28 / 128
第28話 幼馴染みと作る①
しおりを挟む
だから……あたしは思いついたの!!
『コロッケを挟んだ、パン?』
次の日は、おやすみだったから……朝ごはんを食べてから、蔵に行ったの!
「うん! おばあちゃんのコロッケおいしかったの!!」
『店にはないのか?』
「ふつーのじゃなかったの!」
今日のおじいちゃんは……びょーいんに行ってるの。おじいちゃんの腰もだいじょーぶになったのを、ちゃんとお医者さんにみてもらうんだって!
だいじょーぶになっても、おとなって大変だわ。
だから……今日のパン作りはあたしと美濃さんだけ!
と、最初は考えていたんだけど。
「さっちゃんのおばあちゃんも、お料理上手だもんね?」
今日は野球がおやすみの、駿も呼んだの。と言うか、遊びに来たから……美濃さんにおいでと言われたわ。
『ほほほ。登世もなかなかの腕前じゃからなあ?』
「美濃さん、おばあちゃんも知ってるの?」
『あやつ辺りは……あちきがまた出てきたことは気づいておろう。樹もじゃが、あれらは皆古馴染み……桜乃や駿と同じじゃな』
「「幼馴染み?」」
『そのようなものじゃ』
さて、と駿も一緒だけど……パンを作って行こう!
今日は宿題ないんだもん!!
「えっとね? おばあちゃんのコロッケに、とーもろこしとツナとマヨネーズ入ってたの!」
「……おいしそう」
『ふむ。タネにマヨネーズか? ソースと合わせても問題なかろう』
「形はまんまるだったけど……普通のがいいよね?」
『そうじゃな。パンの重みでどのみちつぶれてしまう』
今日のパンは……おさらいすることもあって、最初に作った『白パン』。
駿はパンを作ることがはじめてだから……あたし以上に大変だったわ。手がべちゃべちゃで、何回も手を洗いに行ったもの。
「……むずかしい」
「あたしもよ」
両手でころころ……丸めるのは、まだあんまり上手に出来ないもん。
おじいちゃんやおとうさんもだけど……美濃さんはすごい!!
ころころ~って、すぐにできちゃうもん!
『ほほほ。あちきは『ままごとキッチン』じゃからの? ほとんどの料理は作れなくない』
「「そーなんだ?」」
すごいなあ?
あたしももっとおっきく……澪ちゃんくらいになったら、できるかな? でも……澪ちゃんは、もう学校行ってないから……もっとちっちゃくなきゃだめかな? あたしはパンの学校行きたいし。
『とにかく、慣れじゃ。たくさん作れば……子どもでも出来るようになる』
「「うん!!」」
駿と二人で丸めてみたけど……駿のはほとんど美濃さんに直してもらって。
時間短縮を見せた時は……駿がめちゃくちゃ喜んだのよね?
「ゲーム!? 魔法!? スキルなの!?」
『落ち着きゃれ』
「……ごめんなさい」
野球少年だけど……駿も男の子だから、ゲームもするのよね? 何回かあそんだけど、あたし負けてばっかりだったわ。
だから、今ちょっとおねえさんのようにできるのが……うれしくなっちゃった!
『コロッケを挟んだ、パン?』
次の日は、おやすみだったから……朝ごはんを食べてから、蔵に行ったの!
「うん! おばあちゃんのコロッケおいしかったの!!」
『店にはないのか?』
「ふつーのじゃなかったの!」
今日のおじいちゃんは……びょーいんに行ってるの。おじいちゃんの腰もだいじょーぶになったのを、ちゃんとお医者さんにみてもらうんだって!
だいじょーぶになっても、おとなって大変だわ。
だから……今日のパン作りはあたしと美濃さんだけ!
と、最初は考えていたんだけど。
「さっちゃんのおばあちゃんも、お料理上手だもんね?」
今日は野球がおやすみの、駿も呼んだの。と言うか、遊びに来たから……美濃さんにおいでと言われたわ。
『ほほほ。登世もなかなかの腕前じゃからなあ?』
「美濃さん、おばあちゃんも知ってるの?」
『あやつ辺りは……あちきがまた出てきたことは気づいておろう。樹もじゃが、あれらは皆古馴染み……桜乃や駿と同じじゃな』
「「幼馴染み?」」
『そのようなものじゃ』
さて、と駿も一緒だけど……パンを作って行こう!
今日は宿題ないんだもん!!
「えっとね? おばあちゃんのコロッケに、とーもろこしとツナとマヨネーズ入ってたの!」
「……おいしそう」
『ふむ。タネにマヨネーズか? ソースと合わせても問題なかろう』
「形はまんまるだったけど……普通のがいいよね?」
『そうじゃな。パンの重みでどのみちつぶれてしまう』
今日のパンは……おさらいすることもあって、最初に作った『白パン』。
駿はパンを作ることがはじめてだから……あたし以上に大変だったわ。手がべちゃべちゃで、何回も手を洗いに行ったもの。
「……むずかしい」
「あたしもよ」
両手でころころ……丸めるのは、まだあんまり上手に出来ないもん。
おじいちゃんやおとうさんもだけど……美濃さんはすごい!!
ころころ~って、すぐにできちゃうもん!
『ほほほ。あちきは『ままごとキッチン』じゃからの? ほとんどの料理は作れなくない』
「「そーなんだ?」」
すごいなあ?
あたしももっとおっきく……澪ちゃんくらいになったら、できるかな? でも……澪ちゃんは、もう学校行ってないから……もっとちっちゃくなきゃだめかな? あたしはパンの学校行きたいし。
『とにかく、慣れじゃ。たくさん作れば……子どもでも出来るようになる』
「「うん!!」」
駿と二人で丸めてみたけど……駿のはほとんど美濃さんに直してもらって。
時間短縮を見せた時は……駿がめちゃくちゃ喜んだのよね?
「ゲーム!? 魔法!? スキルなの!?」
『落ち着きゃれ』
「……ごめんなさい」
野球少年だけど……駿も男の子だから、ゲームもするのよね? 何回かあそんだけど、あたし負けてばっかりだったわ。
だから、今ちょっとおねえさんのようにできるのが……うれしくなっちゃった!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
21
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる