124 / 560
第124話 異世界で日本食材
しおりを挟む
スタンプカードの改善は、なんとか無事に軌道に乗ったけど。
もともと、そういった習慣がない世界だったから……僕のお店を中心に、リオーネの街では少しずつ広がり。
市場とかでも、可能ならそれを採用している屋台がちらほら出てきた。
「お、ケントじゃねぇか!」
今日はお店はお休みだけど、仕入れのためにラティストとカウルも一緒に市場に来ていた。歩いていると、屋台のおじさんに呼び止められたんだよね?
「あ、おはようございます」
時刻は早朝。
と言っても、だいたい六時くらいかな?
市場は早朝が基本なので、どこもかしこも賑わっている。
で、呼び止めてくれたおじさんのお店は豆を中心にした食材のところだった。
「変わった品が入ったんだ。見てかねぇか?」
「変わった?」
豆で変わったって何だろう?
この世界に、まだお味噌は見かけていないけど……醤油や日本酒とかはあるんだよね?
今更だけど、不思議異世界だから……気にしたら負けだ。
でも、おじさんの言葉には興味があったので僕らはそっちに行くことにした。
おじさんは、僕らが前に立つと……石で出来たボックスを見せてくれたんだ。
「これだ」
蓋を開けてくれると……中には水がたくさん。
だけど、沈んでいる底には……柔らかそうな白くて四角いものがあった。
その形に、僕は思わず声を上げた!!
「お豆腐!?」
「そーそー。って、やっぱ知ってたのか?」
「えっと……僕の地元ではあったので」
おじさんに、異世界からの転生者とは言わないけどね?
でも……お豆腐があるなんて意外過ぎた。にがりとかどうしているか気になったが、あるなら買わないわけにはいかない!
「そうか。あと、絞りカスも調理に使えるって聞いてるが……大量過ぎて困ってんだ。そっちはお前さんがよきゃタダで譲るが」
「欲しいです!」
おからもあるだなんて最高だ!!
買ってから全部収納魔法の中に入れて……他にも仕入れは必要だから、色々購入した後は。
試作をしようと、帰ってからオープンキッチンを展開させて……材料を一通り、調理台の上に出した。
「ケン兄さん、トーフとかオカラってなんでやんすか?」
材料を改めて見ても、カウルもだがラティストとかもわからないと首をひねっていた。
「えっとね? 大豆って豆の加工品。栄養に優れていて……パンもだけど、お菓子にも使えるんだ。ほんとは料理が多いんだけど、今回はパンとお菓子にしようかな」
「ほー?」
「手伝おう」
「けど、何にしようかなぁ?」
豆腐でパンだと……家庭料理なら、HMを使ったパンが多い。
おからも同じだけど……おからはクッキーがいいかな?
記憶を頼りに……どんなパンとかがいいか、少しの間頑張って構想を練ることにした。
もともと、そういった習慣がない世界だったから……僕のお店を中心に、リオーネの街では少しずつ広がり。
市場とかでも、可能ならそれを採用している屋台がちらほら出てきた。
「お、ケントじゃねぇか!」
今日はお店はお休みだけど、仕入れのためにラティストとカウルも一緒に市場に来ていた。歩いていると、屋台のおじさんに呼び止められたんだよね?
「あ、おはようございます」
時刻は早朝。
と言っても、だいたい六時くらいかな?
市場は早朝が基本なので、どこもかしこも賑わっている。
で、呼び止めてくれたおじさんのお店は豆を中心にした食材のところだった。
「変わった品が入ったんだ。見てかねぇか?」
「変わった?」
豆で変わったって何だろう?
この世界に、まだお味噌は見かけていないけど……醤油や日本酒とかはあるんだよね?
今更だけど、不思議異世界だから……気にしたら負けだ。
でも、おじさんの言葉には興味があったので僕らはそっちに行くことにした。
おじさんは、僕らが前に立つと……石で出来たボックスを見せてくれたんだ。
「これだ」
蓋を開けてくれると……中には水がたくさん。
だけど、沈んでいる底には……柔らかそうな白くて四角いものがあった。
その形に、僕は思わず声を上げた!!
「お豆腐!?」
「そーそー。って、やっぱ知ってたのか?」
「えっと……僕の地元ではあったので」
おじさんに、異世界からの転生者とは言わないけどね?
でも……お豆腐があるなんて意外過ぎた。にがりとかどうしているか気になったが、あるなら買わないわけにはいかない!
「そうか。あと、絞りカスも調理に使えるって聞いてるが……大量過ぎて困ってんだ。そっちはお前さんがよきゃタダで譲るが」
「欲しいです!」
おからもあるだなんて最高だ!!
買ってから全部収納魔法の中に入れて……他にも仕入れは必要だから、色々購入した後は。
試作をしようと、帰ってからオープンキッチンを展開させて……材料を一通り、調理台の上に出した。
「ケン兄さん、トーフとかオカラってなんでやんすか?」
材料を改めて見ても、カウルもだがラティストとかもわからないと首をひねっていた。
「えっとね? 大豆って豆の加工品。栄養に優れていて……パンもだけど、お菓子にも使えるんだ。ほんとは料理が多いんだけど、今回はパンとお菓子にしようかな」
「ほー?」
「手伝おう」
「けど、何にしようかなぁ?」
豆腐でパンだと……家庭料理なら、HMを使ったパンが多い。
おからも同じだけど……おからはクッキーがいいかな?
記憶を頼りに……どんなパンとかがいいか、少しの間頑張って構想を練ることにした。
応援ありがとうございます!
19
お気に入りに追加
475
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる