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第152話 次はこちら
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綺麗……です。
赤と紫、その光が、国綱さんから溢れ出てきて……国綱さんが、九字を切り、両手を前に出すと……蘇芳の瞳と同じ色の光であるそれが、眼下にある高校へと勢いよく飛んでいきました。
あまりの光量と勢いに、白虎さんに私はしがみつきましたが落ちる心配はなかったです。
ゆっくり、下の方を見てみますと……高校を取り込もうとしていた、あの膿のような存在に効果があったのか。散り散りになり、消えていきそうでした。
「……解決、でしょうか?」
「まだ断定は出来ない。翠羽、時蟲で中を探れる?」
「……やってみます」
あれが去れど、高校の中でなにが起きていたかはわかりません。
印を組み、意識を下にある高校に向けてみました。
内側の時蟲に呼応させるように、呼びかけを唱えます。
【……応えよ】
我が意識に応えよ。
時を見。
時を知らせ。
我が意を介し、あそこへと導け。
その詠唱を意識して、発動をさせていくと……私の脳裏に、高校の中が視えてきたのですが。
「……酷い」
中は、ホラー映画などで血まみれの演出でもしたかのような……惨劇の跡があちこちありました。
あの膿は……先生あたりの存在らを喰らったのでしょう。
赤と紫、その光が、国綱さんから溢れ出てきて……国綱さんが、九字を切り、両手を前に出すと……蘇芳の瞳と同じ色の光であるそれが、眼下にある高校へと勢いよく飛んでいきました。
あまりの光量と勢いに、白虎さんに私はしがみつきましたが落ちる心配はなかったです。
ゆっくり、下の方を見てみますと……高校を取り込もうとしていた、あの膿のような存在に効果があったのか。散り散りになり、消えていきそうでした。
「……解決、でしょうか?」
「まだ断定は出来ない。翠羽、時蟲で中を探れる?」
「……やってみます」
あれが去れど、高校の中でなにが起きていたかはわかりません。
印を組み、意識を下にある高校に向けてみました。
内側の時蟲に呼応させるように、呼びかけを唱えます。
【……応えよ】
我が意識に応えよ。
時を見。
時を知らせ。
我が意を介し、あそこへと導け。
その詠唱を意識して、発動をさせていくと……私の脳裏に、高校の中が視えてきたのですが。
「……酷い」
中は、ホラー映画などで血まみれの演出でもしたかのような……惨劇の跡があちこちありました。
あの膿は……先生あたりの存在らを喰らったのでしょう。
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