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第4章 得たものとモノ
デスゲーム
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赤く染まった頬を水で冷やしながらディタをジッと見ていた。
「しょ、しょうがないじゃない、手が出ちゃったんだから。それにロガが変な顔して見てくるから悪いのよ」
そんなに変な顔をしていただろうか。確かに、ディタの目の前で変顔をしようとはした。ただ、まだ変顔をする途中だったと記憶しているのだが。・・・理不尽だ。
「それより、姿を消せるのはすごいけど制限時間があるみたいね」
「そうみたいだな。だから、俺はディタの叩かれたわけだ」
「そんな不機嫌にならないでよ。ほら、どれくらい持つか数えててあげるから」
「わかったよ」
またディタから距離を取り、武器を構える。ただ、さっきとは違う部分があった。ディタが武器を構えているのだ。
「あの~、なんでディタも武器構えてんの?」
「ん?気にしないで暇つぶしだから」
それが一番怖いんですけど!?嫌な予感しかしない。ただ、ディタは俺が何を言っても止める雰囲気はしていなかった。一石二鳥とでも思っているのかもしれない。
「そうだ、こうしましょう。消えている間にタッチ出来たらロガの勝ち、できなければ私の勝ちそれでどう?」
その言葉でこのあと起こるであろうことを想像できた。まあ、その方が楽しいか、ディタも楽しそうだし。
「はあ、わかったよ。ただ、お手柔らかに頼むよ。リオートカリマ‼」
魔法を出した瞬間、対決のゴングが鳴った・・・気がする。俺はすぐさまいた場所から横にズレる。何が来るかわからないのだ、ディタの視線から外れるためだ。
「リフズバレット‼」
ディタが魔法を書いた瞬間、レイピアの周りに小さい氷の玉見たいなのができている。数は10個だろうか。なにやら、ディタがキョロキョロしている。
「ここかしら」
俺のことを探しているのだろう。そして俺とは違う方を見て魔法を放つ。見当違いのところに撃ちやがった。そう思った瞬間バゴンと鈍い音がした。俺は魔法の方は見ずディタに近づいていたため、一部始終は見ていない。ただ、目を音のしたほうに向けただけでなんとなく何が起こったのか理解した。ディタの視線の先にあった岩がぶっ壊れている。それだけならまだしも、そのぶっ壊れた岩は白い透明なものに包み込まれていた。
「ははっ、ははは」
あたったら洒落にならない。俺は早くこのデスゲームを終わらせるべくディタのほうに向かう。だが、ディタと目が合った気がした。そしてなにかが頭の横をシュンと通り過ぎた気がする。後ろから聞こえる音は気にせず、俺は死に物狂いで走る。さっき撃って外したのだからここには撃ってこないだろうとタカを括り、一直線に。ただ、俺の予想は外れ、俺の方ばっかり撃ってくる。おかしい、おかしすぎる。
「おい、ディタ、もう俺の姿見えてるだろう‼」
「ちっ、バレたか。・・・ロガの声がする。こっちか‼」
いや、もう聞こえてるからね、今舌打ちしたよね?バレたかって言ったよね?それでも続けるつもりかよ。畜生、受けてたってやる。
「リオートカリマ」
これでまた姿が見えなくなったはずだ。主旨から外れているが仕方ない、死にたくないもの。ただ、ディタの魔法は相変わらずこっちに向かってくる。それでも、ディタはすぐ目の前まで迫っていたので俺は気にせず走り、ディタへと手を伸ばす。
「おりゃあああ、俺の勝ちだ‼」
その瞬間、足の方に振動が来た気がする。そして、俺の手がディタに届くことはなかった。地面が凍らされたのだ。そして、その冷気は俺の足まで襲い、凍ってしまって動かなくなっていた。
「私の勝ちね」
視線を元に戻すと武器を俺に向けているディタの姿があった。そして、俺の眉間には氷の弾丸が突き付けられていた。
「参りました」
「しょ、しょうがないじゃない、手が出ちゃったんだから。それにロガが変な顔して見てくるから悪いのよ」
そんなに変な顔をしていただろうか。確かに、ディタの目の前で変顔をしようとはした。ただ、まだ変顔をする途中だったと記憶しているのだが。・・・理不尽だ。
「それより、姿を消せるのはすごいけど制限時間があるみたいね」
「そうみたいだな。だから、俺はディタの叩かれたわけだ」
「そんな不機嫌にならないでよ。ほら、どれくらい持つか数えててあげるから」
「わかったよ」
またディタから距離を取り、武器を構える。ただ、さっきとは違う部分があった。ディタが武器を構えているのだ。
「あの~、なんでディタも武器構えてんの?」
「ん?気にしないで暇つぶしだから」
それが一番怖いんですけど!?嫌な予感しかしない。ただ、ディタは俺が何を言っても止める雰囲気はしていなかった。一石二鳥とでも思っているのかもしれない。
「そうだ、こうしましょう。消えている間にタッチ出来たらロガの勝ち、できなければ私の勝ちそれでどう?」
その言葉でこのあと起こるであろうことを想像できた。まあ、その方が楽しいか、ディタも楽しそうだし。
「はあ、わかったよ。ただ、お手柔らかに頼むよ。リオートカリマ‼」
魔法を出した瞬間、対決のゴングが鳴った・・・気がする。俺はすぐさまいた場所から横にズレる。何が来るかわからないのだ、ディタの視線から外れるためだ。
「リフズバレット‼」
ディタが魔法を書いた瞬間、レイピアの周りに小さい氷の玉見たいなのができている。数は10個だろうか。なにやら、ディタがキョロキョロしている。
「ここかしら」
俺のことを探しているのだろう。そして俺とは違う方を見て魔法を放つ。見当違いのところに撃ちやがった。そう思った瞬間バゴンと鈍い音がした。俺は魔法の方は見ずディタに近づいていたため、一部始終は見ていない。ただ、目を音のしたほうに向けただけでなんとなく何が起こったのか理解した。ディタの視線の先にあった岩がぶっ壊れている。それだけならまだしも、そのぶっ壊れた岩は白い透明なものに包み込まれていた。
「ははっ、ははは」
あたったら洒落にならない。俺は早くこのデスゲームを終わらせるべくディタのほうに向かう。だが、ディタと目が合った気がした。そしてなにかが頭の横をシュンと通り過ぎた気がする。後ろから聞こえる音は気にせず、俺は死に物狂いで走る。さっき撃って外したのだからここには撃ってこないだろうとタカを括り、一直線に。ただ、俺の予想は外れ、俺の方ばっかり撃ってくる。おかしい、おかしすぎる。
「おい、ディタ、もう俺の姿見えてるだろう‼」
「ちっ、バレたか。・・・ロガの声がする。こっちか‼」
いや、もう聞こえてるからね、今舌打ちしたよね?バレたかって言ったよね?それでも続けるつもりかよ。畜生、受けてたってやる。
「リオートカリマ」
これでまた姿が見えなくなったはずだ。主旨から外れているが仕方ない、死にたくないもの。ただ、ディタの魔法は相変わらずこっちに向かってくる。それでも、ディタはすぐ目の前まで迫っていたので俺は気にせず走り、ディタへと手を伸ばす。
「おりゃあああ、俺の勝ちだ‼」
その瞬間、足の方に振動が来た気がする。そして、俺の手がディタに届くことはなかった。地面が凍らされたのだ。そして、その冷気は俺の足まで襲い、凍ってしまって動かなくなっていた。
「私の勝ちね」
視線を元に戻すと武器を俺に向けているディタの姿があった。そして、俺の眉間には氷の弾丸が突き付けられていた。
「参りました」
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