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第1章
第百十四話 テラス
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その後もルーミエとユウキと手合わせした。ユウキはエソルタ島に戻ってから、大剣を使い始めた。もう少し器用に使いたいと言っているが、大剣を扱う感覚は俺にはよくわからなかったので、ボーナスポイントを器用さの数値を上げておく。ルーミエに関しては特に現状に満足しているようなので強さ、守り、器用さ、賢さに均一に数値を振っておいた。
ソフィアとマアヤはエルゴートがエソルタ島にやってくると聞いて、前世でいうエステをしている。朝昼晩と浴室に籠って何やらお互いを磨きあっているようだ。
そんな一朝一夕できれいになるものでもないのに……と思っていたのだが、出会うたびにて美しくなっている。お風呂で魔法でもかけているのか?
覗いてみたくもなったが、そんなことは許されるはずはなかった。
手合わせを終えてザイン城に戻るとソフィアとマアヤが昼食の用意をしていた。露出の多い服装だったのでついつい視線が引き寄せられてしまう。
救出時には痩せこけていた二人だが、ここ数日でルーミエやユウキと比べても遜色のないプロポーションに変化している。演技のために一か月で体重を増減させる俳優の話を聞いたことがあるけど、それに近いものを感じた。
じろじろと眺めていたら、ユウキが肘で俺の脇腹を強く小突いた。
「ちょっと……アキト。お姉様たちをそんな目でみないでちょうだい」
いつものわるい癖だ。直そうと思っても治らないな。
「え!?ああ、ごめんごめん」
視界を遮るようにしてルーミエが俺の前に立った。やきもちを焼いているのでそっと抱きしめて何となくごまかしてみると嫌がられることなくすんなり受け入れてくれた。
明日来るカガモン帝国の皇帝陛下のエルゴートとは幼馴染みだ。あの様子だと二人とも脈ありかな、エルゴートの方もエソルタ島のことよりも二人の方が気になっていたようだから、心配せずともいい感じになるだろう。
□
少し日が傾いてきた頃、俺はザイン城の上階にあるテラスで各地の酒とつまみを出してを飲み比べていた。日頃忙しく動き回っている俺にみんなが気を使ってゆっくりしたらいいと言ってくれた。
古城のテラスで湖と茜色に染まりゆく空を眺めながら各地の酒をちびちびと飲む贅沢なひと時。
エソルタ島の復興はこれから長期にわたって成果がみえてくるものなので、焦っても仕方のないことだが、多くの冒険者とそれらを支える農業、商業、工業、娯楽が繋がり発展すればいいなと祈りつつ、俺のこれからの役割を考える。
遠夜見(とおよみ)の巫女の神託が出た時は現地に向かい戦い侵略を退ける役割。
カガモン帝国の宰相に提案した帝国の戦力としての役割。
これについては人道的な判断を挟み、カガモン帝国の正当性が成り立つのであれば力を貸すという条件で伝えた。
あとはエソルタ島のためにモンスターを捕まえに行ったり、ダンジョン踏破をして金を稼ぐなどの仕事もあるかもしれない。
これまで”嫁さんズ”の問題を次々と解決していっているが、今回新たにカラルの過去の話が出てきた。異世界での問題だが、カラルの心配していることであれば解決をしてあげたいのが番(つが)いとしての心境だ。
戦闘面においては、タイマンでは負けない力は手に入れた。しかしカラルみたいなのが大勢で来られると太刀打ちできないが、そんな状況になることはあるのだろうか……。
沈みゆく夕日を眺め、気分よく酒を飲むことができた。湖面を通ってきた風は少しひんやりしてほてった頬にあたって心地がいい。
夜を迎える藍色の空には雲一つなく、一番星が輝いている。ザイン城のいくつかの部屋に灯りがともる。同じく城下町のあちらこちらの家に灯りが見える。ザインにはおよそ二千人が暮らし始め、街の外では既に大規模な農場が作り始められている。
テーブルの上に一辺三十センチの極私的絶対王国(マイキングダム)で作った箱を底面だけ開けて展開する。
カラルのくれた魔力でできた糸を箱の四角につけて、ロウソクを固定して火をつける。
