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ダグラスの包容力
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「……ええ、そうよ。私が住んでた星は地球っていって魔法なんか存在しなかったわ。騎士だっていないし翼竜なんて生き物もいなかった。魔獣なんて映画でしか見たことなくて本当にびっくりだったわ」
(目を覚ましたら元の世界に戻っているはずだと、何度思ったことか。でも目を覚ます度にそんな期待は打ち砕かれたわ……)
「……アイ」
ダグラスは真剣な顔で愛の言葉を黙って聞いている。怒り出す気配はないようだ。愛は続けて話す。
「ごめんなさい。あなたを騙してたわけじゃないの。ただ、ダグラスに言っても信じてもらえないだろうと思ってただけ。自分だってなかなか受け入れられなかったもの。まさか自分が聖女の召喚に巻き込まれちゃってたなんてことは、ついさっき知ったところよ」
怖くて彼の方を向けない。愛は強がりだと分かっていてもにっこりと微笑んだ。きっとすごく不自然な笑顔になっていたに違いない。すぐに顔を逸らす。
(もう駄目ね。こんな大事なことを隠してたんだもの。ダグラスだってもう私のことなんか好きじゃなくなったはず。でもこれは自業自得だわ)
ダグラスに嫌われると思っただけで、体の重心を失ってしまいそうだ。何とか気合を入れて足を踏ん張る。
「アイ! こっちを向けっ!」
ダグラスはいきなり愛の体を自分に向けさせると腕の中に深く抱きしめた。
「ダ、ダグラス?! どうしたの? は、離してっ!」
ここは王城の廊下。通りすがる人たちが目を見張って驚いている。愛は慌てるがダグラスはお構いなしのよう。しかもその声は強い感情を押し殺しているように震えている。
愛が戸惑っていると、ダグラスは絞り出すような声を出した。
「ずっと辛かったろう……アイ。誰も知らない世界に来て二度と戻れないだなんて、俺だったらとっくに気が狂ってた。よく頑張ったな」
「あ……」
その言葉に愛は思い出した。そういえば目を覚ます度に絶望感に襲われたが、いつもすぐそばにダグラスがいてそんな気持ちも吹き飛んでいたのだ。
怒るだろうと思っていたダグラスの言葉に、愛の心の中の何かが振り切れた。ずっと張り詰めていた心が一気に解き放たれる。
「ダグラス……ダグラスぅ……」
胸の奥がじーんと込み上げてきて、いろいろな感情がないまぜになって頭の中がいっぱいになった。いつもは素直になれないのに、自然に心が言葉になってこぼれ出てくる。
「――うん。私、寂しかった。すごく怖かったし……次に目を覚ましたら今度はまた違う世界にいるかもっていつも不安だった……いままでの自分がどこにもいなくなったみたいですごく心細かった。うぅっ……ひっく」
ダグラスの愛を抱く腕が更に深くなる。愛は自分がボロボロ涙を流していることに気が付いていたが、もう止められない。まるで子供のように号泣する。
「私を知っている人は誰もいないし、すごく孤独で不安だった……うっ」
「……アイ、お前には俺が付いてるから心配するな。お前のことは俺が絶対に守ってやる!」
「ダグラス……大好き。大好きよ!」
ダグラスの力強い言葉に愛も彼の背中を抱き返す。心の奥底までが満たされて今度は幸せな温かい感情があふれだしてきた。
(よかった、私。異世界に来てすぐダグラスに会えてよかった!)
愛はすりすりと頬を固い胸に寄せる。するとダグラスが愛おしそうに愛の頭を撫でた。そのぬくもりが愛おしい。そんな時、急にアナイスの声が聞こえて愛は反射的にダグラスの体を突き飛ばす。
「ダグラス、今夜だけあなたの部屋に結界を張るのを許可することにしますわ。ですから廊下でいちゃつくのはおやめになって」
「きゃぁっ!」
突然突き飛ばされたダグラスは驚いて体勢を崩した。愛はおろおろしながら謝る。
「ご、ごめんなさい。ダグラス。つい条件反射で!」
「ふふ、お二人は仲がおよろしいようね。こんなに女性に執着するダグラスは初めて見ましたわ。彼はよほどあなたが好きなのね、アイ」
「そ、そんな……ことは」
「そうだ、アナイス。さっきはアイをかばってくれて助かった。礼をいう」
否定しようとした愛の前に無理やり体を割り込ませたダグラスが、それを肯定する。
「うふふふふ、嫌ですわ。でも私、のろけられるのはあまり好きではありませんわよ」
アナイスは声を出して笑うと、愛の両手を取った。
「アイ、あなたにどうしてもいっておきたいことがあったの。この世界のこと……あなたはまだ詳しく知らないのでしょう?」
愛がアナイスを見ると、彼女は慈愛あふれる声でゆっくりと語り始める。
「アイ、どうしてギリア帝国のような大きな国が大陸にできたのだと思いますか」
この世界の歴史を知らない愛は首を横に振った。
「それまでは何千年もの間、大陸では国々同士の争いが絶えなかったの。こんな風に毎日のように互いに魔力で戦って大勢の兵士の命が失われていたわ。その時代を私たちは戦国時代と呼んでいます」
そうしてそれを憂いた当時のギリア王は、魔獣と交わることで魔物の能力を手に入れることにしたのだという。幾度となく失敗を繰り返し、最後にようやく金の瞳を持つ帝王が誕生したらしい。
「帝王はその強大な力で国々を治めました。飛び抜けた絶大な力は平和を生むことができる。でもそれは諸刃の剣です。抑止力である帝王がいなくなると、世界は再び混沌とした世に戻ってしまうでしょう。聖女なら帝王を倒すことは可能だと古来から言い伝えられておりました」
アナイスは悲しそうに目を伏せた。
(新宮 塔子……聖女はそんなに強いのかしら。魔力が効かないっていうのは、きっと魔力が溢れるこの世界では最強の武器になるんだわ)
「聖女を召喚したテレンス大司教は、恐らくお兄様の命を狙っています。きっと聖女と闘わせるつもりなのでしょう。――アイ、どうか彼らを止めてください。聖女は帝王よりも勝るのです」
アナイスは本当に不安な様子だ。彼女は神巫女。もしかして何か悪い予感があるのかもしれない。愛は握られた手を握り返す。
「アナイス様! 私、精一杯頑張ります。塔子を捕まえるのは私のやり残した仕事でもありますから。この国でも爆弾を作って人を殺めているなんて許せません。たとえ刺し違えてでも絶対に彼女を仕留めて見せます!」
ダグラスがそんな愛の頭をグイっと額を持って引き寄せた。そうして不満そうな声を出す。
「アイ、俺のことも忘れるな。それに刺し違えるんなんていうんじゃない。俺は騎士団長としてそんなことを部下に教えたことはないぞ。どんなことがあっても何があっても、絶対に生きて帰れと言っている」
「そういえば沢木刑事部長も同じことを言ってたわ。まさかこんなところで同じセリフを聞くなんて思ってもみなかった。ふふ」
沢木刑事部長は愛の直属の上司。酔うと口癖のように部下に語っていたセリフだ。思い出して愛が微笑むと、ダグラスがすごく嫌な顔をする。
「な、なに?」
「そいつは男なのか? それでアイはまだそいつが好きなのか?!」
ダグラスの嫉妬する姿を見てアナイスが驚いている。愛は顔を赤くして答えた。
「違うわよ。私の直属の上司なの! アナイス様の前で変なことを言わないで!」
それから愛はアナイスに別れを告げるとダグラスと部屋に戻った。二人きりになって落ち着いてくると、ようやくさっき発した自らの言葉を思い出して赤面する。
(さっき私、どさくさに紛れてダグラスに告白しちゃったじゃないっ! いやぁぁ、どんな顔して彼をみればいいの?!)
