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新たなる住処
第226話 ミストヘイムとの合流
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月の魔女とよばれるまで
第226話 ミストヘイムとの合流
森の中間点まで戻ってくるとそこで休んでいたミストヘイムの面々と合流する。こちらが目的を達したことをミストヘイムのメンバーも理解していてくれた。
「流石に、あれだけの魔力が放出されれば何かがあった事くらいは察するさ」
「それにしても、森に魔力が満ちたことで瘴気が払拭された感じがします」
流石に、男魔法士と女魔法士、そしてセリエはあまりの魔力が放出されたことで、荒野の狼が大事をなしたのを感じていたのだ。
元々、月女神がいなくなってからこの世界の魔力が失われる一方であった。が、エリシアもそうだが沙更に近い人間の魔力は徐々に上がっている。
神具セレスティアルソードの復活と月女神の神の器が目覚めている現状で、魔力を生み出す力はさらに強くなっていっている。それだけに、魔法士たちの身体にも魔力が増えて行っていることに今はまだ気付いていなかった。
「先輩方は中間付近でモンスター退治をしていたんだろ?手応えはあったのか?」
「なかなかだったよ。Cランクモンスター23体ほどを狩ったが、それでも減らした気がしなかった。だが、元を絶ってしまえばそこまで厳しい状況では無くなるだろう」
ガレムの言葉にセリエが応じる。ミストヘイムの面々で、Cランクモンスター23体と言えばかなりの数だ。経験もかなり得られただろう。同ランクのモンスターをそれだけ狩るのはかなりの苦労を必要とするが、それに見合った見返りもまたある。
そういう点では、荒野の狼もCランクモンスターを狩っているのでそれなりにと言ったところだ。そもそもミストヘイムの面々の仕事は、退路の確保とモンスターを間引くことなのでしっかり仕事をしたと言えた。
「さて、森の異変もこれで解決か。しばらくしたら、私たちが森の奥まで遠征しよう。後輩達は、その間なにかあったら対応を頼む」
「先輩にそう言われたら、断る気にならねえよ。どちらにしろ、ウエストエンドは俺たちが暮らしている場所だ。ここを壊すようなら容赦はしねえ」
セリエの言葉にガレムが応じる。その気持ちは、ミストヘイムも荒野の狼も同じ気持ちで仲が良い先輩後輩であることの現れでもあった。
ミストヘイムと荒野の狼が冒険者ギルドの扉をくぐると中で、ギルドマスターダイスとサブギルドマスタールーカの二人が待っていた。他にも、冒険者達がなぜか待っていたのがちょっと気に掛かったが。
「無事帰ってきたようだな」
「お帰りなさい。無事戻ってきてくれて嬉しいわ」
二人の性格が良く表れた出迎えで、ミストヘイムの面々と荒野の狼のメンバーも驚いてしまう。確かに大事を頼まれていたのは分かっていたが、ここまでの出迎えをされるとは思ってもみなかったからだった。
第226話 ミストヘイムとの合流
森の中間点まで戻ってくるとそこで休んでいたミストヘイムの面々と合流する。こちらが目的を達したことをミストヘイムのメンバーも理解していてくれた。
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「それにしても、森に魔力が満ちたことで瘴気が払拭された感じがします」
流石に、男魔法士と女魔法士、そしてセリエはあまりの魔力が放出されたことで、荒野の狼が大事をなしたのを感じていたのだ。
元々、月女神がいなくなってからこの世界の魔力が失われる一方であった。が、エリシアもそうだが沙更に近い人間の魔力は徐々に上がっている。
神具セレスティアルソードの復活と月女神の神の器が目覚めている現状で、魔力を生み出す力はさらに強くなっていっている。それだけに、魔法士たちの身体にも魔力が増えて行っていることに今はまだ気付いていなかった。
「先輩方は中間付近でモンスター退治をしていたんだろ?手応えはあったのか?」
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ガレムの言葉にセリエが応じる。ミストヘイムの面々で、Cランクモンスター23体と言えばかなりの数だ。経験もかなり得られただろう。同ランクのモンスターをそれだけ狩るのはかなりの苦労を必要とするが、それに見合った見返りもまたある。
そういう点では、荒野の狼もCランクモンスターを狩っているのでそれなりにと言ったところだ。そもそもミストヘイムの面々の仕事は、退路の確保とモンスターを間引くことなのでしっかり仕事をしたと言えた。
「さて、森の異変もこれで解決か。しばらくしたら、私たちが森の奥まで遠征しよう。後輩達は、その間なにかあったら対応を頼む」
「先輩にそう言われたら、断る気にならねえよ。どちらにしろ、ウエストエンドは俺たちが暮らしている場所だ。ここを壊すようなら容赦はしねえ」
セリエの言葉にガレムが応じる。その気持ちは、ミストヘイムも荒野の狼も同じ気持ちで仲が良い先輩後輩であることの現れでもあった。
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「無事帰ってきたようだな」
「お帰りなさい。無事戻ってきてくれて嬉しいわ」
二人の性格が良く表れた出迎えで、ミストヘイムの面々と荒野の狼のメンバーも驚いてしまう。確かに大事を頼まれていたのは分かっていたが、ここまでの出迎えをされるとは思ってもみなかったからだった。
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