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ヨン
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遅刻をしながらも、れいなは学校に登校する。
授業は、上の空で聞きながす。
珍しく遅刻をしてきた、元気のない、れいなを心配する登。
中休みに登は、れいなに声をかけた。
「どうした?元気ないな。」
登の顔を見ると泣いてしまいそうだった。
れいなは、顔をそらして答える。
「そんな事ないよ…大丈夫…。」
大丈夫には見えないが、しつこく聞くのもどうかと思い、登は自分の席に戻った…。
クラスの男が、れいなに近づき耳打ちする。
「昼休み屋上にきてよ。」
「来なかったら秘密バラすよ。」
そう言って席に戻る。
秘密と言われても、なんの事かわからない。
嫌な予感がした。
気になるれいなは、昼休みに屋上へ行く。
男達が待っていた。
一人の男が扉をふさぐ。
「可愛い顔してエロいよな」
目の前の男がニヤつく。
「どういう事?」
れいなにスマホの動画を見せる男…。
(昨日の…?嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ)
男達は、れいなの身体を触り始める。
「秘密にしておいてやるよ。」
「騒いだらわかるよな?」
「俺、れいなとヤりたかったぁ。」
れいなの口を手でふさぐ。
「んん…ん。」
「気持ち良くしてやるよ。」
「早く挿れさせて。」
男達は、容赦なく廻していく…。
「中で良いんでしょ。だすよ。」
「お口にも入れちゃおう。」
つらく苦しい時間は長く感じた…。
「淫乱女のれいなちゃん。」
「明日もよろしく~。」
男達は冷たくれいなを置いていく。
身も心もズタズタに引き裂かれてしまった…。
乱れた制服を直す、れいな…。
(オワリダネ…マッテテ…。)
学校を抜け出し、フラフラ歩く。
(サイゴニ…オモイデノ…トコロヘ…)
登と遊んだ、森の奥深くの館を目指す。
思い出の場所で、最後を迎えるつもりでいた。
館に入ったれいなは、もう恐怖を感じる事はなかった。
幼い頃に見た鏡がある。
憔悴しきった自分を見ると、悲しみや怒りが沸き出てくる。
鏡の中の自分に向かって叩く…。
(ナンデ…ドウシテ…イヤダ…イヤダイヤダイヤダ…ワタシガナニシタノ…)
何回も鏡を叩くれいな…。
叩く感触が変わり、目の前にあったはずの鏡がなくなった。
鏡はれいなの後ろにあった…。
振り向くれいな。
鏡の中のレイナは後ろ姿…。
れいなは動いていないのに、鏡の中のレイナは歩いて消えた。
(ハハハ…ゲンカクミテルヨワタシ…。)
(フフフフフフ…アハハハハハ…)
れいなは、ふらふら歩き始める。
最後を迎えるために来たつもりでいたが、れいなは無意識にバイト先へ向かって行く。
(ハハハ…?なんで来たんだろう…もう意味ないのに)
(?…なんか変だな。)
レジに立つ店員の無表情な顔。
客たちも、無表情。
「アリガトウゴザイマシタ」
感情が入ってない…。
それに対して客も感情があるように見えない。
(なんなの?どういう事なの?)
その時…。
達也が買い物に来た。
れいなは、思い出してしまう。
(嫌だ…嫌だ…イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤアァ)
恐怖と怒りと憎しみが混ざり合い、並んでいる商品を掴み、達也に投げつける。
だが…
達也は無表情でなにも言わない。
(な、なに?これ…。)
れいなは、試しに達也に思い切り体当たりした。
達也は入り口のガラスを破り倒れる。
ケガをしながらも無表情でいた。
店員も、客も無表情…。
れいなは、冷酷な目で達也を見下ろす。
顔面を何度も何度も踏みつける…。
(アハハハハハ…クタバレクタバレクタバレクタバレクタバレ)
達也の顔は、もうグシャグシャになる。
(タリナイ…タリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイ…)
れいなは踏みつけ続けた。
達也はもう動かない。
店員も客も無表情でなにも言わない。
(フフフ…サイコウノキブン…)
(ステキナセカイネ…。)
授業は、上の空で聞きながす。
珍しく遅刻をしてきた、元気のない、れいなを心配する登。
中休みに登は、れいなに声をかけた。
「どうした?元気ないな。」
登の顔を見ると泣いてしまいそうだった。
れいなは、顔をそらして答える。
「そんな事ないよ…大丈夫…。」
大丈夫には見えないが、しつこく聞くのもどうかと思い、登は自分の席に戻った…。
クラスの男が、れいなに近づき耳打ちする。
「昼休み屋上にきてよ。」
「来なかったら秘密バラすよ。」
そう言って席に戻る。
秘密と言われても、なんの事かわからない。
嫌な予感がした。
気になるれいなは、昼休みに屋上へ行く。
男達が待っていた。
一人の男が扉をふさぐ。
「可愛い顔してエロいよな」
目の前の男がニヤつく。
「どういう事?」
れいなにスマホの動画を見せる男…。
(昨日の…?嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ)
男達は、れいなの身体を触り始める。
「秘密にしておいてやるよ。」
「騒いだらわかるよな?」
「俺、れいなとヤりたかったぁ。」
れいなの口を手でふさぐ。
「んん…ん。」
「気持ち良くしてやるよ。」
「早く挿れさせて。」
男達は、容赦なく廻していく…。
「中で良いんでしょ。だすよ。」
「お口にも入れちゃおう。」
つらく苦しい時間は長く感じた…。
「淫乱女のれいなちゃん。」
「明日もよろしく~。」
男達は冷たくれいなを置いていく。
身も心もズタズタに引き裂かれてしまった…。
乱れた制服を直す、れいな…。
(オワリダネ…マッテテ…。)
学校を抜け出し、フラフラ歩く。
(サイゴニ…オモイデノ…トコロヘ…)
登と遊んだ、森の奥深くの館を目指す。
思い出の場所で、最後を迎えるつもりでいた。
館に入ったれいなは、もう恐怖を感じる事はなかった。
幼い頃に見た鏡がある。
憔悴しきった自分を見ると、悲しみや怒りが沸き出てくる。
鏡の中の自分に向かって叩く…。
(ナンデ…ドウシテ…イヤダ…イヤダイヤダイヤダ…ワタシガナニシタノ…)
何回も鏡を叩くれいな…。
叩く感触が変わり、目の前にあったはずの鏡がなくなった。
鏡はれいなの後ろにあった…。
振り向くれいな。
鏡の中のレイナは後ろ姿…。
れいなは動いていないのに、鏡の中のレイナは歩いて消えた。
(ハハハ…ゲンカクミテルヨワタシ…。)
(フフフフフフ…アハハハハハ…)
れいなは、ふらふら歩き始める。
最後を迎えるために来たつもりでいたが、れいなは無意識にバイト先へ向かって行く。
(ハハハ…?なんで来たんだろう…もう意味ないのに)
(?…なんか変だな。)
レジに立つ店員の無表情な顔。
客たちも、無表情。
「アリガトウゴザイマシタ」
感情が入ってない…。
それに対して客も感情があるように見えない。
(なんなの?どういう事なの?)
その時…。
達也が買い物に来た。
れいなは、思い出してしまう。
(嫌だ…嫌だ…イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤアァ)
恐怖と怒りと憎しみが混ざり合い、並んでいる商品を掴み、達也に投げつける。
だが…
達也は無表情でなにも言わない。
(な、なに?これ…。)
れいなは、試しに達也に思い切り体当たりした。
達也は入り口のガラスを破り倒れる。
ケガをしながらも無表情でいた。
店員も、客も無表情…。
れいなは、冷酷な目で達也を見下ろす。
顔面を何度も何度も踏みつける…。
(アハハハハハ…クタバレクタバレクタバレクタバレクタバレ)
達也の顔は、もうグシャグシャになる。
(タリナイ…タリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイ…)
れいなは踏みつけ続けた。
達也はもう動かない。
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