8 / 128
第5話 勇者の哀願
しおりを挟む
食事が終わり、わたしは勇者の少女に向かい口を開く。
「さて……。食べる物もあらかた食べ終えたな。食休みついでに、何か言いたいこととか聞きたいことがあるならば、聞こうじゃないか」
「……色々言いたいこととか、聞きたいことはあるけど。まず最初に……。助けてもらって、どうもありがとう」
「!! ……いや、どういたしまして。」
わたしは驚きで一瞬目を見開いた。そのことに気付いたか、勇者は小さく笑う。
「わたしがお礼を言うのが、おかしい?」
「いや……。言われてみればおかしくない、な。ただわたしの側が、ちょっとばかり勇者から礼を言われるような立場じゃあなかったからね。それで、ちょっとね」
「?……貴方に聞きたいことがあるわ。貴方、何者なの?見た目は怪物そのもの。でもさっき『いただきます』って食事前の挨拶をしてた。
この世界の人は、いただきますなんて挨拶は使わない。この世界の神様とやらに祈りを捧げることはやるけど」
「あー」
わたしは内心頷く。なるほど、先ほどの『いただきます』に驚いたわけが判った。さて、どう返事をするべきか。
「んー、まず大前提となるところから話を始めるか。わたしの名は、ブレイド・JOKER。先代である魔王ゾーラムが死の瞬間、自らの命と引き換えにして異世界から召喚した新たなる魔王だ」
「え……。い、異世界の魔王!?」
「あー、いやちょっと違う。異世界で魔王だったわけじゃあない。魔王は盗み出した勇者召喚の魔法に手を加えて、魔王召喚魔法を創り出したんだよ。
召喚される前は君も勇者じゃなかったんだろう? それと同じで、わたしも召喚されたことで強化されて、魔王になったって事」
勇者は唖然としている。さもありなん。だが彼女は気を取り直して、口を開いた。
「じゃ、じゃあ貴方は元の世界では普通の人間だったの?」
「いや、それも違うんだよね。元の世界では、世界制覇を狙う悪の秘密結社『JOKER』の科学陣が創造した、最高傑作とまで言われた強力な改造人間だったよ。……というか、そういう強力な生命体だったからこそ、魔王の素体として選ばれたらしいよ。
ちなみに改造されたときに洗脳されて、そのときに本名とかはきれいさっぱり失っちゃったがね。でも、元々は日本人だったらしい。21世紀の、ね」
「日本人……!! じゃあ、もしかしたら!! 貴方、わたしの世界の人!? 帰る方法はあるの!?」
縋りつくような彼女の瞳に、わたしは沈痛な表情を返す。いや、わたしの顔面は生体装甲板に覆われており、表情は出そうにも出ないんだが。せめて声音に沈痛な響きを持たせて、わたしは言った。
「いや、残念ながらわたしも帰る方法は無いんだ。それに魔王召喚の術式を調べたんだが、幾多の平行世界からデタラメに選んで接触して、そこから有望な素材を攫ってくるって仕組みなんだ。
……おそらく勇者召喚の魔法も、基本は同じなんだろう。数多ある並行世界からデタラメに、勇者として有望な素体を引っ張り込むんだろうな。たぶんわたしと君は、別の世界の出身だろう。
……ま、でも日本人だって事はいっしょだろうけどね」
「そ、そう……」
勇者は目に見えて落ち込んだ。わたしも、どう言葉をかけていいのか分からず、口ごもる。だがやがて彼女は顔を上げた。
「ねえ、魔王ブレイド……さん」
「あー、『さん』はいらんよ」
