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第150話 登場人物紹介①

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ケント=スワ(諏方賢斗) 十九歳


神様のうっかりで異世界に転生することになった青年。

容姿は日本人には多い黒髪茶目の童顔……ちょっと女の子寄り。

製パン部門の専門学生のためか、技術上未熟なところがあるものの……味は異世界の誰もが認める腕前。

彼が製造するパンは、ほとんどが回復薬となる『ポーションパン』と言うものになる。効能は、神が特典付与を施したおかげで、普通では考えられない『複数』となっている。




カウル(年齢不詳)


ケントがテイム……獣魔登録しているスライム。

仲間からは、能力の気持ち悪さにはぐれさせられたところに……ケントが踏んでしまい、一緒に行動することになった。

ケントが名付けたことで、能力が神からのアナウンスも加え……『ドゥコンディショナー』『電気釜』などの、パン製造には必要な機材に変身出来るようになったのだ。

パンの焼成も、数秒で可能にする。

話し方が独特だが、気前よく感動屋さんである。

料理は時々手伝うので、クッキーが得意。





ラティスト=ルーア=ガージェン(年齢不詳)


ケントの契約精霊

経緯は、本人曰くあまり覚えていないらしいが……レイスという魔物に取り込まれ、リオーネのパン屋跡地に住み着いていた。

ロイズが投げたポーションパンのお陰で出られたが、パンをもぐもぐしてまうお茶目な一面も。

精霊の中でも伝説上と謳われる『創始の大精霊』の一角。

ケントと共にいることを望んだので、普段はパン屋の副店長。

誰もが羨むくらいの、人間離れした美貌の持ち主だが……群がる女性陣を彼はものともしない。

仕事の邪魔だと追い返してもまた来る根性には呆れているようだが。むしろ……ケントのパンが大好き。とてもよく食べる人物。

家族の大精霊には、弟以外に両親がいると発覚している。




エリザベス=バートレイン(エリー) 十九歳


リオーネのBランク冒険者。

弁当を忘れて、空腹のところ……ケントとカウルのいたオープンキッチンに引き寄せられた。

ポーションパンを最初に食べた女の子。

ケントの事情を知ると、即座に反省させるくらい……しっかりした一面を持っている。

少し説明下手な部分はあるが、昔馴染みのギルドマスターの面々からの信頼は厚い。

ケントのポーションパンが役立つかも……と、レイス退治を提案した張本人。

料理はあまり得意ではないからか、ケントの腕前にはいつも感心してしまう。




ロイズ=マッグワイヤー 三十歳


リオーネ生産ギルドのギルドマスター。

エリーとは古馴染みだったため、ケントの事情を知ってもなんとか飲み込めた。

おまけに、レイス問題を解決出来たのだから……と、ケントのパンの腕前をかなり買って出ている。

あまりに効能の高いポーションパンを、オークションで競りに使うと言い出した張本人。

ロイズ自身は、老化の呪いが解けたので……元の若々しい姿に戻ったため、ますますケントをサポートしなければと意気込んでいるくらい。





ラーシャ=ルゥ=ルゥ(年齢非公開)


リオーネ冒険者ギルドのギルドマスター。


エリー、ロイズの古馴染み。

男女問わず、ドギマギしてしまうくらいの抜群のプロポーションの持ち主で、いつも水着アーマーを着ているエルフの女性。

普段はのんびりと、間伸びた口調で話すが……きちんとする場では、真剣な口調で話すことは出来る。

精霊術を扱うようで、いくつか契約精霊がいる模様。

大の食いしん坊で、ケントのポーションパン屋をポーション効果よりも、美味しいパンを買いに行く普通の客として通っている。
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