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ヘル騎士様
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1週間ぶりに訓練場に戻ると、そこには新しい騎士様が何名か来ていた。その中の一人の騎士様、ヘル騎士様は他の騎士様に比べて線も細く、華奢な感じのハンサムな青年だった。なので他の騎士様の中に居ると、とても目立って一人異彩を放っていた。
筋肉と魔力のパワーで押して戦う騎士様が多い中で、彼は珍しく早さとその正確な狙いで、今年新しく騎士の称号をもらったそうだ。金色の短髪を前髪だけ長く残しておいて、横に流してある。そしてそのシャープな顔立ちに緑の切れ長の目は彼にとても似合っていた。
ここは騎士訓練場だ。なので騎士様の入れ替えはかなりの頻度で起こる。ただユーリだけは例外で、アルフリード王子の計らいで出征時以外には訓練場にいる事になっていた。
どうしてそんな話をするのかというと、私がマリス騎士様に呼び出されて愛の告白を受けている所から始まる。
な・・・何がどうして・・こうなったのだ!?
現在わたし・・・ことクラマは訓練場の隅の道具をしまう埃くさい小屋のなかに、マリス騎士様と二人きりで居た。まさかこんな事になろうとは思わず、ギルア騎士様に頼まれて明日の訓練に使う障害物を取りにきたところで、マリス騎士様と鉢合わせた。
彼は開口一番にこういった。
「クラマ!俺は初めて訓練場でお前を見たときから、お前を気に入っていた。その一所懸命なところを知ってからは、なおさらもっと好きになった。もちろんお前は今はまだ子供だから、大人になるまで十分待つつもりだ。俺と付き合ってくれないか?」
私が驚きのあまり口をあんぐり空けたままでいると、肯定したと思ったのか急に抱きついてきた。
「俺、絶対に幸せにするから!騎士の給金も結構あるし、お前に苦労はさせないと誓おう!」
「・・・・・・!!!!」
ちょ!!ちょっと!!永遠の少年。マリス騎士様!!それはあまりにも早合点というものではないですかぁぁぁ!!この筋肉馬鹿!!押しても引いても動かないよ!!私は声にならない声で叫んだ。襲われるぅぅぅぅーー!!
マリス騎士様のタコ顔がだんだん私の顔に近づいてくる。やばいやばい!!こうなったらユーリに伝心魔法で連絡しなきゃ!!・・・でも待てよ・・もしユーリがこんな場面を見たら、マリス騎士様は絶対に殺される・・・確実に死体置き場行きだ!
そんなことを考えているうちに、だんだんとその瞬間は近づいてくる・・・もうだめかと思ったその時、私とマリス騎士様の間にひらりと剣が突き出された。
助かった!!と思って見るとそこには例のヘル騎士様が剣を持って立っていた。そのお姿は凛とした雰囲気をかもし出していて、そこだけ空気が違っていた。
「マリス騎士、クラマは嫌がっているようだが・・・」
透き通るような声で諭すように話す。マリス騎士様はそれを聞いて首をすくめる動作をしていった。
「クラマは俺と付き合うんだ。邪魔をするな。俺はお前みたいな何を考えているか分からん奴は好かん。あっちに行け」
私はここぞとばかりに誤解を解こうと、なんとか二人の会話に口を挟もうとした。
「あのーー。僕は男の人は・・・」
私が言い終わらないうちに、そこに被せるようにヘル騎士様が言う。
「貴様みたいな奴がいるから、騎士の風紀が乱れるのだ」
「ほう・・・お前新米騎士のくせに、俺にたてつくのか・・・」
マリス騎士様がヘル騎士様の挑戦的な態度に反応して、殺気を出してヘル騎士様を威嚇する。
やややや・・ヤバイ。一触即発ってやつだ。こうなったら、いつもの上目使いに潤んだ眼で子猫のように見上げる技でなんとかうやむやにしよう!
「あの、マリス騎士様、ヘル騎士様はただBLが嫌いなんですよ。なのでマリス騎士様を嫌っているわけではないのです。ついでに僕の事ですが、僕にはもう好きな人がいるんです。なのでマリス騎士様のお気持ちにお答えすることはできません」
と潤んだ瞳で言い切った。するとマリス騎士様が、殺気を放っていた時とは打って変わって柔らかい顔になり、ものすごく可哀想な人を見る目で私を見つめていう。
「やっぱりそうか・・クラマ。可哀想に。やっぱりユーリス隊長が好きなんだな。なのにユーリス隊長には美人の恋人がいて・・・お前の気持ちは永遠にユーリス隊長に届かない・・くぅ・・泣けるぜ」
いやーもーいーわー。うん・・それでいい。私は調子に乗ってマリス騎士様に同調した。
「そーなんです。もうユーリス様を男として愛しているんです。僕のものにならなくても、傍にいられるだけで僕は幸せなんです!!」
マリス騎士様はますます僕を気の毒そうな顔で見て言う。
「お前はやっぱり純粋な奴だな・・。よし俺がユーリス隊長との仲を応援してやるから、任せろ!惚れた弱みだ。惚れた奴の幸せを望まないでどうする!!」
「はい!!ありがとうございます!」
うわぁ、さすが永遠の少年・・・マリス騎士様。青春してるなぁ・・と思いながらもしっかりと返事をしておいた。
私は感動で涙を流しているマリス騎士様を小屋に置き去りにして、ヘル騎士様と一緒に小屋を出た。暫く歩いて安全そうな場所に来たところであらためてお礼を言った。
「ヘル騎士様。ありがとうございました。これでなんとかマリス騎士様も僕のこと諦めてくれそうです」
ヘル騎士様がそのすっきりした顔立ちで、爽やかに笑って言った。
「礼には及ばないよ。私はああいう手合いが嫌いでね。私も兵士時代はああいう輩に良く狙われていたから、見過ごせなかっただけだ」
あーそうでしょうとも。ヘル騎士様ってば確かに男にも女にも満遍なくもてそう。
「私は騎士にしては珍しい平民の出だからね。色々と嫌なめにもあってきた。平民で魔力を持つ者は最近じゃとても珍しいから・・・」
そうなんだ。ユーリも私には一言も漏らしたことはないけど、公爵出の身分を隠して平民として騎士になるまでの5年間、ヘル騎士様と同じように大変な思いをしたんだろうなぁ・・・。
「ところでどうしてクラマは訓練場で働くようになったの?」
「僕は・・・家族を皆失ってしまったので、王都に出て仕事を見つけてお金を貯めたら、田舎で暮らして、結婚して子供をたくさん持つのが、人生の目標なんです」
「・・そうなんだ。ユーリス隊長とは一緒にならないのか?」
いやいや。僕は男ですからそういった趣味は・・・っていうか貴方BL嫌いじゃないんですか?!!私は首がもげるのではないかというぐらいに首を横に振った。するとヘル騎士様は少し悲しそうな笑みを浮かべて、気を取り直したように話題を変えた。
「そういえば、クラマはいろいろ発明品を作って、設計図を町の人に無料で分けているそうじゃないか。そんなに金が欲しいならこんな危険な仕事をしなくても、その設計図を売ればいいのに」
「いえ・・・だってお金を取ったら、まずお金持ちの人がそれを利用して、なかなか普通の本当に発明品が必要な人にはまわってきません。僕の発明品は高価な魔石を買えない、魔力の無い普通の人のために作ったんで、無料でいいんです」
「そうか。クラマは欲がないんだな。そういうところ、好きだな。・・・でクラマは本当は誰が好きなんだ?ユーリス隊長なのか?」
またその質問ですか!!?どこまでクラマとユーリス隊長をカプにさせたいんだ!!どっちが攻めでどっちが受けなの??!!!
