27 / 35
第二章 失はれし思ひ出
026.再び神社へ
しおりを挟む
命鼓高校から最寄り駅までが徒歩15分。そこから電車に揺られること10分。降りたら今度は、自宅とは反対方向に徒歩20分。
下校早々、ルーラとラヴィンが目指していたのは命鼓神社であった。
向かう道中、ルーラはラヴィンから話を聞いた。
ここ数日、ラヴィンは毎晩のように同じ夢を見ているのだという。放火魔となった自分が町を荒らし、ある人に責められ、暗闇に突き落とされる夢だと。
つまりラヴィンは記憶こそなかれ、放火魔の自覚が数日前からあったらしい。当然ルーラは焦った。望まず犯罪者となってしまったのだから、そのショックは相当なものだろうと。そう考えたから本人には何も言わずにいたのに、まさか悪夢というかなり気分の悪い形で、それを知ることになるなんて。
しかし、当の本人は拍子抜けするほど反応が薄かった。
「…傷付いてないのか?」
恐る恐るルーラが問うと、ラヴィンは半笑いで逆にこう聞いてきた。
「操られてただけ、だから悪くないって自分で言ってただろ」
どうやら、教室での会話を聞いていたらしい。知らないうちに励ましていたのならいいのだが、窓の外を見つめるラヴィンの表情は、日差しが明るすぎて見えなかった。
そして話題が回帰する。そのある人というのが、ルーラと同じ白銀色の髪と、赤色の虹彩をした初老の男性だったらしい。
更に詳しく容姿を聞きだすと、髪型はボサボサの七三分けで、更に袴まで身につけていたという。その男性こそが、自分を操っていた犯人だと、ラヴィンは言うのである。
なんでも、気配に覚えがあった、のだそうだ。
「覚えがあったって、記憶無いんじゃなかったのか」
「記憶が無い…つーか、何かあったのは分かるんだけど、黒塗りされてて何も見えないって感じ」
住宅街を歩きながら、ラヴィンはそう答えた。ルーラは思わず聞き返す。
「…黒塗り?」
「あーごめん、うまく説明できねぇんだけど何かこう、単純に忘れてるんじゃなく、他の誰かが見えないように隠した感じがあって。その気配っていうのかな。それが夢の中でその男の人から感じたのと似てたんだよ。だから俺に何かしたのはその人なのかなーって。………けど、ルーラもその人と会ってるんだよな?」
「あ、ああ。そうなんだよ、俺も…多分あれは、夢の中で会ってる」
変に話が逸れてもいけないと、ルーラは頭を振った。ラヴィンの夢に出てきたその男性が本当にヤゲンだとすると、ルーラの中では大きな矛盾が発生する。
「でも俺はむしろ、あの人に何度も助けてもらったんだ。これくれたのも、ヤゲンさんだし」
ルーラはブレザーのポケットから、あの古びた御守りを取り出してみせた。するとラヴィンがギョッとした顔をする。
「えっ何? 夢の中でもらったモンを実際に持ってるってこと?」
「…そういえばそうだな?」
「もっと驚けよ! 夢の中通じて話しかけてくるなら精神干渉系の魔法使いかな~とか思ってたけど、それ魔法の域か?! マジ何者だよそのおっさん!」
魔導の域かもな、とルーラは思ったが、今は黙っておいた。
「とにかく、この御守りを持たせたらラヴィンの意識が戻った。つまりヤゲンさんはお前のことも助けたんだよ。なのに夢に出てきて罵ってくるっておかしくないか?」
「あっそういや目ぇ覚めたとき持ってたな俺! あれそういうことだったのか」
「そうだ。だから本人に確認する。多分神社に行けば会え………あれ」
ルーラは空を仰いだ。話しながら歩いていたら、あっという間に目的地に到着していた。目の前には、あの夜無我夢中で駆け上った階段があった。
しかし改めて見ると、命鼓神社はかなりの高台に位置している。ラヴィンは何も気にせず先を登っていこうとするので、ルーラも慌てて追いかけた。しかし、段々とルーラの足取りが重くなり、最終的にはラヴィンが肩を貸して、やっと鳥居をくぐった。
命鼓神社の境内には、巫女とラヴィンが戦った跡がまだ残されていた。石畳は所々溶けて変形しており、「足元注意」の貼り紙がされている。しかし幸いなのは、本殿などの建物への被害は殆どない点だ。
今思うと巫女は、ラヴィンを穴に落としたり階段から落としたりと、身動きを奪うか、あるいは神社、そしてルーラから遠ざけるようにして戦っていた。
神社とルーラを庇いながら戦った彼女。内容はどうあれ、ルーラを諭し、逃がそうとしていた彼女。不意を突かれて致命傷を負ったあの後、すぐ何処かへ消えてしまった。済んでみればラヴィンはこうして無事だし、段々と彼女のことも心配になってきた。
また、参拝客は一人もいない。別に事件があったからというわけではなく、何もイベントがなければ普段からこんなものだろう。お陰で、参拝の順序もへったくれもなく御神木の命鼓手向に直行しても、人目を気にせずに済んだ。
天高く聳える、巨大な桜の木。芽吹く新緑の葉からの木漏れ日が美しい。一年を通して、この高台から町を見下ろしている、命鼓市の守り神とも言うべき存在だ。しかし夢の中では一般的な大きさのままで、ヤゲンはその下で首を吊っていた。
ルーラはひとまず真っ先にベンチに座ると、しばらく深呼吸を繰り返して疲労を癒やした。「あの程度の階段で大袈裟な」と呆れるラヴィンをスルーし御神木を見上げると、神妙な顔をして呟く。
「…どうやったら会えるんだ?」
「えっまさかのプラン無し?! ルーラが神社に行けば会えるって言うから着いてきたのに!」
絶句したラヴィンに、ルーラはあの日のことを思い出しながら言った。
「でも、ここで会ったのは確かなんだよ。命鼓手向の前で座って話してて…」
「あっ、あー偽サホ? って奴と一緒にいたときなんだな。俺が引き合わせたんだっけ、覚えてねぇけど…」
「…覚えてなくていいよ。で、話してる最中にこう、急に眠くなって」
ルーラは上半身を後ろに倒す仕草をした。しかし、こうしてあのときの状況を再現してみても、何も起こらない。ラヴィンが唸る。
「急に眠くなるってそれ、こっちの意志で会いに行けるもんなんかな」
「…わからなくなってきた…」
ルーラは息をつき、命鼓手向の幹に背を預けた。ざわ、と風が命鼓手向の枝葉を揺らした。ルーラの髪が木漏れ日を反射して、キラキラと輝く。
「…なぁラヴィン、夢に出てきた人物像に間違いはないんだよな?」
ルーラはわかりきったことをまたラヴィンに尋ねた。ラヴィンは、確信を持って答えを返してくる。
「ない。銀髪赤眼の袴姿で、ずっと薄っすら微笑んでるおっさんな」
何気なく付け加えられた情報。ルーラはがば、と身体を起こして食いついた。
「微笑んでた?」
「お、おう。ずっとにこ~って、薄気味悪く。感情が読めなくて、何考えてんのか全然わからなくて、人っぽくなかった」
言われれば言われるほど信じられない。ルーラの知るヤゲン__と言っても会ったのは数回だが、その数回がかなり濃かった__とイメージがかけ離れている。
ヤゲンと言えば、よく喋りよく怒る、やたらと元気な自殺志願者である。ある意味何を考えているのかわからないが、それはあくまで情報の渋滞を起こしているからであり、何も感情を感じ取れないというわけではない。少なくとも、人らしくないだなんて一番似合わない言葉なのではないか。
「どうしたルーラ、やっぱ人違い?」
「いやっでも、少なくとも見た目の特徴は全部一致してるんだよ! じゃあ逆に、ラヴィンの夢に出てきたその人は誰なんだ?!」
「誰なんだろう…」
「そ、そんな…謎が増えただけ…」
「え、何かごめん」
ルーラはベンチから立ち上がると、意味もなく命鼓手向の幹を撫でた。何も起こらない。何か条件が必要なのか、そもそもここにはいないのか。
話が聞きたい。何もわからない。
そのとき、横から玉砂利を踏む音がした。ラヴィンは後ろにいるので、違う誰かだ。まもなくして二人に声がかかった。
「御神木がどうかしましたか?」
声の主は、装束を身に着けた、二十代前半くらいの若い男性だった。一目で神社の関係者だとわかった。
運動部経験の長いラヴィンが、真っ先に元気よく挨拶する。ルーラは小さく首を竦めるようにして頭を下げ、サッと幹を撫でていた手を引っ込めた。
「すみません、神社の大事な木をベタベタと」
「いえいえ、大丈夫ですよ。先日の事件があって、参拝客は余計遠のいてしまいましたから、こうして若い方に足を運んでいただけるだけでも嬉しいです。きっと神様も喜んでますよ」
男性は淡い紫色の瞳を細めて、巨木を見上げた。無意識にルーラの唇に力が入った。横からラヴィンが男性に問う。
「神主さんすか? 若いっすね」
「はは、そうですね。先日父から継いだばかりなんですよ、『花守』を」
下校早々、ルーラとラヴィンが目指していたのは命鼓神社であった。
向かう道中、ルーラはラヴィンから話を聞いた。
ここ数日、ラヴィンは毎晩のように同じ夢を見ているのだという。放火魔となった自分が町を荒らし、ある人に責められ、暗闇に突き落とされる夢だと。
つまりラヴィンは記憶こそなかれ、放火魔の自覚が数日前からあったらしい。当然ルーラは焦った。望まず犯罪者となってしまったのだから、そのショックは相当なものだろうと。そう考えたから本人には何も言わずにいたのに、まさか悪夢というかなり気分の悪い形で、それを知ることになるなんて。
しかし、当の本人は拍子抜けするほど反応が薄かった。
「…傷付いてないのか?」
恐る恐るルーラが問うと、ラヴィンは半笑いで逆にこう聞いてきた。
「操られてただけ、だから悪くないって自分で言ってただろ」
どうやら、教室での会話を聞いていたらしい。知らないうちに励ましていたのならいいのだが、窓の外を見つめるラヴィンの表情は、日差しが明るすぎて見えなかった。
そして話題が回帰する。そのある人というのが、ルーラと同じ白銀色の髪と、赤色の虹彩をした初老の男性だったらしい。
更に詳しく容姿を聞きだすと、髪型はボサボサの七三分けで、更に袴まで身につけていたという。その男性こそが、自分を操っていた犯人だと、ラヴィンは言うのである。
なんでも、気配に覚えがあった、のだそうだ。
「覚えがあったって、記憶無いんじゃなかったのか」
「記憶が無い…つーか、何かあったのは分かるんだけど、黒塗りされてて何も見えないって感じ」
住宅街を歩きながら、ラヴィンはそう答えた。ルーラは思わず聞き返す。
「…黒塗り?」
「あーごめん、うまく説明できねぇんだけど何かこう、単純に忘れてるんじゃなく、他の誰かが見えないように隠した感じがあって。その気配っていうのかな。それが夢の中でその男の人から感じたのと似てたんだよ。だから俺に何かしたのはその人なのかなーって。………けど、ルーラもその人と会ってるんだよな?」
「あ、ああ。そうなんだよ、俺も…多分あれは、夢の中で会ってる」
変に話が逸れてもいけないと、ルーラは頭を振った。ラヴィンの夢に出てきたその男性が本当にヤゲンだとすると、ルーラの中では大きな矛盾が発生する。
「でも俺はむしろ、あの人に何度も助けてもらったんだ。これくれたのも、ヤゲンさんだし」
ルーラはブレザーのポケットから、あの古びた御守りを取り出してみせた。するとラヴィンがギョッとした顔をする。
「えっ何? 夢の中でもらったモンを実際に持ってるってこと?」
「…そういえばそうだな?」
「もっと驚けよ! 夢の中通じて話しかけてくるなら精神干渉系の魔法使いかな~とか思ってたけど、それ魔法の域か?! マジ何者だよそのおっさん!」
魔導の域かもな、とルーラは思ったが、今は黙っておいた。
「とにかく、この御守りを持たせたらラヴィンの意識が戻った。つまりヤゲンさんはお前のことも助けたんだよ。なのに夢に出てきて罵ってくるっておかしくないか?」
「あっそういや目ぇ覚めたとき持ってたな俺! あれそういうことだったのか」
「そうだ。だから本人に確認する。多分神社に行けば会え………あれ」
ルーラは空を仰いだ。話しながら歩いていたら、あっという間に目的地に到着していた。目の前には、あの夜無我夢中で駆け上った階段があった。
しかし改めて見ると、命鼓神社はかなりの高台に位置している。ラヴィンは何も気にせず先を登っていこうとするので、ルーラも慌てて追いかけた。しかし、段々とルーラの足取りが重くなり、最終的にはラヴィンが肩を貸して、やっと鳥居をくぐった。
命鼓神社の境内には、巫女とラヴィンが戦った跡がまだ残されていた。石畳は所々溶けて変形しており、「足元注意」の貼り紙がされている。しかし幸いなのは、本殿などの建物への被害は殆どない点だ。
今思うと巫女は、ラヴィンを穴に落としたり階段から落としたりと、身動きを奪うか、あるいは神社、そしてルーラから遠ざけるようにして戦っていた。
神社とルーラを庇いながら戦った彼女。内容はどうあれ、ルーラを諭し、逃がそうとしていた彼女。不意を突かれて致命傷を負ったあの後、すぐ何処かへ消えてしまった。済んでみればラヴィンはこうして無事だし、段々と彼女のことも心配になってきた。
また、参拝客は一人もいない。別に事件があったからというわけではなく、何もイベントがなければ普段からこんなものだろう。お陰で、参拝の順序もへったくれもなく御神木の命鼓手向に直行しても、人目を気にせずに済んだ。
天高く聳える、巨大な桜の木。芽吹く新緑の葉からの木漏れ日が美しい。一年を通して、この高台から町を見下ろしている、命鼓市の守り神とも言うべき存在だ。しかし夢の中では一般的な大きさのままで、ヤゲンはその下で首を吊っていた。
ルーラはひとまず真っ先にベンチに座ると、しばらく深呼吸を繰り返して疲労を癒やした。「あの程度の階段で大袈裟な」と呆れるラヴィンをスルーし御神木を見上げると、神妙な顔をして呟く。
「…どうやったら会えるんだ?」
「えっまさかのプラン無し?! ルーラが神社に行けば会えるって言うから着いてきたのに!」
絶句したラヴィンに、ルーラはあの日のことを思い出しながら言った。
「でも、ここで会ったのは確かなんだよ。命鼓手向の前で座って話してて…」
「あっ、あー偽サホ? って奴と一緒にいたときなんだな。俺が引き合わせたんだっけ、覚えてねぇけど…」
「…覚えてなくていいよ。で、話してる最中にこう、急に眠くなって」
ルーラは上半身を後ろに倒す仕草をした。しかし、こうしてあのときの状況を再現してみても、何も起こらない。ラヴィンが唸る。
「急に眠くなるってそれ、こっちの意志で会いに行けるもんなんかな」
「…わからなくなってきた…」
ルーラは息をつき、命鼓手向の幹に背を預けた。ざわ、と風が命鼓手向の枝葉を揺らした。ルーラの髪が木漏れ日を反射して、キラキラと輝く。
「…なぁラヴィン、夢に出てきた人物像に間違いはないんだよな?」
ルーラはわかりきったことをまたラヴィンに尋ねた。ラヴィンは、確信を持って答えを返してくる。
「ない。銀髪赤眼の袴姿で、ずっと薄っすら微笑んでるおっさんな」
何気なく付け加えられた情報。ルーラはがば、と身体を起こして食いついた。
「微笑んでた?」
「お、おう。ずっとにこ~って、薄気味悪く。感情が読めなくて、何考えてんのか全然わからなくて、人っぽくなかった」
言われれば言われるほど信じられない。ルーラの知るヤゲン__と言っても会ったのは数回だが、その数回がかなり濃かった__とイメージがかけ離れている。
ヤゲンと言えば、よく喋りよく怒る、やたらと元気な自殺志願者である。ある意味何を考えているのかわからないが、それはあくまで情報の渋滞を起こしているからであり、何も感情を感じ取れないというわけではない。少なくとも、人らしくないだなんて一番似合わない言葉なのではないか。
「どうしたルーラ、やっぱ人違い?」
「いやっでも、少なくとも見た目の特徴は全部一致してるんだよ! じゃあ逆に、ラヴィンの夢に出てきたその人は誰なんだ?!」
「誰なんだろう…」
「そ、そんな…謎が増えただけ…」
「え、何かごめん」
ルーラはベンチから立ち上がると、意味もなく命鼓手向の幹を撫でた。何も起こらない。何か条件が必要なのか、そもそもここにはいないのか。
話が聞きたい。何もわからない。
そのとき、横から玉砂利を踏む音がした。ラヴィンは後ろにいるので、違う誰かだ。まもなくして二人に声がかかった。
「御神木がどうかしましたか?」
声の主は、装束を身に着けた、二十代前半くらいの若い男性だった。一目で神社の関係者だとわかった。
運動部経験の長いラヴィンが、真っ先に元気よく挨拶する。ルーラは小さく首を竦めるようにして頭を下げ、サッと幹を撫でていた手を引っ込めた。
「すみません、神社の大事な木をベタベタと」
「いえいえ、大丈夫ですよ。先日の事件があって、参拝客は余計遠のいてしまいましたから、こうして若い方に足を運んでいただけるだけでも嬉しいです。きっと神様も喜んでますよ」
男性は淡い紫色の瞳を細めて、巨木を見上げた。無意識にルーラの唇に力が入った。横からラヴィンが男性に問う。
「神主さんすか? 若いっすね」
「はは、そうですね。先日父から継いだばかりなんですよ、『花守』を」
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる