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第50話 今度は腕と手(左)
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笑っているばかり。
気味が悪いですが……私が返したモノもすぐに消してしまう。
強い……存在のようです。
ですが、国綱さんの方がもっとお強いです!!
「……気味が悪い。翠羽は渡さないぞ」
「くくく……そうですか? 非常に残念ですねぇ?」
白い布は、さらにくつくつと笑うのですから……余計に気味が悪いです。
私も……この者らに、付いて行く気など全くありません!!
『……私も、あなたに付いて行く気はありません』
「くくく……そうですかそうですか」
いやに白い手を上げますと……今度は、大きな透明な塊を出しました。お空から飛んできたような……あの粒よりももっと大きいです!
それを……そのまま投げるのではなく、割って……粒をこちらに飛ばしてきました!!
ならば!!
【……いね!!】
国綱さんが動くよりも早く……私は動きました。
私は右足だけですが……国綱さんはきちんと身体がある方です。なら、ケガしないのが難しいですから。だから……私は自分の魔法を使いました!!
私の目の前まで……粒達が飛んできたのは、すぐに止まりました。
そして……また、あの白い存在へ戻って行きました!!
「……くくく。遊んでしまいますねぇ?」
戻っても、白い布はまた消すだけでした。このままでは……私の腕とかが戻らないでしょう。
どうすれば。
「……時間稼ぎ、ありがとう。翠羽!」
国綱さんは国綱さんで、動いていたようです。
植物のツルのようなモノを持っていて……白い布に投げつけていました!
「!? いつの間に!!」
「蘇芳の色は染料の色。自然界にないのであれば……呼び出せばいい!!」
ビィイイイイイイ
と強い音が聞こえてきました。
上から……真っ白い、光でしょうか?
ツルも同じように光った……白い布に落ちていきました。
白い布からは、いやに高い声が聞こえてきました!!
「が…………っは!?」
白い布が……真っ黒ではありませんが。
黒くなりましたね?
国綱さんがツルを離すと……地面に倒れました。
「……これで二つ」
腕とかが入っている……水晶に、国綱さんが近づいても白い布は起き上がりませんでした。
なんというか……国綱さんは、やはりお強いのですね。
すごいです、すごいです!!
私はほとんど何も出来ませんでしたが……次に重くなったところを触りますと。
自分の右足を触ることが出来る……手と腕が戻りました!!
気味が悪いですが……私が返したモノもすぐに消してしまう。
強い……存在のようです。
ですが、国綱さんの方がもっとお強いです!!
「……気味が悪い。翠羽は渡さないぞ」
「くくく……そうですか? 非常に残念ですねぇ?」
白い布は、さらにくつくつと笑うのですから……余計に気味が悪いです。
私も……この者らに、付いて行く気など全くありません!!
『……私も、あなたに付いて行く気はありません』
「くくく……そうですかそうですか」
いやに白い手を上げますと……今度は、大きな透明な塊を出しました。お空から飛んできたような……あの粒よりももっと大きいです!
それを……そのまま投げるのではなく、割って……粒をこちらに飛ばしてきました!!
ならば!!
【……いね!!】
国綱さんが動くよりも早く……私は動きました。
私は右足だけですが……国綱さんはきちんと身体がある方です。なら、ケガしないのが難しいですから。だから……私は自分の魔法を使いました!!
私の目の前まで……粒達が飛んできたのは、すぐに止まりました。
そして……また、あの白い存在へ戻って行きました!!
「……くくく。遊んでしまいますねぇ?」
戻っても、白い布はまた消すだけでした。このままでは……私の腕とかが戻らないでしょう。
どうすれば。
「……時間稼ぎ、ありがとう。翠羽!」
国綱さんは国綱さんで、動いていたようです。
植物のツルのようなモノを持っていて……白い布に投げつけていました!
「!? いつの間に!!」
「蘇芳の色は染料の色。自然界にないのであれば……呼び出せばいい!!」
ビィイイイイイイ
と強い音が聞こえてきました。
上から……真っ白い、光でしょうか?
ツルも同じように光った……白い布に落ちていきました。
白い布からは、いやに高い声が聞こえてきました!!
「が…………っは!?」
白い布が……真っ黒ではありませんが。
黒くなりましたね?
国綱さんがツルを離すと……地面に倒れました。
「……これで二つ」
腕とかが入っている……水晶に、国綱さんが近づいても白い布は起き上がりませんでした。
なんというか……国綱さんは、やはりお強いのですね。
すごいです、すごいです!!
私はほとんど何も出来ませんでしたが……次に重くなったところを触りますと。
自分の右足を触ることが出来る……手と腕が戻りました!!
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