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エリーゼの結婚、そして子孫達
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エリーゼがグスタフとの婚約発表をしてから一年後、2人は盛大な結婚式を挙げました。
2人の結婚式には沢山の招待客が集まりましたが、招待されなかった人々の群れが2人の結婚式を覗き見ようとして会場に忍び込み、大量の逮捕者が出たとか、出てないとか…。
それほど2人の結婚式は社交界の中では話題となっていたのです。
そんな世紀のカップルも、結婚後はお互いに仕事で忙しくてすれ違いの日々を過ごしており、なかなか新婚の蜜月を楽しむ…という雰囲気にはならなかったようです。
2人が結婚後にようやく蜜月を過ごすようになると、エリーゼが1人目の子をすぐに身籠りました。
エリーゼは妊娠後期に入ると、昼も夜も頻繁に眠るようになりました。
そんなエリーゼの睡眠中の夢の中に、エリーゼを出産してから亡くなったはずの実の母親が出てきました。
「エリーゼ、お母さんよ。あなた、素敵な旦那様と出会えたのね。幸せそうでお母さんも嬉しいわ。
ところであなたのお腹にいる子、最強よ!老若男女問わず魅力してしまうとんでもない子よ!大人になって婚約者がきまるまでは仮面でもつけておくと良いかもしれないわ。
でないと一国が滅びかねないの。もしくは大人になる前に誘拐されて、また誘拐されて…とにかく誘拐されまくって二度とあなた達夫婦の元には戻ってこないかもしれないわよ。
それと、あなたの2人目の子の事なんだけど…
とんでもないどスケベよ!貴方のお父様に似てとんでもないスケベなの!それにあなたの体質も引き継いでいて、気になる異性と確実に結ばれるようにラッキースケベなハプニングが着実に起きてしまうみたい。とにかく1人目の子と同様に最強なの!
あと、貴方の旦那様だけど…私の祖国の血がうっすらと流れているみたい。
ちなみに彼の体質は…。」
「…、エリーゼ!大丈夫か?だいぶうなされていたけど、悪い夢でも見てたのか?」
「…。」
エリーゼは不思議な夢の途中でしたが、夫のグスタフによって目覚めてしまいました。
「…夢の中で何か大切な言葉を聞き逃したような気がするんだけど、何だったのかしら?」
「まあ、大切な内容だったのならいずれその言葉が必要な時が来たら自然と思い出すんじゃないか。」
「まあそうよね。」
エリーゼは夢の中で母から聞いた予言の内容をすっかり忘れてしまいました。
それから何年か後に、ゴディバル公爵家には仮面をつけた娘ととてもカリスマ性のある魅力的な息子がいるという噂が広まりました。
息子は老若男女問わず誰彼構わず、果ては動物や魔物までもを魅力してしまうほどの美貌とカリスマ性を持っていたので…
成長して大人になってからは皇女様と結婚し、国民全員から支持されて国王になってしまいました。
彼は立派な国王となりましたが、一世代で沢山の子を産んだ事でも後々有名となりました。
一方、大人になった長女の方も…
仮面をつけているとはいえ、その所作や身のこなしの美しさや身分から、求婚は跡をたちませんでしたが…
外国人達をもてなす為のとある舞踏会にて運命的な出会いをし、その翌年その方と結婚したのでした。
長女のお相手の方は、エリーゼの母の生まれた国の方でした。
スマートで美しい見た目に反して、真面目で大人しい男性だったのに、なぜかなかなかなトラブルメーカーでした。
しかも、そのトラブルはすべてエリーゼの娘と彼が一緒にいると起きてしまうちょっとすけべなハプニングによるものでした。
でもそんな事があったおかげでか、仮面をつけた若い女性と真面目で奥手な若い男性の距離がグッと近づいていって結婚にまで至ったのですから、
このちょっとすけべなハプニングの正体は…
ひょっとすると、エリーゼの娘の結婚相手がラッキースケベ体質を持っている事を示唆していました。
さて、無事結婚を果たした長女ですが、おかげで長年彼女を苦しめていた仮面も外す事ができたのですが…
そんな彼女が嫁ぎ先の外国で出産した赤ちゃんには、幼くてイケメンの子だけには何故かすぐに懐いてしまうという疑惑がありました。
まだ赤ちゃんであるにも関わらず、すでに色々なラッキースケベなハプニングを起こしているようなのです。
しかも1人の相手に対してだけではなく、様々なお相手に対してラッキースケベなハプニングを起こしているとのこと。
この赤ちゃん…どうやら自分の両親やエリーゼの血を色濃く受け継いでしまい、「超スーパーラッキーどスケベ体質」となってしまったようです。
ナポリ医師曰く、長年の研究の結果でこうした特殊な体質は世代を重ねるにつれて段々とその体質が強化されて優勢的に次の世代へと遺伝していく事が判明したそうです。
となると、エリーゼの子供達、孫達、そのまた次の世代といった具合にエリーゼのおかしな体質は強化され、さらにはその体質を遺伝子に持つ子孫達も増えていき…
その子孫達の活躍によって、いずれこの世界中に沢山の素敵なラッキースケベなロマンスがうまれる事でしょう♡
end.