「じゃあ魔王ブレイド。あなた世界制覇を狙う悪の秘密結社に洗脳された、って言ってたわよね。洗脳されてるんだったら、悪の秘密結社の方針にこの世界でも従うつもりはあるの? この世界で、世界征服するつもりはある?」
一瞬言葉に詰まったが、わたしは正直に言う。
「……それがね。この世界には大首領様も、組織の幹部たちも、あまつさえ宿敵たるヒーロー気取り野郎もいないんだ。正直どうしようかと思っていたところさ。この世界を征服しても、献上する相手がいないんだよね。
かと言って、自分の物にしたりって言うのは、なんか器じゃあない気もするし。まあ世界征服って言葉に、なんか惹かれる物はあるんだけどね」
「……」
「だからと言って、何もしないって言う選択肢も実はないんだ。わたしの精神構造は21世紀の人間の物だからね。この世界で人間形態に変身してひっそり生きる、なんてのは正直ぞっとしない。
生活水準は何かの手段で向上させないと、正直ね……。中世ファンタジー風の世界水準に合った生活ぶりなんて、たぶん我慢できないよ。と、こんな具合に色々悩んでいるわけだ」
「え!? 貴方、人間の姿になれるの!?」
「え、ああ、言ってなかったか。変身できるけど、今ここでってのは勘弁してくれ。裸になってしまう。男の裸なんて、見たくないだろう?」
わたしの台詞に、勇者の少女は不機嫌そうな顔つきになる。まあ、目は怒ってはいなかったが。
「……わたしのは見たくせに」
「治療だったんだ。仕方ないだろうよ」
わたしは鋭い右手人差し指の爪で、こめかみの生体装甲板をガリガリと引っ掻く。無論、照れ隠しだ。ここで勇者が、きっちりと座りなおす。そして真正面から、真っ向からわたしの目を見つめた。
「魔王ブレイド、そう言えばまだ自己紹介をしていなかったわね。わたしは『リューム・ナアド神聖国』により地球の日本から片道召喚された勇者、神流葵……アオイ=カンナ。15歳です」
「15!? あ、いや失礼」
「いえ、見た目が良くて12歳程度にしか見えないのは自分で分かってるわ。これは本来勇者召喚術そのものに、帰還のための術式が組み込まれているための処置。わたしは12歳になったばかりのときに召喚されたの。
そのときに受けた説明では、魔王を倒した暁には、呼び出された元の場所、元の時間へと帰還させるって言ってた。呼び出された時点で、不老化の処置が術式に組み込まれているのよ。元の時間に戻したときに何歳も成長してたら、問題が起きるから。でも……」
勇者アオイは悔しげに俯く。そして決然と顔を上げる。
「でも奴らは、わたしを帰還させるつもりなんて、最初から無かった! 勇者召喚術式から帰還の術式を削り取った! あまつさえ、呼び出した世界の世界座標を記録する領域まで削り取って、そこを別の術式で埋めたの!
そしてわたしが魔王ゾーラムを倒したら、わたしを不意打ちして殺すつもりだった! いえ、殺そうとしたのよ!」
「……これを使いたまえ。泣いてるぞ」
「あ、え……」
とりあえず衣類を収めている棚から、綺麗なハンカチを『取り寄せ』の術で召喚し、わたしはそれを彼女に渡した。彼女は涙を拭くと、力のこもった瞳で言う。
「命を助けてもらった上に、こんなことをお願いするのは少々図々しいと思うけど……。お願い、魔王ブレイド! どうかこの世界を征服して! この世界にわたしを召喚した国、『リューム・ナアド神聖国』を滅ぼして!
