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しおりを挟む心が、まだ震えてる。
金色の雨みたいに、歓声が降りそそぐ。
最後まで駆け抜けた音の余韻で、全身の血液が沸騰するみたいに熱くて。
ふと引き寄せられた視線が、まっすぐに貫いてくる視線と絡む。
次の瞬間、気持ちいいくらいにパシっとハイタッチが決まって。
一瞬だけ重なりあった手の平から、しびれるみたいに甘くて熱い感情がはじけた。
ずっとこの場所に、立っていたい。ここでなら輝けるって、信じていられるから。
さあ、もう一度いこうか。
音楽を、はじめよう。
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