373 / 559
第373話 子どもの弟子入り①
しおりを挟む
パンづくり……って、こんなにも大変なんだ。
道具をつかって、まぜたりするだけじゃなくて……ふくらませたり、切ったりすることもするんだって。すっごく大変だ。
ふれんちとーすとって、すぐにできると思ってたのに……すっごくすっごく大変なんだって、よーくわかったんだ!
生地を丸くするのは、ぼくにはできなかったから。台の上に乗って、生地を切ったりするのをお兄さん……ケントししょーに教わったんだ。
ししょーって呼ぶことになったのは、エディさんっていうかっこいいお兄さんからの提案だったよ。
いっしょにはたらくんだったら、お兄さんは『ししょー』なんだって。ケントししょーは、ものすごくはずかしがっていたけど……エディさんにせっとくされて、うんって言ってくれたんだ。
だから、ぼくは今。パン作りができているんだよ!
「ししょー? これなんですか?」
丸めた生地を、四角いような細長いものに入れていったんだ。なんのために使うんだろう?
「いい質問だね。リトくん。生地をそのまま焼いたらどうなると思う?」
「? ふくらむ?」
「そう。こう言う型ってのに入れないと、綺麗な形にならないんだ。もちろん、そうじゃないパンもあるよ?」
「! すごーい!」
じゃあ、四角いのは『カタ』って言うのに入れなきゃいけないんだ!
ぼく、ちょっとかしこくなれたかもしれないや!
カタに入れて、カウルさんが変身した魔導具とかに入れて……釜で焼いたら。
ほかほか焼きたてのパンが出てきたんだ!!
(……た、食べてみたい!!)
実は、お母さんに内緒で出てきたから……朝ごはんとかなんにも食べていなかった。
だから、匂いにつられてキューってお腹が鳴っちゃったんだ。
はずかしかったけど、ししょーもだれも笑わなかった。
「んー。食パン使ってすぐにフレンチトースト作れないから……これあげようか?」
そして、ししょーが魔法の中からポーションパンを出してくれたんだ!
あれは……見たことのないパンだ!
丸いけど、平ぺったくて……なんなんだろう?
「……食べていいん、ですか?」
「いいよ? あまりものだけど」
受け取ると、ずっと外に置いてたのとは違って……ちょっとあったかい。
それに、お肉のいい匂いがしてきたので……ぼくは、がぶっと食べたんだ!!
口に入れると、体も光ったよ!?
道具をつかって、まぜたりするだけじゃなくて……ふくらませたり、切ったりすることもするんだって。すっごく大変だ。
ふれんちとーすとって、すぐにできると思ってたのに……すっごくすっごく大変なんだって、よーくわかったんだ!
生地を丸くするのは、ぼくにはできなかったから。台の上に乗って、生地を切ったりするのをお兄さん……ケントししょーに教わったんだ。
ししょーって呼ぶことになったのは、エディさんっていうかっこいいお兄さんからの提案だったよ。
いっしょにはたらくんだったら、お兄さんは『ししょー』なんだって。ケントししょーは、ものすごくはずかしがっていたけど……エディさんにせっとくされて、うんって言ってくれたんだ。
だから、ぼくは今。パン作りができているんだよ!
「ししょー? これなんですか?」
丸めた生地を、四角いような細長いものに入れていったんだ。なんのために使うんだろう?
「いい質問だね。リトくん。生地をそのまま焼いたらどうなると思う?」
「? ふくらむ?」
「そう。こう言う型ってのに入れないと、綺麗な形にならないんだ。もちろん、そうじゃないパンもあるよ?」
「! すごーい!」
じゃあ、四角いのは『カタ』って言うのに入れなきゃいけないんだ!
ぼく、ちょっとかしこくなれたかもしれないや!
カタに入れて、カウルさんが変身した魔導具とかに入れて……釜で焼いたら。
ほかほか焼きたてのパンが出てきたんだ!!
(……た、食べてみたい!!)
実は、お母さんに内緒で出てきたから……朝ごはんとかなんにも食べていなかった。
だから、匂いにつられてキューってお腹が鳴っちゃったんだ。
はずかしかったけど、ししょーもだれも笑わなかった。
「んー。食パン使ってすぐにフレンチトースト作れないから……これあげようか?」
そして、ししょーが魔法の中からポーションパンを出してくれたんだ!
あれは……見たことのないパンだ!
丸いけど、平ぺったくて……なんなんだろう?
「……食べていいん、ですか?」
「いいよ? あまりものだけど」
受け取ると、ずっと外に置いてたのとは違って……ちょっとあったかい。
それに、お肉のいい匂いがしてきたので……ぼくは、がぶっと食べたんだ!!
口に入れると、体も光ったよ!?
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
475
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる