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第189話 少しの変化
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それから、私の生活は少しずつ変化していきました。
学校は、危機が去ったので復学しようとしたのですが……先生が何名か被害に遭ったことと、校舎の倒壊は思っていた以上に酷いと言うこともあり。
授業については、現代らしく『リモート授業』となりました。
記憶が戻ったとは言え、少し授業が遅れていた私は勘を取り戻すのが大変かもでしたが……数回受ければ、元に戻りました。もともと、勉強は好きな方でしたから。
「翠羽ちゃーん!」
復学してから、数日経ったお休みの日です。
同級生で、獣人の種族である女の子……藍羅さんとお出かけに行くことになりました。
ずっと気にかけてくださっていたこともあり、お休みの日に会いたいと提案してくださったので。もちろん、国綱さんの許可をいただいてからのお出かけです。
私には、時蟲の能力もありますが……国綱さんが心配だからと十二神将の一端である太裳さんをこっそり護衛につけてくださいました。
魍魎の危機は去っても、今後何が起きるかわかりませんし、藍羅さんを私だけで守ることが出来るか分かりませんから。基本的には、霊体化しているので藍羅さんには見えないはずです。
「お待たせしました!」
「いいっていいって! 入院大変だったんでしょ?」
「……ええ」
全部ではないですが、藍羅さんにはしばらく病欠と言うことにしてあります。嘘は心苦しいですが、言ったところで信じてもらえるとは思えませんしね。
「まあ、私も学校で酷い目に遭ったし……壊れちゃったけど、行けない方がいいわ~」
「え? 藍羅さんが?」
「そ。忘れ物取りに行ったんだけど……変な気持ち悪いもんに追っかけられたんだ。自慢の脚で逃げたけど」
「……良かったです」
それは本当に……良かったです。
まだ、少し親しい程度ですが……むーちゃんさんを含め、これ以上知り合いを失いたくありませんから。
学校は、危機が去ったので復学しようとしたのですが……先生が何名か被害に遭ったことと、校舎の倒壊は思っていた以上に酷いと言うこともあり。
授業については、現代らしく『リモート授業』となりました。
記憶が戻ったとは言え、少し授業が遅れていた私は勘を取り戻すのが大変かもでしたが……数回受ければ、元に戻りました。もともと、勉強は好きな方でしたから。
「翠羽ちゃーん!」
復学してから、数日経ったお休みの日です。
同級生で、獣人の種族である女の子……藍羅さんとお出かけに行くことになりました。
ずっと気にかけてくださっていたこともあり、お休みの日に会いたいと提案してくださったので。もちろん、国綱さんの許可をいただいてからのお出かけです。
私には、時蟲の能力もありますが……国綱さんが心配だからと十二神将の一端である太裳さんをこっそり護衛につけてくださいました。
魍魎の危機は去っても、今後何が起きるかわかりませんし、藍羅さんを私だけで守ることが出来るか分かりませんから。基本的には、霊体化しているので藍羅さんには見えないはずです。
「お待たせしました!」
「いいっていいって! 入院大変だったんでしょ?」
「……ええ」
全部ではないですが、藍羅さんにはしばらく病欠と言うことにしてあります。嘘は心苦しいですが、言ったところで信じてもらえるとは思えませんしね。
「まあ、私も学校で酷い目に遭ったし……壊れちゃったけど、行けない方がいいわ~」
「え? 藍羅さんが?」
「そ。忘れ物取りに行ったんだけど……変な気持ち悪いもんに追っかけられたんだ。自慢の脚で逃げたけど」
「……良かったです」
それは本当に……良かったです。
まだ、少し親しい程度ですが……むーちゃんさんを含め、これ以上知り合いを失いたくありませんから。
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