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第九章 不可思議な罠達④
第1話 強い守護ゴーレム
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マシュさんとジェフさんが攻略出来たのは、ぎりぎりだった。
それぞれのたまが一個か二個になるまで。
思いっきり、肩で息を整えられた後……アナウンスから合格だと告げられ、部屋の中身が全部消えてから……また守護ゴーレムと遭遇するのも……倒し方はほぼお決まりかと思えば!!?
「あっぶね!?」
「ですの!!」
「わ!?」
これまでのゴーレムと違って、俊敏とかが凄い!?
僕とジェフさんは避けれなくもなかったが、マシュさんはぎりぎり。だから、マシュさんには離脱してもらって危なくないように隠れててもらおうとしたが。
「私が魔法を使うですの!!」
守られていられるだけが嫌だったのか、マシュさんが声を上げた。
「おいおい、でーじょうぶか?」
「何もしないのは嫌ですの!」
「けど、マシュさん」
冒険者じゃないけれど、凄い魔法でも持っているのだろうか?
いやいや、エクレアさんの姪御さんでエルフさんだ。僕なんかより経験豊富かもしれない。僕はジェフさんと顔を合わせると、ほぼ同時に頷いた。
「気をひきつけておくのはなんとかする!! 早いこと頼むぜ!!」
「マシュさん、お願いします!!」
「頑張りますの!!」
けど、多少詠唱に時間がかかるらしく……僕の耳には聞き取れない言葉の羅列が聴こえてきたが……今はジェフさんと一緒にゴーレムの注意は引きつけておかなくちゃ。
【マスター、脚狙い?】
『出来るかなあ!?』
狙っているつもりではいたけど、なかなかうまくいかない。フランツを何度も何度も繰り出してはいたが、かすった程度。これまでのゴーレムと違って、動きが素早いせいでうまく狙いが定まらないのだ。
「ちっ!?」
それはジェフさんも同じようで、聖槍を繰り出しても手ごたえがないみたい。ジェフさんでそんな状態ってことは、彼がいなかったら僕とマシュさんだけじゃ攻略出来なかっただろう。
「行きますの!!」
詠唱が終わったのか、マシュさんが声を上げた。
僕とジェフさんが振り返ると……マシュさんのメイスの上に……めちゃくちゃ怖い色合いの黒い魔法球が出来上がっていた。
「じょ、嬢ちゃん??」
「マシュ……さん?!」
僕達が巻き込まれる!? と思ったので、ジェフさんと一緒にゴーレムから急いで離れることにした!!
「いーきーまーすーのー!!」
ちょっとおかしな掛け声をしたマシュさんの声が響くと、魔法球がすごい勢いで守護ゴーレムの方に飛んで行き。
僕とジェフさんが壁際に到着したと同時に、フロア中に凄い土ぼこりが広がって行った。
それぞれのたまが一個か二個になるまで。
思いっきり、肩で息を整えられた後……アナウンスから合格だと告げられ、部屋の中身が全部消えてから……また守護ゴーレムと遭遇するのも……倒し方はほぼお決まりかと思えば!!?
「あっぶね!?」
「ですの!!」
「わ!?」
これまでのゴーレムと違って、俊敏とかが凄い!?
僕とジェフさんは避けれなくもなかったが、マシュさんはぎりぎり。だから、マシュさんには離脱してもらって危なくないように隠れててもらおうとしたが。
「私が魔法を使うですの!!」
守られていられるだけが嫌だったのか、マシュさんが声を上げた。
「おいおい、でーじょうぶか?」
「何もしないのは嫌ですの!」
「けど、マシュさん」
冒険者じゃないけれど、凄い魔法でも持っているのだろうか?
いやいや、エクレアさんの姪御さんでエルフさんだ。僕なんかより経験豊富かもしれない。僕はジェフさんと顔を合わせると、ほぼ同時に頷いた。
「気をひきつけておくのはなんとかする!! 早いこと頼むぜ!!」
「マシュさん、お願いします!!」
「頑張りますの!!」
けど、多少詠唱に時間がかかるらしく……僕の耳には聞き取れない言葉の羅列が聴こえてきたが……今はジェフさんと一緒にゴーレムの注意は引きつけておかなくちゃ。
【マスター、脚狙い?】
『出来るかなあ!?』
狙っているつもりではいたけど、なかなかうまくいかない。フランツを何度も何度も繰り出してはいたが、かすった程度。これまでのゴーレムと違って、動きが素早いせいでうまく狙いが定まらないのだ。
「ちっ!?」
それはジェフさんも同じようで、聖槍を繰り出しても手ごたえがないみたい。ジェフさんでそんな状態ってことは、彼がいなかったら僕とマシュさんだけじゃ攻略出来なかっただろう。
「行きますの!!」
詠唱が終わったのか、マシュさんが声を上げた。
僕とジェフさんが振り返ると……マシュさんのメイスの上に……めちゃくちゃ怖い色合いの黒い魔法球が出来上がっていた。
「じょ、嬢ちゃん??」
「マシュ……さん?!」
僕達が巻き込まれる!? と思ったので、ジェフさんと一緒にゴーレムから急いで離れることにした!!
「いーきーまーすーのー!!」
ちょっとおかしな掛け声をしたマシュさんの声が響くと、魔法球がすごい勢いで守護ゴーレムの方に飛んで行き。
僕とジェフさんが壁際に到着したと同時に、フロア中に凄い土ぼこりが広がって行った。
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