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第105話 見守りの終わり
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料理が運ばれて来たら……とりあえず、腹ごしらえをしようと食べることになった。
メインは、ガレットのようなもの。
他には、トラディスさんが取り分けしやすいようにサラダの大盛りやウィンナーポテトのようなものを頼んでくれた。
いつもは、カウルとラティストと食卓を囲むけど……こうして、たくさんの人達とご飯を食べるのも新鮮だ。
今日の目的が、シェリーさんとジェフさんの見守りだったけど……ほとんど結果は見えているので、僕らの役目も終わりだ。
とにかく、お腹空いたから食べなくちゃ!
(……いただきます)
エリーちゃんとならともかく、レイザーさん達の前で『いただきます』は言えないので……心の中で呟いて。
食器を持ったら……まずはサラダから食べることにした。トラディスさんが、慣れた手つきで取り分けてくれたから、ありがたく受け取った。
ドレッシングはシーザーぽい?
醤油は存在してても、ポン酢とか和風ドレッシングは見たことないから……これが普通なんだろうか?
ひと口食べたら、病みつきシーザードレッシングの味がして、どんどんしゃくしゃくと食べてしまう!!
(……うん。これにクルトンとか入れたら、もっと美味しいだろうに)
明日あたりにでも、食パンの耳を使って作ってみてもいいかも。
サンドイッチで余る食パンの耳は……カリッとラスクにして、格安で店では売っています。
ポーションとしての効能も『傷回復』とだけあるから、お母さんとかの女性には『おやつ代わりに良いわね!』と……傷薬代わりに購入してくれています。
それにクルトンが加わって、食事の幅が広がるのもいいしね? 食べ方のメモを入れれば……お母さん達の取り合いになりそうだなあ。
「ケント、サラダばっかりでいいの?」
エリーちゃんに言われるまで、ずっとサラダを食べていたようだ。けど、美味しいから飽きないんだよね、これ。
「ごめん、美味しくて」
「そんな気に入ったの?」
「今思いついたこともあって」
「何々?」
「ケントさん、またパンか何か?」
トラディスさんも聞きたがってくれたので……二人に、クルトンのことを話すと首を傾げられた。
「……そんな食べ方が?」
「美味しいの?」
「食感がサクサクだから、いいアクセントになるんだよね?」
「「ほぉ~……」」
感心してくれた二人にも、今度振る舞ってあげよう。
さっきから、ずっと無言でご飯食べているレイザーさんにもだけど。
「……あ?」
そんなレイザーさんの前に、青い綺麗な蝶々が飛んできた。
普通の蝶々じゃなくて、光っているので……これは魔法蝶と言うもの。
この世界では、特殊な紙で作れるメール便のようなものなので、他の人達も特に驚かない。僕も転生した今はきちんと扱える。
レイザーさんが手を差し出せば、蝶々は手のひらに止まった。
『ジェフ=リジェクターから、レイザー=ラヴァンへの通達。いかがなさいますか?』
機械音みたいなアナウンスに……僕は横に居たトラディスさんとハイタッチしたが、レイザーさんは大袈裟な感じにため息を吐いて。
「承ります」
と言うと、蝶々が瞬時に一枚の紙に変身!
レイザーさんは中身をざっと読めば、すぐに苦笑いとなった。
「お兄さん! ジェフさん達は!?」
「……うまくいったようだ」
「「「わーい!!」」」
エリーちゃんも一緒になって、僕らは大声で喜んだのだった!!
メインは、ガレットのようなもの。
他には、トラディスさんが取り分けしやすいようにサラダの大盛りやウィンナーポテトのようなものを頼んでくれた。
いつもは、カウルとラティストと食卓を囲むけど……こうして、たくさんの人達とご飯を食べるのも新鮮だ。
今日の目的が、シェリーさんとジェフさんの見守りだったけど……ほとんど結果は見えているので、僕らの役目も終わりだ。
とにかく、お腹空いたから食べなくちゃ!
(……いただきます)
エリーちゃんとならともかく、レイザーさん達の前で『いただきます』は言えないので……心の中で呟いて。
食器を持ったら……まずはサラダから食べることにした。トラディスさんが、慣れた手つきで取り分けてくれたから、ありがたく受け取った。
ドレッシングはシーザーぽい?
醤油は存在してても、ポン酢とか和風ドレッシングは見たことないから……これが普通なんだろうか?
ひと口食べたら、病みつきシーザードレッシングの味がして、どんどんしゃくしゃくと食べてしまう!!
(……うん。これにクルトンとか入れたら、もっと美味しいだろうに)
明日あたりにでも、食パンの耳を使って作ってみてもいいかも。
サンドイッチで余る食パンの耳は……カリッとラスクにして、格安で店では売っています。
ポーションとしての効能も『傷回復』とだけあるから、お母さんとかの女性には『おやつ代わりに良いわね!』と……傷薬代わりに購入してくれています。
それにクルトンが加わって、食事の幅が広がるのもいいしね? 食べ方のメモを入れれば……お母さん達の取り合いになりそうだなあ。
「ケント、サラダばっかりでいいの?」
エリーちゃんに言われるまで、ずっとサラダを食べていたようだ。けど、美味しいから飽きないんだよね、これ。
「ごめん、美味しくて」
「そんな気に入ったの?」
「今思いついたこともあって」
「何々?」
「ケントさん、またパンか何か?」
トラディスさんも聞きたがってくれたので……二人に、クルトンのことを話すと首を傾げられた。
「……そんな食べ方が?」
「美味しいの?」
「食感がサクサクだから、いいアクセントになるんだよね?」
「「ほぉ~……」」
感心してくれた二人にも、今度振る舞ってあげよう。
さっきから、ずっと無言でご飯食べているレイザーさんにもだけど。
「……あ?」
そんなレイザーさんの前に、青い綺麗な蝶々が飛んできた。
普通の蝶々じゃなくて、光っているので……これは魔法蝶と言うもの。
この世界では、特殊な紙で作れるメール便のようなものなので、他の人達も特に驚かない。僕も転生した今はきちんと扱える。
レイザーさんが手を差し出せば、蝶々は手のひらに止まった。
『ジェフ=リジェクターから、レイザー=ラヴァンへの通達。いかがなさいますか?』
機械音みたいなアナウンスに……僕は横に居たトラディスさんとハイタッチしたが、レイザーさんは大袈裟な感じにため息を吐いて。
「承ります」
と言うと、蝶々が瞬時に一枚の紙に変身!
レイザーさんは中身をざっと読めば、すぐに苦笑いとなった。
「お兄さん! ジェフさん達は!?」
「……うまくいったようだ」
「「「わーい!!」」」
エリーちゃんも一緒になって、僕らは大声で喜んだのだった!!
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