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番外編②
第6話『鹿肉で色々ジャンクメニュー(カレー編)』
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調理再開してからは、手早く作っていくのみ。
カレーは火を強くし過ぎてはいけないので、焦げ付かないように炒めていかねばいけない。鍋で粗みじんに切った玉ねぎをしんなりするくらいに炒めたら、ニンニクを入れる。そこから色がつくまで炒めていく。
よく言う飴色にまでしなくていいので、ある程度色づいたらスパイスと水を少し入れる。さらにざく切りしたトマトと塩を加えて炒めていく。
「うん。いい感じに煮崩れてきたから……さっきの半分の水を加えて、強火で十五分かな?」
そちらを煮込んでいる間に、下処理した鹿肉を別のフライパンで弱火でじっくり表面を焼いて。
出来たら、鍋にお肉と……最近手に入るようになったココナッツミルクを入れて。煮込んで味を整えたら完成……ではない。
「ふふふ。刺激がまだ欲しいので、ここにマスタードシードを炒めたものを加えて」
鍋にとぽんと入れたら、今度こそ完成。味見をするのに小皿に入れて……ひと口舐めると、ルゥで作ったカレーとは違うが、まろやかで食べやすい中辛カレーの出来上がりだ!
「さて。カレーはこれでいいとして」
鹿肉はまだまだある。今日は作りに作っていく予定なのだ。カレーだけでもご飯にはなるが、ここは贅沢にメンチカツとハンバーグも作っていこう!!
どっちも絶対美味しく作って、美味しく食べさせてもらおう。命を奪ったのだから、その命を大事に受け入れるためにも……お肉を無駄にはしちゃいけない。感謝を込めて、大事に食べさせていただくのだ。
だから、少しでも無駄にしないために……料理をしていくのみ!
「あ、コロッケもいいかも」
パン粉の在庫はあるから、メンチカツと一緒に作っていこう。玉ねぎはさっきよりもっと細かく刻んで……時短も兼ねて、一気に炒めてから魔法で冷ましていく。こう言う時に魔法が使えるのは本当に便利だ。
じゃがいもも似たように活用出来るし、電子レンジいらずなのはありがたい。
鹿肉はタルタルステーキの時よりさらに細かく叩いて……コロッケ用には炒めて、メンチカツには冷ました玉ねぎを香辛料などと混ぜ合わせて成形。
コロッケはタネになる具材とマッシュしたじゃがいもを合わせたら、さらに冷ますために冷却の魔法をかけていく。
「……料理はじめた頃は、こう言う工程省いて大失敗してたからなあ」
今でこそ、まかない料理番を任されるくらい……異世界で料理上手だった経歴があっても、私だってただの人間だ。失敗だって当然ある。
子どもの頃、手間をかけずにすぐ出来ると思い込んで……火も強火だけとか、粗熱をとらないとかで美味しくない料理ばかり作り出していた。
そこを母が見兼ねて、きちんと料理の手順を教えてくれたのだ。おかげで失敗は少しずつ減って、今の私があると言っていい。
母は父と事故で亡くなったので、アルベルトを会わせてあげられないが……異世界でも天国から見守ることは可能だろうか? 私をトリップさせた神様か誰かに聞こうにも、一度も会ったことがないのでわからないし。
(……孫は、ちゃんといるよ。お母さんたち)
今は愛する人たちと、毎日充実した生活を送れているから……世界は違うけど、見守っててね。
カレーは火を強くし過ぎてはいけないので、焦げ付かないように炒めていかねばいけない。鍋で粗みじんに切った玉ねぎをしんなりするくらいに炒めたら、ニンニクを入れる。そこから色がつくまで炒めていく。
よく言う飴色にまでしなくていいので、ある程度色づいたらスパイスと水を少し入れる。さらにざく切りしたトマトと塩を加えて炒めていく。
「うん。いい感じに煮崩れてきたから……さっきの半分の水を加えて、強火で十五分かな?」
そちらを煮込んでいる間に、下処理した鹿肉を別のフライパンで弱火でじっくり表面を焼いて。
出来たら、鍋にお肉と……最近手に入るようになったココナッツミルクを入れて。煮込んで味を整えたら完成……ではない。
「ふふふ。刺激がまだ欲しいので、ここにマスタードシードを炒めたものを加えて」
鍋にとぽんと入れたら、今度こそ完成。味見をするのに小皿に入れて……ひと口舐めると、ルゥで作ったカレーとは違うが、まろやかで食べやすい中辛カレーの出来上がりだ!
「さて。カレーはこれでいいとして」
鹿肉はまだまだある。今日は作りに作っていく予定なのだ。カレーだけでもご飯にはなるが、ここは贅沢にメンチカツとハンバーグも作っていこう!!
どっちも絶対美味しく作って、美味しく食べさせてもらおう。命を奪ったのだから、その命を大事に受け入れるためにも……お肉を無駄にはしちゃいけない。感謝を込めて、大事に食べさせていただくのだ。
だから、少しでも無駄にしないために……料理をしていくのみ!
「あ、コロッケもいいかも」
パン粉の在庫はあるから、メンチカツと一緒に作っていこう。玉ねぎはさっきよりもっと細かく刻んで……時短も兼ねて、一気に炒めてから魔法で冷ましていく。こう言う時に魔法が使えるのは本当に便利だ。
じゃがいもも似たように活用出来るし、電子レンジいらずなのはありがたい。
鹿肉はタルタルステーキの時よりさらに細かく叩いて……コロッケ用には炒めて、メンチカツには冷ました玉ねぎを香辛料などと混ぜ合わせて成形。
コロッケはタネになる具材とマッシュしたじゃがいもを合わせたら、さらに冷ますために冷却の魔法をかけていく。
「……料理はじめた頃は、こう言う工程省いて大失敗してたからなあ」
今でこそ、まかない料理番を任されるくらい……異世界で料理上手だった経歴があっても、私だってただの人間だ。失敗だって当然ある。
子どもの頃、手間をかけずにすぐ出来ると思い込んで……火も強火だけとか、粗熱をとらないとかで美味しくない料理ばかり作り出していた。
そこを母が見兼ねて、きちんと料理の手順を教えてくれたのだ。おかげで失敗は少しずつ減って、今の私があると言っていい。
母は父と事故で亡くなったので、アルベルトを会わせてあげられないが……異世界でも天国から見守ることは可能だろうか? 私をトリップさせた神様か誰かに聞こうにも、一度も会ったことがないのでわからないし。
(……孫は、ちゃんといるよ。お母さんたち)
今は愛する人たちと、毎日充実した生活を送れているから……世界は違うけど、見守っててね。
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