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第1章<鋼の体>編
1話「起きる兵器」
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4歳の頃、テレビで見た特撮ヒーローが言ってた。
「守るべきものを守る事、それがヒーローの使命だ!」って。
カッコイイ台詞だと思った。
そんなヒーローに憧れて、今日まで俺は
生きてきた。
それができれば、最高にカッコイイヒーローになれるのかな?
例えば、俺みたいなヤツでも……。
◇
「友達がトラックに撥ねられました!すぐに来てください!お願いします!」
この声は……一真?俺の友達の……。
「良太郎君……しっかりして……お願い……死なないで……!」
花菜……俺は……そうだ……俺は確か……男の子がトラックに轢かれそうになったから……その子を庇って俺が轢かれて……全身がとても痛い……
「良ちゃん!しっかりして!……嫌だ……嫌だよこんなの……良ちゃん……!」
この声は……林檎か……俺……死ぬのかな……だったら……最後にせめて……何か……3人に言い残してから死にたい……
「ぁ……ぅ…………」
ダメだ……声が出ない……そうだ……俺が庇った男の子は……?
「うぅ……お兄ちゃん……助けてくれて……っ……ありがと……!」
傷がほとんど無い…………無事みたい……だ……。
「…………よ」
「良ちゃん!?」
最後の……言葉を……!
「……良かった____」
◇
「起動!」
それが俺が「そこ」で最初に耳にした言葉だった。
______あ、俺生きてる……病院のベッドの上かな……いや、違うかな……ベッドの柔らかさを感じない……
「こんにちはゴーレムさん!私が貴方の主人、マリーネよ!これから一生懸命、私に尽くしなさい!」
お、女の人が俺の顔を覗いて変な事言ってる。ゴーレム……?ゴーレムって……最近俺がハマってる異世界アニメとかに出てくるあの……ゴーレム?
それにこの子金髪で、しかも緑色の瞳をしている……ギャル?ギャル苦手なんだよなぁ……学校のギャル凄く怖いし……(俺高1)
ていうかなんで病院にギャル?
「あのー、誰ですか貴方?」
「え?」
ん?俺何か変な事言った?誰かって聞いただけなんだけど……。
「私は貴方の主人、マリーネ!マリーネ・エリダヌスよ!」
え……外国人……?
「あ、えっと、ここは……どこですか?」
とりあえずここがどこなのかマリーネさんに聞いてみよう
「ここは王国アストレアよ。」
「…………え?」
王国アストレア……?何を言って……?
「!?」
この腕……なんだこれ……俺の腕なのかこれ……?て……鉄の腕……
俺は起き上がって自分の身体をじっくり見てみた。
俺の身体は頭のてっぺんからつま先まで、俺の……鬼島良太郎本来の身体ではなくなっていた……。
身体を叩いてみると、コンコン、という音が出る。
「俺……ゴーレム……!?」
「貴方さっきから変よ?どうかしたの?」
どうかしたのって言われても……。
「俺、鬼島良太郎……という者なんですけど……。」
「え……?」
俺の言葉を聞いたマリーネさんはさっきよりも驚いたような表情をしている。
「え……ちょ……どういう事?」
どういう事か……いや、えっと……あー……うーん……。
「俺……人間なんですけど……ゴーレムになっちゃっいましたー……的な?事……なんですかね……。」
「…………は?」
……マリーネさん凄く困惑してる。
俺も凄く困惑してる。
「ここって……日本じゃない……んですか?」
俺は改めて聞きたい事を聞いてみた。
「ニホン……?なにそれ……?」
うん、やっぱり日本じゃないみたいだ……。
「いや、あの……俺、人間なんです。」
「人間……だったの?」
「はい……目が覚めたら……こんな
姿に……。」
どうしよう……俺はこれからどうすればいいんだ……?
「あの……俺……どうすれば……?」
「……ちょっと待って……貴方の正体を知る必要があるわ。貴方……えっとキ……キジ……」
キジ……?あ、俺の名前かな。
「鬼島良太郎です。良太郎って呼んでください。」
「リョータロー君ね、分かったわ。この辺の本棚に何か手がかりになる本があったかしら……。」
マリーネさんは近くの本棚を漁りだした。
それから数分後、マリーネさんは俺にある本を見せてくれた。
にしてもマリーネさんの服……とてもファンタジーらしさのある服装だ……。
「リョータロー君、見て?この世界には、人、動物、モンスター、あらゆる生命を生み出す神のような存在、ティアマトっていうものがいるの。そのティアマトによって生み出される生物は、こことは違う世界の生物の生まれ変わりかもしれない、という仮説が学者によって唱えられてるわ。」
「な、なるほど……。」
ティアマト、か……よく分からないなぁ……ていうかマリーネさん、今モンスターって言ったよね?やっぱ異世界ならモンスターいるのか。
「つまり、貴方はこことは違う世界からやってきたティアマトの子って事ね!……なんでゴーレムになったのかは分からないけど……。」
「俺がティアマトの子……?」
なんか、イマイチ実感が湧かない……。
「あのー、ティアマトってこの世界の何処にいるんですか?その人(?)に会えば俺の今の状態を詳しく知る事ができたり……しませんか?」
「あ、ティアマトはこの世界には存在しないわよ。」
……え?
「ティアマトはね、こことは違う世界、つまり異世界とこの世界の狭間にいる、と言われているわ。何せ何百人もの人達がこの広い世界を何十年もかけて探し続けても見つからなかったんだもの。」
「そうですか……それじゃあティアマトには会えないって事ですね。」
「そういう事ね。」
「あの……俺はこれからどうすれば良いんでしょうか。突然異世界に来てしまって……右も左も分からないんです。俺は一体どうすれば……。」
ゴーレムと化した俺には今何ができるのか、何をするべきなのか。分からない事はとりあえず目の前の人に聞いてみるべきだよな。
「うーん、貴方は私が作ったゴーレムだから……私の元で生活する?」
「……良いんですか?」
「ええ、もちろん!」
「じゃあ、不束者ですが、よろしくお願いします!マリーネさん!」
俺は自分が目覚めた大きな机から下りてマリーネさんに挨拶をした。
ていうかマリーネさん小さいな……いや俺が大きいのかな……?ゴーレムだし。
これからはマリーネさんの世話になるって事だよね……頑張るぞ!
「あ、敬語はいいわよ。さん付けもね。」
あ、敬語とさん付けはいいのね。
「あ……じゃあ……よろしく、マリーネ……。」
「ええ、よろしくね、リョータロー君!」
こうして、俺はとりあえずマリーネの世話になる事にした。
にしてもゴーレムかぁ……ゴーレムパンチ!とかゴーレム キック!とかでモンスターをばんばんやっつけたりするのかな……。
俺運動はできなくは無いけど……ちょっと心配だな。
えーっと……ティアマトとかティアマトの子とかいう、謎だらけのものも解き明かしていけたらな。
「守るべきものを守る事、それがヒーローの使命だ!」って。
カッコイイ台詞だと思った。
そんなヒーローに憧れて、今日まで俺は
生きてきた。
それができれば、最高にカッコイイヒーローになれるのかな?
例えば、俺みたいなヤツでも……。
◇
「友達がトラックに撥ねられました!すぐに来てください!お願いします!」
この声は……一真?俺の友達の……。
「良太郎君……しっかりして……お願い……死なないで……!」
花菜……俺は……そうだ……俺は確か……男の子がトラックに轢かれそうになったから……その子を庇って俺が轢かれて……全身がとても痛い……
「良ちゃん!しっかりして!……嫌だ……嫌だよこんなの……良ちゃん……!」
この声は……林檎か……俺……死ぬのかな……だったら……最後にせめて……何か……3人に言い残してから死にたい……
「ぁ……ぅ…………」
ダメだ……声が出ない……そうだ……俺が庇った男の子は……?
「うぅ……お兄ちゃん……助けてくれて……っ……ありがと……!」
傷がほとんど無い…………無事みたい……だ……。
「…………よ」
「良ちゃん!?」
最後の……言葉を……!
「……良かった____」
◇
「起動!」
それが俺が「そこ」で最初に耳にした言葉だった。
______あ、俺生きてる……病院のベッドの上かな……いや、違うかな……ベッドの柔らかさを感じない……
「こんにちはゴーレムさん!私が貴方の主人、マリーネよ!これから一生懸命、私に尽くしなさい!」
お、女の人が俺の顔を覗いて変な事言ってる。ゴーレム……?ゴーレムって……最近俺がハマってる異世界アニメとかに出てくるあの……ゴーレム?
それにこの子金髪で、しかも緑色の瞳をしている……ギャル?ギャル苦手なんだよなぁ……学校のギャル凄く怖いし……(俺高1)
ていうかなんで病院にギャル?
「あのー、誰ですか貴方?」
「え?」
ん?俺何か変な事言った?誰かって聞いただけなんだけど……。
「私は貴方の主人、マリーネ!マリーネ・エリダヌスよ!」
え……外国人……?
「あ、えっと、ここは……どこですか?」
とりあえずここがどこなのかマリーネさんに聞いてみよう
「ここは王国アストレアよ。」
「…………え?」
王国アストレア……?何を言って……?
「!?」
この腕……なんだこれ……俺の腕なのかこれ……?て……鉄の腕……
俺は起き上がって自分の身体をじっくり見てみた。
俺の身体は頭のてっぺんからつま先まで、俺の……鬼島良太郎本来の身体ではなくなっていた……。
身体を叩いてみると、コンコン、という音が出る。
「俺……ゴーレム……!?」
「貴方さっきから変よ?どうかしたの?」
どうかしたのって言われても……。
「俺、鬼島良太郎……という者なんですけど……。」
「え……?」
俺の言葉を聞いたマリーネさんはさっきよりも驚いたような表情をしている。
「え……ちょ……どういう事?」
どういう事か……いや、えっと……あー……うーん……。
「俺……人間なんですけど……ゴーレムになっちゃっいましたー……的な?事……なんですかね……。」
「…………は?」
……マリーネさん凄く困惑してる。
俺も凄く困惑してる。
「ここって……日本じゃない……んですか?」
俺は改めて聞きたい事を聞いてみた。
「ニホン……?なにそれ……?」
うん、やっぱり日本じゃないみたいだ……。
「いや、あの……俺、人間なんです。」
「人間……だったの?」
「はい……目が覚めたら……こんな
姿に……。」
どうしよう……俺はこれからどうすればいいんだ……?
「あの……俺……どうすれば……?」
「……ちょっと待って……貴方の正体を知る必要があるわ。貴方……えっとキ……キジ……」
キジ……?あ、俺の名前かな。
「鬼島良太郎です。良太郎って呼んでください。」
「リョータロー君ね、分かったわ。この辺の本棚に何か手がかりになる本があったかしら……。」
マリーネさんは近くの本棚を漁りだした。
それから数分後、マリーネさんは俺にある本を見せてくれた。
にしてもマリーネさんの服……とてもファンタジーらしさのある服装だ……。
「リョータロー君、見て?この世界には、人、動物、モンスター、あらゆる生命を生み出す神のような存在、ティアマトっていうものがいるの。そのティアマトによって生み出される生物は、こことは違う世界の生物の生まれ変わりかもしれない、という仮説が学者によって唱えられてるわ。」
「な、なるほど……。」
ティアマト、か……よく分からないなぁ……ていうかマリーネさん、今モンスターって言ったよね?やっぱ異世界ならモンスターいるのか。
「つまり、貴方はこことは違う世界からやってきたティアマトの子って事ね!……なんでゴーレムになったのかは分からないけど……。」
「俺がティアマトの子……?」
なんか、イマイチ実感が湧かない……。
「あのー、ティアマトってこの世界の何処にいるんですか?その人(?)に会えば俺の今の状態を詳しく知る事ができたり……しませんか?」
「あ、ティアマトはこの世界には存在しないわよ。」
……え?
「ティアマトはね、こことは違う世界、つまり異世界とこの世界の狭間にいる、と言われているわ。何せ何百人もの人達がこの広い世界を何十年もかけて探し続けても見つからなかったんだもの。」
「そうですか……それじゃあティアマトには会えないって事ですね。」
「そういう事ね。」
「あの……俺はこれからどうすれば良いんでしょうか。突然異世界に来てしまって……右も左も分からないんです。俺は一体どうすれば……。」
ゴーレムと化した俺には今何ができるのか、何をするべきなのか。分からない事はとりあえず目の前の人に聞いてみるべきだよな。
「うーん、貴方は私が作ったゴーレムだから……私の元で生活する?」
「……良いんですか?」
「ええ、もちろん!」
「じゃあ、不束者ですが、よろしくお願いします!マリーネさん!」
俺は自分が目覚めた大きな机から下りてマリーネさんに挨拶をした。
ていうかマリーネさん小さいな……いや俺が大きいのかな……?ゴーレムだし。
これからはマリーネさんの世話になるって事だよね……頑張るぞ!
「あ、敬語はいいわよ。さん付けもね。」
あ、敬語とさん付けはいいのね。
「あ……じゃあ……よろしく、マリーネ……。」
「ええ、よろしくね、リョータロー君!」
こうして、俺はとりあえずマリーネの世話になる事にした。
にしてもゴーレムかぁ……ゴーレムパンチ!とかゴーレム キック!とかでモンスターをばんばんやっつけたりするのかな……。
俺運動はできなくは無いけど……ちょっと心配だな。
えーっと……ティアマトとかティアマトの子とかいう、謎だらけのものも解き明かしていけたらな。
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