とにかくヘル騎士様の意図がわからないので、ここは笑ってゆるーい感じで誤魔化しておこう。
「さあ・・・誰でしょうね・・。企業秘密です」
にこにこにこにこぅ。
筋肉と魔力のパワーで押して戦う騎士様が多い中で、彼は珍しく早さとその正確な狙いで、今年新しく騎士の称号をもらったそうだ。金色の短髪を前髪だけ長く残しておいて、横に流してある。そしてそのシャープな顔立ちに緑の切れ長の目は彼にとても似合っていた。
ここは騎士訓練場だ。なので騎士様の入れ替えはかなりの頻度で起こる。ただユーリだけは例外で、アルフリード王子の計らいで出征時以外には訓練場にいる事になっていた。
どうしてそんな話をするのかというと、私がマリス騎士様に呼び出されて愛の告白を受けている所から始まる。
な・・・何がどうして・・こうなったのだ!?
現在わたし・・・ことクラマは訓練場の隅の道具をしまう埃くさい小屋のなかに、マリス騎士様と二人きりで居た。まさかこんな事になろうとは思わず、ギルア騎士様に頼まれて明日の訓練に使う障害物を取りにきたところで、マリス騎士様と鉢合わせた。
彼は開口一番にこういった。
「クラマ!俺は初めて訓練場でお前を見たときから、お前を気に入っていた。その一所懸命なところを知ってからは、なおさらもっと好きになった。もちろんお前は今はまだ子供だから、大人になるまで十分待つつもりだ。俺と付き合ってくれないか?」
私が驚きのあまり口をあんぐり空けたままでいると、肯定したと思ったのか急に抱きついてきた。
「俺、絶対に幸せにするから!騎士の給金も結構あるし、お前に苦労はさせないと誓おう!」
「・・・・・・!!!!」
ちょ!!ちょっと!!永遠の少年。マリス騎士様!!それはあまりにも早合点というものではないですかぁぁぁ!!この筋肉馬鹿!!押しても引いても動かないよ!!私は声にならない声で叫んだ。襲われるぅぅぅぅーー!!
マリス騎士様のタコ顔がだんだん私の顔に近づいてくる。やばいやばい!!こうなったらユーリに伝心魔法で連絡しなきゃ!!・・・でも待てよ・・もしユーリがこんな場面を見たら、マリス騎士様は絶対に殺される・・・確実に死体置き場行きだ!
そんなことを考えているうちに、だんだんとその瞬間は近づいてくる・・・もうだめかと思ったその時、私とマリス騎士様の間にひらりと剣が突き出された。
助かった!!と思って見るとそこには例のヘル騎士様が剣を持って立っていた。そのお姿は凛とした雰囲気をかもし出していて、そこだけ空気が違っていた。
「マリス騎士、クラマは嫌がっているようだが・・・」
透き通るような声で諭すように話す。マリス騎士様はそれを聞いて首をすくめる動作をしていった。
「クラマは俺と付き合うんだ。邪魔をするな。俺はお前みたいな何を考えているか分からん奴は好かん。あっちに行け」
私はここぞとばかりに誤解を解こうと、なんとか二人の会話に口を挟もうとした。
「あのーー。僕は男の人は・・・」
私が言い終わらないうちに、そこに被せるようにヘル騎士様が言う。
「貴様みたいな奴がいるから、騎士の風紀が乱れるのだ」
「ほう・・・お前新米騎士のくせに、俺にたてつくのか・・・」
マリス騎士様がヘル騎士様の挑戦的な態度に反応して、殺気を出してヘル騎士様を威嚇する。
やややや・・ヤバイ。一触即発ってやつだ。こうなったら、いつもの上目使いに潤んだ眼で子猫のように見上げる技でなんとかうやむやにしよう!
「あの、マリス騎士様、ヘル騎士様はただBLが嫌いなんですよ。なのでマリス騎士様を嫌っているわけではないのです。ついでに僕の事ですが、僕にはもう好きな人がいるんです。なのでマリス騎士様のお気持ちにお答えすることはできません」
と潤んだ瞳で言い切った。するとマリス騎士様が、殺気を放っていた時とは打って変わって柔らかい顔になり、ものすごく可哀想な人を見る目で私を見つめていう。
「やっぱりそうか・・クラマ。可哀想に。やっぱりユーリス隊長が好きなんだな。なのにユーリス隊長には美人の恋人がいて・・・お前の気持ちは永遠にユーリス隊長に届かない・・くぅ・・泣けるぜ」
いやーもーいーわー。うん・・それでいい。私は調子に乗ってマリス騎士様に同調した。
「そーなんです。もうユーリス様を男として愛しているんです。僕のものにならなくても、傍にいられるだけで僕は幸せなんです!!」
マリス騎士様はますます僕を気の毒そうな顔で見て言う。
「お前はやっぱり純粋な奴だな・・。よし俺がユーリス隊長との仲を応援してやるから、任せろ!惚れた弱みだ。惚れた奴の幸せを望まないでどうする!!」
「はい!!ありがとうございます!」
うわぁ、さすが永遠の少年・・・マリス騎士様。青春してるなぁ・・と思いながらもしっかりと返事をしておいた。
私は感動で涙を流しているマリス騎士様を小屋に置き去りにして、ヘル騎士様と一緒に小屋を出た。暫く歩いて安全そうな場所に来たところであらためてお礼を言った。
「ヘル騎士様。ありがとうございました。これでなんとかマリス騎士様も僕のこと諦めてくれそうです」
ヘル騎士様がそのすっきりした顔立ちで、爽やかに笑って言った。
「礼には及ばないよ。私はああいう手合いが嫌いでね。私も兵士時代はああいう輩に良く狙われていたから、見過ごせなかっただけだ」
あーそうでしょうとも。ヘル騎士様ってば確かに男にも女にも満遍なくもてそう。
「私は騎士にしては珍しい平民の出だからね。色々と嫌なめにもあってきた。平民で魔力を持つ者は最近じゃとても珍しいから・・・」
そうなんだ。ユーリも私には一言も漏らしたことはないけど、公爵出の身分を隠して平民として騎士になるまでの5年間、ヘル騎士様と同じように大変な思いをしたんだろうなぁ・・・。
「ところでどうしてクラマは訓練場で働くようになったの?」
「僕は・・・家族を皆失ってしまったので、王都に出て仕事を見つけてお金を貯めたら、田舎で暮らして、結婚して子供をたくさん持つのが、人生の目標なんです」
「・・そうなんだ。ユーリス隊長とは一緒にならないのか?」
いやいや。僕は男ですからそういった趣味は・・・っていうか貴方BL嫌いじゃないんですか?!!私は首がもげるのではないかというぐらいに首を横に振った。するとヘル騎士様は少し悲しそうな笑みを浮かべて、気を取り直したように話題を変えた。
「そういえば、クラマはいろいろ発明品を作って、設計図を町の人に無料で分けているそうじゃないか。そんなに金が欲しいならこんな危険な仕事をしなくても、その設計図を売ればいいのに」
「いえ・・・だってお金を取ったら、まずお金持ちの人がそれを利用して、なかなか普通の本当に発明品が必要な人にはまわってきません。僕の発明品は高価な魔石を買えない、魔力の無い普通の人のために作ったんで、無料でいいんです」
「そうか。クラマは欲がないんだな。そういうところ、好きだな。・・・でクラマは本当は誰が好きなんだ?ユーリス隊長なのか?」
またその質問ですか!!?どこまでクラマとユーリス隊長をカプにさせたいんだ!!どっちが攻めでどっちが受けなの??!!!
とにかくヘル騎士様の意図がわからないので、ここは笑ってゆるーい感じで誤魔化しておこう。
「さあ・・・誰でしょうね・・。企業秘密です」
にこにこにこにこぅ。
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