236 / 559
第236話 生産ギルド事情
しおりを挟む
なんかまた……すげーポーションパンが出来そうな知らせがあった。
「……あんぱん?」
ケントから、魔法蝶の通達があったんだが……作る予定のパンがよくわからん。
アズキ……と言う豆もだが、甘いパンを作るのも。豆を甘く煮る発想が、そもそも無いせいもあるからだが。
「……けど。ケントのパンだから……美味いはずだ」
生産ギルド主催のオークション。
ケントがリオーネに来て、ポーションパン屋を開いてからは……効果の高く、かつ味の良いのはこっちに回しているが……飛ぶように高値で取り引き出来ている。
だから……ギルドとしてもだが、ケントの懐も潤っている。信用も信頼も高い。他の街からわざわざオークションに来る客も多いからなあ?
腐った貴族どもは、即刻辞退と捕縛してるが。俺が動く前に屈強部類の冒険者らがやってくれている。それだけ……ケントのポーションパンは公平に取り引きすべきものだと認識されてんだ。
自発的にそう動いてくれるのは助かる。
ギルドとしての対処の前に……ケントの人柄を知った人間が多いせいもあるだろう。
俺の昔馴染みの嬢ちゃんと付き合ったばかりの……異世界から転生したあの坊主は、ほんとすげぇな?
「ロ~イ~ズ~ぅ!」
そろそろ支度するために、書類を片付けようとしたら……冒険者ギルドのマスターであるルゥがノックも無しに入って来た。いつものことなのでいいが。
「……どーした?」
「聞いたわよ! ケントちゃんがまた美味しそうなパン作るんですってぇ!」
手に魔法蝶の通達持っているから、こいつも呼ばれたんだろうなあ? それは全然問題ないんだが。
「ああ。陛下に献上……予定のパンらしい。俺らには試食してほしいんだと」
「んふふ。実は遊んだりもするくらいー、仲が良いのにねん?」
「……今は言えねぇだろ?」
ケントのマブダチってことになっている青年が……実は国王陛下だって。
ケントは信頼しているのか、鑑定を使って調べていないようだが……そんなけ、一緒に居て気楽な関係なんだろうな? エリーと付き合うのにも、一役買ってくださったとは聞いたが。
「そうねん? 式典も近いしぃ? あんぱんって何かしら? 精霊の主食をわざわざ使うのでしょん?」
「……そこなんだよな」
魔法蝶に書いてあったが……ラティストがわざわざ里に行って調達してくるくらい、気に入った食材らしい。正確には、調理後のものをだが。
ルゥは精霊使いでもあるから、余程気になってんだろうな? 気になるだと、今日の水着アーマーも際どい格好だ! 俺は! ケントらにバレたが……こいつが好きなのに!! 良い年してっが目に毒だ!!
「ロイズ!!」
ルゥと首をひねっていたら、昔馴染みがもうひとり来た。
入って来たのは、ヴィー。契約精霊のジェイドも連れて来やがった。
「おー、ヴィー?」
「邪魔をする! 魔法蝶は届いたのだろう? 是非提案したい飲み物がある!」
「「飲み物?」」
「コーヒーと砂糖、牛乳を使った甘い飲み物だ!」
「そんなのどーすんの?」
「ケントの提案するパンには合うんだ! すっごく!!」
幼馴染みで、実は転生者。
俺らに隠す必要がなくなってから……生き生きしているなあ?
引きこもりよりは全然いいが。
とりあえず……冷たいもんがいいらしく、俺が材料用意してヴィーが合わせたら。
「「美味しい!?」」
「……めちゃくちゃ甘いが、わずかな苦味が良い!」
ってくらい美味い……『コーヒー牛乳』言うもんが出来た!!
「……あんぱん?」
ケントから、魔法蝶の通達があったんだが……作る予定のパンがよくわからん。
アズキ……と言う豆もだが、甘いパンを作るのも。豆を甘く煮る発想が、そもそも無いせいもあるからだが。
「……けど。ケントのパンだから……美味いはずだ」
生産ギルド主催のオークション。
ケントがリオーネに来て、ポーションパン屋を開いてからは……効果の高く、かつ味の良いのはこっちに回しているが……飛ぶように高値で取り引き出来ている。
だから……ギルドとしてもだが、ケントの懐も潤っている。信用も信頼も高い。他の街からわざわざオークションに来る客も多いからなあ?
腐った貴族どもは、即刻辞退と捕縛してるが。俺が動く前に屈強部類の冒険者らがやってくれている。それだけ……ケントのポーションパンは公平に取り引きすべきものだと認識されてんだ。
自発的にそう動いてくれるのは助かる。
ギルドとしての対処の前に……ケントの人柄を知った人間が多いせいもあるだろう。
俺の昔馴染みの嬢ちゃんと付き合ったばかりの……異世界から転生したあの坊主は、ほんとすげぇな?
「ロ~イ~ズ~ぅ!」
そろそろ支度するために、書類を片付けようとしたら……冒険者ギルドのマスターであるルゥがノックも無しに入って来た。いつものことなのでいいが。
「……どーした?」
「聞いたわよ! ケントちゃんがまた美味しそうなパン作るんですってぇ!」
手に魔法蝶の通達持っているから、こいつも呼ばれたんだろうなあ? それは全然問題ないんだが。
「ああ。陛下に献上……予定のパンらしい。俺らには試食してほしいんだと」
「んふふ。実は遊んだりもするくらいー、仲が良いのにねん?」
「……今は言えねぇだろ?」
ケントのマブダチってことになっている青年が……実は国王陛下だって。
ケントは信頼しているのか、鑑定を使って調べていないようだが……そんなけ、一緒に居て気楽な関係なんだろうな? エリーと付き合うのにも、一役買ってくださったとは聞いたが。
「そうねん? 式典も近いしぃ? あんぱんって何かしら? 精霊の主食をわざわざ使うのでしょん?」
「……そこなんだよな」
魔法蝶に書いてあったが……ラティストがわざわざ里に行って調達してくるくらい、気に入った食材らしい。正確には、調理後のものをだが。
ルゥは精霊使いでもあるから、余程気になってんだろうな? 気になるだと、今日の水着アーマーも際どい格好だ! 俺は! ケントらにバレたが……こいつが好きなのに!! 良い年してっが目に毒だ!!
「ロイズ!!」
ルゥと首をひねっていたら、昔馴染みがもうひとり来た。
入って来たのは、ヴィー。契約精霊のジェイドも連れて来やがった。
「おー、ヴィー?」
「邪魔をする! 魔法蝶は届いたのだろう? 是非提案したい飲み物がある!」
「「飲み物?」」
「コーヒーと砂糖、牛乳を使った甘い飲み物だ!」
「そんなのどーすんの?」
「ケントの提案するパンには合うんだ! すっごく!!」
幼馴染みで、実は転生者。
俺らに隠す必要がなくなってから……生き生きしているなあ?
引きこもりよりは全然いいが。
とりあえず……冷たいもんがいいらしく、俺が材料用意してヴィーが合わせたら。
「「美味しい!?」」
「……めちゃくちゃ甘いが、わずかな苦味が良い!」
ってくらい美味い……『コーヒー牛乳』言うもんが出来た!!
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
475
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる