4 / 35
第一章 少年、開花す
003.生きてさえいれば
しおりを挟む
心臓をひと突き、あるいは、突然南国から雪国に連れてこられ、凍った川に突き落とされたかのような衝撃。ルーラは、何が起こったのか理解できずにいた。サホの言葉が、脳内に木霊している。
使えない。
魔法が使えない。
数秒か、もしかしたら数分経ったかもしれない。全身から血の気が引いた。皮膚にぴりりと電流が走るような感覚を覚え、指先が冷たくなっていく。どくん、どくん、と心拍がうるさいのに、まるで生きた心地がしない。
震える口で、ルーラは辛うじて言葉を発する。
「な、なんで、それを」
「んー?」
しかし、サホは笑みを浮かべて首を傾げるばかりである。ふと、彼女が視線を下げる。見ているのは、ルーラが強く押さえつけているわき腹だった。
「痣になっちゃうよ」
「う、うるさい。だって、だって……」
ルーラが口調を強めても、サホは笑顔を崩さない。彼女は徐にルーラの前に立ち塞がると、ただ一言「見て」と呟く。
そして、唐突に服の裾をたくしあげた。
服の下から現れたのは、丁度わき腹の位置にある、大きな横傷だった。縫合の跡はミミズが這ったように皮膚が盛り上がっており、白い肌と合わさって何とも毒々しく、歪であった。
ルーラはぎょっとして傷を凝視し、それからサホの顔色を伺った。醜い肌を露にした少女の顔には、相変わらず笑顔が貼り付いている。
「癖なんだね、押さえるの。魔臓、そこに無いんでしょ? 私もなんだ。やっぱり似てるよ、私たち」
ルーラは息を呑んだ。
この世界における魔法、もとい魔力とは、体力と同様肉体に依存する。
炭水化物や脂質をエネルギー源とする体力に対し、魔力は「魔臓」と呼ばれる臓器が作り出す物質をエネルギーに変え、様々な形で消費する。この物質の性質と、その消費のされ方に大きな個人差があるために、魔法の種類は人口に比例し多岐にわたる。詳しい原理は未だ解明されていない。
そして、ルーラには先天的に、この魔臓が備わっていなかった。すなわち、魔法が使えないということ。
魔法使いと書いて人間と読むこの現代において、それは人間でないのと同じことだ。魔法こそがこの世界の全てで、世界は魔法使いたちによって構成されている。そんななかで、魔法が使えない自分は異物も同然。誰も自分のことなど理解できない。ルーラはずっとそう思っていた。
しかし、どうだろう。目の前の少女も魔法が使えないのだという。サホは服をもとに戻した。
「これが学校で浮いてた理由。小児がんだったの。摘出しないと他の臓器にまで転移するからって言われちゃって、それでもう、取るしかなくて」
淡々と話すサホに、ルーラは何と声をかけたらいいのかわからなかった。
生まれつき魔法が使えないルーラにとって、それはある意味当然のことだった。一度も魔法を使えたことがないのだから、未練もない。しかしサホは違う。かつては魔法使いだったのに、それが突然失われたのだ。しかも、自分ではどうにもできない、外的要因によって。
「辛いよね、魔法使えないって。わかるよ」
そんな彼女が言う共感の言葉は、重みが違った。
「…ごめん、さっき乱暴な言い方した…」
「気にしてないよ。私を魔法使いだと思ってたからでしょ? 実際、あいつらに私たちの気持ちなんて絶対わからない」
サホはルーラに背を向けると、空を見上げた。
「この世界は、魔法使いのために出来てる。魔法が使えること前提に何もかも作られてて、そうじゃない人のことはこれっぽっちも考えてない。私たちみたいな少数派のことなんて、いちいち気にしてられない。意見も人格も、無視」
「無視……」
「そう。そして無視しておきながら、人の役に立ちなさいとか、功績を残しなさいとか求めてくる。魔法使いのための世界で、魔力を持たずに生きてるってだけでハンデなのに、そんなの押し付けられても無理に決まってるじゃん。それで出来ないと、馬鹿にして、冷笑して……なんて自分勝手で、強欲なんだろう」
サホの表情は見えない。しかし語尾の震えが、彼女がこれまで受けてきた扱いと、それにより味わった苦痛を物語っていた。
