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第111話 超大型モンスター
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最近、大型モンスターの討伐依頼も少なく、即死魔道士としては少し味気ない日々を過ごしていた僕だが、その依頼は唐突にやって来た。
「キルル!」
ある日、ロビーにいたらトイ話しかけてきた。
「これ、一緒に討伐しない?」
そう言ってトイは、一枚の紙を僕に見せた。トイはいつもは結構大きな声で話すのに、なぜか今は小声だ。
その紙には、大型のドラゴンのようなイラストが描かれている。そのイラストの下に何か文章が書いてあるが、外国語らしく読めなかった。
「隣国のモンスター討伐依頼なんだけどさ、どうもこのドラゴン、この国の近くまで流れて来てるみたいなんだよね。そのうち王都からも正式な討伐依頼出ると思うんだけど、この国じゃモンスター退治依頼は取り合いになるし、今のうちにやっつけようぜ。隣国のお金だけど懸賞金も付いてるし、うちの国で言うと100万ゴールド相当だよ」
「100万ゴールド!?」
すごい額だ。普通に魔道士として生活している人の年収ぐらいある。外国のモンスター討伐依頼なんて、どこから探してくるのか僕にはさっぱりわからないから、こんな依頼を持ってくるトイはすごいと思った。
「複数人で倒すことを前提にしてるから懸賞金多めなんだよね。推定体長5メートルらしいけど、キルルの即死魔法で倒せる?」
「うん、倒せると思う」
どのぐらいの大きさのモンスターなら殺せるかは、なんとなく感覚でわかるのだが、今ならこの学校サイズのモンスターぐらいまでなら殺せる感じた。この学校が5階建てだから、5メートルは確実にあるだろう。5メートルのモンスターなんて、実際にはまだ見たことがない。超大型モンスターになる。
「よし、今ワープマンに頼んで、国境付近の情報集めて貰っているから、見つかったら頼むよ」
「ワープマンはいろいろ仕事してるね……」
便利使いされすぎでちょっと可哀想に思う時がある。
「まあな、だけどこれで倒せたら三人で倒せたことになるから、山分けだとしても一人30万ゴールドは手に入るから悪い話じゃないだろ」
そんな話をしている間にワープマンが帰ってきた。
「ドラゴンいたぞ。東の国境付近の森の上空をうろうろしてるよ。どうする?」
「とりあえず、行ってみようぜ」
というわけで、ワープマンの瞬間移動魔法で東の国境付近の森まで飛んだ。
「いやー瞬間移動魔法って便利だなあ! 一瞬でこんな国の端まで来れるのか!」
トイが感動している。ほんの数秒前まで学校のロビーにいたのに、大きな森の前に立っているのだから当然である。
「まあな。もうレベル80だし、このぐらい余裕だよ」
「瞬間移動魔法って、レベル100になったらどうなるの?」
トイが尋ねる。
「もう少し連れていける人数が増えるよ。10人連れていけるらしい」
「それなら、うちのクラスで国内一周できるな!」
トイは楽しそうに言ったが、ワープマンだけ疲れそうで気の毒だなと思った。ワープマンは笑って聞いてるけど。
「それで、ドラゴンだけど、ここからは見えないけど、どの辺にいたの?」
トイがそう言うと、ワープマンが「ちょっと待って」と言って消えた。
「まだこの辺にいるよ。説明するのもあれだから、来て」
ワープマンは僕とトイを引き連れて瞬間移動した。
「うおおお!!」
いきなり森の木の天辺に移動したため、僕とはすくみあがった。
トイがすぐに草魔法を使って、地面から木を数本生やした。僕とトイはその木に捕まり、なんとかバランスを取る。
「ありがとう、トイ、助かったよ……」
「ワープマン、木の上に来るなら言ってよ!」
「悪いな、高いところ慣れすぎて、断るの忘れたよ」
少し遠いところから、ドラゴンの唸り声が聞こえた。声の方を見ると、青いドラゴンが、森の上を飛んでいるのが見えた。大きな牙に、ピンク色の翼。大きな体を青い鱗が覆っている。絵に描いたような美しいドラゴンだ。
「綺麗……あんなドラゴン、本当にいるんだ……」
僕は思わずつぶやいた。子供の頃、小説で読んだ魔法使いは、こんなドラゴンを倒していたっけ。魔法使いになったら、冒険に出て、こんなドラゴンを倒すんだって、夢見てた。それが今、現実になろうとしてるんだ。
突然、ドラゴンがこちらを向いて、一瞬止まった。
「来るぞ!」
ドラゴンが、僕たちに向かって飛んで来た。
すごい速さで、ドラゴンが迫ってくる。だけど、怯えている暇なんてなかった。ここで即死魔法を使わなきゃ、なんのために今まで頑張ってきたのかわからないじゃないか。
僕は、即死魔法の呪文を唱え始めた。唱え終わったときに射程内に来るように、最後の言葉を言うように見計らった。
僕たちのところまで、あと少し、あと一秒飛んでいたら激突しているであろうところで、ドラゴンは意識を失い、地面に真っ逆さまに落ちていった。森の木々をなぎ倒し、大きな音を立てて、亡骸が地面に叩きつけられた。
大きな地響きがして、森の小鳥たちが逃げるように空に羽ばたいた。僕たちは、落ちないように周りの木にしがみついたあとに、下を見た。
地面には、ドラゴンが眠るように横たわっていた。
「おおー!! キルルすごい! よくやった!」
トイが歓声を上げる。ワープマンの瞬間移動魔法で下に降りた。
「うん、確かに死んでるな。体長も情報通り5メートルぐらいだ」
トイが、ドラゴンの瞼をこじ開けたり、体をつついていろいろ確認している。
「よし、隣国に報告に行くぞ。キルルはここで死体見張ってて」
「ええー!? 僕一人!?」
そう叫んだ時には、もうワープマンとトイは消えていて、僕の叫びは虚しく森に響いた。
悲しいことに、子供のころから夢見ていたドラゴンの討伐をしたというのに、その喜びより森に一人取り残された寂しさが上回ってしまった。見慣れない木々に取り囲まれる心細さを埋めようと、僕は、ドラゴンの死骸を撫でて過ごした。
「はあ、死んでいるとドラゴンもかわいいな」
ドラゴンの頭は、僕を丸呑みできそうなほど巨大だ。だけど死んでいれば、丸呑みもできまい。僕は、ドラゴンの頭の側にうずくまって二人の帰りを待った。
程なくして二人は、三人の見慣れない人と共に戻ってきた。
三人は隣国の人のようだ。見たことのない型の服を着て聞き慣れない言葉を話している。トイは隣国の知らない言葉で三人と会話したあと、
「よし、ドラゴンの後処理はやってくれるそうだから、懸賞金もらいに行くぞ」
僕たちは、隣国の役所で懸賞金をもらった。トイが手続きして、僕たちの国のお金に替えて来た。
「懸賞金、ちょうど三等分でいい?」
トイの言葉に僕もワープマンも頷いた。ドラゴンを倒したのは僕だけど、トイもワープマンも十分仕事している。
三等分すると、ちょうど一人35万ゴールドになった。今まで手にしたことがない大金である。
普段、即死魔法のことは、あまり両親に報告しなかったが、このことは喜々として手紙で報告した。懸賞金も半分両親に送ることにした。
少しは親孝行になるといいけど……。
「キルル!」
ある日、ロビーにいたらトイ話しかけてきた。
「これ、一緒に討伐しない?」
そう言ってトイは、一枚の紙を僕に見せた。トイはいつもは結構大きな声で話すのに、なぜか今は小声だ。
その紙には、大型のドラゴンのようなイラストが描かれている。そのイラストの下に何か文章が書いてあるが、外国語らしく読めなかった。
「隣国のモンスター討伐依頼なんだけどさ、どうもこのドラゴン、この国の近くまで流れて来てるみたいなんだよね。そのうち王都からも正式な討伐依頼出ると思うんだけど、この国じゃモンスター退治依頼は取り合いになるし、今のうちにやっつけようぜ。隣国のお金だけど懸賞金も付いてるし、うちの国で言うと100万ゴールド相当だよ」
「100万ゴールド!?」
すごい額だ。普通に魔道士として生活している人の年収ぐらいある。外国のモンスター討伐依頼なんて、どこから探してくるのか僕にはさっぱりわからないから、こんな依頼を持ってくるトイはすごいと思った。
「複数人で倒すことを前提にしてるから懸賞金多めなんだよね。推定体長5メートルらしいけど、キルルの即死魔法で倒せる?」
「うん、倒せると思う」
どのぐらいの大きさのモンスターなら殺せるかは、なんとなく感覚でわかるのだが、今ならこの学校サイズのモンスターぐらいまでなら殺せる感じた。この学校が5階建てだから、5メートルは確実にあるだろう。5メートルのモンスターなんて、実際にはまだ見たことがない。超大型モンスターになる。
「よし、今ワープマンに頼んで、国境付近の情報集めて貰っているから、見つかったら頼むよ」
「ワープマンはいろいろ仕事してるね……」
便利使いされすぎでちょっと可哀想に思う時がある。
「まあな、だけどこれで倒せたら三人で倒せたことになるから、山分けだとしても一人30万ゴールドは手に入るから悪い話じゃないだろ」
そんな話をしている間にワープマンが帰ってきた。
「ドラゴンいたぞ。東の国境付近の森の上空をうろうろしてるよ。どうする?」
「とりあえず、行ってみようぜ」
というわけで、ワープマンの瞬間移動魔法で東の国境付近の森まで飛んだ。
「いやー瞬間移動魔法って便利だなあ! 一瞬でこんな国の端まで来れるのか!」
トイが感動している。ほんの数秒前まで学校のロビーにいたのに、大きな森の前に立っているのだから当然である。
「まあな。もうレベル80だし、このぐらい余裕だよ」
「瞬間移動魔法って、レベル100になったらどうなるの?」
トイが尋ねる。
「もう少し連れていける人数が増えるよ。10人連れていけるらしい」
「それなら、うちのクラスで国内一周できるな!」
トイは楽しそうに言ったが、ワープマンだけ疲れそうで気の毒だなと思った。ワープマンは笑って聞いてるけど。
「それで、ドラゴンだけど、ここからは見えないけど、どの辺にいたの?」
トイがそう言うと、ワープマンが「ちょっと待って」と言って消えた。
「まだこの辺にいるよ。説明するのもあれだから、来て」
ワープマンは僕とトイを引き連れて瞬間移動した。
「うおおお!!」
いきなり森の木の天辺に移動したため、僕とはすくみあがった。
トイがすぐに草魔法を使って、地面から木を数本生やした。僕とトイはその木に捕まり、なんとかバランスを取る。
「ありがとう、トイ、助かったよ……」
「ワープマン、木の上に来るなら言ってよ!」
「悪いな、高いところ慣れすぎて、断るの忘れたよ」
少し遠いところから、ドラゴンの唸り声が聞こえた。声の方を見ると、青いドラゴンが、森の上を飛んでいるのが見えた。大きな牙に、ピンク色の翼。大きな体を青い鱗が覆っている。絵に描いたような美しいドラゴンだ。
「綺麗……あんなドラゴン、本当にいるんだ……」
僕は思わずつぶやいた。子供の頃、小説で読んだ魔法使いは、こんなドラゴンを倒していたっけ。魔法使いになったら、冒険に出て、こんなドラゴンを倒すんだって、夢見てた。それが今、現実になろうとしてるんだ。
突然、ドラゴンがこちらを向いて、一瞬止まった。
「来るぞ!」
ドラゴンが、僕たちに向かって飛んで来た。
すごい速さで、ドラゴンが迫ってくる。だけど、怯えている暇なんてなかった。ここで即死魔法を使わなきゃ、なんのために今まで頑張ってきたのかわからないじゃないか。
僕は、即死魔法の呪文を唱え始めた。唱え終わったときに射程内に来るように、最後の言葉を言うように見計らった。
僕たちのところまで、あと少し、あと一秒飛んでいたら激突しているであろうところで、ドラゴンは意識を失い、地面に真っ逆さまに落ちていった。森の木々をなぎ倒し、大きな音を立てて、亡骸が地面に叩きつけられた。
大きな地響きがして、森の小鳥たちが逃げるように空に羽ばたいた。僕たちは、落ちないように周りの木にしがみついたあとに、下を見た。
地面には、ドラゴンが眠るように横たわっていた。
「おおー!! キルルすごい! よくやった!」
トイが歓声を上げる。ワープマンの瞬間移動魔法で下に降りた。
「うん、確かに死んでるな。体長も情報通り5メートルぐらいだ」
トイが、ドラゴンの瞼をこじ開けたり、体をつついていろいろ確認している。
「よし、隣国に報告に行くぞ。キルルはここで死体見張ってて」
「ええー!? 僕一人!?」
そう叫んだ時には、もうワープマンとトイは消えていて、僕の叫びは虚しく森に響いた。
悲しいことに、子供のころから夢見ていたドラゴンの討伐をしたというのに、その喜びより森に一人取り残された寂しさが上回ってしまった。見慣れない木々に取り囲まれる心細さを埋めようと、僕は、ドラゴンの死骸を撫でて過ごした。
「はあ、死んでいるとドラゴンもかわいいな」
ドラゴンの頭は、僕を丸呑みできそうなほど巨大だ。だけど死んでいれば、丸呑みもできまい。僕は、ドラゴンの頭の側にうずくまって二人の帰りを待った。
程なくして二人は、三人の見慣れない人と共に戻ってきた。
三人は隣国の人のようだ。見たことのない型の服を着て聞き慣れない言葉を話している。トイは隣国の知らない言葉で三人と会話したあと、
「よし、ドラゴンの後処理はやってくれるそうだから、懸賞金もらいに行くぞ」
僕たちは、隣国の役所で懸賞金をもらった。トイが手続きして、僕たちの国のお金に替えて来た。
「懸賞金、ちょうど三等分でいい?」
トイの言葉に僕もワープマンも頷いた。ドラゴンを倒したのは僕だけど、トイもワープマンも十分仕事している。
三等分すると、ちょうど一人35万ゴールドになった。今まで手にしたことがない大金である。
普段、即死魔法のことは、あまり両親に報告しなかったが、このことは喜々として手紙で報告した。懸賞金も半分両親に送ることにした。
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