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第十四章 野営料理じゃない
第4話 再び結成
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とりあえず、チャーシュードンを堪能した僕らは……スククルトに行く時と似た感じで、モンスターを討伐したり休憩したり。
あと、行きと違ってモンスターに襲撃されていた荷馬車を助けてリクシアまで護衛することになった。
最近だけど、この周辺のモンスターの出現数が増えたらしい。スククルトもそうだったけど、何かあったのかな?
実は、僕もだけどフランツも少し心当たりがあったんだよね??
「フランツを、ダンジョンから持ち出したことで……か?」
「考えられるとしたら……あの時は気づかなかったんですが、ダンジョンコアが作動しているのかモンスターすごかったですし」
守るべきフランツがいなくなったことで、何か起きてもおかしくはない。リクシアに到着して、前にも泊まった宿屋に入ってから……僕はジェフさんに正直に話した。
ジェフさんは僕の話を聞くと、少し考えていたが……その後に頷いてくれた。
「可能性としては考えられるな? フランツが特殊な魔剣と言うことは伏せて……スタンビートとかが起きる前に対処しなくちゃなんねーから、ギルマスに言いに行くぞ?」
「はい」
間違いならそれで良い、けどそうでなければ早く対処しなくちゃ。
なので、急いで冒険者ギルドに行き、受付のお姉さんにエクレアさんと話せるか聞いてみた。コンビとしては僕らは日が浅いが、それぞれの実績は受付の人達は知っているので、すぐに対応してくれたよ。
エクレアさんもお仕事が落ち着いていたのか、僕らがお部屋に行くとあの美味しい紅茶を淹れてくださった。マシュさんは今日いないみたいです。
「……トラディス君が所持している魔剣が……ですか」
「まだ確定じゃない。だが、時期としては合っているかもしれねぇ……」
「そうですね。少しずつですが、ゴブリンやコボルトくらいの低級からジョブ持ちのクラスまでの増殖が目立ってきてます。今の推測が正しければ……ギルドとしても見過ごせません」
「……僕のせいなら、すみません」
「いえいえ、そう言うことを言っているわけではありません。しかし……気づくのが少し遅れたとしても、放っておけば事態を膨れ上がらせるだけ。なら、討伐命令を」
「私も行くですの!! おじ様!!」
いつから聞いていたのか、マシュさんが勢いよく扉を開けてはが入ってきた。顔のところどころに黒いススがあったけど、相変わらず可愛い顔だった。
「……マシュ」
「お? 嬢ちゃん」
「少しぶりですの!!……お話は聞かせていただきましたの。そのような特殊なダンジョンに行けば、コア破壊は必須。コア回収に私も行きますの!!」
「「そっちが本音!!?」」
素直な発言に、僕とジェフさんが同時に声を上げた。
マシュさんのこう言うところは、相変わらずだと思う……。
「……マシュ。お前はC級以下。実質C級のトラディス君とベテランのジェフ君とは違うんです。やめておきなさい」
「行きますの!」
「……だから」
「いーきーまーすーのぉ!!」
「…………姪がご迷惑をおかけします」
「はは、今更だ」
コンビの名付け親とも言えるマシュさんも加わり……さらに、他の冒険者達にも協力要請を出すことになった。
お土産にと買ってきたおまんじゅうは喜んでいただけたし……出立は、翌日の早朝からだ。
あと、行きと違ってモンスターに襲撃されていた荷馬車を助けてリクシアまで護衛することになった。
最近だけど、この周辺のモンスターの出現数が増えたらしい。スククルトもそうだったけど、何かあったのかな?
実は、僕もだけどフランツも少し心当たりがあったんだよね??
「フランツを、ダンジョンから持ち出したことで……か?」
「考えられるとしたら……あの時は気づかなかったんですが、ダンジョンコアが作動しているのかモンスターすごかったですし」
守るべきフランツがいなくなったことで、何か起きてもおかしくはない。リクシアに到着して、前にも泊まった宿屋に入ってから……僕はジェフさんに正直に話した。
ジェフさんは僕の話を聞くと、少し考えていたが……その後に頷いてくれた。
「可能性としては考えられるな? フランツが特殊な魔剣と言うことは伏せて……スタンビートとかが起きる前に対処しなくちゃなんねーから、ギルマスに言いに行くぞ?」
「はい」
間違いならそれで良い、けどそうでなければ早く対処しなくちゃ。
なので、急いで冒険者ギルドに行き、受付のお姉さんにエクレアさんと話せるか聞いてみた。コンビとしては僕らは日が浅いが、それぞれの実績は受付の人達は知っているので、すぐに対応してくれたよ。
エクレアさんもお仕事が落ち着いていたのか、僕らがお部屋に行くとあの美味しい紅茶を淹れてくださった。マシュさんは今日いないみたいです。
「……トラディス君が所持している魔剣が……ですか」
「まだ確定じゃない。だが、時期としては合っているかもしれねぇ……」
「そうですね。少しずつですが、ゴブリンやコボルトくらいの低級からジョブ持ちのクラスまでの増殖が目立ってきてます。今の推測が正しければ……ギルドとしても見過ごせません」
「……僕のせいなら、すみません」
「いえいえ、そう言うことを言っているわけではありません。しかし……気づくのが少し遅れたとしても、放っておけば事態を膨れ上がらせるだけ。なら、討伐命令を」
「私も行くですの!! おじ様!!」
いつから聞いていたのか、マシュさんが勢いよく扉を開けてはが入ってきた。顔のところどころに黒いススがあったけど、相変わらず可愛い顔だった。
「……マシュ」
「お? 嬢ちゃん」
「少しぶりですの!!……お話は聞かせていただきましたの。そのような特殊なダンジョンに行けば、コア破壊は必須。コア回収に私も行きますの!!」
「「そっちが本音!!?」」
素直な発言に、僕とジェフさんが同時に声を上げた。
マシュさんのこう言うところは、相変わらずだと思う……。
「……マシュ。お前はC級以下。実質C級のトラディス君とベテランのジェフ君とは違うんです。やめておきなさい」
「行きますの!」
「……だから」
「いーきーまーすーのぉ!!」
「…………姪がご迷惑をおかけします」
「はは、今更だ」
コンビの名付け親とも言えるマシュさんも加わり……さらに、他の冒険者達にも協力要請を出すことになった。
お土産にと買ってきたおまんじゅうは喜んでいただけたし……出立は、翌日の早朝からだ。
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