そしてその戦いにわたしを加えて欲しい! ……どうか、復讐に力を貸してくださいッ!!」
ゴスッ。
鈍い音がした。アオイが額をテーブルに打ち付けようとしたので、あわてたわたしが右手を差し出して彼女の額とテーブルの間に右掌を挟んだのだ。わたしの高い身体能力からすれば、とっさの事でも余裕で間に合う。
だがしかし、わたしの生体装甲板がテーブルより強固で硬いことを失念していた。彼女は余計に痛かっただろうか。
「あ、す、すまない。わたしの掌がテーブルより硬いことをうっかり忘れていた。額は大丈夫かね?」
「大丈夫……。魔王ブレイド、わたしが貴方に対価として差し出せるのは自分の存在しかないわ。どうかわたしを配下として使って欲しい。使い潰してくれてもいい。魂だって、売り渡すわ。
だからそれを対価に、憎い『リューム・ナアド神聖国』と勇者パーティーだった者たちを……! あいつらを滅ぼすのに、手を貸して! どうか、どうかお願いします!!」
アオイは、再び大粒の涙を流していた。わたしは右手を自らの顎にやって、少々考え込む。だが、すぐに結論は出た。
(復讐は何も生まない。それは一面では正しい。けど、マイナスをゼロに引き戻す効果はあるんだろうさ。彼女は復讐をやり遂げなければ、おそらくそこから先に1歩も進めない。
……うん、一度関わった以上は今更それを放り出すのも何だしな。最後まで面倒見るとしよう)
「う、ううっ……。ひくっ……」
「……いいだろう、勇者アオイ。これよりわたしは君に力を貸そう。だが人類世界に対し戦争を仕掛けると言うのは、けっこうな大ごとだ。
まずはズタボロになっている魔王軍と魔王領を再建するところから始めなければならない。それ故、時間がかなりかかるよ。それは覚悟しておいて欲しいんだ。いいかな?」
しゃくり上げつつ小さく頷くアオイの手からハンカチを取り、それでわたしは彼女の涙を拭いてやる。彼女は再び、今度は力強く頷く。
「……わかったわ。まずは、何から始めればいい?」
「そうだな、まずは……」
こうしてわたし……『魔王』ブレイド・JOKERは、わたしが召喚されたこの世界へと第一歩を踏み出した。目指すは世界制覇である。やはり洗脳が完全であるためなのか、それとも魔王と化した自身の本能的な物なのか、何故か胸が躍った。
「さて……。食べる物もあらかた食べ終えたな。食休みついでに、何か言いたいこととか聞きたいことがあるならば、聞こうじゃないか」
「……色々言いたいこととか、聞きたいことはあるけど。まず最初に……。助けてもらって、どうもありがとう」
「!! ……いや、どういたしまして。」
わたしは驚きで一瞬目を見開いた。そのことに気付いたか、勇者は小さく笑う。
「わたしがお礼を言うのが、おかしい?」
「いや……。言われてみればおかしくない、な。ただわたしの側が、ちょっとばかり勇者から礼を言われるような立場じゃあなかったからね。それで、ちょっとね」
「?……貴方に聞きたいことがあるわ。貴方、何者なの?見た目は怪物そのもの。でもさっき『いただきます』って食事前の挨拶をしてた。
この世界の人は、いただきますなんて挨拶は使わない。この世界の神様とやらに祈りを捧げることはやるけど」
「あー」
わたしは内心頷く。なるほど、先ほどの『いただきます』に驚いたわけが判った。さて、どう返事をするべきか。
「んー、まず大前提となるところから話を始めるか。わたしの名は、ブレイド・JOKER。先代である魔王ゾーラムが死の瞬間、自らの命と引き換えにして異世界から召喚した新たなる魔王だ」
「え……。い、異世界の魔王!?」
「あー、いやちょっと違う。異世界で魔王だったわけじゃあない。魔王は盗み出した勇者召喚の魔法に手を加えて、魔王召喚魔法を創り出したんだよ。
召喚される前は君も勇者じゃなかったんだろう? それと同じで、わたしも召喚されたことで強化されて、魔王になったって事」
勇者は唖然としている。さもありなん。だが彼女は気を取り直して、口を開いた。
「じゃ、じゃあ貴方は元の世界では普通の人間だったの?」
「いや、それも違うんだよね。元の世界では、世界制覇を狙う悪の秘密結社『JOKER』の科学陣が創造した、最高傑作とまで言われた強力な改造人間だったよ。……というか、そういう強力な生命体だったからこそ、魔王の素体として選ばれたらしいよ。
ちなみに改造されたときに洗脳されて、そのときに本名とかはきれいさっぱり失っちゃったがね。でも、元々は日本人だったらしい。21世紀の、ね」
「日本人……!! じゃあ、もしかしたら!! 貴方、わたしの世界の人!? 帰る方法はあるの!?」
縋りつくような彼女の瞳に、わたしは沈痛な表情を返す。いや、わたしの顔面は生体装甲板に覆われており、表情は出そうにも出ないんだが。せめて声音に沈痛な響きを持たせて、わたしは言った。
「いや、残念ながらわたしも帰る方法は無いんだ。それに魔王召喚の術式を調べたんだが、幾多の平行世界からデタラメに選んで接触して、そこから有望な素材を攫ってくるって仕組みなんだ。
……おそらく勇者召喚の魔法も、基本は同じなんだろう。数多ある並行世界からデタラメに、勇者として有望な素体を引っ張り込むんだろうな。たぶんわたしと君は、別の世界の出身だろう。
……ま、でも日本人だって事はいっしょだろうけどね」
「そ、そう……」
勇者は目に見えて落ち込んだ。わたしも、どう言葉をかけていいのか分からず、口ごもる。だがやがて彼女は顔を上げた。
「ねえ、魔王ブレイド……さん」
「あー、『さん』はいらんよ」
「じゃあ魔王ブレイド。あなた世界制覇を狙う悪の秘密結社に洗脳された、って言ってたわよね。洗脳されてるんだったら、悪の秘密結社の方針にこの世界でも従うつもりはあるの? この世界で、世界征服するつもりはある?」
一瞬言葉に詰まったが、わたしは正直に言う。
「……それがね。この世界には大首領様も、組織の幹部たちも、あまつさえ宿敵たるヒーロー気取り野郎もいないんだ。正直どうしようかと思っていたところさ。この世界を征服しても、献上する相手がいないんだよね。
かと言って、自分の物にしたりって言うのは、なんか器じゃあない気もするし。まあ世界征服って言葉に、なんか惹かれる物はあるんだけどね」
「……」
「だからと言って、何もしないって言う選択肢も実はないんだ。わたしの精神構造は21世紀の人間の物だからね。この世界で人間形態に変身してひっそり生きる、なんてのは正直ぞっとしない。
生活水準は何かの手段で向上させないと、正直ね……。中世ファンタジー風の世界水準に合った生活ぶりなんて、たぶん我慢できないよ。と、こんな具合に色々悩んでいるわけだ」
「え!? 貴方、人間の姿になれるの!?」
「え、ああ、言ってなかったか。変身できるけど、今ここでってのは勘弁してくれ。裸になってしまう。男の裸なんて、見たくないだろう?」
わたしの台詞に、勇者の少女は不機嫌そうな顔つきになる。まあ、目は怒ってはいなかったが。
「……わたしのは見たくせに」
「治療だったんだ。仕方ないだろうよ」
わたしは鋭い右手人差し指の爪で、こめかみの生体装甲板をガリガリと引っ掻く。無論、照れ隠しだ。ここで勇者が、きっちりと座りなおす。そして真正面から、真っ向からわたしの目を見つめた。
「魔王ブレイド、そう言えばまだ自己紹介をしていなかったわね。わたしは『リューム・ナアド神聖国』により地球の日本から片道召喚された勇者、神流葵……アオイ=カンナ。15歳です」
「15!? あ、いや失礼」
「いえ、見た目が良くて12歳程度にしか見えないのは自分で分かってるわ。これは本来勇者召喚術そのものに、帰還のための術式が組み込まれているための処置。わたしは12歳になったばかりのときに召喚されたの。
そのときに受けた説明では、魔王を倒した暁には、呼び出された元の場所、元の時間へと帰還させるって言ってた。呼び出された時点で、不老化の処置が術式に組み込まれているのよ。元の時間に戻したときに何歳も成長してたら、問題が起きるから。でも……」
勇者アオイは悔しげに俯く。そして決然と顔を上げる。
「でも奴らは、わたしを帰還させるつもりなんて、最初から無かった! 勇者召喚術式から帰還の術式を削り取った! あまつさえ、呼び出した世界の世界座標を記録する領域まで削り取って、そこを別の術式で埋めたの!
そしてわたしが魔王ゾーラムを倒したら、わたしを不意打ちして殺すつもりだった! いえ、殺そうとしたのよ!」
「……これを使いたまえ。泣いてるぞ」
「あ、え……」
とりあえず衣類を収めている棚から、綺麗なハンカチを『取り寄せ』の術で召喚し、わたしはそれを彼女に渡した。彼女は涙を拭くと、力のこもった瞳で言う。
「命を助けてもらった上に、こんなことをお願いするのは少々図々しいと思うけど……。お願い、魔王ブレイド! どうかこの世界を征服して! この世界にわたしを召喚した国、『リューム・ナアド神聖国』を滅ぼして!
そしてその戦いにわたしを加えて欲しい! ……どうか、復讐に力を貸してくださいッ!!」
ゴスッ。
鈍い音がした。アオイが額をテーブルに打ち付けようとしたので、あわてたわたしが右手を差し出して彼女の額とテーブルの間に右掌を挟んだのだ。わたしの高い身体能力からすれば、とっさの事でも余裕で間に合う。
だがしかし、わたしの生体装甲板がテーブルより強固で硬いことを失念していた。彼女は余計に痛かっただろうか。
「あ、す、すまない。わたしの掌がテーブルより硬いことをうっかり忘れていた。額は大丈夫かね?」
「大丈夫……。魔王ブレイド、わたしが貴方に対価として差し出せるのは自分の存在しかないわ。どうかわたしを配下として使って欲しい。使い潰してくれてもいい。魂だって、売り渡すわ。
だからそれを対価に、憎い『リューム・ナアド神聖国』と勇者パーティーだった者たちを……! あいつらを滅ぼすのに、手を貸して! どうか、どうかお願いします!!」
アオイは、再び大粒の涙を流していた。わたしは右手を自らの顎にやって、少々考え込む。だが、すぐに結論は出た。
(復讐は何も生まない。それは一面では正しい。けど、マイナスをゼロに引き戻す効果はあるんだろうさ。彼女は復讐をやり遂げなければ、おそらくそこから先に1歩も進めない。
……うん、一度関わった以上は今更それを放り出すのも何だしな。最後まで面倒見るとしよう)
「う、ううっ……。ひくっ……」
「……いいだろう、勇者アオイ。これよりわたしは君に力を貸そう。だが人類世界に対し戦争を仕掛けると言うのは、けっこうな大ごとだ。
まずはズタボロになっている魔王軍と魔王領を再建するところから始めなければならない。それ故、時間がかなりかかるよ。それは覚悟しておいて欲しいんだ。いいかな?」
しゃくり上げつつ小さく頷くアオイの手からハンカチを取り、それでわたしは彼女の涙を拭いてやる。彼女は再び、今度は力強く頷く。
「……わかったわ。まずは、何から始めればいい?」
「そうだな、まずは……」
こうしてわたし……『魔王』ブレイド・JOKERは、わたしが召喚されたこの世界へと第一歩を踏み出した。目指すは世界制覇である。やはり洗脳が完全であるためなのか、それとも魔王と化した自身の本能的な物なのか、何故か胸が躍った。
0
お気に入りに追加
179
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
サモンブレイブ・クロニクル~無能扱いされた少年の異世界無双物語
イズミント(エセフォルネウス)
ファンタジー
高校2年の佐々木 暁斗は、クラスメイト達と共に異世界に召還される。
その目的は、魔王を倒す戦力として。
しかし、クラスメイトのみんなが勇者判定されるなかで、暁斗だけは勇者判定されず、無能とされる。
多くのクラスメイトにも見捨てられた暁斗は、唯一見捨てず助けてくれた女子生徒や、暁斗を介抱した魔女と共に異世界生活を送る。
その過程で、暁斗の潜在能力が発揮され、至るところで無双していくお話である。
*この作品はかつてノベルアップ+や小説家になろうに投稿したものの再々リメイクです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる