマリーネと共に荷車にモンスターを乗せる作業に取り掛かった。
まぁ、ゴーレムの馬力のお陰モンスターの死体を軽々と持ち上げ、荷車に乗せる事ができたからあっという間に終わったけど。
「マリーネ、バーサークウルフはクエストで討伐する事を指定されたモンスターだけど、タイラントウルフは……乱入モンスター、的なものだよね?そのモンスターの死体をギルドに持っていくとどうなるの?」
「クエストの指定外のモンスターでも、ティアマトの子なら引き受けてくれるわよ。ティアマトの子であるモンスターはギルドに解析されてティアマトの謎の解明の足がかりにするの。そして、ティアマトの子のモンスターをギルドに提供するとお金が貰えるのよ。」
「お金が貰える?それじゃあ、普通のモンスターをティアマトの子のモンスターと偽ってギルドに持っていく人とかいないの?」
「そんな事しても偽物だってすぐにバレるわ。だって、ティアマトの子のモンスターはね、赤い瞳をしているの。通常のモンスターで赤い瞳のモンスターはほぼいないのよね。だからティアマトの子のモンスターとそうじゃないモンスターの違いは一目瞭然なの。」
「なるほど……。」
それなら悪い人がギルドを騙してお金を取るなんて事はできないな、と俺は納得した。
「さて、モンスターの死体をギルドに持っていくわよ。」
「うん。」
そうして、俺とマリーネはルスタ村周辺の森から王都レガーへと、荷車を引いて帰っていった。荷車はパワーのある俺が引いて歩いた。
「それでは、バーサークウルフ4匹と、タイラントウルフ1匹、確かに受け取りました。バーサークウルフ討伐クエスト達成の報酬金、3300ラルクと、ティアマトの子であるタイラントウルフの提供金、4800
ラルクをお渡しします。」
ギルドで早速受付嬢さんにバーサークウルフとタイラントウルフの死体を渡すと、クエストの報酬金、そしてティアマトの子提供金を貰う事ができた。
モンスターの死体はギルドの職員さんが、モンスター保管庫へと持っていった。
「リョータロー君、これからどうしたい?」
ギルドでの用事を終え、ギルドを出た俺とマリーネだけど、マリーネは俺に「何かしたい事は無いか」と聞いてきた。
したい事、か……。
「ゴーレムの手足を別の物に換装できたら、ロボットみたいでカッコイイと思う……とか?」
と思って言ってみたけど、ロボットって言ってマリーネ、いやこの世界の人に通じるだろうか……?
「ロボ……ット……?っていうのは分からないけど、手足の換装ならできるわよ!」
本当!?
「じ、じゃあ強くてカッコイイ手足が欲しいな!……そういうのってお店で売ってたりしない?」
「売ってるお店ならあるわ。
早速行ってみる?」
ゴーレムの装備を売ってるお店……とても行ってみたい!
「うん、行こう!」
俺がマリーネにそのお店に行きたいと答えると、彼女は俺をそのお店まで案内してくれた。
「この街で武器や防具、ゴーレムの武装を買うならここ!ドワーフの鍛冶屋!」
マリーネはその場所にたどり着くと、手をバッと広げて声高らかにその場所の名を「ドワーフの鍛冶屋」と呼んだ。
ドワーフかぁ……アニメで見たことあるな。
武器とかを作るのが得意な亜人、だよね?そのドワーフが経営するお店って事かな?
そのお店はレンガで作られた建物で、屋根から伸びる煙突からは煙がモクモクと空へ上がっている。
「さ、入りましょう!」
マリーネは俺の手を引いて建物の中へと足を踏み入れた。
そして、鍛冶屋に入った俺達を待っていたのは……。
「こ、これは……!」
建物の中は武器、防具、ゴーレムの装備で埋め尽くされていた。
鉄の剣や木の盾、銅の鎧などが壁に掛けられてたり、棚に置かれてたり、様々な形で部屋の至る所に置かれている。
お客さんも2人程いるな……あ、ゴーレムの手足もある!
「さぁ、好きな装備を選んで!」
「いいの?高くないのかな、こういう装備って……。」
装備はモンスターと戦う為の大事な物だ。
かなり高いに違いない……と思った俺はマリーネにそう聞いた。
「大丈夫!私は15歳の頃から冒険者やってて、いざと言う時の為にずっと貯金してきたの!だから遠慮しなくていいわよ!あ、ちなみに私は今18歳よ。3年間冒険者やってるわ。」
マリーネ18歳なのか……。俺より
3歳年上だな。
「俺は、生きてれば来月16歳になる予定……だった。」
「じゃあ、私の方がお姉さんって事ね!」
そう俺に言ったマリーネはなんだか嬉しそうだった。
「そ、そうだね……。」
「マリ~ネ~?」
その時、店の中のお客さん2人がマリーネの元に近づき、2人のうちの小柄な女の子が彼女に声をかけた。
「リコ!」
「そのゴーレム、完成したのか?」
「そうよトーゴ。リョータロー君、この2人は私の友達のリコ・クロスホーンとトーゴ・クロスホーン。姉弟なの。」
最初に声をかけて来た小柄な女性がリコさんで、その隣の大柄な男性がトーゴさん、2人は兄妹なのか……。
トーゴさんが大きくてリコさんが小さいからきっとトーゴさんがお兄ちゃんなんだろうな。
「一応言っておくけど、私が姉でトーゴが弟よ~。」
リコは俺の考えを見透かしてたかのように、自分が姉でトーゴさんが弟だと言った。
そうか、兄妹(きょうだい)じゃなく姉弟(きょうだい)なのか……。
「宜しくね~、ゴーレムさ~ん。」
「宜しくな、ゴーレム。」
リコさんとトーゴさんは俺に挨拶をし、トーゴさんが俺に右手を出した。
握手をしたい……のかな?
「宜しくお願いします、トーゴさん。俺リョータローって言います。」
俺は右手を差し 出して、トーゴの手を握りしめた。
……トーゴの手を握ったような感覚がしない。
ゴーレムには神経が通ってないからかな。
「そう固くならないで~。リコ、トーゴって気安く呼んで良いわよ~。」
「さん付けも敬語もいらん。ていうか、リョータロー?ゴーレムにしては変わった名前だな。」
リコもトーゴも俺の挨拶に対してそう返した。
あ、敬語とさん付けしなくてもいいのか……トーゴさんは身体が大きいし、その姉のリコさんも年上かと思ったけど、俺とは同世代なのかな。
それと、トーゴは俺の名前を不思議な名前だと言った。
まぁゴーレムにこんな名前付ける人あんまりいないはずだよね。
「俺、異世界から来たんだ。」
「「い、異世界から……来た!?」」
俺の言葉を聞いて、リコもトーゴも驚いている……。
あ、言っちゃいけない事なのかなこれ……言ったら何かされるとか……無いよね?お願いします……何か酷い事されませんように……!
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
転生して貴族になったけど、与えられたのは瑕疵物件で有名な領地だった件
桜月雪兎
ファンタジー
神様のドジによって人生を終幕してしまった七瀬結希。
神様からお詫びとしていくつかのスキルを貰い、転生したのはなんと貴族の三男坊ユキルディス・フォン・アルフレッドだった。
しかし、家族とはあまり折り合いが良くなく、成人したらさっさと追い出された。
ユキルディスが唯一信頼している従者アルフォンス・グレイルのみを連れて、追い出された先は国内で有名な瑕疵物件であるユンゲート領だった。
ユキルディスはユキルディス・フォン・ユンゲートとして開拓から始まる物語だ。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

闇属性転移者の冒険録
三日月新
ファンタジー
異世界に召喚された影山武(タケル)は、素敵な冒険が始まる予感がしていた。ところが、闇属性だからと草原へ強制転移されてしまう。
頼れる者がいない異世界で、タケルは元冒険者に助けられる。生き方と戦い方を教わると、ついに彼の冒険がスタートした。
強力な魔物や敵国と死闘を繰り広げながら、タケルはSランク冒険者を目指していく。
※週に三話ほど投稿していきます。
(再確認や編集作業で一旦投稿を中断することもあります)
※一話3,000字〜4,000字となっています。
やっと買ったマイホームの半分だけ異世界に転移してしまった
ぽてゆき
ファンタジー
涼坂直樹は可愛い妻と2人の子供のため、頑張って働いた結果ついにマイホームを手に入れた。
しかし、まさかその半分が異世界に転移してしまうとは……。
リビングの窓を開けて外に飛び出せば、そこはもう魔法やダンジョンが存在するファンタジーな異世界。
現代のごくありふれた4人(+猫1匹)家族と、異世界の住人との交流を描いたハートフルアドベンチャー物語!

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる