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第366話 ふくらむ考え
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迷子にはならないよ。
お店には、あの日から何回もひとりで来たことがあるからね。
お兄さんもいるけど、ちょっと怖いきれいなお兄さんもいるんだ。
きれいなお兄さんは笑顔が少ないけど……ちゃんとぼくにもおかいけいをお願いしたポーションパンを渡してくれるし……いい人だと思う。
ふたりで、あんなにもたくさんのパンを作っているのかな? だったら、すごいや。ぼくとかでも作れるかなあ?
人にぶつからないように、お店に行くと……誰もならんでいなかった。ということは……おやすみ?
「……おやすみ」
せっかくきたのに、お店はやっていないんだ。
でもきっと、昨日は祝典の日で大変だったから……お店はおやすみにしてるかも。お兄さんたちだって、疲れているだろうしね。
けど、せっかくここまで来たのに……どうしようかな?
(だったら! ちゃんとお店を見よう!)
もし、ここで働いていいって言われたら……お店の中だけ知ってるだけじゃダメだからね!
ぐるっと歩いてみることにして、ゆっくりゆっくり歩いていると裏の方に扉があった。
それと、中から声が聞こえてきたんだ。お兄さんかな?
「……けど、よ」
「……だね?」
何を言っているかはわかんないけど……聞いたことのある声がしたから、お兄さんかもしれない!
ここは……お父さんがよくいうように、とつげきだー!
ぼくは、扉を開けずに思いっきりノックをしたんだ!!
「……はい?」
開けてくれたのは、あのお兄さんだった!
ちょっと疲れている感じだったけど、ぼくは考えていたことばをすぐにいうことにした!
「こんにちは! お兄さん、ぼくをパン屋さんのでしにしてください!!」
おじぎもして、ちゃんと言ったよ!
お兄さんは……ぼくのことばにお口をぽっかーんってしちゃったけど。
お店には、あの日から何回もひとりで来たことがあるからね。
お兄さんもいるけど、ちょっと怖いきれいなお兄さんもいるんだ。
きれいなお兄さんは笑顔が少ないけど……ちゃんとぼくにもおかいけいをお願いしたポーションパンを渡してくれるし……いい人だと思う。
ふたりで、あんなにもたくさんのパンを作っているのかな? だったら、すごいや。ぼくとかでも作れるかなあ?
人にぶつからないように、お店に行くと……誰もならんでいなかった。ということは……おやすみ?
「……おやすみ」
せっかくきたのに、お店はやっていないんだ。
でもきっと、昨日は祝典の日で大変だったから……お店はおやすみにしてるかも。お兄さんたちだって、疲れているだろうしね。
けど、せっかくここまで来たのに……どうしようかな?
(だったら! ちゃんとお店を見よう!)
もし、ここで働いていいって言われたら……お店の中だけ知ってるだけじゃダメだからね!
ぐるっと歩いてみることにして、ゆっくりゆっくり歩いていると裏の方に扉があった。
それと、中から声が聞こえてきたんだ。お兄さんかな?
「……けど、よ」
「……だね?」
何を言っているかはわかんないけど……聞いたことのある声がしたから、お兄さんかもしれない!
ここは……お父さんがよくいうように、とつげきだー!
ぼくは、扉を開けずに思いっきりノックをしたんだ!!
「……はい?」
開けてくれたのは、あのお兄さんだった!
ちょっと疲れている感じだったけど、ぼくは考えていたことばをすぐにいうことにした!
「こんにちは! お兄さん、ぼくをパン屋さんのでしにしてください!!」
おじぎもして、ちゃんと言ったよ!
お兄さんは……ぼくのことばにお口をぽっかーんってしちゃったけど。
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