暖かい空気が箱魔法の中に充満し、熱気球と化した箱は夜空へ昇っていく。街全体を覆う極私的絶対王国(マイキングダム)を展開する。無風状態を保ち、熱気球箱を下降させながら、街の上空をさまようように流して、湖面近くへ持って行く。街の方から湖の奥の方へ飛ばしていくと無風状態の湖面に光が映ったのが見えた。たった一個だがいい感じだ。
始めは道具を使って気球を作ることを考えたが、実際に飛ばしてみるとうまくいかないことが多く、コストや環境のことを考えて魔法に頼ることになったが、これは正解なのかもしれない。
戦闘や諜報以外での極私的絶対王国(マイキングダム)の使い方ができて嬉しく思えた。空を見上げると満点の星空が広がる。
異世界に転移して毎日が必死だったが、楽しかったな。これからもそんな毎日が続くように願いを込めて気球を空高くへ飛ばした。
ふと気配を感じて振り返ると転移魔法陣が展開されて、ダンジョン作りをしていたカラルが戻ってきた。
「おかえり」
「ただいま~・今夜はわらわがアキト様を独占しても良いと言っていただいたので……」
「ルーミエとユウキの番だと思っていたんだけど、どうしたのかな?」
「どうやら昨日に引き続いて、ソフィアとマアヤと一緒に過ごすようね」
きっとこれまでの時間を埋めるように女子会が催されるんだろうな。レイラは昨日一緒だったから、大丈夫かな。
「あとユウキから依頼が——」
「依頼?どんな」
「全部吸い取ってしまって……とのことです」
「アレか!ソフィアとマアヤをいやらしい目で見たからか?」
「ええ」
カラルの腕が俺の首に掛けられる。くんくんと匂いを嗅いでいるようだ。
「……あらずいぶんお飲みになられたようですわね」
「綺麗な景色だったからね、つい深酒しちゃったかな」
「今夜はわらわのお話を聞いてくださるのでしょう?」
「そうだったね、お風呂が開いていたら、酔い覚ましに一緒にはいろうか!」
「はい。参りましょう」
カラルは嬉しそうに俺と腕を組んだ。大きな浴槽ではしゃいで、洗いっこしてその後も散々楽しんだ。
ソフィアとマアヤはエルゴートがエソルタ島にやってくると聞いて、前世でいうエステをしている。朝昼晩と浴室に籠って何やらお互いを磨きあっているようだ。
そんな一朝一夕できれいになるものでもないのに……と思っていたのだが、出会うたびにて美しくなっている。お風呂で魔法でもかけているのか?
覗いてみたくもなったが、そんなことは許されるはずはなかった。
手合わせを終えてザイン城に戻るとソフィアとマアヤが昼食の用意をしていた。露出の多い服装だったのでついつい視線が引き寄せられてしまう。
救出時には痩せこけていた二人だが、ここ数日でルーミエやユウキと比べても遜色のないプロポーションに変化している。演技のために一か月で体重を増減させる俳優の話を聞いたことがあるけど、それに近いものを感じた。
じろじろと眺めていたら、ユウキが肘で俺の脇腹を強く小突いた。
「ちょっと……アキト。お姉様たちをそんな目でみないでちょうだい」
いつものわるい癖だ。直そうと思っても治らないな。
「え!?ああ、ごめんごめん」
視界を遮るようにしてルーミエが俺の前に立った。やきもちを焼いているのでそっと抱きしめて何となくごまかしてみると嫌がられることなくすんなり受け入れてくれた。
明日来るカガモン帝国の皇帝陛下のエルゴートとは幼馴染みだ。あの様子だと二人とも脈ありかな、エルゴートの方もエソルタ島のことよりも二人の方が気になっていたようだから、心配せずともいい感じになるだろう。
□
少し日が傾いてきた頃、俺はザイン城の上階にあるテラスで各地の酒とつまみを出してを飲み比べていた。日頃忙しく動き回っている俺にみんなが気を使ってゆっくりしたらいいと言ってくれた。
古城のテラスで湖と茜色に染まりゆく空を眺めながら各地の酒をちびちびと飲む贅沢なひと時。
エソルタ島の復興はこれから長期にわたって成果がみえてくるものなので、焦っても仕方のないことだが、多くの冒険者とそれらを支える農業、商業、工業、娯楽が繋がり発展すればいいなと祈りつつ、俺のこれからの役割を考える。
遠夜見(とおよみ)の巫女の神託が出た時は現地に向かい戦い侵略を退ける役割。
カガモン帝国の宰相に提案した帝国の戦力としての役割。
これについては人道的な判断を挟み、カガモン帝国の正当性が成り立つのであれば力を貸すという条件で伝えた。
あとはエソルタ島のためにモンスターを捕まえに行ったり、ダンジョン踏破をして金を稼ぐなどの仕事もあるかもしれない。
これまで”嫁さんズ”の問題を次々と解決していっているが、今回新たにカラルの過去の話が出てきた。異世界での問題だが、カラルの心配していることであれば解決をしてあげたいのが番(つが)いとしての心境だ。
戦闘面においては、タイマンでは負けない力は手に入れた。しかしカラルみたいなのが大勢で来られると太刀打ちできないが、そんな状況になることはあるのだろうか……。
沈みゆく夕日を眺め、気分よく酒を飲むことができた。湖面を通ってきた風は少しひんやりしてほてった頬にあたって心地がいい。
夜を迎える藍色の空には雲一つなく、一番星が輝いている。ザイン城のいくつかの部屋に灯りがともる。同じく城下町のあちらこちらの家に灯りが見える。ザインにはおよそ二千人が暮らし始め、街の外では既に大規模な農場が作り始められている。
テーブルの上に一辺三十センチの極私的絶対王国(マイキングダム)で作った箱を底面だけ開けて展開する。
カラルのくれた魔力でできた糸を箱の四角につけて、ロウソクを固定して火をつける。
暖かい空気が箱魔法の中に充満し、熱気球と化した箱は夜空へ昇っていく。街全体を覆う極私的絶対王国(マイキングダム)を展開する。無風状態を保ち、熱気球箱を下降させながら、街の上空をさまようように流して、湖面近くへ持って行く。街の方から湖の奥の方へ飛ばしていくと無風状態の湖面に光が映ったのが見えた。たった一個だがいい感じだ。
始めは道具を使って気球を作ることを考えたが、実際に飛ばしてみるとうまくいかないことが多く、コストや環境のことを考えて魔法に頼ることになったが、これは正解なのかもしれない。
戦闘や諜報以外での極私的絶対王国(マイキングダム)の使い方ができて嬉しく思えた。空を見上げると満点の星空が広がる。
異世界に転移して毎日が必死だったが、楽しかったな。これからもそんな毎日が続くように願いを込めて気球を空高くへ飛ばした。
ふと気配を感じて振り返ると転移魔法陣が展開されて、ダンジョン作りをしていたカラルが戻ってきた。
「おかえり」
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「ルーミエとユウキの番だと思っていたんだけど、どうしたのかな?」
「どうやら昨日に引き続いて、ソフィアとマアヤと一緒に過ごすようね」
きっとこれまでの時間を埋めるように女子会が催されるんだろうな。レイラは昨日一緒だったから、大丈夫かな。
「あとユウキから依頼が——」
「依頼?どんな」
「全部吸い取ってしまって……とのことです」
「アレか!ソフィアとマアヤをいやらしい目で見たからか?」
「ええ」
カラルの腕が俺の首に掛けられる。くんくんと匂いを嗅いでいるようだ。
「……あらずいぶんお飲みになられたようですわね」
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「そうだったね、お風呂が開いていたら、酔い覚ましに一緒にはいろうか!」
「はい。参りましょう」
カラルは嬉しそうに俺と腕を組んだ。大きな浴槽ではしゃいで、洗いっこしてその後も散々楽しんだ。
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チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい(小説家になろうへのリンク)続きは小説家になろうに掲載しています
『異世界に呼ばれて来た25歳DTの俺はキャバ嬢風の闇主様にすべてを捧げたい』
ストーリー:「え!?勇者的活動NG? 誰かを救おうなんて、思ってないですよ」
転移した異世界で闇主様からチート冒険者やうざい2頭身アニマルの排除を任された主人公の25歳童貞野郎。
その途方もない目的達成のご褒美はなんとキャバ嬢のような盛り髪のセクシーな闇主様みずから、卒業のお相手をしてくださるとか!?
対人最強チート魔法と超破壊力の万能バットを駆使しながら、脱童貞を夢見つつ、あてもない異世界ブラック紀行が今始まる。
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