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第518話 打ち明けるメンバー
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またまた異世界からの転生者だって、打ち明けたメンバーが増えたんだけど。
マーベラスさんは、『薄情者~!!』と騒ぐ以外は受け入れてくれているようだ。良かった良かった。
ただ、今回の事を考えるとあの人達にも打ち明けていい気がしたんだよね? 『シリウスの風』のメンバーにも。
(ラティストとの事は打ち明けているし、うちの常連さんでもあるけど……口も固いし、半分は王族の方だから)
他所の国の王族だけど……ポーションパンの流通等々を促してくれているらしいから、出来たら引き込みたい。エディからも、トラディスさん達のご両親である国王夫妻がヒーディアと友好国の協定を組みたいって聞いたから……まずはお子さんであるトラディスさん達に言いたい。
なので、お師匠さんにまずは相談に乗ってもらおう。食事会とかは終わったから、リオーネに帰ってからだけど。
「ふむ。彼らにもか」
「そろそろいいんじゃないかなって。ジェフさんとシェリーさんもいい人ですし」
「レイザーは次期クレイヴ王国の王太子だからな。口の固さだけでなく、機転の良さも信用出来る人材だが」
「トラディスさんも、信用出来る人だと思います」
「少し優しすぎるが、『シリウスの風』の副リーダーだからな。そこは頷ける」
「じゃあ……今度呼びます?」
「都合がつけば、明日でもいいのでは?」
「魔法蝶で連絡しましょう!」
お師匠さんがすんなり頷いてくれたことが嬉しかったんで、サクサクと魔法蝶の準備をして彼らに届ければ……数時間後に、トラディスさんから魔法蝶を送ってもらえた。
ちょうど明日には討伐依頼からリオーネに帰ってくるそうだから、タイミングばっちし!!
せっかくなので、ポーションパンの中でも彼らがよく購入してくれるものを用意しておくよ!!
そして……次の日。
「「「「……………………は??」」」」
「……えと、だから。僕とお師匠さんは、転生者なんです。異世界からの」
マーベラスさん並みにいいリアクションだなあ。目が点になる勢いで驚いているし。
レイザーさんとシェリーさんは口をぱくぱくしてるけど、トラディスさんはちょっと考えてから僕の前に来た。
「……じゃあ。ポーションパンは前世での?」
「いえ。それはこちらに来てから……神様からの使命みたいなことで、任されたんです。カウルがいないと、ほとんど作れないんですが」
「…………そうですか」
大きくため息を吐いたけど、すぐに苦笑いになった。
「?」
「ケントさんは基本的に嘘が吐けない人ですけど、これは重大なヒミツですからね。理解出来ました」
「……ありがとうございます」
王族の人だけど、友達に信じてもらえたのは嬉しい。
ほっとしていると、背中にいきなり衝撃を受けた!?
「なんだなんだ!? 田舎もんって自分で言ってたが、下手すりゃ王族レベルじゃねぇか? 例の国王も知ってんのか?」
ジェフさんが犯人だった。びっくりしたから膝ついちゃったけど、怒っている様子じゃないから安心は出来た。
「あ、はい。エディには割と早いうちに」
「水臭えなあ? まあ、あっちはマブダチだからしゃーねぇが」
「ジェフさん、加減したの?」
「したした。レイザーにするよか弱い」
「……ならいいけど」
とりあえず……身内がまた増えたってことで大丈夫かな?
そのあとに、王族だけど友達なんだからとトラディス……には呼び捨てと敬語抜きをお願いされたよ。
マーベラスさんは、『薄情者~!!』と騒ぐ以外は受け入れてくれているようだ。良かった良かった。
ただ、今回の事を考えるとあの人達にも打ち明けていい気がしたんだよね? 『シリウスの風』のメンバーにも。
(ラティストとの事は打ち明けているし、うちの常連さんでもあるけど……口も固いし、半分は王族の方だから)
他所の国の王族だけど……ポーションパンの流通等々を促してくれているらしいから、出来たら引き込みたい。エディからも、トラディスさん達のご両親である国王夫妻がヒーディアと友好国の協定を組みたいって聞いたから……まずはお子さんであるトラディスさん達に言いたい。
なので、お師匠さんにまずは相談に乗ってもらおう。食事会とかは終わったから、リオーネに帰ってからだけど。
「ふむ。彼らにもか」
「そろそろいいんじゃないかなって。ジェフさんとシェリーさんもいい人ですし」
「レイザーは次期クレイヴ王国の王太子だからな。口の固さだけでなく、機転の良さも信用出来る人材だが」
「トラディスさんも、信用出来る人だと思います」
「少し優しすぎるが、『シリウスの風』の副リーダーだからな。そこは頷ける」
「じゃあ……今度呼びます?」
「都合がつけば、明日でもいいのでは?」
「魔法蝶で連絡しましょう!」
お師匠さんがすんなり頷いてくれたことが嬉しかったんで、サクサクと魔法蝶の準備をして彼らに届ければ……数時間後に、トラディスさんから魔法蝶を送ってもらえた。
ちょうど明日には討伐依頼からリオーネに帰ってくるそうだから、タイミングばっちし!!
せっかくなので、ポーションパンの中でも彼らがよく購入してくれるものを用意しておくよ!!
そして……次の日。
「「「「……………………は??」」」」
「……えと、だから。僕とお師匠さんは、転生者なんです。異世界からの」
マーベラスさん並みにいいリアクションだなあ。目が点になる勢いで驚いているし。
レイザーさんとシェリーさんは口をぱくぱくしてるけど、トラディスさんはちょっと考えてから僕の前に来た。
「……じゃあ。ポーションパンは前世での?」
「いえ。それはこちらに来てから……神様からの使命みたいなことで、任されたんです。カウルがいないと、ほとんど作れないんですが」
「…………そうですか」
大きくため息を吐いたけど、すぐに苦笑いになった。
「?」
「ケントさんは基本的に嘘が吐けない人ですけど、これは重大なヒミツですからね。理解出来ました」
「……ありがとうございます」
王族の人だけど、友達に信じてもらえたのは嬉しい。
ほっとしていると、背中にいきなり衝撃を受けた!?
「なんだなんだ!? 田舎もんって自分で言ってたが、下手すりゃ王族レベルじゃねぇか? 例の国王も知ってんのか?」
ジェフさんが犯人だった。びっくりしたから膝ついちゃったけど、怒っている様子じゃないから安心は出来た。
「あ、はい。エディには割と早いうちに」
「水臭えなあ? まあ、あっちはマブダチだからしゃーねぇが」
「ジェフさん、加減したの?」
「したした。レイザーにするよか弱い」
「……ならいいけど」
とりあえず……身内がまた増えたってことで大丈夫かな?
そのあとに、王族だけど友達なんだからとトラディス……には呼び捨てと敬語抜きをお願いされたよ。
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