ふいに、サホがくるりとルーラの方へ向き直る。
「ねぇ、ルーラにもなかった? そうやって無視されたこと」
尋ねられて、ルーラが真っ先に思い当たったのは、ばつが悪そうに飛び退いたラヴィンの姿だった。あのとき、ルーラもサホと全く同じことを考えて、口に出していた。
「…あぁ、ある。あいつに俺の気持ちなんて…わからない」
胸が締め付けられる思いがして、ルーラの語尾も強まった。
「だよね。誰に何と言われようと、私たちは、生きてさえいればそれで合格なんだよ」
何気なく選ばれたその語彙に、ルーラはピクリと反応する。
「…生きてさえいれば?」
「うん。生きてさえいれば、それ以上はいいの。無理な努力なんてしても辛いだけ。…でね! ここからが本題なんだけど」
突然、サホがぱんっと手を叩いた。驚くルーラにぐっと顔を近付けると、彼女は満面の笑みでこう言った。
「同じ考えをもってる人が、いっぱい集まってるサークルがあるんだ! 私もそこに入ってるんだけどね、この考えを世界に広めるために、毎日色んな活動をしてるの。楽しいよ! ルーラも来ない?」
意外な話の展開に、ルーラは目を瞬かせた。
「活動? ビラ配りとか?」
「んー、やってる人もいるけど、ルーラなら多分もっと大掛かりな活動を任せられると思うよ? 魔力がないって、私たちのところだと長所なんだ。似たような境遇の人たちが集まるから居心地がいいし、何よりみんな絶対ルーラのこと歓迎してくれるよ。ていうか、会いたがってるお方がいるの」
「えっ俺に…?!」
「そう。私、ルーラのことがずっと心配でさ。実は相談してたんだよね、そのお方に。そしたら是非会ってみたいって仰られて。ほんとにすごいお方なんだよ。魔法使いじゃない私たちのために、魔法の代わりかそれ以上に効果をもたらす、新しい力を授けてくださるの」
「新しい力…? 魔法じゃ、ないのか?」
「ふふ、今はここまで。着いてきたら、もっとたくさん教えてあげるよ」
口の前に指を立て、いたずらっぽく笑うサホ。その表情があまりに楽しそうで、ルーラは俄然興味が湧いてきた。
こんなにも特定の物事に惹かれるというのは、初めての経験である。自分と似たような境遇に置かれている、まだ見ぬ仲間たち。明確な目標。どれも今までの人生では縁のなかったものばかりだ。また、新しい力とやらも気になった。魔法以上の効果をもたらすとは、どういうことだろう。
着いていく、と口に出そうとして、喉につっかえた。
興味はあるが、知らない世界に自ら飛び込んでいくというのは、思っていた以上に勇気がいる。変革はギャンブルだ。必ずしも良い方へ転ぶとは限らない。そのサークルで上手くやっていける保証はないし、歓迎してくれるというのがどこまで世辞なのか判断もつかない。いきなり訪ねて、迷惑にならないだろうか。
ここまでが理性的な理由だ。
(何でだろう。何か、怖い)
今の話のどこに恐怖を見出だしたのか、自分でも全くわからない。でも何故か、足がすくむ。着いて行ってはいけないような気がしてならないのである。
決めかねている様子のルーラを、サホは不思議そうに見つめていた。
「…何で迷うの。一緒に行こうよ」
ワントーン低い声でルーラを誘うと、彼女は手を差し出す。その手を見ていると、雑念がすうっと消えていく心地がした。
「私たち、仲間なんだから」
この手を取るだけ。簡単なことだ。
サホの顔を見る。口角が上がっている。笑顔だ。
目。影のせいで真っ黒に見える。
恐怖なんて感じない。
「…うん、一緒に___」
ルーラが手を伸ばした、その瞬間。
その手が、別の手に掴まれる感触があった。
そのまま後ろに引っ張られ、ぐわんと、ルーラの体が傾いた。驚きバランスを崩す。このままでは、背後の命鼓手向の幹に激突してしまう。
しかし、ぶつかる直前にルーラは強烈な眠気に襲われた。瞼が重いと思う間もなく、視界がブラックアウトする。音が遠のく。
(だ、れ…………)
サホの手を取らなければ。しかし体に力が入らず、思うように動かせない。
誰かに後ろから抱き止められた。暖かくて力強くて、そしてどこか懐かしかった。
ルーラの意識は、そこで途切れた。
使えない。
魔法が使えない。
数秒か、もしかしたら数分経ったかもしれない。全身から血の気が引いた。皮膚にぴりりと電流が走るような感覚を覚え、指先が冷たくなっていく。どくん、どくん、と心拍がうるさいのに、まるで生きた心地がしない。
震える口で、ルーラは辛うじて言葉を発する。
「な、なんで、それを」
「んー?」
しかし、サホは笑みを浮かべて首を傾げるばかりである。ふと、彼女が視線を下げる。見ているのは、ルーラが強く押さえつけているわき腹だった。
「痣になっちゃうよ」
「う、うるさい。だって、だって……」
ルーラが口調を強めても、サホは笑顔を崩さない。彼女は徐にルーラの前に立ち塞がると、ただ一言「見て」と呟く。
そして、唐突に服の裾をたくしあげた。
服の下から現れたのは、丁度わき腹の位置にある、大きな横傷だった。縫合の跡はミミズが這ったように皮膚が盛り上がっており、白い肌と合わさって何とも毒々しく、歪であった。
ルーラはぎょっとして傷を凝視し、それからサホの顔色を伺った。醜い肌を露にした少女の顔には、相変わらず笑顔が貼り付いている。
「癖なんだね、押さえるの。魔臓、そこに無いんでしょ? 私もなんだ。やっぱり似てるよ、私たち」
ルーラは息を呑んだ。
この世界における魔法、もとい魔力とは、体力と同様肉体に依存する。
炭水化物や脂質をエネルギー源とする体力に対し、魔力は「魔臓」と呼ばれる臓器が作り出す物質をエネルギーに変え、様々な形で消費する。この物質の性質と、その消費のされ方に大きな個人差があるために、魔法の種類は人口に比例し多岐にわたる。詳しい原理は未だ解明されていない。
そして、ルーラには先天的に、この魔臓が備わっていなかった。すなわち、魔法が使えないということ。
魔法使いと書いて人間と読むこの現代において、それは人間でないのと同じことだ。魔法こそがこの世界の全てで、世界は魔法使いたちによって構成されている。そんななかで、魔法が使えない自分は異物も同然。誰も自分のことなど理解できない。ルーラはずっとそう思っていた。
しかし、どうだろう。目の前の少女も魔法が使えないのだという。サホは服をもとに戻した。
「これが学校で浮いてた理由。小児がんだったの。摘出しないと他の臓器にまで転移するからって言われちゃって、それでもう、取るしかなくて」
淡々と話すサホに、ルーラは何と声をかけたらいいのかわからなかった。
生まれつき魔法が使えないルーラにとって、それはある意味当然のことだった。一度も魔法を使えたことがないのだから、未練もない。しかしサホは違う。かつては魔法使いだったのに、それが突然失われたのだ。しかも、自分ではどうにもできない、外的要因によって。
「辛いよね、魔法使えないって。わかるよ」
そんな彼女が言う共感の言葉は、重みが違った。
「…ごめん、さっき乱暴な言い方した…」
「気にしてないよ。私を魔法使いだと思ってたからでしょ? 実際、あいつらに私たちの気持ちなんて絶対わからない」
サホはルーラに背を向けると、空を見上げた。
「この世界は、魔法使いのために出来てる。魔法が使えること前提に何もかも作られてて、そうじゃない人のことはこれっぽっちも考えてない。私たちみたいな少数派のことなんて、いちいち気にしてられない。意見も人格も、無視」
「無視……」
「そう。そして無視しておきながら、人の役に立ちなさいとか、功績を残しなさいとか求めてくる。魔法使いのための世界で、魔力を持たずに生きてるってだけでハンデなのに、そんなの押し付けられても無理に決まってるじゃん。それで出来ないと、馬鹿にして、冷笑して……なんて自分勝手で、強欲なんだろう」
サホの表情は見えない。しかし語尾の震えが、彼女がこれまで受けてきた扱いと、それにより味わった苦痛を物語っていた。
ふいに、サホがくるりとルーラの方へ向き直る。
「ねぇ、ルーラにもなかった? そうやって無視されたこと」
尋ねられて、ルーラが真っ先に思い当たったのは、ばつが悪そうに飛び退いたラヴィンの姿だった。あのとき、ルーラもサホと全く同じことを考えて、口に出していた。
「…あぁ、ある。あいつに俺の気持ちなんて…わからない」
胸が締め付けられる思いがして、ルーラの語尾も強まった。
「だよね。誰に何と言われようと、私たちは、生きてさえいればそれで合格なんだよ」
何気なく選ばれたその語彙に、ルーラはピクリと反応する。
「…生きてさえいれば?」
「うん。生きてさえいれば、それ以上はいいの。無理な努力なんてしても辛いだけ。…でね! ここからが本題なんだけど」
突然、サホがぱんっと手を叩いた。驚くルーラにぐっと顔を近付けると、彼女は満面の笑みでこう言った。
「同じ考えをもってる人が、いっぱい集まってるサークルがあるんだ! 私もそこに入ってるんだけどね、この考えを世界に広めるために、毎日色んな活動をしてるの。楽しいよ! ルーラも来ない?」
意外な話の展開に、ルーラは目を瞬かせた。
「活動? ビラ配りとか?」
「んー、やってる人もいるけど、ルーラなら多分もっと大掛かりな活動を任せられると思うよ? 魔力がないって、私たちのところだと長所なんだ。似たような境遇の人たちが集まるから居心地がいいし、何よりみんな絶対ルーラのこと歓迎してくれるよ。ていうか、会いたがってるお方がいるの」
「えっ俺に…?!」
「そう。私、ルーラのことがずっと心配でさ。実は相談してたんだよね、そのお方に。そしたら是非会ってみたいって仰られて。ほんとにすごいお方なんだよ。魔法使いじゃない私たちのために、魔法の代わりかそれ以上に効果をもたらす、新しい力を授けてくださるの」
「新しい力…? 魔法じゃ、ないのか?」
「ふふ、今はここまで。着いてきたら、もっとたくさん教えてあげるよ」
口の前に指を立て、いたずらっぽく笑うサホ。その表情があまりに楽しそうで、ルーラは俄然興味が湧いてきた。
こんなにも特定の物事に惹かれるというのは、初めての経験である。自分と似たような境遇に置かれている、まだ見ぬ仲間たち。明確な目標。どれも今までの人生では縁のなかったものばかりだ。また、新しい力とやらも気になった。魔法以上の効果をもたらすとは、どういうことだろう。
着いていく、と口に出そうとして、喉につっかえた。
興味はあるが、知らない世界に自ら飛び込んでいくというのは、思っていた以上に勇気がいる。変革はギャンブルだ。必ずしも良い方へ転ぶとは限らない。そのサークルで上手くやっていける保証はないし、歓迎してくれるというのがどこまで世辞なのか判断もつかない。いきなり訪ねて、迷惑にならないだろうか。
ここまでが理性的な理由だ。
(何でだろう。何か、怖い)
今の話のどこに恐怖を見出だしたのか、自分でも全くわからない。でも何故か、足がすくむ。着いて行ってはいけないような気がしてならないのである。
決めかねている様子のルーラを、サホは不思議そうに見つめていた。
「…何で迷うの。一緒に行こうよ」
ワントーン低い声でルーラを誘うと、彼女は手を差し出す。その手を見ていると、雑念がすうっと消えていく心地がした。
「私たち、仲間なんだから」
この手を取るだけ。簡単なことだ。
サホの顔を見る。口角が上がっている。笑顔だ。
目。影のせいで真っ黒に見える。
恐怖なんて感じない。
「…うん、一緒に___」
ルーラが手を伸ばした、その瞬間。
その手が、別の手に掴まれる感触があった。
そのまま後ろに引っ張られ、ぐわんと、ルーラの体が傾いた。驚きバランスを崩す。このままでは、背後の命鼓手向の幹に激突してしまう。
しかし、ぶつかる直前にルーラは強烈な眠気に襲われた。瞼が重いと思う間もなく、視界がブラックアウトする。音が遠のく。
(だ、れ…………)
サホの手を取らなければ。しかし体に力が入らず、思うように動かせない。
誰かに後ろから抱き止められた。暖かくて力強くて、そしてどこか懐かしかった。
ルーラの意識は、そこで途切れた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる