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4-3.怨恨(???視点)
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【何故だ。
何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故!?】
分身を仕向けても仕向けても。あの万乗の娘は、あの剣で薙ぎ払い。
あの大御神の御業か何かで、すべて消滅させられてしまった。
何故、何故万乗に手を貸すのだ。
しかも、あの大御神だけでなく、他の二柱まで力を貸しているらしい。
【忌々しい……忌々しいぞ、万乗の娘ぇ!? それだけ我らを遠ざけたいのか!?】
呪怨が何であったのを知った上でか。
呪怨が何であった事を承知した上でか。
ああ、苛立つ苛立つ。
あの場はもうダメだ。神の加護があり過ぎて近づけない。
であれば、あそこを出れば問題なかろう。
たとえ、十束の剣を宿していようとも。
呪怨はマンションを見下ろしてから、また空を駆けたのだった。
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