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第二章
《学ぶ 22》
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「…あの、あのようなものをいただいてよろしかったのでしょうか。」
「大丈夫ですよ、クエストの時に変わった石を拾って、少し削って作ったものなので。」
「……。」
真偽を図るシスターにセイラは苦笑する。
「おや、よかった、まだいたようだね。」
「神父様。」
「先ほどはありがとうございます。」
ひょいと顔をのぞかせた神父にセイラたちは頭を下げる。
「いやいや、あの者は本当に何を考えているのやら。」
「……。」
「ただの変態です。」
「ミラ。」
毒を吐くミラにセイラは嗜める。
「ははは、まあ、そう言われても仕方ないよ。」
「本当にすみません、お弟子さんだったんですよね。」
「そうだな。」
「……。」
「さて、お嬢さんたちに確認したいのだが、医術を学びたいと思っているのかい?」
「はい。」
即答するミラにセイラは苦笑し、自分も頷いた。
「何故か聞いてもいいかな?」
「わたしはいつもセイラ様に守られていました、だけど、わたしに出来る事でセイラ様をお助けできるのなら一つでもその方法を学びたいと思っております。」
「ふむ。」
「ミラもレラも私にとっては可愛い妹分です、訳アリの私を慕ってくれています。
だから、私も彼女たちに色々なものを返したい。
そのために多くの手段を手に入れておきたいのです。」
「……どちらも、他人の為か。」
「……。」
「……ミラちゃんは引かないのだな。」
「勿論です。」
「……すまないが、シスター、ミラちゃんと一緒に出ていてはくれぬかな?」
「えっ?」
「ですが。」
「少し、そこのお嬢さんと話があるんでな。」
「分かりました。」
「セイラ様。」
心配そうに見てくるミラにセイラは微笑む。
「私は大丈夫よ。」
「……分かりました。」
ミラは渋々部屋から出て行った。
「さて――。」
「大丈夫ですよ、クエストの時に変わった石を拾って、少し削って作ったものなので。」
「……。」
真偽を図るシスターにセイラは苦笑する。
「おや、よかった、まだいたようだね。」
「神父様。」
「先ほどはありがとうございます。」
ひょいと顔をのぞかせた神父にセイラたちは頭を下げる。
「いやいや、あの者は本当に何を考えているのやら。」
「……。」
「ただの変態です。」
「ミラ。」
毒を吐くミラにセイラは嗜める。
「ははは、まあ、そう言われても仕方ないよ。」
「本当にすみません、お弟子さんだったんですよね。」
「そうだな。」
「……。」
「さて、お嬢さんたちに確認したいのだが、医術を学びたいと思っているのかい?」
「はい。」
即答するミラにセイラは苦笑し、自分も頷いた。
「何故か聞いてもいいかな?」
「わたしはいつもセイラ様に守られていました、だけど、わたしに出来る事でセイラ様をお助けできるのなら一つでもその方法を学びたいと思っております。」
「ふむ。」
「ミラもレラも私にとっては可愛い妹分です、訳アリの私を慕ってくれています。
だから、私も彼女たちに色々なものを返したい。
そのために多くの手段を手に入れておきたいのです。」
「……どちらも、他人の為か。」
「……。」
「……ミラちゃんは引かないのだな。」
「勿論です。」
「……すまないが、シスター、ミラちゃんと一緒に出ていてはくれぬかな?」
「えっ?」
「ですが。」
「少し、そこのお嬢さんと話があるんでな。」
「分かりました。」
「セイラ様。」
心配そうに見てくるミラにセイラは微笑む。
「私は大丈夫よ。」
「……分かりました。」
ミラは渋々部屋から出て行った。
「さて――。」
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