34 / 100
第七章 不可思議な罠達②
第4話 迷路のクイズ
しおりを挟む
パンはパンでも食べられないパン??
どれも調理道具とかだけど、どれもこれも食べられないことに変わりない!!?
頭がそんなに良くない僕にとって、これはすごく難しい問題だ……。それに、ジェフさんもだがマシュさんも首をひねっていた。
「パンはパンでも……」
「食べられないパンですの? どれも食べられないですの」
『きゅー?』
マシュさんの肩に移動していたクダウサギは、可愛くマシュさんに擦り寄っていた。結構懐いたみたい……じゃなくて!?
(……これ、いきなり間違えたらどうなるんだろう??)
間違えた後は後で、いくら僕でもなんか嫌な予感がしてくるけど。
【振り出しに戻るとか、戦闘かもしれんなあ?】
僕の頭の中でも読んだのか、フランツがテレパシーを送ってきた。
『やっぱり?』
【おん。あのにいちゃんも多分それ考えているんとちゃう? マスターよりはベテランやから、マシュ嬢ちゃんの依頼をこなすのに……間違えんようにな?】
『だよね……』
それは僕もだけど、僕にはどの回答も正解にしか見えない。
見えない、と思ってもう一度石板を見たら……なんだか違和感を感じた。
(……パン、はパン??)
1番は鉄鍋。
2番はフライパン。
3番は鉄板。
最初はパンの書き方が違うのに、惑わされたけど……2番だけ違和感を感じた。1番と2番って呼び方が違うけど……道具としては似ていなくもない気がする。
フランツを獲得して、少しずつフランツから料理を教わるようになってから……二つともよく使うからだ。
「お? トラディス、わかったのか??」
僕がだんまりでいるのに気がついたのか、ジェフさんがこっちにやってきた。
「えっと……僕の思いつきでしかないですが」
「ほーぉ? 聞かせてくれよ?」
「……読み方と、あんまり頭を固くしない考えでいけば解ける気がするんです」
僕が2番の回答に指を向ければ、ジェフさんも合点がいったのか指を強く鳴らした。
「まあまあ!? おふたりはわかりましたの!!?」
そして、マシュさんはまだわかっていないのか少し頬を膨らませていた。
「俺もだが、道具の用途とかに左右されがちになんな?」
「? ですの??」
「読み方で考えろ」
と、一応それらしいアドバイスをしたジェフさんの言葉に、マシュさんもわかったのか手を叩いた。
【解答せよ】
僕らが答えるのを待っていたゴーレムは、僕らに再度問いかけてきた。
なので、僕らは頷き合ってから一斉に言うことにした!
「「フライパン!!」」
「鉄板ですの!!」
「「は!!?」」
僕とジェフさんは一緒だったけど、マシュさんだけ違う!!?
これで間違ってたら……と、僕は背中に嫌な汗が流れていくのを感じた。
ゴーレムを見ると、動かないでいたが……石板が一瞬白く光った!!?
【正解。答えはフライパンです】
その答えに、僕もだけどジェフさんが大きく安心したようなため息を吐いた。
なので、間違えたマシュさんにはジェフさんが言い聞かせるようにお説教をした。僕らの方がエルフのマシュさんより年下でも、今回はしょうがない。
どれも調理道具とかだけど、どれもこれも食べられないことに変わりない!!?
頭がそんなに良くない僕にとって、これはすごく難しい問題だ……。それに、ジェフさんもだがマシュさんも首をひねっていた。
「パンはパンでも……」
「食べられないパンですの? どれも食べられないですの」
『きゅー?』
マシュさんの肩に移動していたクダウサギは、可愛くマシュさんに擦り寄っていた。結構懐いたみたい……じゃなくて!?
(……これ、いきなり間違えたらどうなるんだろう??)
間違えた後は後で、いくら僕でもなんか嫌な予感がしてくるけど。
【振り出しに戻るとか、戦闘かもしれんなあ?】
僕の頭の中でも読んだのか、フランツがテレパシーを送ってきた。
『やっぱり?』
【おん。あのにいちゃんも多分それ考えているんとちゃう? マスターよりはベテランやから、マシュ嬢ちゃんの依頼をこなすのに……間違えんようにな?】
『だよね……』
それは僕もだけど、僕にはどの回答も正解にしか見えない。
見えない、と思ってもう一度石板を見たら……なんだか違和感を感じた。
(……パン、はパン??)
1番は鉄鍋。
2番はフライパン。
3番は鉄板。
最初はパンの書き方が違うのに、惑わされたけど……2番だけ違和感を感じた。1番と2番って呼び方が違うけど……道具としては似ていなくもない気がする。
フランツを獲得して、少しずつフランツから料理を教わるようになってから……二つともよく使うからだ。
「お? トラディス、わかったのか??」
僕がだんまりでいるのに気がついたのか、ジェフさんがこっちにやってきた。
「えっと……僕の思いつきでしかないですが」
「ほーぉ? 聞かせてくれよ?」
「……読み方と、あんまり頭を固くしない考えでいけば解ける気がするんです」
僕が2番の回答に指を向ければ、ジェフさんも合点がいったのか指を強く鳴らした。
「まあまあ!? おふたりはわかりましたの!!?」
そして、マシュさんはまだわかっていないのか少し頬を膨らませていた。
「俺もだが、道具の用途とかに左右されがちになんな?」
「? ですの??」
「読み方で考えろ」
と、一応それらしいアドバイスをしたジェフさんの言葉に、マシュさんもわかったのか手を叩いた。
【解答せよ】
僕らが答えるのを待っていたゴーレムは、僕らに再度問いかけてきた。
なので、僕らは頷き合ってから一斉に言うことにした!
「「フライパン!!」」
「鉄板ですの!!」
「「は!!?」」
僕とジェフさんは一緒だったけど、マシュさんだけ違う!!?
これで間違ってたら……と、僕は背中に嫌な汗が流れていくのを感じた。
ゴーレムを見ると、動かないでいたが……石板が一瞬白く光った!!?
【正解。答えはフライパンです】
その答えに、僕もだけどジェフさんが大きく安心したようなため息を吐いた。
なので、間違えたマシュさんにはジェフさんが言い聞かせるようにお説教をした。僕らの方がエルフのマシュさんより年下でも、今回はしょうがない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
54
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる