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第592話 護衛の見解は
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「……ポーションパンで?」
「可能性としては」
「あたしもそれくらいしか思いつかないわ」
手合わせを存分にして、エリーたちはスバルに帰ってきたんだけど。
エリーとリリアちゃんの説明によると、ほとんど毎日ポーションパンを食べているエリーの潜在能力とかが飛躍的に上がったんだって。
なんでも、エリーのいつものじゃない武器を軽々と扱えたことと、身体能力もアップしてたと。ポーションパンはもともと回復目的のポーション扱いだったが、最近は付与とかの効果が出てきてるからそれで?
エリーにドーピングさせてたってわけぇ!?
「エリー、ごめんなさい!」
「え?」
「ポーションパンを毎日食べてくれるのは嬉しいけど、体調崩したりしてない!?」
「……むしろ、絶好調だけど?」
「ほんと??」
もう一度聞いても、エリーは首を縦に振るだけだった。
「私の見解ですが。ケント様のポーションパンは味が良いだけでなく、効能としても最上質。であれば、健康を害することもないのでしょう。回復や付与も身体へ大きな負荷がかからないと思いますわ」
「リリアの見解はたしかですわ、店長」
「……よかった」
親友のルカリアちゃんが太鼓判を押すくらいなら、リリアちゃんの解釈は正解かもしれない。
もともとチートな食事だけど、下手な健康被害が今更出たら大変で済まない。エディはさせなくても、死罪だって考えられるからね。その心配がないのはホッとはしたが。
「ですから、なおのこと影からの護衛は必要でしょう。私をメインに暗部が動きます。全力で御守り致しますわ」
「……であれば。リリアの友であり、エリシオンの番となれば」
と、ラティストが前に出てリリアちゃんの前で指鳴らしをした。一瞬だけ、リリアちゃんが赤く光ったから……何か魔法をかけたのかな?
「ラティスト様? リリアに何を?」
「ルカリアと同等の加護をつけた。人間だから、万が一というのがあるのだろう?」
「そ、創始の大精霊様から、私のような者に加護を!?」
「エリシオンからケントの護衛を任されたのだろう? エリシオンはケントの特別な友だ。その番がわざわざ出向くのなら尚更だ」
「……勿体無いことです」
「死んで困るのは、エリシオンだけではないからな」
「! はい!」
とりあえず、リリアちゃんは早速周辺調査に向かうと飛び出していき。僕らはエリーにロイズさんからもらったという綺麗でかっこいい双子剣を見せてもらいました。このおっきな剣を扱いやすいように……僕のポーションパンが役立ったのは嬉しいな。
「可能性としては」
「あたしもそれくらいしか思いつかないわ」
手合わせを存分にして、エリーたちはスバルに帰ってきたんだけど。
エリーとリリアちゃんの説明によると、ほとんど毎日ポーションパンを食べているエリーの潜在能力とかが飛躍的に上がったんだって。
なんでも、エリーのいつものじゃない武器を軽々と扱えたことと、身体能力もアップしてたと。ポーションパンはもともと回復目的のポーション扱いだったが、最近は付与とかの効果が出てきてるからそれで?
エリーにドーピングさせてたってわけぇ!?
「エリー、ごめんなさい!」
「え?」
「ポーションパンを毎日食べてくれるのは嬉しいけど、体調崩したりしてない!?」
「……むしろ、絶好調だけど?」
「ほんと??」
もう一度聞いても、エリーは首を縦に振るだけだった。
「私の見解ですが。ケント様のポーションパンは味が良いだけでなく、効能としても最上質。であれば、健康を害することもないのでしょう。回復や付与も身体へ大きな負荷がかからないと思いますわ」
「リリアの見解はたしかですわ、店長」
「……よかった」
親友のルカリアちゃんが太鼓判を押すくらいなら、リリアちゃんの解釈は正解かもしれない。
もともとチートな食事だけど、下手な健康被害が今更出たら大変で済まない。エディはさせなくても、死罪だって考えられるからね。その心配がないのはホッとはしたが。
「ですから、なおのこと影からの護衛は必要でしょう。私をメインに暗部が動きます。全力で御守り致しますわ」
「……であれば。リリアの友であり、エリシオンの番となれば」
と、ラティストが前に出てリリアちゃんの前で指鳴らしをした。一瞬だけ、リリアちゃんが赤く光ったから……何か魔法をかけたのかな?
「ラティスト様? リリアに何を?」
「ルカリアと同等の加護をつけた。人間だから、万が一というのがあるのだろう?」
「そ、創始の大精霊様から、私のような者に加護を!?」
「エリシオンからケントの護衛を任されたのだろう? エリシオンはケントの特別な友だ。その番がわざわざ出向くのなら尚更だ」
「……勿体無いことです」
「死んで困るのは、エリシオンだけではないからな」
「! はい!」
とりあえず、リリアちゃんは早速周辺調査に向かうと飛び出していき。僕らはエリーにロイズさんからもらったという綺麗でかっこいい双子剣を見せてもらいました。このおっきな剣を扱いやすいように……僕のポーションパンが役立ったのは嬉しいな。
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