「あー、じゃあ私お風呂に入ってくるね。後で拳銃の手入れもしておかなきゃだし、あぁ、忙しいな!」
あまりに動揺していて妙に明るく話してしまった。それがまた照れくさくて、愛は急いで上着を脱ぐとバスルームにこもって鍵をかけた。
(へ、変に思われなかったよね)
心臓が痛いほどに鳴り響いて止まらない。ダグラスのことを考えるだけで胸の奥が痺れて大きな声で叫びだしたくなるのだ。いままでは二人きりでも、こんなになったことはなかった。
(目を覚ましたら元の世界に戻っているはずだと、何度思ったことか。でも目を覚ます度にそんな期待は打ち砕かれたわ……)
「……アイ」
ダグラスは真剣な顔で愛の言葉を黙って聞いている。怒り出す気配はないようだ。愛は続けて話す。
「ごめんなさい。あなたを騙してたわけじゃないの。ただ、ダグラスに言っても信じてもらえないだろうと思ってただけ。自分だってなかなか受け入れられなかったもの。まさか自分が聖女の召喚に巻き込まれちゃってたなんてことは、ついさっき知ったところよ」
怖くて彼の方を向けない。愛は強がりだと分かっていてもにっこりと微笑んだ。きっとすごく不自然な笑顔になっていたに違いない。すぐに顔を逸らす。
(もう駄目ね。こんな大事なことを隠してたんだもの。ダグラスだってもう私のことなんか好きじゃなくなったはず。でもこれは自業自得だわ)
ダグラスに嫌われると思っただけで、体の重心を失ってしまいそうだ。何とか気合を入れて足を踏ん張る。
「アイ! こっちを向けっ!」
ダグラスはいきなり愛の体を自分に向けさせると腕の中に深く抱きしめた。
「ダ、ダグラス?! どうしたの? は、離してっ!」
ここは王城の廊下。通りすがる人たちが目を見張って驚いている。愛は慌てるがダグラスはお構いなしのよう。しかもその声は強い感情を押し殺しているように震えている。
愛が戸惑っていると、ダグラスは絞り出すような声を出した。
「ずっと辛かったろう……アイ。誰も知らない世界に来て二度と戻れないだなんて、俺だったらとっくに気が狂ってた。よく頑張ったな」
「あ……」
その言葉に愛は思い出した。そういえば目を覚ます度に絶望感に襲われたが、いつもすぐそばにダグラスがいてそんな気持ちも吹き飛んでいたのだ。
怒るだろうと思っていたダグラスの言葉に、愛の心の中の何かが振り切れた。ずっと張り詰めていた心が一気に解き放たれる。
「ダグラス……ダグラスぅ……」
胸の奥がじーんと込み上げてきて、いろいろな感情がないまぜになって頭の中がいっぱいになった。いつもは素直になれないのに、自然に心が言葉になってこぼれ出てくる。
「――うん。私、寂しかった。すごく怖かったし……次に目を覚ましたら今度はまた違う世界にいるかもっていつも不安だった……いままでの自分がどこにもいなくなったみたいですごく心細かった。うぅっ……ひっく」
ダグラスの愛を抱く腕が更に深くなる。愛は自分がボロボロ涙を流していることに気が付いていたが、もう止められない。まるで子供のように号泣する。
「私を知っている人は誰もいないし、すごく孤独で不安だった……うっ」
「……アイ、お前には俺が付いてるから心配するな。お前のことは俺が絶対に守ってやる!」
「ダグラス……大好き。大好きよ!」
ダグラスの力強い言葉に愛も彼の背中を抱き返す。心の奥底までが満たされて今度は幸せな温かい感情があふれだしてきた。
(よかった、私。異世界に来てすぐダグラスに会えてよかった!)
