524 / 731
第524話 調子こいて
しおりを挟む
具材はあらかじめ決めていたから、手順とかをしっかり教えてそれぞれ挟んだりして……しっとり馴染む頃合いを見て、フルーツサンドは耳とか切り落としてから切って。
出来上がったポーションパンは、やっぱり効能は少ないけどきちんと出来上がっていた。
「へぇ? いつも買うのとは違うが、マジでポーションパン作れたな?」
レイザーさんには改良された魔眼があるから、鑑定のようにステータスが見れるので何が効能になるのかわかるみたい。
「はい。せっかくなので、たくさん持ち帰ってください」
「え!? いいの? ケント」
「もちろん。今日は体験教室みたいなものだし」
「! ありがとう!!」
「けど、店でも買うわ。ケントたちの作ったパンは本当に美味しいもん」
「ありがとう、シェリー」
さっきなんちゃってバタートーストを食べたから、一口ずつ試食してから『シリウスの風』のみんなはいっぱい魔法鞄に詰め込んで帰って行った。
残ったのは、僕とエリー、カウルにラティストだけど……急に静かになった感じがして少し寂しい気持ちになった。
あれだけ騒がしかったのに、数人になっただけでこんなにも静かになるんだもん。ただ、エリーが何故か僕の腕にぎゅっとしがみついているのがびっくりだけどぉ!?
「…………」
「……エリー? どうかした?」
カウルたちは声をかけてこないし、僕がエリーに聞いてもエリーはさらに腕にしがみつくし!? 今日防具つけてないからお胸の感触がダイレクトにわかるんだけど!? 草食な僕だけど、一応男なんだよ!!
「……シェリーはジェフのだけど、仲良すぎ」
「え?」
やっと口を開けてくれたら……嫉妬丸出しの拗ねている言葉だった。二人は仲が良いのに、今日の出来事で色々複雑に思っちゃったのかな?
僕としては、呼び方以外は以前のままでいたんだけど。エリーとしてはそう感じていなかったようだ。
(なんて……なんて可愛いんだ!!)
ラティストたちの前だから大胆にハグとか出来ないけど! エリーの柔らかい体がしがみつくんだから、色々気持ち的によろしくないけど!? 本当に僕の恋人はちょっと不器用でも可愛いなあ。だから、空いている手で頭をヨシヨシしてあげた。
「……大丈夫。僕の恋人はエリーだけだよ?」
「……………………ほんと?」
「ほんとほんと。ずっと一緒に居たいって言ったの忘れた?」
「忘れてない! けど……ちょっと不安にはなったの。シェリーが友達なのはわかってても」
「うんうん。もっと好きを伝えていくからね」
だから……カウルたちがいるけど、ほっぺにチューをしたらエリーは髪色くらいにやっぱり真っ赤っかになっちゃった。
可愛くて、つい声を上げて笑っちゃったが……後ろにいたカウルを抱っこしているラティストには。
「退室した方がいいか? カウル」
「甘々でやんすねぇ? いない方がいいと思うでやんすよ」
「! ごめん! 居ていいから!!」
調子ぶっこいてごめんなさい!!
出来上がったポーションパンは、やっぱり効能は少ないけどきちんと出来上がっていた。
「へぇ? いつも買うのとは違うが、マジでポーションパン作れたな?」
レイザーさんには改良された魔眼があるから、鑑定のようにステータスが見れるので何が効能になるのかわかるみたい。
「はい。せっかくなので、たくさん持ち帰ってください」
「え!? いいの? ケント」
「もちろん。今日は体験教室みたいなものだし」
「! ありがとう!!」
「けど、店でも買うわ。ケントたちの作ったパンは本当に美味しいもん」
「ありがとう、シェリー」
さっきなんちゃってバタートーストを食べたから、一口ずつ試食してから『シリウスの風』のみんなはいっぱい魔法鞄に詰め込んで帰って行った。
残ったのは、僕とエリー、カウルにラティストだけど……急に静かになった感じがして少し寂しい気持ちになった。
あれだけ騒がしかったのに、数人になっただけでこんなにも静かになるんだもん。ただ、エリーが何故か僕の腕にぎゅっとしがみついているのがびっくりだけどぉ!?
「…………」
「……エリー? どうかした?」
カウルたちは声をかけてこないし、僕がエリーに聞いてもエリーはさらに腕にしがみつくし!? 今日防具つけてないからお胸の感触がダイレクトにわかるんだけど!? 草食な僕だけど、一応男なんだよ!!
「……シェリーはジェフのだけど、仲良すぎ」
「え?」
やっと口を開けてくれたら……嫉妬丸出しの拗ねている言葉だった。二人は仲が良いのに、今日の出来事で色々複雑に思っちゃったのかな?
僕としては、呼び方以外は以前のままでいたんだけど。エリーとしてはそう感じていなかったようだ。
(なんて……なんて可愛いんだ!!)
ラティストたちの前だから大胆にハグとか出来ないけど! エリーの柔らかい体がしがみつくんだから、色々気持ち的によろしくないけど!? 本当に僕の恋人はちょっと不器用でも可愛いなあ。だから、空いている手で頭をヨシヨシしてあげた。
「……大丈夫。僕の恋人はエリーだけだよ?」
「……………………ほんと?」
「ほんとほんと。ずっと一緒に居たいって言ったの忘れた?」
「忘れてない! けど……ちょっと不安にはなったの。シェリーが友達なのはわかってても」
「うんうん。もっと好きを伝えていくからね」
だから……カウルたちがいるけど、ほっぺにチューをしたらエリーは髪色くらいにやっぱり真っ赤っかになっちゃった。
可愛くて、つい声を上げて笑っちゃったが……後ろにいたカウルを抱っこしているラティストには。
「退室した方がいいか? カウル」
「甘々でやんすねぇ? いない方がいいと思うでやんすよ」
「! ごめん! 居ていいから!!」
調子ぶっこいてごめんなさい!!
59
あなたにおすすめの小説
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
婚約破棄されたショックですっ転び記憶喪失になったので、第二の人生を歩みたいと思います
ととせ
恋愛
「本日この時をもってアリシア・レンホルムとの婚約を解消する」
公爵令嬢アリシアは反論する気力もなくその場を立ち去ろうとするが…見事にすっ転び、記憶喪失になってしまう。
本当に思い出せないのよね。貴方たち、誰ですか? 元婚約者の王子? 私、婚約してたんですか?
義理の妹に取られた? 別にいいです。知ったこっちゃないので。
不遇な立場も過去も忘れてしまったので、心機一転新しい人生を歩みます!
この作品は小説家になろうでも掲載しています
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる