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第三章 君を想って
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アネットは、エレナが森で採った赤い木の実を大いに喜んでくれた。しかし、それ以上に彼女はエレナが来ること自体を待ちわびていたらしい。
手土産への礼もそこそこに、彼女はにやりと笑いながら媚薬と潤滑剤の効果についてエレナを問い質した。
エレナはどちらともつかない返事でその場を乗り切ろうとしたが、アネットはよほど暇を持て余しているのか、簡単にエレナを解放してはくれなかった。
相手は誰かと執拗に尋ねてくるアネットをなんとか黙らせて店から逃げ出したエレナは、小屋で悩みの種となりつつある男の愛馬を認めて、がくりと肩を落とした。
(上着を持って帰ってもらうにはちょうどいいけど……昨日来たばかりなのに、もしかして本当に暇なの……?)
小屋の前に置いた石の上に、クロードは座っていた。
来客はエレナの不在時よくそこに座っているが、その石はひっくり返した巨大なすり鉢であり、そのすり鉢ですり潰される物体が何なのかを知っているエレナは、決してそこには座らない。エレナはクロードに同情した。
そろそろと近付くエレナの足音に気付いたクロードが立ち上がった。
「やあ、エレナ」
「……すみません、街に行っていました。あの、わざわざ殿下が、上着を取りに?」
「いや、君に会いに来た」
ある程度その返事は予想していたが、二日続けて来ると思っていなかっただけに、エレナの心はときめきより戸惑いに傾いていた。
宮殿からここまで来るのにどれだけ時間がかかるか。本当に暇なのだろうか。
クロードの女好きとの噂を考えると、この執着は好意というより、むしろ狩りに近いはずだった。狙った獲物を物にして達成感を味わいたいという、金持ちにありがちな思想である。
(でも……)
クロードの人柄も知りつつあるエレナは、彼が狩りをする類の男には思えなくなってきていた。
推測と現実の差が、エレナを混乱させていく。
戸惑いに揺れたエレナの瞳を、クロードはじっと見つめていた。
「うっ、上着を、お持ちします……!」
「ああ、頼む」
クロードの視線に耐えられなくなったエレナは、逃げるように小屋のなかに入り、昨日彼が置いていった上着を手にする。皺になってはいけないと広げて掛けてあったが、棚に引っ掛けていたせいで、少し薬草の匂いが染みついてしまっていた。
上着を持って外に出たエレナは、眉を下げながら、クロードにそれを手渡す。
「殿下、すみません。少し薬草の匂いがついてしまいました」
彼は口元にやわらかな笑みを浮かべたまま上着を受け取り、そのまま布地に鼻先をひっつけた。すうっと匂いを嗅いだクロードが、くすりと笑う。
「君の匂いがする」
「いえ、それは薬草の匂いです」
「そうか。物を置いていけばいいのか。そうか……」
エレナの訂正を聞いているのかいないのか、クロードはしきりに頷いていた。
やや不気味に思いながらも、エレナは彼が次なる行動を起こすのを待っていた。まさか、本当に上着を取りに来ただけだとは思えなかった。
一国の王子が忘れ物を取りに来るなど、聞いたこともない。そんな雑事は遣いを出せば済むことだ。
きっと何か、他に用件があるはずだ。
エレナはその用件をクロードが口にするのを待っていたが、彼は別の行動を起こしてしまった。背後からごそごそと包みを出してくると、それをエレナに差し出したのだ。
「エレナ、君を想って」
赤いリボンで飾られた包みにも、「君を想って」という小さな札がついている。恋人に贈るような札の付けられたそれを、エレナは受け取っていいはずがないと一歩後ずさった。
ある程度エレナの反応を予想していたのか、クロードに焦りはなく、その口元には困ったような笑みが浮かんでいる。
「受け取ってくれないと、私はこれを持て余してしまう」
「あの、殿下。こういうことは困ります」
「昨日のご馳走の礼だと思ってくれればいい」
「……リームのことですか?」
「そうだ。君が教えてくれなければ、私は木に生っているリームを一生鳥の餌だと思っていたかもしれない」
鳥はリームを食べない。
リームを好き好んで食べるのは、魔法使いか魔女だけかもしれない。だからケンデアでは食用として流通しているのだ。
だがきっと、彼はそんなことなど知らないのだろう。宮殿で暮らしてきた彼にとっては、リームの自生する自然も、偏屈な魔女も、同様に目新しいものなのかもしれない。
エレナは差し出された包みをそっと受け取った。
ずっしりと重いそれが何なのかは想像もできないが、まさか塊肉でもないだろう。エレナは首を傾げつつ、差し出したクロードの達成感溢れる顔に、更に首を捻った。
やるべきことは終えたと言わばんかりのクロードに、疑問を抱くのは当然だった。
まさか、本当に、他に何の用もないのだろうか。
「……これを渡すために、わざわざいらしたんですか?」
「君に会うことが一番の目的だ。達成できてよかった。戻ってこないかと思った」
クロードの澄んだ青の瞳には嘘が見えない。
わざわざここまで馬を走らせてやって来て、エレナの帰りを待っていた。その目的が本当に、金持ちの女狩りでも、魔女の力を悪用することでもないとすれば、彼は本心からエレナを好きだということになる。
人嫌いの魔女を好きになる男など、とんだ間抜けとしか言いようがない。
こんなにいい人間は、きっといつか付け入られる。
(こっちが心配になるわ……)
クロードは、ロイとは違う。ロイは気持ちを口にしない程度の分別を持ち合わせているし、エレナに迫れる手段も持っていない。
クロードは、エレナを従わせる手段をいくつも持っている。
権力を使うまでもない。彼はエレナの秘密を握っているのだ。
だが、それを盾にしてもう一度淫らな行為を強要してくるでもなく、クロードは一人の人間としてエレナに接している。
人嫌いの偏屈な魔女として生きているエレナでも、それが彼の誠意だということくらいは理解できた。疑ってかかるのも馬鹿らしくなるほど、彼は誠実に、純粋に、エレナにぶつかってきている。
そういう人間に対して、エレナは冷淡な態度を取れない。クロードを邪険に追い返すこともできず、エレナは溜息を吐いた。
「……お茶でもどうぞ」
「迷惑では?」
「そこに立っていられる方が迷惑です。……それに、昨日は、薬草採りを手伝っていただいたので」
冷たく追い返せない自分にもがっかりしながら、エレナは王子を小屋に招いた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
クロードは三日に一度は必ずエレナの元へやってきた。
二度に一度は贈り物を携えてくるので、エレナは恐縮して本気で嫌がったが、何故かクロードに「二度と来るな」とは言えなかった。
彼が王族だから邪険にできないわけではない。
クロードが悪戯に「キスしようか」と言ってくるとき、エレナは強い言葉で拒絶できる。王族としての彼への遠慮はあるものの、畏れはなく、窮屈そうに小屋の椅子に収まっている姿も見慣れてきた。
来ないでほしいと言えない理由から、エレナは目を背けていた。
穏やかな春が続いていた。
薬草採りについてくるクロードはいつも楽しげで、仕事は丁寧だ。彼の摘んだ薬草は長持ちする。茎も葉も握りつぶしたりしないからだ。穏やかで、繊細な気質が窺えた。
薬草採りの最後に食べるリームは、すっかりクロードの好物になりつつある。
彼は、リームの種で淹れたお茶も好きだ。苦い薬草を「辛い」と言う。酸っぱい物を食べさせると顔の全部が真ん中にぎゅっと寄る。
青の服をよく着ているのは周りがそれをすすめるからで、あまり服にこだわりはないこと。幼い頃は線が細く、淡いブロンドは弱々しく見える気がして嫌だったこと。兄弟仲は昔から良く、兄の結婚式で感極まって泣いたこと。
どうでもいいはずの話が、一緒に過ごした時間とともに、大切な思い出になっていく。
「君を想って」の札のついた包みが、どんどん部屋の隅で高く積まれていく。
それを横目に見ながら、クロードは怒るでもなく、急かすでもなく、たまに触れ合った手を握って、エレナをじっと見つめては言葉を尽くして「好きだ」と囁く。
いつか飽きて来なくなるだろうと思い続けているうちに、春が終わり、長い長い雨季がやってきた。
曇天が続く暗い日々の始まる頃には、エレナは、クロードに来ないでほしいと思えなくなってしまっていた。
手土産への礼もそこそこに、彼女はにやりと笑いながら媚薬と潤滑剤の効果についてエレナを問い質した。
エレナはどちらともつかない返事でその場を乗り切ろうとしたが、アネットはよほど暇を持て余しているのか、簡単にエレナを解放してはくれなかった。
相手は誰かと執拗に尋ねてくるアネットをなんとか黙らせて店から逃げ出したエレナは、小屋で悩みの種となりつつある男の愛馬を認めて、がくりと肩を落とした。
(上着を持って帰ってもらうにはちょうどいいけど……昨日来たばかりなのに、もしかして本当に暇なの……?)
小屋の前に置いた石の上に、クロードは座っていた。
来客はエレナの不在時よくそこに座っているが、その石はひっくり返した巨大なすり鉢であり、そのすり鉢ですり潰される物体が何なのかを知っているエレナは、決してそこには座らない。エレナはクロードに同情した。
そろそろと近付くエレナの足音に気付いたクロードが立ち上がった。
「やあ、エレナ」
「……すみません、街に行っていました。あの、わざわざ殿下が、上着を取りに?」
「いや、君に会いに来た」
ある程度その返事は予想していたが、二日続けて来ると思っていなかっただけに、エレナの心はときめきより戸惑いに傾いていた。
宮殿からここまで来るのにどれだけ時間がかかるか。本当に暇なのだろうか。
クロードの女好きとの噂を考えると、この執着は好意というより、むしろ狩りに近いはずだった。狙った獲物を物にして達成感を味わいたいという、金持ちにありがちな思想である。
(でも……)
クロードの人柄も知りつつあるエレナは、彼が狩りをする類の男には思えなくなってきていた。
推測と現実の差が、エレナを混乱させていく。
戸惑いに揺れたエレナの瞳を、クロードはじっと見つめていた。
「うっ、上着を、お持ちします……!」
「ああ、頼む」
クロードの視線に耐えられなくなったエレナは、逃げるように小屋のなかに入り、昨日彼が置いていった上着を手にする。皺になってはいけないと広げて掛けてあったが、棚に引っ掛けていたせいで、少し薬草の匂いが染みついてしまっていた。
上着を持って外に出たエレナは、眉を下げながら、クロードにそれを手渡す。
「殿下、すみません。少し薬草の匂いがついてしまいました」
彼は口元にやわらかな笑みを浮かべたまま上着を受け取り、そのまま布地に鼻先をひっつけた。すうっと匂いを嗅いだクロードが、くすりと笑う。
「君の匂いがする」
「いえ、それは薬草の匂いです」
「そうか。物を置いていけばいいのか。そうか……」
エレナの訂正を聞いているのかいないのか、クロードはしきりに頷いていた。
やや不気味に思いながらも、エレナは彼が次なる行動を起こすのを待っていた。まさか、本当に上着を取りに来ただけだとは思えなかった。
一国の王子が忘れ物を取りに来るなど、聞いたこともない。そんな雑事は遣いを出せば済むことだ。
きっと何か、他に用件があるはずだ。
エレナはその用件をクロードが口にするのを待っていたが、彼は別の行動を起こしてしまった。背後からごそごそと包みを出してくると、それをエレナに差し出したのだ。
「エレナ、君を想って」
赤いリボンで飾られた包みにも、「君を想って」という小さな札がついている。恋人に贈るような札の付けられたそれを、エレナは受け取っていいはずがないと一歩後ずさった。
ある程度エレナの反応を予想していたのか、クロードに焦りはなく、その口元には困ったような笑みが浮かんでいる。
「受け取ってくれないと、私はこれを持て余してしまう」
「あの、殿下。こういうことは困ります」
「昨日のご馳走の礼だと思ってくれればいい」
「……リームのことですか?」
「そうだ。君が教えてくれなければ、私は木に生っているリームを一生鳥の餌だと思っていたかもしれない」
鳥はリームを食べない。
リームを好き好んで食べるのは、魔法使いか魔女だけかもしれない。だからケンデアでは食用として流通しているのだ。
だがきっと、彼はそんなことなど知らないのだろう。宮殿で暮らしてきた彼にとっては、リームの自生する自然も、偏屈な魔女も、同様に目新しいものなのかもしれない。
エレナは差し出された包みをそっと受け取った。
ずっしりと重いそれが何なのかは想像もできないが、まさか塊肉でもないだろう。エレナは首を傾げつつ、差し出したクロードの達成感溢れる顔に、更に首を捻った。
やるべきことは終えたと言わばんかりのクロードに、疑問を抱くのは当然だった。
まさか、本当に、他に何の用もないのだろうか。
「……これを渡すために、わざわざいらしたんですか?」
「君に会うことが一番の目的だ。達成できてよかった。戻ってこないかと思った」
クロードの澄んだ青の瞳には嘘が見えない。
わざわざここまで馬を走らせてやって来て、エレナの帰りを待っていた。その目的が本当に、金持ちの女狩りでも、魔女の力を悪用することでもないとすれば、彼は本心からエレナを好きだということになる。
人嫌いの魔女を好きになる男など、とんだ間抜けとしか言いようがない。
こんなにいい人間は、きっといつか付け入られる。
(こっちが心配になるわ……)
クロードは、ロイとは違う。ロイは気持ちを口にしない程度の分別を持ち合わせているし、エレナに迫れる手段も持っていない。
クロードは、エレナを従わせる手段をいくつも持っている。
権力を使うまでもない。彼はエレナの秘密を握っているのだ。
だが、それを盾にしてもう一度淫らな行為を強要してくるでもなく、クロードは一人の人間としてエレナに接している。
人嫌いの偏屈な魔女として生きているエレナでも、それが彼の誠意だということくらいは理解できた。疑ってかかるのも馬鹿らしくなるほど、彼は誠実に、純粋に、エレナにぶつかってきている。
そういう人間に対して、エレナは冷淡な態度を取れない。クロードを邪険に追い返すこともできず、エレナは溜息を吐いた。
「……お茶でもどうぞ」
「迷惑では?」
「そこに立っていられる方が迷惑です。……それに、昨日は、薬草採りを手伝っていただいたので」
冷たく追い返せない自分にもがっかりしながら、エレナは王子を小屋に招いた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
クロードは三日に一度は必ずエレナの元へやってきた。
二度に一度は贈り物を携えてくるので、エレナは恐縮して本気で嫌がったが、何故かクロードに「二度と来るな」とは言えなかった。
彼が王族だから邪険にできないわけではない。
クロードが悪戯に「キスしようか」と言ってくるとき、エレナは強い言葉で拒絶できる。王族としての彼への遠慮はあるものの、畏れはなく、窮屈そうに小屋の椅子に収まっている姿も見慣れてきた。
来ないでほしいと言えない理由から、エレナは目を背けていた。
穏やかな春が続いていた。
薬草採りについてくるクロードはいつも楽しげで、仕事は丁寧だ。彼の摘んだ薬草は長持ちする。茎も葉も握りつぶしたりしないからだ。穏やかで、繊細な気質が窺えた。
薬草採りの最後に食べるリームは、すっかりクロードの好物になりつつある。
彼は、リームの種で淹れたお茶も好きだ。苦い薬草を「辛い」と言う。酸っぱい物を食べさせると顔の全部が真ん中にぎゅっと寄る。
青の服をよく着ているのは周りがそれをすすめるからで、あまり服にこだわりはないこと。幼い頃は線が細く、淡いブロンドは弱々しく見える気がして嫌だったこと。兄弟仲は昔から良く、兄の結婚式で感極まって泣いたこと。
どうでもいいはずの話が、一緒に過ごした時間とともに、大切な思い出になっていく。
「君を想って」の札のついた包みが、どんどん部屋の隅で高く積まれていく。
それを横目に見ながら、クロードは怒るでもなく、急かすでもなく、たまに触れ合った手を握って、エレナをじっと見つめては言葉を尽くして「好きだ」と囁く。
いつか飽きて来なくなるだろうと思い続けているうちに、春が終わり、長い長い雨季がやってきた。
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