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いつも迎えに来てくれていた、れいなが数日間来ない。
学校にも来ないれいなを、登は心配していた。
(家に行ってみるか。)
学校が終わった後、れいなの家に行く。
何回もチャイムを押し、ドアを叩く。
「おーい!れいなぁー、おーい?」
…。
(居ないか…。)
(バイト先に行ってみるか。)
れいながバイトをしている店に向かう。
店員に聞いてみた。
「あ、すいません。」
「麻宮れいなは、バイトに来てます?」
店員は困った顔をした。
「麻宮さん無断で休んでいるみたいです。」
「あ!同じ学校の方ですか?」
「麻宮さん学校は?」
登はさらに心配になった。
「学校にも来てないです。」
「わかりました、ありがとうございます。」
登は、急いで店をでた。
(どこに行ったんだあいつ。)
手当たり次第、探そうとする登。
行きそうな所を考えてみた。
(男でもできたか?そいつと一緒に?)
(元気なかったよな…まさか?嫌だめだ。考えたくない。)
(あの怖がってた館に行く訳ないよな…。)
(あーわかんねぇよ。)
どこへ行ったかわからない…登。
家に帰るしかなかった。
…。
自分の部屋に居る登。
れいなの事が気になって落ち着かない。
夜に珍しく家のチャイムが鳴った。
母が出る。
「あら?れいなちゃん。」
「最近朝来なかったね、具合悪かったの?」
母の声が聞こえた瞬間、登は2階にある自分の部屋から一気にかけ降り、玄関へ行く。
「れいなぁ!お前…。」
母に聞かれたら面倒な事になると思った登。
「上がれよ、部屋行こうぜ。」
レイナは無表情で言った。
「オジャマシマス」
元気がないな?と心配する登。
部屋に居る、登とレイナ…。
「お前どこに行ってた?心配したぞ。」
下の母に、聞こえないように言う登。
レイナは無表情で登にどんどん近づいてくる。
「ノボル…スキ」
「スキ」
登を抱きしめるレイナ。
「お、おい?」
「どうした?」
登は焦ってしまう。
「スキ」
「スキナノ」
レイナは、言い続ける。
登は、冷静になった。
(おかしい…違う!)
(こいつ、れいなじゃない。)
登は、レイナを突飛ばした。
「お前、れいなじゃない!」
「どこだ!本物のれいなは?」
学校にも来ないれいなを、登は心配していた。
(家に行ってみるか。)
学校が終わった後、れいなの家に行く。
何回もチャイムを押し、ドアを叩く。
「おーい!れいなぁー、おーい?」
…。
(居ないか…。)
(バイト先に行ってみるか。)
れいながバイトをしている店に向かう。
店員に聞いてみた。
「あ、すいません。」
「麻宮れいなは、バイトに来てます?」
店員は困った顔をした。
「麻宮さん無断で休んでいるみたいです。」
「あ!同じ学校の方ですか?」
「麻宮さん学校は?」
登はさらに心配になった。
「学校にも来てないです。」
「わかりました、ありがとうございます。」
登は、急いで店をでた。
(どこに行ったんだあいつ。)
手当たり次第、探そうとする登。
行きそうな所を考えてみた。
(男でもできたか?そいつと一緒に?)
(元気なかったよな…まさか?嫌だめだ。考えたくない。)
(あの怖がってた館に行く訳ないよな…。)
(あーわかんねぇよ。)
どこへ行ったかわからない…登。
家に帰るしかなかった。
…。
自分の部屋に居る登。
れいなの事が気になって落ち着かない。
夜に珍しく家のチャイムが鳴った。
母が出る。
「あら?れいなちゃん。」
「最近朝来なかったね、具合悪かったの?」
母の声が聞こえた瞬間、登は2階にある自分の部屋から一気にかけ降り、玄関へ行く。
「れいなぁ!お前…。」
母に聞かれたら面倒な事になると思った登。
「上がれよ、部屋行こうぜ。」
レイナは無表情で言った。
「オジャマシマス」
元気がないな?と心配する登。
部屋に居る、登とレイナ…。
「お前どこに行ってた?心配したぞ。」
下の母に、聞こえないように言う登。
レイナは無表情で登にどんどん近づいてくる。
「ノボル…スキ」
「スキ」
登を抱きしめるレイナ。
「お、おい?」
「どうした?」
登は焦ってしまう。
「スキ」
「スキナノ」
レイナは、言い続ける。
登は、冷静になった。
(おかしい…違う!)
(こいつ、れいなじゃない。)
登は、レイナを突飛ばした。
「お前、れいなじゃない!」
「どこだ!本物のれいなは?」
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