愛はすりすりと頬を固い胸に寄せる。するとダグラスが愛おしそうに愛の頭を撫でた。そのぬくもりが愛おしい。そんな時、急にアナイスの声が聞こえて愛は反射的にダグラスの体を突き飛ばす。
「ダグラス、今夜だけあなたの部屋に結界を張るのを許可することにしますわ。ですから廊下でいちゃつくのはおやめになって」
「きゃぁっ!」
突然突き飛ばされたダグラスは驚いて体勢を崩した。愛はおろおろしながら謝る。
「ご、ごめんなさい。ダグラス。つい条件反射で!」
「ふふ、お二人は仲がおよろしいようね。こんなに女性に執着するダグラスは初めて見ましたわ。彼はよほどあなたが好きなのね、アイ」
「そ、そんな……ことは」
「そうだ、アナイス。さっきはアイをかばってくれて助かった。礼をいう」
否定しようとした愛の前に無理やり体を割り込ませたダグラスが、それを肯定する。
「うふふふふ、嫌ですわ。でも私、のろけられるのはあまり好きではありませんわよ」
アナイスは声を出して笑うと、愛の両手を取った。
「アイ、あなたにどうしてもいっておきたいことがあったの。この世界のこと……あなたはまだ詳しく知らないのでしょう?」
愛がアナイスを見ると、彼女は慈愛あふれる声でゆっくりと語り始める。
「アイ、どうしてギリア帝国のような大きな国が大陸にできたのだと思いますか」
この世界の歴史を知らない愛は首を横に振った。
「それまでは何千年もの間、大陸では国々同士の争いが絶えなかったの。こんな風に毎日のように互いに魔力で戦って大勢の兵士の命が失われていたわ。その時代を私たちは戦国時代と呼んでいます」
そうしてそれを憂いた当時のギリア王は、魔獣と交わることで魔物の能力を手に入れることにしたのだという。幾度となく失敗を繰り返し、最後にようやく金の瞳を持つ帝王が誕生したらしい。
「帝王はその強大な力で国々を治めました。飛び抜けた絶大な力は平和を生むことができる。でもそれは諸刃の剣です。抑止力である帝王がいなくなると、世界は再び混沌とした世に戻ってしまうでしょう。聖女なら帝王を倒すことは可能だと古来から言い伝えられておりました」
アナイスは悲しそうに目を伏せた。
(新宮 塔子……聖女はそんなに強いのかしら。魔力が効かないっていうのは、きっと魔力が溢れるこの世界では最強の武器になるんだわ)
「聖女を召喚したテレンス大司教は、恐らくお兄様の命を狙っています。きっと聖女と闘わせるつもりなのでしょう。――アイ、どうか彼らを止めてください。聖女は帝王よりも勝るのです」
アナイスは本当に不安な様子だ。彼女は神巫女。もしかして何か悪い予感があるのかもしれない。愛は握られた手を握り返す。
「アナイス様! 私、精一杯頑張ります。塔子を捕まえるのは私のやり残した仕事でもありますから。この国でも爆弾を作って人を殺めているなんて許せません。たとえ刺し違えてでも絶対に彼女を仕留めて見せます!」
ダグラスがそんな愛の頭をグイっと額を持って引き寄せた。そうして不満そうな声を出す。
「アイ、俺のことも忘れるな。それに刺し違えるんなんていうんじゃない。俺は騎士団長としてそんなことを部下に教えたことはないぞ。どんなことがあっても何があっても、絶対に生きて帰れと言っている」
「そういえば沢木刑事部長も同じことを言ってたわ。まさかこんなところで同じセリフを聞くなんて思ってもみなかった。ふふ」
沢木刑事部長は愛の直属の上司。酔うと口癖のように部下に語っていたセリフだ。思い出して愛が微笑むと、ダグラスがすごく嫌な顔をする。
「な、なに?」
「そいつは男なのか? それでアイはまだそいつが好きなのか?!」
ダグラスの嫉妬する姿を見てアナイスが驚いている。愛は顔を赤くして答えた。
「違うわよ。私の直属の上司なの! アナイス様の前で変なことを言わないで!」
それから愛はアナイスに別れを告げるとダグラスと部屋に戻った。二人きりになって落ち着いてくると、ようやくさっき発した自らの言葉を思い出して赤面する。
(さっき私、どさくさに紛れてダグラスに告白しちゃったじゃないっ! いやぁぁ、どんな顔して彼をみればいいの?!)
「あー、じゃあ私お風呂に入ってくるね。後で拳銃の手入れもしておかなきゃだし、あぁ、忙しいな!」
あまりに動揺していて妙に明るく話してしまった。それがまた照れくさくて、愛は急いで上着を脱ぐとバスルームにこもって鍵をかけた。
(へ、変に思われなかったよね)
心臓が痛いほどに鳴り響いて止まらない。ダグラスのことを考えるだけで胸の奥が痺れて大きな声で叫びだしたくなるのだ。いままでは二人きりでも、こんなになったことはなかった。
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