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第205話 その名は
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赤は血の色。
紫は死の色。
青は空の色。
それぞれそれぞれ、混ざって混ざって……混ざり合い。
別れに別れて、蘇芳、時蟲と存在を成していく。
散り散りになり、宿主を変えに変え……いつしか、交ざる存在へと定まっていった。
国綱。
翠羽。
それぞれに宿り、交わり、存在がひとつとなっていく。
それらの『名』は何か。
決めるのは、我らではない。
彼らが決める。
数多の存在らから、生まれた『それ』を。
そのものの名は。
『命』と成る。
【終】
紫は死の色。
青は空の色。
それぞれそれぞれ、混ざって混ざって……混ざり合い。
別れに別れて、蘇芳、時蟲と存在を成していく。
散り散りになり、宿主を変えに変え……いつしか、交ざる存在へと定まっていった。
国綱。
翠羽。
それぞれに宿り、交わり、存在がひとつとなっていく。
それらの『名』は何か。
決めるのは、我らではない。
彼らが決める。
数多の存在らから、生まれた『それ』を。
そのものの名は。
『命』と成る。
【終】
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