2人の結婚式には沢山の招待客が集まりましたが、招待されなかった人々の群れが2人の結婚式を覗き見ようとして会場に忍び込み、大量の逮捕者が出たとか、出てないとか…。
それほど2人の結婚式は社交界の中では話題となっていたのです。
そんな世紀のカップルも、結婚後はお互いに仕事で忙しくてすれ違いの日々を過ごしており、なかなか新婚の蜜月を楽しむ…という雰囲気にはならなかったようです。
2人が結婚後にようやく蜜月を過ごすようになると、エリーゼが1人目の子をすぐに身籠りました。
エリーゼは妊娠後期に入ると、昼も夜も頻繁に眠るようになりました。
そんなエリーゼの睡眠中の夢の中に、エリーゼを出産してから亡くなったはずの実の母親が出てきました。
「エリーゼ、お母さんよ。あなた、素敵な旦那様と出会えたのね。幸せそうでお母さんも嬉しいわ。
ところであなたのお腹にいる子、最強よ!老若男女問わず魅力してしまうとんでもない子よ!大人になって婚約者がきまるまでは仮面でもつけておくと良いかもしれないわ。
でないと一国が滅びかねないの。もしくは大人になる前に誘拐されて、また誘拐されて…とにかく誘拐されまくって二度とあなた達夫婦の元には戻ってこないかもしれないわよ。
それと、あなたの2人目の子の事なんだけど…
とんでもないどスケベよ!貴方のお父様に似てとんでもないスケベなの!それにあなたの体質も引き継いでいて、気になる異性と確実に結ばれるようにラッキースケベなハプニングが着実に起きてしまうみたい。とにかく1人目の子と同様に最強なの!
あと、貴方の旦那様だけど…私の祖国の血がうっすらと流れているみたい。
ちなみに彼の体質は…。」
「…、エリーゼ!大丈夫か?だいぶうなされていたけど、悪い夢でも見てたのか?」
「…。」
エリーゼは不思議な夢の途中でしたが、夫のグスタフによって目覚めてしまいました。
「…夢の中で何か大切な言葉を聞き逃したような気がするんだけど、何だったのかしら?」
「まあ、大切な内容だったのならいずれその言葉が必要な時が来たら自然と思い出すんじゃないか。」
「まあそうよね。」
エリーゼは夢の中で母から聞いた予言の内容をすっかり忘れてしまいました。
それから何年か後に、ゴディバル公爵家には仮面をつけた娘ととてもカリスマ性のある魅力的な息子がいるという噂が広まりました。
息子は老若男女問わず誰彼構わず、果ては動物や魔物までもを魅力してしまうほどの美貌とカリスマ性を持っていたので…
成長して大人になってからは皇女様と結婚し、国民全員から支持されて国王になってしまいました。
彼は立派な国王となりましたが、一世代で沢山の子を産んだ事でも後々有名となりました。
一方、大人になった長女の方も…
仮面をつけているとはいえ、その所作や身のこなしの美しさや身分から、求婚は跡をたちませんでしたが…
外国人達をもてなす為のとある舞踏会にて運命的な出会いをし、その翌年その方と結婚したのでした。
長女のお相手の方は、エリーゼの母の生まれた国の方でした。
スマートで美しい見た目に反して、真面目で大人しい男性だったのに、なぜかなかなかなトラブルメーカーでした。
しかも、そのトラブルはすべてエリーゼの娘と彼が一緒にいると起きてしまうちょっとすけべなハプニングによるものでした。
でもそんな事があったおかげでか、仮面をつけた若い女性と真面目で奥手な若い男性の距離がグッと近づいていって結婚にまで至ったのですから、
このちょっとすけべなハプニングの正体は…
ひょっとすると、エリーゼの娘の結婚相手がラッキースケベ体質を持っている事を示唆していました。
さて、無事結婚を果たした長女ですが、おかげで長年彼女を苦しめていた仮面も外す事ができたのですが…
そんな彼女が嫁ぎ先の外国で出産した赤ちゃんには、幼くてイケメンの子だけには何故かすぐに懐いてしまうという疑惑がありました。
まだ赤ちゃんであるにも関わらず、すでに色々なラッキースケベなハプニングを起こしているようなのです。
しかも1人の相手に対してだけではなく、様々なお相手に対してラッキースケベなハプニングを起こしているとのこと。
この赤ちゃん…どうやら自分の両親やエリーゼの血を色濃く受け継いでしまい、「超スーパーラッキーどスケベ体質」となってしまったようです。
ナポリ医師曰く、長年の研究の結果でこうした特殊な体質は世代を重ねるにつれて段々とその体質が強化されて優勢的に次の世代へと遺伝していく事が判明したそうです。
となると、エリーゼの子供達、孫達、そのまた次の世代といった具合にエリーゼのおかしな体質は強化され、さらにはその体質を遺伝子に持つ子孫達も増えていき…
その子孫達の活躍によって、いずれこの世界中に沢山の素敵なラッキースケベなロマンスがうまれる事でしょう♡
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